21.俳優 映画 演劇

2018年5月18日 (金)

【訃報】星由里子死去 『若大将』『ゴジラ』映画のヒロイン/『科捜研の女』『相棒』にも出演

訃報 女優の星由里子さんが亡くなりました。74歳。


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星由里子
(ほし ゆりこ、1943年12月6日 - 2018年5月16日)


西城秀樹さんに続き、大スターの訃報が重なってしまいました。



“最後の映画スター”
と呼んでははさすがに語弊があるかも知れません。
まだまだ健在の映画スターの方も多いですから。
しかし、星由里子さんは映画スターのイメージが強いです。

戦後の昭和30年代は日本映画の黄金時代。
東宝、東映、大映、松竹、新東宝の5大映画会社が大量の作品を作っていました。

星さんは東宝の専属女優として1960年(昭和35年)、17歳の年にデビュー。
またたくまに人気スターとなり、多くの映画で主役やヒロインを演じました。
そして昭和40年代に入り映画は斜陽、テレビドラマの時代になると、
星さんは1969年に結婚したこともあり、引退ではありませんが、
映画もドラマも寡作となります。

つまり日本映画全盛期の終焉と共に第一線から退いたイメージがあり、
だから“最後の映画スター”のイメージがあるのです。

その後は離婚・再婚などを経つつ、
ベテラン女優としてコンスタントにドラマや映画に出演するようになり、晩年まで活躍しました。

それでは、映画時代から少し振り返ります。


◆『若大将』のヒロイン
星さんは映画黄金期には主に東宝の文芸・青春路線で主演・ヒロインを務めましたが、
特に加山雄三さん主演の『若大将』シリーズが代表作です。
1961年の第1作『大学の若大将』から、
1968年の第12作『リオの若大将』までヒロインの澄子役で人気を博しました。



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第4作『ハワイの若大将』(1963年)のポスター

このシリーズは加山さん、星さん、田中邦衛さんら主要キャストは毎回同じなのですが、
『男はつらいよ』と違って基本的に一話完結スタイルです。

どういうことかというと、加山さん演じる若大将こと田沼雄一は、
澄ちゃん(すみちゃん)こと澄子と出会い、恋に落ちるも色々あり、
最後はうまくいって終わるのですが、
次の作品で若大将と澄ちゃんはまた初めて出会って・・・という感じで、
わかり易くいえば同じような展開の話を繰り返すのです。
その点が前作の続編であり、新しいマドンナとの恋に落ちる寅さんとは違うのです。

ともかく、映画黄金期から斜陽期に向かう難しい時期、
『若大将』はこの時代を代表するヒットシリーズとなりました。

実はシリーズ自体はこの後も続くですが、
『リオの若大将』までは大学生編、その後は社会人編となり、
星さんはここまでで降板し、マドンナ役は酒井和歌子さんに譲ります。

ただ、大学生→社会人は若大将だけの問題で、
澄ちゃんは第1作から社会人である場合が多いです。
つまり当時の女性はまだ高校を卒業して社会人となるのが一般的だったということかと思います。

若大将シリーズは1980年代にリバイバルブームがあり、私もテレビで何本も観ました。
星さんは加山さんより6歳年下で、シリーズに出演していたのは18歳から25歳までですが、
学生の若大将の対して社会人役が多いせいか、またそもそも大スターの貫禄かも知れませんが、
随分大人っぽい、落ち着いた印象がありました。


◆特撮ヒロイン
星さんは東宝特撮映画にも出演しています。
本格的な特撮ファンタジーは以下の2本。

・『モスラ対ゴジラ』(1964年4月公開 宝田明主演)
・『三大怪獣 地球最大の決戦』(1964年12月公開 夏木陽介主演)


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『モスラ対ゴジラ』では宝田明さんと共に新聞記者役

宝田さん、夏木陽介さんが主演で星さんがヒロイン。
東宝は怪獣映画にも美男美女の大スターが出演していたのです。
夏木さんも今年の1月に亡くなりました。


東宝特撮映画といえばなんといってもゴジラですが、
実はゴジラの出ない怪獣映画、
怪獣の出ないホラーテイストの怪人物、
また宇宙や海洋をテーマとしたスペクタクル物など、
多彩な種類があり、多くの作品が作られました。

その中で出演が2本だけとは少ないようにも思えますが、
この2本は共にゴジラが登場する東宝特撮全盛期の人気大作であり、
両作でヒロインを務めた星さんは特撮ファンからすれば、
間違いなくこの分野を代表する女優の1人といえます。

例えば、星さんより少し先輩の白川由美さんは特撮映画に5本出演しており、
怪獣・怪人・宇宙スペクタクル物の各分野のヒロインを制覇しているのですが、
ゴジラ映画にも1本も出ていません。
これはめぐり合わせですね。

※特撮が使われた映画という点ではもう1本『世界大戦争』(1961年)に星さん、白川さんとも出演しています。


もう1本、ちょっと面白い映画を紹介します。

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『暁の合唱』(1963年)
石坂洋次郎原作の文芸映画。星さんが主演です。
何が面白いかというと、特別出演格の宝田明さんの方が大きく載っていてわかり難いですが、
星さんの相手役(抱きかかえている青年)が『ウルトラマン』ハヤタ隊員で知られる黒部進さんなのです。

黒部さんはこれがデビュー作で、星さんの相手役としてW主演格。
逆にいえば、星さんは新人のスター候補生を引き立てて上げるようなポジションだったのですね。
黒部さんの方は残念ながら期待に応えられなかったようで、この後はしばらく悪役中心の生活が続きました。



◆『科捜研の女』と『相棒』
星由里子さんは晩年まで東宝芸能に所属して活動してきましたが、
特にこのブログ的に紹介しておきたいのはテレビ朝日の警察ドラマ『科捜研の女』です。
このドラマの主役・榊マリコを演じる沢口靖子さんは東宝シンデレラ出身、
東宝芸能所属の後輩です。


『科捜研の女』は1999年スタート

2017年10月~2018年3月にはシーズン17が放送された長寿シリーズです。
このドラマは東宝とは昔からのライバルともいえる東映の制作ですが、
沢口さんの繋がりからか、東宝の所属俳優もよくキャスティングされます。

星さんはマリコの母親・榊いずみ役で2001年のシーズン3に初登場。
新旧の東宝トップ女優が母娘で共演! というわけです。
いずみはシーズン3の第1~5話、シーズン4全8話に登場、
その後もセミレギュラーとして時折登場しており、
2014年の年末スペシャルが最後の出演となりました。

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最後の出演は横浜の榊家の実家にマリコが里帰りしたシーン。
仕事のついででしたが。

科捜研の女での星由里子さんについてはこちらも参照してください。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-d2aa.html



『相棒』にも出演

星由里子さんは『科捜研の女』と並ぶテレビ朝日の人気警察ドラマ『相棒』にも出演しています。
『相棒』についてもこのブログ的には避けて通れないので、最後にふれます。
こちらは1度だけのゲスト出演ですが、大変象徴的な、
それこそ星さん以外にいないだろうという役を演じました。

『相棒season5』第19話「殺人シネマ」(2007年3月放送)

この回で星さんが演じたのは往年の大女優。
引退後は一切表舞台には出ず、取材もすべて拒否。
郊外の屋敷に隠棲する元大スター。
それがテレビのインタビューに饒舌に答えていてビックリ。
なぜ?・・・という展開。

さて、少し古い映画に詳しい人なら、この女優のモデルが誰かはすぐわかるでしょう。
日本映画史上屈指、伝説の名女優・原節子さん(1920年6月17日 - 2015年9月5日)です。
この人も東宝を中心に活動した女優でした。

話としては別に原さんを掘り下げようというわけではなく、
引退した大女優のライフスタイルのモデルにしただけだと思いますが、
古き良き日本映画黄金期への思い入れの強い作品で、
星さんが演じるに相応しい役でした。


昭和の大女優に、謹んで哀悼の意を表します。

Old Fashioned Club  月野景史

2018年3月19日 (月)

【俳優】本木雅弘の変わらぬ美形/ドラマにはもう出ないのか?

放送中の「サントリー緑茶 伊右衛門 特茶」のCMの本木雅弘さん。


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1965年生まれなので今年53歳。
相変わらず若々しく年齢を感じさせない美形、いい男。
昔でいえば二枚目、ハンサム、今ならイケメンですか。
一時期少し太ったかなと感じたのですが、現在は絞り込んでいるようです。
本当にかっこいい。





ただ本木さん、CMでは見るけど、ドラマでは最近とんと見かけません。


先日、伊右衛門シリーズの新CMの発表があり、
森田剛さんとの結婚を発表したばかり宮沢りえさん、
本木さん同様にジャニーズ事務所を退所した草彅剛さん
話題の2人と一緒ということもあって注目が集まり、久々に肉声が聞けました。


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30年近く前にジャニーズをやめた本木さん
大騒動の末にジャニーズを退所してまもない草彅さん
現役ジャニーズと結婚したばかりの宮沢さん
サントリーも凄い仕掛けをするものです。


さて、このように本木さんがメディアに登場するのも、
2016年秋に主演映画の宣伝も兼ねてトーク番組等に出て以来だと思います。
この時は大昔にバラエティで共演した東野幸治さんとの因縁などを語り、
ちょっと話題になりました。


本木さんは現在イギリス在住のようで、日本での露出が少ないのも当然かも知れませんが、
それにしても2008年に主演した『おくりびと』が第81回アカデミー賞外国語映画賞を
受賞するほどの実績があるのだから、もっとドラマでも観たいところです。
ですが実は本木さんはドラマではあまり数字を持っていない、つまり視聴率ではそれほど実績がないのです。


モックンから日本を代表する若手俳優に
1980年代を代表するアイドルグループの1組、シブがき隊のモックンとして活躍した本木さんは
グループ末期に出演したW浅野主演のトレンディドラマ『抱きしめたい!』での好演を経て、
解隊後に周防正行監督の映画『ファンシイダンス』(1989年)、『シコふんじゃった。』(1992年)
の主演で俳優として一気に株を上げます。

この頃まではテレビドラマに脇役で出る事も珍しくなく、よく見かけたのですが、
1995年以降はほぼ主演のみとなり、同時に寡作となっていきます。


現時点での最後のドラマ出演は2012年1月の『運命の人』(TBS)なので、もう6年前です。
このドラマの平均視聴率は12.0%だったので決して悪くはないのですが、
数字的にも強いTBSの日曜劇場枠であり、また前クールの木村拓哉さん主演の『南極大陸』が18.0%、
後クールが中居正広さんの『アタル』で15.6%と現役ジャニーズに挟まれて完敗したこともあり、
ちょっと残念な数字という印象が残りました。

その前となると2009年から3年にわたって放送されたスペシャル大河『坂の上の雲』がありますが、
これがまた初年度の17.5%から、13.5%、11.5%とジリ貧でした。

それにしても、丸6年間1本のドラマにも出てないとは。
いわゆる2時間ドラマとは別に単発のスペシャルドラマも結構作られているのに。
この間、映画には3本出演しているようですが、
映画が忙しくてドラマに出れないというほどではないでしょう。


衰えない素晴らしい容姿、俳優としての実績・実力も充分なのになんとも勿体ない。
本人がどう考えているか知りませんが、やはり演じてこその役者。
もちろん役を選ぶなとは言わないし、むしろ充分選んでもらっていいのですが、
主役には固執せず、テレビドラマで色々演じてほしいものです。ファンとしては。

一昔前の田村正和さんとイメージの重なる生活感を感じさせない二枚目。
アラフィフ以上の星といってもいいでしょう。
だからこそ役柄が難しいという面もあるかも知れませんが、
こういうスターもいてほしいです。

Old Fashioned Club  月野景史

2018年2月24日 (土)

【俳優】大杉漣死去/現役人気俳優の急過ぎる訃報 『相棒』『キントリ』『ゼロ係』など継続中のシリーズも

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訃報 俳優の大杉漣氏が3月21日に急性心不全で死去しました。66歳。
バリバリの現役俳優の急死に衝撃が走りました。

昨年も現役として活躍していた渡瀬恒彦さんや野際陽子さんが亡くなりました。
しかしこの2人の場合は年齢も高かったし、闘病が伝えられてもいました。
大杉漣さんは66歳と今どき現役世代ですし、
ドラマ、映画にバラエティまで、超売れっ子といえる脇役俳優、そしてタレントでした。
体調問題など聞いたこともなかったし、あまりに突然で早過ぎる訃報でした。


『バイプレーヤーズ』撮影中に急死
大杉さんはテレビ東京のドラマ『バイプレーヤーズ』の撮影で千葉に滞在中だったとのこと。
これは大杉さんはじめ、遠藤憲一さん、松重豊さん、光石研さん、田口トモロヲさんら、
脇役個性派俳優達が自身の役で出演する異色のドラマで、
昨年1月クールに放送され、好評につき続編が制作・放送されている最中でした。
(1期には寺島進さんも出演)
クランクアップはしていなかったのでしょうが、最終話までの放送が確定しています。


大杉漣
(おおすぎ れん、1951年9月27日 - 2018年2月21日)

徳島県小松島市出身。明治大学中退。
20代で劇団「転形劇場」に入り、舞台中心に活動していた大杉さんですが、
1980年代前半は日活ロマンポルノやピンク映画にも多数出演しています。


異色の個性派映画俳優として
1990年代に入り、一般映画にも出演するようになりますが、
報道されているように注目されたのは北野武監督の『ソナチネ』(1993年)でした。42歳の年。
1998年には北野監督の『HANA-BI』で多くの映画賞を獲得しました。

映画出身の悪役・脇役俳優達が老境に差し掛かっていく時代に、それに代わって登場してきたような、
ちょっと近寄り難い、危険な香りのする異色の今までいなかったような悪役俳優。
テレビドラマへの出演も増えますが、映画の人というイメージもありました。


硬軟自在の人気俳優に
それが2000年代に入り、50代を迎えるとまた役柄が広がっていきます。
とぼけた、飄々とした、時にはコミカルで小市民的な役柄も増えていきます。
一方で悪役は年齢も重ねて更に大物も演じる。

昨日のドラマでは優しくて気の弱いおじさん、
今日は裏世界の大物。
そのように活躍している最中の急過ぎる訃報でした。
更にはやわらかい方のイメージを生かしてバラエティにも進出していました。

すべてが明らかになってはいないですが、そのような大杉さんですから、
取り掛かっていた仕事、予定の入っていた仕事も多いでしょう


『相棒』も! 人気警察ドラマシリーズのレギュラーはどうなる?
実は大杉さんは『相棒』にも現在、セミレギュラーで出演中でした。
杉下右京(水谷豊)、冠城亘(反町隆史)の特命係と対立するポジションの警視庁副総監・衣笠藤治役。
この役は大物悪役ポジションです。

先シーズンからの出演で、ファンの間では3月に終わる今シーズン中にはなんらかの進展、
あるいは決着があるのではないかと予想されていました。
撮影はどこまで進んでいたのでしょう。


さて、『相棒』はセミレギュラーですが、大杉さんは他に2本、
シリーズ化されている連続ドラマに主要レギュラーキャストとして出演しています。

『緊急取調室』(テレビ朝日)
天海祐希さん主演。通称キントリ。
2014年に第1期、昨年4月クールで第2期が放送され、いずれも高視聴率でした。
大杉さんは天海さんの同僚で、小日向文世さん、でんでんさんとのベテラン刑事トリオでした。

切れ者ではありますが、尖ったキャラが多い中で温和な和ませ役といったところ。
先日もこのブログで続編を望む旨を記したところだったのですが、残念なことになりました。


『警視庁ゼロ係』(テレビ東京)
小泉孝太郎さん、松下由樹さん主演のユニークな警察ドラマ。
2016に第1期が放送され、好評につき昨年続編が制作されました。
大杉さんはゼロ係の係長役で、こちらは部下の暴走に胃を痛める
まさに小市民的な役でした。
おそらく、今年の7月か10月クールで続編が作られると思いますが、大杉さんの出演はかないませんでした。


それにしても、『相棒』も含めて警察ドラマの人気シリーズ3本に違うタイプの役でレギュラー出演とは、
いかに貴重な俳優であったかがわかります
謹んで哀悼の意を表します。

Old Fashioned Club  月野景史

2017年3月16日 (木)

【俳優】渡瀬恒彦さん死去/闘病を続けながら、最後まで現役を貫く

訃報 俳優の渡瀬恒彦さんが3月14日に亡くなりました。72歳。


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渡瀬恒彦(わたせ つねひこ)
1944年7月28日 - 2017年3月14日
島根県能義郡安来町出身。東映マネージメント所属。俳優の渡哲也さんは実兄。

このブログでは渡瀬さんの闘病について何度か書いてきました。
渡瀬さんは2015年の夏頃に胆嚢がんが見つかり、
以降、闘病をしながら、俳優業を続けてきました。
胆嚢がんについて公表されたのは発覚から1年近く後の2016年5月でした。


病気発覚からの経緯を簡単にまとめます。

◆2015年

渡瀬さんは2015年4月~6月に主演を務める『警視庁捜査一課9係』シーズン10に出演。
その撮影終了後に不調を訴え、入院した病院での検査で胆のうがんが見つかったようです。

その後5ヶ月ほど療養し、2015年末には長く主演を務めてきた
『おみやさん』の単発スペシャルの撮影で仕事復帰。
(このドラマは2016年3月に放送されました。)

◆2016年
そして、2016年4月~6月には『警視庁捜査一課9係』シーズン11に出演します。
この放送中、おそらくクランクアップ間際かと思いますが、病気の公表がありました。

その後、2016年秋に放送される『おみやさん』スペシャルの撮影もこなし、
更にTBSで1992年以来主演してきた『十津川警部シリーズ』の撮影に入る予定でしたが、
そこで再び体調を崩し、長年の当たり役を降板することとなりました。

◆2017年
以降、渡瀬さんの情報は途絶え、ファンを心配させていましたが、
今年年1月になってテレビ朝日のスペシャルドラマ
『そして誰もいなくなった』(3月25日、26日 二夜連続放送予定)の
撮影に入っている事が公表されました。
http://www.tv-asahi.co.jp/soshitedaremo/

そして、2月には『警視庁捜査一課9係』シーズン12の制作(4月スタート)が発表されたばかりでした。


『警視庁捜査一課9係』シーズン12の現況
ニュースによると、『9係』は既にクランクインしており、第2話までの撮影は終了しているようです。
しかし、渡瀬さんは収録に参加することは出来ず、
第1話と2話は本来渡瀬さんが出演する予定だった脚本を修正して撮影されたとのこと。
そして、第3話以降は渡瀬さんの不在前提で書かれた脚本で撮影されているようです。

ですので、上述の『そして誰もいなくなった』が遺作ということになると思います。
『9係』にせめて第1話だけでも出演できていれば・・・とは思ってしまいます。

70歳を超えても複数の長寿主演シリーズを持つ稀有な俳優でした。
亡くなる直前まで『9係』の撮影復帰を目指して、スタッフと打ち合わせをしていたそうです。
最後まで現役を貫きました。

謹んで哀悼の意を表します。

※このプログは書きかけです。
Old Fashioned Club  月野景史

以下、朝日新聞デジタルより引用
http://www.asahi.com/articles/ASK3J2SD5K3JUCLV003.html
☆☆☆
十津川警部・9係…親しまれた刑事役 渡瀬恒彦さん死去
2017年3月16日09時46分
映画「仁義なき戦い」やドラマ「十津川警部」など硬軟多彩な役を演じた俳優の渡瀬恒彦(わたせ・つねひこ)さんが14日、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。72歳だった。葬儀は近親者のみで営む。兄は俳優の渡哲也さん。

兵庫県淡路島出身。一般企業勤務を経て、69年に東映入社。翌年「殺し屋人別帳」で主演デビュー。「仁義なき戦い」シリーズや「鉄砲玉の美学」などでヤクザの若者の生きざま、死にざまを荒々しくかつ繊細に表現した。

その後は演技派として活躍の場を広げた。「事件」「赤穂城断絶」で78年のキネマ旬報助演男優賞、「神様のくれた赤ん坊」「影の軍団・服部半蔵」「震える舌」で80年の同主演男優賞を得た。「セーラー服と機関銃」「南極物語」などのヒット映画でも印象に残る演技を見せ、森崎東監督の「時代屋の女房」(83年)では中年男のひょうひょうとした魅力を体現した。

後年はテレビドラマに数多く出演。92年から「十津川警部」、02年から「おみやさん」、06年からは「警視庁捜査一課9係」シリーズと、様々な刑事を長期にわたって演じ、幅広い世代に親しまれた。NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」(07~08年)では、落語家を目指すヒロインの師匠、徒然亭草若を演じた。

15年に胆のうに腫瘍(しゅよう)が発見され、闘病を続けていた。所属事務所によると、今年に入り、4月に始まる「警視庁捜査一課9係」の新シーズンの撮影に向けて準備していたが、2月に左肺に気胸を発症、3月に入って敗血症を併発した。
★★★

2017年1月20日 (金)

【俳優】闘病中の渡瀬恒彦が新作スペシャルドラマ撮影中/『警視庁捜査一課9係』は?

渡瀬恒彦さんは2017年3月14日に亡くなりました。謹んで哀悼の意を表します。

昨年8月、俳優の渡瀬根彦さんの胆嚢がんとの闘病について、このブログに記しました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/9-1097.html

その後、渡瀬さんの様子はほとんど伝わってきませんでしたが、
前回と同じNEWSポストセブンに1月19日付で近況が掲載されました。
病気は小康状態で、現在は新作ドラマの撮影中とのことです。
http://www.news-postseven.com/archives/20170119_485631.html


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渡瀬恒彦 1944年7月28日~


今までの経緯

渡瀬さんは現在72歳。
以前にも病気をした事はありましたが、現在の胆嚢がんとの闘病は2015年、
主役を務める『警視庁捜査一課9係 シーズン10』(4月~6月)の終了後の検査で発覚してからです。
半年ほど静養・治療して年末から『おみやさんスペシャル』(2016年2月放送)の撮影で仕事復帰。
2016年はシーズン11を迎える『9係』(4月~6月)の撮影に取り組みます。その放送中に病気についての報道がありました。
『9係』の終了後、『おみやさんスペシャル2』(10月放送)の撮影入りしますが、そこで体調を崩し、
次に予定されていた『西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ』を降板したと伝えられました。

『十津川警部シリーズ』は渡瀬さんが亀井刑事役の伊東四朗さんと共に1992年から長く演じてきました。
このシリーズは『新・十津川警部シリーズ』としてリニューアルされ、
内藤剛志さんが十津川、石丸謙二郎さんが亀井を演じ、1月23日の「月曜名作劇場」で第1作が放送されます。


近況
の経緯から考えて、正直言えば復帰は困難かと思っていましたが、
現在はスペシャルドラマの撮影に入っているとのこと。
外国の推理小説をベースとし、豪華な出演者を揃えた大作のようです。
撮影は2月まで続き、放映時期は未定だそうですが、4月の番組改編期でしょうか?
しっかり仕事をしているのですね。
さすが屈強で知られる男、不撓不屈、不死身の俳優です。

※追記:渡瀬さんが撮影中というスペシャルドラマの内容が公表されました。
アガサ・クリスティの傑作ミステリ『そして誰もいなくなった』の日本初のドラマ化作品で、
今春テレビ朝日で2夜連続のスペシャルドラマとして放送予定。
主演は仲間由紀恵。他に津川雅彦、余貴美子、柳葉敏郎、大地真央、向井理、國村隼、橋爪功、藤真利子。

http://news.mynavi.jp/news/2017/01/31/020/


長寿ドラマ『9係』はどうなる?
そうなると気になるのは『警視庁捜査一課9係』です。
2006年のスタート以来、1年も途切れることなく、2016年まで11シーズンが放送されてきました。
『科捜研の女』『相棒』に次ぐ、テレビ朝日・東映制作の刑事・警察物の人気連続ドラマ。
しかも11年間、9係の主要メンバー6人が1人も変更のない稀有なドラマです。
ローテーション通りなら、4月スタートです。
既に現場復帰しているなら、『9係』も大丈夫かと期待されます。

ただ、記事中にはスペシャルドラマの後には連ドラの話も進んでいるとありますが、
4月スタートなら現時点でそんなあやふやな状況ではないようにも思います。
しかし、『9係』は過去に7月スタートだった時期もあります。
是非『9係』は続けてほしいですが、そうはいっても連続ドラマの撮影はハードでしょう。
特にロケの多い刑事ドラマは過酷です。
それを考えると、渡瀬さんに無理もしてほしくない。
複雑なところです。

『9係』はメンバー6人が主役といっていい群像ドラマタイプで、渡瀬さんはそもそも係長役なのだから、
自分はあまり現場に出ず、指示を出すだけというスタイルもありだと思います。
もちろん、今までの『9係』とは違ってしまいますが、事情が事情ですから、それでもいいのではないでしょうか。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、NEWSポストセブンより引用
☆☆☆
渡瀬恒彦 胆のうがんは「小康状態」も新作ドラマ進行中
2017.01.19 07:00
周囲がいくら止めても、アクションシーンで代役のスタントマンを使うことを極端に嫌う俳優として知られてきた。バスを運転して横転させたり、急発進する車のドアに引きずられたり。雪の海岸線でジープを横転させたときに下敷きになり、片足を失いかける大けがを負ったこともある。渡瀬恒彦(72才)はその事故を振り返り、平然とこう言ってのける。「結果的には、芝居の幅が広がりましたね」──。

渡瀬が女性セブンに「胆のうがん」闘病を告白したのは昨年6月のことだ。胆のうがんは自覚症状がないため早期発見が難しく、検診の超音波検査で偶然見つかるケースがほとんど。すぐに手術で摘出するのが一般的だが、発見時にはすでに他の部位に転移していて、手術ができない場合も多いという。

「手術が困難な場合、1年生存率は20%ほど。3年生存率にいたっては3%程度といわれています」(医療関係者)

胆のうに腫瘍があることがわかったのは2015年の秋。数か月休養をとり、都内の大学病院で抗がん剤や放射線による治療を受けた。

復帰後、昨年は第11弾となる人気シリーズ『警視庁捜査一課9係』(4~6月、テレビ朝日系)に主演。病気のことは共演者にも一切伝えず、撮影の合間を縫っての通院と投薬による治療を続けながら、撮影を乗り切った。

女性セブンに《撮影現場が僕に力をくれます》とコメントを寄せた渡瀬。病気のことは誰にも悟られなかったという。それでも、本調子とはいえない状況が続いている。

「昨年7月の『おみやさんSP2』(10月放送)の京都ロケでは、撮影中に体調を崩してしまい、撮影が続行できるかどうか検討されたこともありました。東京から奥さんが京都に駆けつけて、渡瀬さんに寄り添う姿も見られました」(ドラマ関係者)

昨年8月には、渡瀬が1992年から、およそ半世紀にわたって演じてきた『西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ』(TBS系)の十津川警部役が交代になった。『新・十津川警部』は内藤剛志(61才)が演じる。芸能関係者が言う。

「体調がすぐれない時もあるようですが、とりあえず病気は小康状態。“俺はやる。とにかく現場に戻るんだ”と意欲を燃やしています。腕っぷしでも芸能界最強といわれるほど屈強な渡瀬さんですから、周囲が“今は少し休んで”と言っても、聞くような人ではありません。実は今、新しい仕事に取り組んでいる真っ最中です。闘病しながらですが、意気軒昂ですよ」

渡瀬は、昨年末からある撮影に臨んでいる。
「まだ仮タイトルの段階ですが、海外の有名な長編推理小説をベースにしたスペシャルドラマです。サスペンスは渡瀬さんの十八番。共演者は主役級のかなり豪華な面々が揃っています。局側もかなり力を入れていることがわかります」(テレビ局関係者)

現在、撮影は佳境に入り、2月半ばまで続くという。放送はまだ未定だが、「かなり注目されるタイミング」(前出・テレビ局関係者)が検討されているという。

「スペシャルドラマとしてはかなり余裕のある撮影スケジュールです。それも渡瀬さんの体調を考慮したものかもしれません。ただ、共演者やスタッフにはまったく病気のことを感じさせない熱演ぶりで、現場のスタッフも驚くほどです」(前出・芸能関係者)

今回のスペシャルドラマだけでなく、その後の連ドラの話も進んでいるという渡瀬。今回も“闘病で芝居の幅が広がりました”と平然と語るのだろう。

※女性セブン2017年2月2日号
★★★

2016年6月24日 (金)

【芸能】高島礼子、夫高知東生逮捕で新ドラマ『女たちの特捜最前線』はどうなる?

元俳優の高知東生容疑者が覚醒剤所持での現行犯逮捕されました。
この人自体は以前から危なっかしいイメージがあり、さほどの驚きもないのですが、
気になるのは妻で女優の高島礼子さんが主演予定の『女たちの特捜最前線』です。
http://www.tv-asahi.co.jp/onnatokusou/

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このドラマは7月21日よりテレビ朝日の木曜ミステリー枠で放送開始予定。
昨年12月に土曜ワイド劇場で『女たちの特捜最前線〜警察食堂極秘会議』として放送され、
12.4%と、最近のドラマとしてはまずまずの好視聴率を獲得、今回の連ドラ化となったのです。
東映京都撮影所制作による、京都の所轄警察署を舞台としたドラマです。


警察ドラマ主演女優の夫が逮捕
警察ドラマに主演予定の女優の夫が、放映開始約一カ月前に覚醒剤で逮捕!
前例のない事態だと思います。
ニュースによれば、高知容疑者と高島さんの自宅からも覚醒剤の関係物が押収されており、
もし高島さんも関与となれば、ドラマどころではありませんが、
仮に高島さんの関与が認められなかったとしても、極めて難しいところです。

高島さんも高知容疑者も共に51歳。1999年の結婚ですから、既に17年目。
昨日今日の関係ではありません。
しかも自宅から関係物が押収とあっては、夫のやったことだから関係ないとは言い難い。

この状況で警察官役で主演とは、洒落がきつすぎます。
しかも、タイトル内にかつてのテレ朝の名作刑事ドラマの題名「特捜最前線」が含まれているのに・・・、
これはあまり関係ないかも知れませんが。
しかし、これは私の予想ですが、このまま高島さん主演で放送開始は難しいでしょう。
多額の広告料を払うスポンサーの手前もあります。


ではどうするのか?
放送開始まで後一カ月。
もう1~2週スタートを遅らせたとしても、今から別の企画というのは無理でしょう。
しかし、もう少し遅ければ、スポンサーが下りても放送強行か、お蔵入りの二択しかなくなりますが、
今なら高島さんを外して、他のキャストは基本的に変えず、このドラマを制作するのがベストでしょう。
もちろん、多くの取り直しが発生して大変でしょうが、不可能ではないように思えます。

このドラマは高島さんと宮崎美子さん、高畑淳子さんの熟女トリオが主役のように銘打たれていますが、
前回を見た限り、高島さんの単独主演で、宮崎さんは相棒ポジジョンですがかなり頼りない役、
高畑さんはキーマンとなる脇役という感じでした。
今回も高畑さんは大河ドラマ『真田丸』の撮影も残っている筈で、京都でのかけもちはそもそも無理があり、
役柄も食堂のおばさんなので、専らスタジオセット内のみの予定だったしょう。

このような状況なので、例えば高島さんを降板させて、宮崎さんと高畑さんをメインにというのは無理があります。
高島さんの代わりの主演を連れてこないといけないとなると、なかなか難しいですね。
主演を務めるような女優さんのスケジュールがぽっかり空いているというのもあり難いし、
いたとして、この事情での代演を簡単に受けるとも考え難い。

強いていえば、木ミス常連で、高島さんより年齢も上の名取裕子さんあたりが、
「私が泥をかぶるわよ」的なノリで、代演を引き受けるならイメージできます。
同様のノリなら片平なぎささん、浅野ゆう子さんなどもあり得ますが、名取さんが一番ピッタリきます。

代役予想は、まだなんの発表もないのに流石に急ぎ過ぎなので、これくらいでやめておきます。

それよりも、この夏はオリンピックもあるし、いっそのことこのドラマはお蔵入りにして、
特番で回すというのもあり得るかも知れません。
ドラマファンとしては寂しいですが。


それにしても木曜ミステリーです
このブログでも書きましたが http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-8767.html
かつての木ミスは『京都迷宮案内』、『科捜研の女』、『おみやさん』、『京都地検の女』と、
京都を舞台とした東映京都撮影所制作の人気シリーズが並んでいましたが、今は『科捜研』を残すのみ。
新作は軒並み低視聴率で、ついにこの4月期は京都を離れ、東京を舞台とした『警視庁・捜査一課長』が放送されました。

その『一課長』はなんとか二桁の視聴率を残して昨日終了。次作として告知されたのが『女たちの特捜最前線』でした。
『一課長』同様、土曜ワイドの好数字を受けての、待望の京都舞台の新作をというところで、
水を差されてしまったものです。

そして高島礼子さんです
2時間サスペンスでは主演作が多くありますが、
連続ドラマ主演は久しぶりだろうに、まずはついてないなという印象です。

『科捜研』では沢口靖子さん(51)、若村麻由美さん(49)、『一課長』では斉藤由貴さん(49)、
そして『警視庁捜査一課9係』では羽田美智子さん(47)と、
テレ朝・東映警察ドラマで若々しいアラフィフ美人女優達が活躍しているなか、惜しいことです。

といってもまだ何も決定していないし、高島さん本人も事情聴取を受けるでしょう。
事件の解明もこれからで、場合によっては「ついてない」どころの話ではなく、
まだ何も言えませんが。

※2016年7月10日追記
高島さん降板の可能性を予想していましたが、このまま放送に突入するようですね。
例えば傷害事件などならば、妻には関係ないといえるのでしょうが、覚醒剤で常習の可能性があり、
自宅からも関連物も押収済みで「関係ない」といえるのか?
また「主演」となると、いわばスポンサーの看板を背負う立場。それもよりによって「警察ドラマ」とは。
さすがに難しいかと思ったのですが、主演だからこそ簡単に変えられないという事情もあるのでしょう。



Old Fashioned Club  月野景史

以下、FNNニュースより引用
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00328622.html
☆☆☆
元俳優・高知東生容疑者逮捕 自宅や車の中から関係物を押収
06/24 19:00
元俳優・高知東生(のぼる)容疑者(51)が、覚せい剤所持での現行犯逮捕された。
神奈川・横浜市内のホテルで、クラブホステスの女といたところを、厚生労働省の麻薬取締部によって逮捕された。

高知東生こと、大崎丈二容疑者と、知人であるクラブホステスの女は、東京・千代田区の麻薬取締部の建物で、取り調べを受けている。
午後8時半ごろに出て、警視庁の湾岸警察署に留置される予定となっている。
高知東生こと、大崎容疑者らは、共に容疑を認めていて、「2人で使うために持っていた」と供述している。

2人は、横浜市にあるラブホテルに、24日未明にチェックインして、中にいて、所持しているところを現行犯逮捕されたという。
使用については、現在、尿を採取して、これから鑑定に出すということで、まだ使用については、結果は出ていない。
2人の自宅や車の中からは、空のいわゆる「パケ」といわれる袋など、関係物が押収されている。

2人の自宅から、関係物が押収されていて、家宅捜索は、すでに終わったという。
高知東生こと、大崎容疑者の自宅、妻で女優の高島礼子さんと同居している自宅からも、空のパケなどの関係物が押収されているという。
★★★

2016年6月11日 (土)

【警視庁捜査一課9係 11】6/15最終回/渡瀬恒彦さんの病気が心配

渡瀬恒彦さんは2017年3月14日に亡くなりました。謹んで哀悼の意を表します。

テレビ朝日の人気ドラマシリーズ『警視庁捜査一課9係 season11』も
来週6月15日(水)21時から放送の第11話が最終回です。
http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari_11/contents/story/0011/

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このドラマは2006年スタート。
『科捜研の女』(1999年スタート 第15期終了)、
『相棒』(2000年スタート 第14期終了)に次ぐ、
テレビ朝日・東映制作の長寿警察ドラマです。
6人の9係所属の刑事達が10年間まったくメンバーチェンジしていない稀有なドラマ。
このブログでも記しました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/911410-317a.html

今期は視聴率も好調で、前期の11.9%を上回ることは確実でしょう。
ドラマも全般に不振。『科捜研』や『相棒』も最新シーズンは前期を下回りました。
それと比べても実に立派、順風満帆です。

・・・なのですが、今期放送中の5月末に心配なニュースが流れました。
加納倫太郎係長役で主演する渡瀬恒彦さんが、がんと闘いながら撮影に臨んでいるというのです。

以下、スポニチアネックスより引用
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/05/26/kiji/K20160526012659110.html
☆☆☆
渡瀬恒彦 胆のうがんだった 経過順調で仕事復帰
[ 2016年5月26日 08:00 ]
俳優の渡瀬恒彦(71)が、がんと闘病中であることが25日分かった。スポニチ本紙の取材では、昨年の夏から秋にかけて体調不良を訴え、都内の病院に入院。検査の結果、胆のうに悪性の腫瘍が見つかった。レギュラーの主演ドラマを数多く持ち、久しく長期休暇を取っていなかった渡瀬は5カ月間、仕事を入れず、抗がん剤の投与と放射線治療を受けた。

その効果が出て、昨年12月にテレビ朝日系の「おみやさん」の撮影を京都でこなし、現場復帰を果たした。所属事務所も「その後の治療経過は順調で、体調の方も問題なく仕事に臨んでいます。今後も治療は続きますが、皆さまに楽しんでいただけるドラマを作りたいと思っております」と説明している。

現在はテレビ朝日系の「警視庁捜査一課9係 season11」で元気な姿を見せている。プライベートの公表を極力避けてきた渡瀬だが、「撮影現場が僕に力をくれます。ご心配おかけしましたが、“9係”、その後予定しているドラマにもご期待ください」とコメントを寄せた。

兄の渡哲也(74)も昨年6月に急性心筋梗塞で緊急入院。「下手すれば死んでもおかしくない状態だったらしい」と舘ひろし(66)が明かしたほどの容体だったが、手術は成功して約1カ月で退院。同11月に宝酒造「松竹梅」のCM撮影で仕事復帰した。日本を代表する俳優兄弟は不屈の精神で病と闘っている。

▽胆のうがん 胆のうと胆のう管から発生する悪性腫瘍。日本のがんの症例の約2%。女性や60歳以上の高齢者に多く見られる。初期の胆のうがんは症状を伴わないことが多く、がんの中でも発見が遅れやすい。がんの進行とともに、腹痛や黄疸(おうだん)などの症状が出てくる。生活習慣や食事と発症の関連は明らかになっていない。
★★★


実は、今期の『9係』を観ていて、渡瀬さん体調悪いのではないかと感じていました。
ただ、前にも病気しているし、昨年も別の病気が伝えられた。それに今年72歳。
多少の衰えを感じるのも仕方ないだろうとと思っていたのですが、
悪い方に予感が当たってしまいました。

この記事では「経過順調」となっていますが、
胆嚢がんで、昨年後半に五ヶ月の休養期間がありながら、
手術を行っていないというのも気になります。

渡瀬さんの病気を受けて、『9係』はどのような展開になるのでしょう?
今週放送の第10話は渡瀬さん中心の回で、加納に何か大きな変化があるような予感もさせたのですが、
特にそのようなこともなく終わりました。

そして来週の最終話は9係が大きな敵に挑むようなのですが、
予告を見る限り、特に激変は感じません。
浅輪直樹(井ノ原快彦)と石川倫子(中越典子)の関係が今期はどうまとまるのかが気になるくらいです。
このまま、比較的平穏の最終話になるのでしょうか。

渡瀬さんの病気については・・・、
これはファンとしては見守るしかありません。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年3月12日 (土)

『怪盗 山猫』第9話 広瀬すずさんのブログによると勝村(成宮寛貴)は相当悪いらしい

今日放送の『怪盗 山猫』第9話については先日もこのブログで書きました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-5c3d.html


このドラマに高杉真央役で出演中の広瀬すずさんが第9話について
昨日付のブログで書いているので、その部分だけ引用させてもらいます。
http://ameblo.jp/suzu-hirose/entry-12138186635.html


☆☆☆


山猫

真央のまっすぐな想い

明日21時からは9話放送です

カメレオンの
かなりクレイジーな感情と感覚

勝村さんは何を思っているんだろう
何に触れたのだろう


成宮さんをCMでみるたんび
うわ、やだ、て思います
役とお芝居に影響されすぎてる奴です
もはや視聴者


★★★


つまり、カメレオンの正体を現した勝村英男役の成宮寛貴さんの
狂気じみた悪の演技が凄すぎて、
成宮さんをCMで見るたびに「嫌だ」と思ってしまうということでしょう。

Photo


舞台裏を知っている共演者のすずさんにそう思わせるとは、
よほどの演技なのでしょう。

ネットでは、勝村は悪であってほしくないという意見も多く、
それもわかるのですが、
しかし、“ダークナイト”の成宮さんは「悪」も魅力的です。
これはこれで、楽しみになってきました。


お人好しの勝村は毎回酷い目に合ってきたから、
今回はそれをまとめて倍返しということかも知れません。

更にもう1話あるので、悪のまま終わるとは限りませんし、
勝村が劇中で悪を演じている可能性もあります。

ともかく、今日の第9話では、悪い成宮さんを楽しみましょう。


ところで、すずさんの書いてる成宮さんのCMとは、
このシュミテクトのことでしょうか?

Old


Fashioned Club  月野景史

2016年1月26日 (火)

【消えた主演女優】 篠ひろ子/最後の出演も1997年 連続ドラマ主役

あの俳優最近見かけないなと思っても、実は2時間ドラマに出ていたり、舞台をやっていたりとか、時々あります。
例えば大ベテランの浜木綿子さん。ドラマはまったく出なくなりましたが、舞台には主演として立ち続けています。
しかし、ここに一人、ちょっと特異な方がいます。


長く第一線で活躍。
特に1980年代半ばからは10年以上にわたり、毎年のように連続ドラマに主演してきました。
確認される最後の出演も1997年、連続ドラマの主役。当時まだ40代。
それを最後に、おそらくなんのアナウンスもなく、一切の表舞台から消えた女優。

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篠ひろ子さんです。

「ああ、そういえば!」と思いましたか?
別に消息不明というわけではありません。
ご主人が直木賞作家の伊集院静氏で、彼の口から近況も語られています。
しかし、自身の女優業は19年前から完全に休止状態ですし、おそらくトークやバラエティにもで出ていないかと思います。

それでは、篠さんのキャリアを簡単に振り返ってみます。


篠ひろ子(しの ひろこ、1948年3月8日 -)

歌手としてデビュー~女優へ

篠ひろ子さんはいずみたく氏に師事して1968年、20歳の年に歌手としてデビューしています。
これも少し意外。

Photo
3枚目のシングル『悪い遊び』
小悪魔的なイメージ

しかし、歌手としては芽が出ず、70年代になって女優して映画やドラマに出るようになり、
1973年に人気ドラマ『時間ですよ』への加入で知名度を上げ、以降は女優として安定した活動を続けます。
ただ、主演スターとはいえず、どちらかといえば個性派脇役といったポジション。
不幸な過去を背負ったような役も多かったです。


主演女優に
その状況が1980年代半ばになって変わってきます。

不倫ドラマとしてブームになった「金妻」シリーズの第二弾である
『金曜日の妻たちへII 男たちよ、元気かい?』(1984年、TBS)への出演で人気を集めました。
これが36歳の年。

翌年『毎度おさわがせします』(1985年、TBS)の大ヒットで、更にお茶の間への浸透度を上げました。
このドラマでは木村一八さんや故堀江しのぶさんらの母親役。
思春期の息子や娘の子育てに奮戦する、明るい主婦をコミカルに演じ、ピッタリはまりました。

中山美穂さんの出世作なので、彼女の母親役と勘違いされる事もありますが、
中山さんは木村さんの同級生の役なので違います。
(中山さんの母親役は夏木マリさん→新藤恵美さん)

『金妻II』は主演ではありませんでしたが、以後の金妻路線では主役・ヒロインに格を上げ、
『毎度おさわがせします』も大人気で続編が作られ、
更に、これも主役ではありませんが、復活した『時間ですよ』シリーズにも出演するなど、
篠さんは大変な売れっ子となりました。
主演女優としては遅咲き、三十代も後半に差し掛かってのブレイクでした。

このようなキャリアの女優さんがそもそもかなりレアだと思います。
例えば片平なぎささんや浅野ゆう子さんもアイドル歌手てとしてのデビュー後、
女優としては長く脇役を務めていましたが、
それにしても主役を張るようになったのは20代のうちです。


90年代も別格の主演スター
篠さんは40代になり、1990年代を迎えても、コンスタントに主演・ヒロインを務めます。

象徴的だったのは内田有紀さんと母娘役で共演した『半熟卵』(1994年)。
当時は内田さんのアイドル女優としての絶頂期で、ドラマにも連続主演していたのですが、
この『半熟卵』だけは、母親役の篠さんに主演を譲っています。
いかにこの時代の篠さんのバリューが高かったがわかります。

その篠さんの最後の出演作と思われるのが1997年1月-3月放送の『彼 -KARE-』

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もちろん主演です。
相手役はSMAPの稲垣吾郎さん、共演は沢口靖子さん!
沢口さんとはおそらくW主演のような位置付けだったろうとは思いますが、
それにしても沢口さんを差し置いての主役とは、この時点でも確固たるポジションにいた事がうかがえます。


突然、そして無言の退場
そして、この『彼 -KARE-』を最後にドラマのみならず映画、舞台も、一切の出演が確認できません。
まさか、突然仕事が来なくなったなんて考えられません、自発的に引いたのでしょう。
でも「篠さんはどうした!」と騒ぎになったような記憶もないですね。不思議です。

しかし現在でも、売れっ子の脇役俳優は毎クールのようにドラマで見かけますが、
主演スターは、1本連ドラの主役をやったら、しばらくインターバルを置くことが多いです。
むしろ1年に1本くらいのペースが普通でしょう。
半年や1年ドラマに出なかったからといって、特に騒がれたりもしないと思います。
そういう意味では、篠さんもあまり気にされないうちに時間が経ってしまったのでしょう。

ですから、出演歴だけを見ると、突然途絶えたように感じますが、
実際は静かにフェイドアウトしていったというところでしょう。
特に篠さんの場合は夫が有名文化人ですから、彼が活動しているうちは、消息不明というわけではなく、
出ないことで騒がれもしなかったのでしょう。

たとえば、結婚して女優業は休業状態で、たまにCMで見かけたり、雑誌に出たりするような人はいます。
篠さんもそのような方のうちの1人みたいな印象でいて、気がついたら一切出ていない状態、
そして20年近く経ってしまった・・・という感じでしょうか。


最後の『彼 -KARE-』が49歳になる年の作品。
ということは、50歳で区切りをつけたということでしょうか。
前述のように、長いキャリアがあるとはいえ、主演スターとしたは遅咲きの人で、
しかも、実年齢よりも少し上のイメージの役が多かったかと思います。
年齢を区切りとしての実質引退とは、早かったように思います。
しかし、まさに綺麗な引き際といえるのかも知れません。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月22日 (金)

【訃報】中村梅之助死去/『金さん』『伝七』『花神』 1970年代TV時代劇の主演スター

俳優の四代目中村梅之助さんが亡くなりました。85歳
http://www.oricon.co.jp/news/2065610/full/ 
長く劇団前進座の代表を務めた梅之助さんは、1970年代のテレビ時代劇の大スターでもありました。
このブログでは、テレビ時代劇の話を中心に記します。


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四代目 中村梅之助
(なかむら うめのすけ、1930年2月18日 - 2016年1月18日) 本名は三井 鐵男(みつい てつお)

歌舞伎劇団前進座を創設した三代目中村翫右衛門氏の息子。
俳優の二代目中村梅雀さんは長男(元前進座所属 現在は退座)。
1938年に初舞台を踏み、子役として活動。
1945年、前進座に入座。幹事長を経て、代表となる。


映画からテレビ時代劇の時代へ
昭和30年代まで、日本は映画の全盛期。時代劇映画も大量に作られていました。
それが30年代も後半になると退潮に向かい、特に時代劇映画は事実上、終焉を迎えます。

では、時代劇の需要はなくなったのかというと、そうでもなく、
昭和40年代にはテレビドラマとして多くの作品が作られるようになったのです。

40年代のテレビ時代劇を牽引した主演スターといえば、
例えば、三船敏郎さん、大川橋蔵さん、萬屋錦之助さん、近衛十四郎さん、里見浩太朗さんのように、
元々時代劇映画のスターだった人もいます。
高橋英樹さんのように、若手映画スターではあったけど、時代劇の経験は乏しかった人もいます。

そして、それまでは無名に近く、テレビ時代劇で抜擢されてスターになった人達もいます。
例えば、足跡はそれぞれですが、杉良太郎さん、栗塚旭さん、高橋幸治さん、山口崇さんなど。
中村梅之助さんもその一人といえるでしょう。

しかし、この中で梅之助さんは異色の存在でもありました。
テレビの時代に新たなスターとなった人達は、20代から30歳そこそこの若い世代の人たちがほとんどです。
しかし、梅之助さんが代表作にめぐりあってブレイクしたのは40歳になる年でした。
風貌も、年齢のせいもあるでしょうが、スマートな二枚目タイプの他の人達とは少し違うように感じられます。


遠山の金さん捕物帳(1970年7月-1973年9月 NET(現テレビ朝日))
梅之助さんの当たり役といえばこれ。
ご存じ北町奉行遠山金四郎。
映画では東映時代劇の御大、片岡千恵蔵が『いれずみ判官』シリーズとして当たり役としてきました。

梅之助さんは当時既に前進座の看板役者でしたが、映像作品への出演は数えるほどしかありませんでした。
ただ、『金さん』前年の1969年にはNHK大河ドラマ『天と地と』で北条氏康役を演じ、
また大作映画『風林火山』にも出演するなど、映像分野へに進出をはかっていた時期でもありました。

『遠山の金さん捕物帳』はお茶の間で大当たりし、3年間169回続きました。
梅之助さんの演技でテレビでも人気キャラクターとなった「遠山の金さん」は、
これ以降、テレ朝のシリーズは杉良太郎さん、高橋英樹さん、松方弘樹さんらへ引き継がれ、
TBSでは『江戸を斬る』シリーズとして西郷輝彦さん、里見浩太朗さんらが演じました。

だいぶ後の話ですが、ダウンタウンの番組で、金さんの人気投票をやっていました。
杉さん、高橋さん、松方さんらと比べられており、ダウンタウンの二人にとっては予想外だったようですが、
一番票を集めたのは梅之助さんでした。
やはり、テレビで金さんといえば、梅之助さんなのでしょう。


梅之助さんは3年間の『金さん』を終えると、すぐに舞台を日本テレビに移し、
『伝七捕物帖』(1973年10月-1977年10月)に黒門町の伝七役で主演します。
こちらも160回演じました。1979年にはテレビ朝日版も制作されています。
※放送期間が『金さん』より長いのに話数が少ないのは、日本テレビ火曜20時の枠なので、
4-9月は巨人戦中継で休止になることが多かったからです。

そして1977年、大河ドラマ『花神』に幕末の志士、大村益次郎役で主演を果たしました。

概して、飄々した奥行きと余裕を感じさせる役が多かったです。
もちろん、時代劇には様々タイプの役者が出演していますが、
主演ヒーローとしては、あまり他にないタイプでした。


1979年の『そば屋梅吉捕物帳』(-1980年3月 東京12チャンネル)がテレビの連続時代劇での最後の主役ですので、
まさに70年代のテレビ時代劇スターでした。

改めてそのキャリアを俯瞰すると、1970年代は本当に切れ目なしに、連続時代劇に出演し続けています。

1970年7月-1973年9月『遠山の金さん捕物帳』
1977年10月-1977年10月『伝七捕物帳』
(1977年1月-12月『花神』)
1977年10月-1978年5月『達磨大助事件帳』
1978年5月-1978年10月『若さま侍捕物帳』
1979年2月-9月『伝七捕物帳』(テレビ朝日版)
1979年10月-1980年3月『そば屋梅吉捕物帳』

『若さま侍捕物帳』は田村正和さん主演で、梅之助は奉行役で助演ですが、他はすべて主役。
驚くのは、大河ドラマに主演した1977年も10月まで『伝七』、
入れ替わって10月からは『達磨大助事件帳』に主演していることです。
こんなことやったの、梅之助さんくらいではないでしょうか。
その上で、前進座の舞台公演もある筈ですから、すごいです。
(さすがに、1977年は舞台は休んでいるかも知れませんが)


1980年以降は再び舞台を中心とし、テレビは寡作となりますが、それでもNHKを中心に少しずつは出演します。
『真田太平記』(1985年)の徳川家康役などは人気が高いです。
大河でもう一度、家康を観てみたかったです。

昭和の名優がまた一人逝きました。
謹んで哀悼の意を表し、追悼の辞を記させていただきました。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、オリコンより引用
http://www.oricon.co.jp/news/2065610/full/ 
☆☆☆
中村梅之助さん肺炎のため死去 長男・梅雀「父を、誇りに思います」
2016-01-20 12:29

NHK大河ドラマ『花神』『遠山の金さん捕物帳』『伝七捕物帳』で知られる俳優の中村梅之助(本名:三井鐵男=みつい・てつお)さんが18日午前7時25分、肺炎のため死去した。85歳だった。梅之助さんが代表を務める「劇団前進座」が発表した。

梅之助さんは、1930年2月19日、前進座創立メンバー中村翫右衛門の長男として生まれる。東京都出身。38年に『蜂の巣長屋』で初舞台を踏み、翌39年『勧進帳』太刀持ちで4代目中村梅之助を名乗る。45年、前進座に入座し、以後、前進座幹事長を経て、代表となる。昨年の国立劇場公演『文七元結』の家主甚八が最後の舞台となった。主な舞台は『勧進帳』『魚屋宗五郎』『一本刀土俵入』『左の腕』。

また、同日に長男・中村梅雀(60)が「最後まで闘い続けた父を、誇りに思います」とコメントを発表した。
以下、コメント全文。
父・中村梅之助は、1月18日午前7時25分、肺炎で亡くなりました。85歳でした。
 今年の年賀状に、5月の劇団前進座の85周年の舞台に立つ熱い思いを綴っておりましたのに、無念だったと思います。
 数々の舞台に立ち、たくさんのテレビのヒット作品に主演し、何よりも劇団のために全力で尽くしてきた人生でした。
 60代を越えてからは、毎年のように入退院を繰り返し、身体のどこかを手術しながらも復帰して舞台に立ち、頑張って参りまし
 たが、既に身体はボロボロでした。
 私との共演は、劇団の舞台以外ではNHK『真田太平記』の家康と秀忠を、親子で親子役を演じたのみでした。
 私が劇団を辞めてからも度々共演のチャンスがあり、父も楽しみにしておりましたが、とうとう実現は出来ませんでした。
 劇団を守ろう、良い作品を作っていこう、お客様に喜んでもらおうと、最後まで闘い続けた父を、誇りに思います。
 そして、応援し、支えて下さった多くの皆様に、深く感謝いたします。

    中村梅雀
★★★ 

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