8月24日に配信された週プレNEWSの記事によると、
ロンドン五輪効果もあってか、イギリスのネス湖が空前の「ネッシー」ブームに沸いているのだそうです。
本当でしょうか。
http://wpb.shueisha.co.jp/2012/08/24/13614/
私もネッシーのことは好きで、このブログでもネッシー写真を集めたこんな記事を書きました。
ネッシー超入門/写真で観るネス湖の怪物目撃史。20世紀最大のミステリー
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/20-23b9.html
結構アクセスは多いです。
しかし、オリンピックとネッシーは関係ないだろうと思うのですが、
ネス湖ほとりの街、インヴァネスのホテル組合のアルトマン氏にいわせると、
「せっかくイギリスまで来たら、ネッシーかビートルズに会って帰りたいと思うのが人情だろ」
ということだそうです。…人情ねぇ。
また、ニューヨークの一流タブロイド紙『ウイークリー・ワールド・ニュース』の
ニール・マクギネス編集長によると、地元漁船のソナーが大小2匹のネッシーらしき影をとらえのだそうです。
これを機に、老人から子供まで、驚くほど多くのネッシーマニアが世界中から集まっているということです。
以下、ネッシーのプロフィールが紹介されているので、引用してみます。
☆☆☆
そもそもネッシーとは、イギリス・スコットランド北部の辺境に位置するネス湖に棲むとされるUMA(未確認生物)の代表的存在。その姿はジュラ紀に生息していた首長竜プレシオサウルスそのもので、絶滅したはずの恐竜の生き残りか……と、注目されている。
スコットランドでは6世紀頃から“ネス湖のモンスター”としてその存在が伝わっていたが、1933年に相次ぐ目撃事件、そして後に「ジ・オリジナル」と称される写真がイギリスの『デイリー・メール』紙に掲載され、一気に大ブレイク。今日に至るまで、世界中の研究者がその姿を追い求めているのだ。
ネッシーの歴史や過去の貴重な調査成果を体系的に展示している、インヴァネスのネス湖エキシビションセンターを訪れると、「絶対に存在する」という大前提の本気度がハンパない。調査のたびに、その時代の最新の探査機器と最高の科学者やエンジニアが投入されていたことが分かる。
同センターの展示によると、ネッシーが発見されない理由のひとつはネス湖の透明度の低さにある。視界わずか3mという濁りは、姿を隠すには最適だ。この濁りの正体である大量のプランクトンを食べる小魚がおり、それを食べる大型魚がいるという食物連鎖の上に、大型の捕食動物が存在していても、なんら矛盾はないのだ。
実際に湖畔に降り立ち、水温を測ってみると18度。水中の目視できる動物性プランクトンの量を計測したところ、10回平均で1リットル当たり1000匹程度と、公開されているデータより数倍多い。
★★★
何やら勢いのみで書いてる感がありますね。
「その姿はジュラ紀に生息していた首長竜プレシオサウルスそのもの」とありますが、
その姿とは、どの姿でしょう。
そして、「ジ・オリジナル」と称される写真というも聞いたことがありません。
が、おそらくこれのことでしょう。
外科医の写真(1934年)
60年後に撮影者のグループの一人により、捏造だったことが明かされました。
これは有名な話ですね。
今回の記事全般はともかく、
ネス湖が空前の「ネッシー」ブームに沸いているというのは気になります。
本当なのでしょうか?
Old Fashioned Club 月野景史