31.漫画 アニメ

2016年10月24日 (月)

【声優】肝付兼太さん死去/ジャイアンからスネ夫へ 藤子アニメに欠かせぬ声の名優

訃報 声優の肝付兼太さんが10月20日に亡くなりました。80歳。

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肝付 兼太
(きもつき かねた、1935年11月15日 - 2016年10月20日)

声優、俳優、演出家として長く、幅広く活躍した方ですが、
やはりアニメ『ドラえもん』のスネ夫の声が有名ですし、
実はそれ以前から、藤子不二雄作品との結び付きが強い声優さんでした。

ニュースで「初代スネ夫役」などと書かれていますが、
より正確にいえば、『ドラえもん』アニメにおける「初代ジャイアン役」と言った方が正しいです。
1979年にスタートし、現在に続くテレビ朝日版の『ドラえもん』の6年前、
1973年に日本テレビで放送された『ドラえもん』最初のアニメ化作品ではジャイアンを演じていたのです。


藤子不二雄作品と肝付兼太さん
脇役として、アニメ声優の仕事が増えつつあった1965年、
肝付さんは藤子アニメの第1作であるTBS版『オバケのQ太郎』にゴジラ役で出演します。
ゴジラといっても、別に怪獣ではありません。
『オバQ』における“ゴジラ”は、ガキ大将の少年のニックネームです。
つまり『ドラえもん』におけるジャイアンとほぼ、いやまったく同じと言っていいポジションでした。

アニメ『オバQ』は空前の大ヒット。
肝付さんはその後番組として制作された『パーマン』(1967年)にも
やはりガキ大将のカバ夫役で出演します。

そして1971年、局を日本テレビに移して放送された『新・オバケのQ太郎』でも、
肝付さんは再びゴジラを演じました。
局も制作会社も変わったせいか、TBS版とは声の出演者もほとんど変わった中での再登板ですので、
肝付さんのガキ大将役がいかにはまっていたのかがわかります。


最初はジャイアン役!
そして、前述のように1973年の日テレ版『ドラえもん』でジャイアンを演じたのでした。
それまで藤子アニメのガキ大将キャラを演じ続けてきたので、無難すぎるくらいのキャスティングでした。
この時のスネ夫役は八代駿さん。『いなかっぺ大将』の西一(にし はじめ)などが知られます。

一方で、この日テレ版『ドラえもん』と同時期にNET(現テレビ朝日)で放送された藤子アニメ
ジャングル黒べえ』で肝付さんは主人公の黒ぺえを演じました。
これが初の主役・主演のようです。


ジャイアンからスネ夫へ
ここから6年ほどおいて、1979年4月よりテレビ朝日版『ドラえもん』がスタートします。
ジャイアン役は『ど根性ガエル』で番長のゴリライモを演じた、たてかべ和也さんに譲り、
肝付さんはスネ夫役に就任したのでした。
(“相棒”ともいえるたてかべさんは昨年亡くなりました。)

以来、2005年3月まで26年間、ドラえもんの大山のぶ代さん、
のび太の小原乃梨子さん、しずかの野村道子さん、そしてたてかべさんと共に、
『ドラえもん』国民的人気アニメに育て上げ、5人一緒に勇退したのです。

スネ夫の後すぐ、1980年スタートの同じテレ朝版『怪物くん』で肝付さんはドラキュラを演じます。
この役もイメージはスネ夫に近いですね。
肝付さんの声にはスネ夫やドラキュラのような、悪く言えば“小悪党”的なイメージが強く、
ガキ大将がイメージし難い人も多いかも知れません。

さて、駆け足で肝付さんの藤子アニメのおける足跡を見てきました。
もはや大河作品ともいえる『ドラえもん』において、ジャイアンとスネ夫は単純に、
悪役=ヒールと分類できるようなキャラクターではありません。

しかし、基本構成としては、のび太をいじめる悪役ポジションではあります.
ただ、その悪役の中でも、ガキ大将のジャイアンと、腰巾着で金持ちの息子のスネ夫では、キャラは好対照です。

この組み合わせは『ドラえもん』に限らず、藤子アニメの定番でした。
例えば、『オバケのQ太郎』=ゴジラとキザ男
『パーマン』=カバ夫と三重晴三
『キテレツ大百科』=ブタゴリラとトンガリ(アニメオリジナルの要素も強いですが)

肝付さんは40年にわたる藤子アニメの歴史の中で、
この重要な二つのタイプをキャラクターを演じてきたことになります。
藤子アニメを語る上で、欠かす事のできない重要な役者さんでした。

謹んで哀悼の意を表し、追悼の文を記させていただきました。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、オリコンスタイルより引用
http://www.oricon.co.jp/news/2080424/full/
☆☆☆
声優・肝付兼太さん死去 『ドラえもん』公式が追悼「多くの子どもたちに夢と希望届けた」

『ドラえもん』の先代・スネ夫役などで知られる声優の肝付兼太(本名・肝付兼正【きもつきかねまさ】)さんが20日、肺炎のため80歳で亡くなった。きょう24日、テレビ朝日の『ドラえもん』公式サイトは肝付さんの死を悼み「多くの子どもたちに夢と希望を届けて下さった」とコメントを掲載した。

▼肝付兼太さん追悼コメント
「1979年から2005年まで26年もの長い間、“骨川スネ夫”の声優を務めていただいた、肝付兼太さんがお亡くなりになりました。多くの子どもたちに夢と希望を届けて下さった肝付兼太さんのご冥福を心からお祈りいたします。」

肝付さんは1935年11月15日生まれ。鹿児島出身。1979年から2005年まで『ドラえもん』でスネ夫役を務めたほか、『怪物くん』のドラキュラ役や『それいけ!アンパンマン』ホラーマン役、子供向け番組『にこにこぷん』のじゃじゃまる役などで人気を博した。
★★★ 

2016年2月15日 (月)

【アニメ】『キングコング』(1967)/珍しい日米合作の連続TVアニメ

テレビアニメ版の『キングコング』。
1970年代前半、特に夏休みなどの昼間によく再放送されていました。

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当時は国産のアニメに加え、主にアメリカ製の輸入アニメも多く放送されていましたが、
この『キングコング』は子ども心にも、そのどちらとも区別がつかないような面がありました。
そう感じたのは正しかったようで、このアニメはアメリカのビデオクラフト社と日本の東映動画による日米合作だったのです。

アメリカでは1966年9月10日から1969年8月31日までABC放送にて放送。
日本では『001/7親指トム』とともに1967年4月5日 - 1967年10月4日にNET系で放送されました。
全26話。日本での放送時間は毎週水曜19:30 - 20:00。



♪ウッホー ウホウホ ウッホッホー
   ウッホー ウホウホ ウッホッホー
  大きな山をひとまたぎ キングコングがやってくる
   こわくなんかないんだよ キングコングはともだちさ

懐かしい主題歌。勇壮でワクワクするような名曲です。
作曲はこの時代のアニメソングの名曲を多く手掛けた小林亜星氏で、作詞も担当しています。
『キングコング』に続いて流れる『001/7親指トム』は、本放送時はセットで放映されていたようですが、
再放送でも観た記憶がありません。

このアニメは内容も不可解な点がありました。
『キングコング』のオリジナルは1933年のRKO制作のアメリカ映画ですが、
そこにまったくない設定が登場するのです。

一番大きいのは「ドクター・フー」というシリーズを通しての悪役の登場です。
コングを捕えて利用しようとする悪の科学者です。
連続アニメにするのに、このような悪役が必要なのは判ります。

問題はネーミングです。
日本ではあまり知名度は高くないですが、「ドクター・フー(Doctor Who)」といえば、
イギリスの有名なSFテレビドラマの主人公、ヒーローです。
なぜ、この名前をつけたのでしょう。
アメリカでもこの名前のままで放送されたようです。

実はこの設定はこのアニメだけのものではありません。
同じ1967年に東宝が制作・公開した『キングコングの逆襲』にも、この悪のドクター・フーが登場しています。
米国側の要請でリンクさせた、コラボ企画だったようです。

フーを演じたのは天本英世さん。『仮面ライダー』で死神博士を演じる5年ほど前のことです。
フーの子分の中には、『ウルトラマン』の主人公ハヤタ隊員役の黒部進さんの顔も見えます。
『ウルトラマン』の前の端役時代でしょうか?いえ、『ウルトラマン』放送終了直後です。
なんとも凄いキャスティングをしたものです。

それはともかく、このドラマのコングはボビー少年と共に戦う正義のヒーローとして描かれました。
もう一度観てみたいものです。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年2月 8日 (月)

【漫画】『サザエさん』 幻の結婚回 「週刊朝日増刊」に掲載

以前このブログで、新聞連載漫画としての『サザエさん』の超入門編を書きました。
主に連載初期、特にサザエさんの結婚と、磯野家の福岡→東京転居をテーマとしました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-d602.html

その中で、サザエさんの結婚については新聞に掲載されてはいるが、
単行本には収録されておらず、詳細は不明と書きました。

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その幻の回が今年の朝日新聞社から昨年末に発行された
「週刊朝日臨時増刊号 サザエさん2016「サザエさん」生誕70年
長谷川町子美術館開館30周年 記念特別号」
に掲載されています。

貴重な資料ですので、引用させていただきます。


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1947年5月8日付「夕刊フクニチ」掲載。

特にオチもなく、また新郎も登場しない、あっさりした話です。
これ以前に、新郎が登場する回があったのは判りませんが。
最後の口上を読むと、再開前提の休載ではなく、完全な最終回を想定していたようですね。

セリフがすべてカタカナ表記なのが特徴です。
どうもこの時代は、新聞掲載時はそうだったようです。


以前のブログでも記したように、
終戦を家族と共に福岡で迎えた長谷川町子さんは翌1946年4月、
福岡の地方紙「夕刊フクニチ」に4コマ漫画『サザエさん』の連載を開始しました。

しかし、一家は再上京を決意。
その準備もあり、『サザエさん』は同年8月に一旦終了します。僅か4ヶ月の連載でした。
町子さんの自伝的漫画『サザエさんうちあけ話』では、
このタイミングでサザエを結婚させたように書かれているのですが、これは誤りです。

同年暮れに東京に移った町子さんは翌1947年1月、
フクニチ紙上で『サザエさん』の連載を再開します。
この時も4ヶ月ほどで、同年5月に一旦終了。
このタイミングで書かれたのが、今回紹介した結婚エピソードでした。

この後、同年10月よりフクニチでの連載が再開されていますので、
この時からマスオとタラちゃんが登場したのでしょう。

Old Fashioned Club  月野景史

2015年10月28日 (水)

アメリカではハロウィンに仮装しない!?/ 米国アニメに見るハロウィン 『キム・ポッシブル』『おさるのジョージ』

ハロウィン(ハロウィーン Halloween)。
以前は、日本人に馴染みの薄いものでした。
元々、由来がキリスト教でもギリシャ・ローマ神話でもなく、ケルト文化。
欧州にもなく、北米大陸のみに広がった、なんとも主旨の解り難い祭事。

でしたが、その主旨を理解することもないまま、この10年ほどで日本にもすっかり定着しました。
仮装をメインとしたイベント・パーティーとしてで、場所や年代はまだかなり限定されますが。
しかし、やるとなると徹底的になるのが日本人、若者達の仮装ぶりは今や日本観光の目玉のひとつでもあるようです。

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画像の引用元 http://curazy.com/archives/41802

一方、元からハロウィンのイメージとしてあった、子ども達が近所を回ってお菓子をもらうスタイルは定着しませんでした。
まぁこれはセキュリティや近所問題等、色々あるから難しいでしょう。
もっとも、それならアメリカはもっと難しいようにも思いますが。


アメリカでは仮装しない!?
ところで、先日テレビのワイドショーで、街角でインタビューされた外国人観光客の驚くべき発言がありました。
「日本のハロウィンはおもしろいねえ! アメリカでは仮装なんかしないよ。」
もちろん本人が日本語でそう言っていたのではありません。翻訳です。
なので、本当のニュアンスはわかりません。

これは・・・、さすがにおかしくはないですか?
もちろんアメリカだって、人により、家庭により、地域により差はあるでしょう。
しかし、アメリカの映画、ドラマなどに、ハロウィンのイベントで人々が仮装する光景はたくさん出てきます。
全然やらないとは、信じられません。

この問題を検証するなら、普通の人々の生活を描いた米国製アニメを観るのが良いかも知れません。
例えば、つい最近放送されたアニメ『おさるのジョージ』のスペシャル版「おばけ伝説のなぞ」でも、
ハロウィンの夜に仮装コンテストが行われていました。

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大人も子どもも、そしておさるも、まさに町を上げてのイベントとして開催されていました。


『おさるのジョージ』(Curious George)
原作はもはや古典的な作品ですが、このアニメは2006年からの新しいシリーズです。
ただ、劇中には携帯電話も出てこず、設定は現代とは言い難いかも知れません。
まぁ『サザエさん』と同じですね。

ジョージは飼い主の黄色い帽子のおじさんと都会のマンション暮らしですが、
おじさんの別荘のある田舎を舞台にした回も多く、この話も田舎でのエピソードでした。
「ハロウィン=仮装」は生活文化としてしっかり根付いているようです。


さて、もうひとつ、アメリカ製のアニメで描かれたハロウィンを見ましょう。
私のお気に入り、ディズニー制作『キム・ポッシブル』(Kim Possible)。


2002年のスタートで、まさにその時点の現代、インターネットも携帯電話も当たり前の世界が舞台です。
主役のキム・ポッシブルは親友のロン・ストッパブルを助手役に世界を救う任務を行うヒーローですが、
普段は普通の女子高生、ミドルトンという架空の街で両親と双子の弟と暮らしています。
変身するわけでもなく、ヒーローであることはみんな知っているという設定が斬新でした。

その中の「キムはうそつき」という作品のテーマがハロウィン。
原題は「October 31st」。10月31日、まさにそのままです。

この話の興味深いのは、幼い子ども達、高校生、大人達、
三世代のハロウィンイベントが描かれているところです。


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子ども達は仮装して、お菓子をもらいに近所を回ります。
1人、大きいお兄ちゃん(ロン)がまざってますが、日本人にも比較的イメージし易い、ハロウィンの光景です。


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高校生は仲間同士でパーティー。やはり仮装して集まっています。左がキム。


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そして、大人達はチャリティーイベントを開催。
こちらもテーマは仮装、ドラキュラと魔女に扮しているのが、キムのパパとママです。

各世代が年齢に合わせたスタイルでハロウィンを楽しんでいますが、「仮装イベント」は共通しています。
仮装するのは日本だけとか、アメリカでは小さい子ども達しかやらない、などということは、さすがになさそうです。
少なくとも、今回紹介した2本のアニムを見る限り、アメリカでは老若男女が仮装してハロウィンを楽しんでいました。
イメージとしてはやはりオバケ、ホラーティストが基調のようですが、
そうでなくてはならない、というほどでもなさそうです。

Old Fashioned Club  月野景史

2015年9月 1日 (火)

【幻の藤子アニメ】『ウメ星デンカ』『ジャングル黒べえ』 DVD発売

ネットニュースより
藤子・F・不二雄、幻のアニメ「ジャングル黒べえ」「ウメ星デンカ」が初パッケージ化
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20150901_718848.html

これはたしかに、それぞれ意味合いは多少違いますが、“幻の作品”に違いありません。
この2作のDVDがリリースされるとは!
ネットのニュースでは『ジャングル黒べえ』が先に書かれていますが、
放送順通り『ウメ星デンカ』から先に記述し、『黒べえ』に繋がる藤子アニメの流れも併せて記します。

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ウメ星デンカ
1969年4月1日から同年9月30日までTBS系で放送 全26回(52話)


TBSは1965年の『オバケのQ太郎』の大ヒット以降、『パーマン』『怪物くん』と、
藤子不二雄作品のアニメ化を放送してきました。
厳密にいうと、『オバQ』は藤子・F・不二雄氏と藤子不二雄Ⓐ氏の共作、『パーマン』はF氏、
『怪物くん』はⒶ氏の作品ということになりますが、当時はすべて「藤子不二雄」名義で発表されていました。

しかし、ブームを巻き起こした藤子アニメシリーズも一時の勢いはなく、『ウメ星デンカ』は半年で終了してしまいました。
決して悪い作品ではないのだが、時期に恵まれなかったとの見方もあります。
そして、日本のテレビも急速にカラー化が進んでいた時代なのですが、モノクロで制作された本作は
再放送の機会が少なく、また前3作のようなカラーでのリメイクもなく、忘れられた作品となってしまいました。

ソフト化については、TBSモノクロ版の前3作ですらビデオ化されてなかったので、望むべくもなかったのですが、
近年に『怪物くん」『パーマン』はDVD化されました。
それに続いた形ではありますが、まさか『ウメ星デンカ』とは、驚きました。

異世界からきたキャラクターが普通の家庭に住み着くという、藤子F漫画の定番スタイルですが、
宇宙からの来訪、親子3人で居候という際立った特徴があります。
故郷のウメ星が爆発してしまい、帰る地を失ったという、どこかで聞いたようなハードな設定もユニークです。


『ウメ星デンカ』以後の藤子アニメ
4作続いたTBSの藤子アニメシリーズも『デンカ」が終わる1969年9月にて休止。
その後はどうなったか?

実は、翌1970年1月より小学館学年誌にてあの『ドラえもん』の連載が始まるのですが、アニメ化は見送られます。
そして、1971年9月より局を変えて、日本テレビで『新オバケのQ太郎』がカラーで放送されます。
これは1972年12月まで1年3か月、それなりの人気を得て放送され、
終了後も更に何度も再放送されたので、幅広い世代に視聴されました。

そして、『新オバQ』の終了から4ヵ月後の1973年4月、日本テレビは『ドラえもん』をスタートさせました。
今に続く、テレビ朝日・シンエイ動画版とは別シリーズで、“旧ドラえもん”などとも呼ばれます。
しかし、人気は得られず、半年で修了してしまい、この作品もまた“幻”となりました。
この“旧ドラ”とほぼ同じタイミングで現テレビ朝日系で始まったのが『ジャングル黒べえ』なのです。



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ジャングル黒べえ
1973年3月2日から9月28日まで毎日放送制作、NETテレビ(現・テレビ朝日)系で放送  全31回 (61話)


このアニメは藤子作品としては異例のアニメ先行企画で、藤子F氏が関わる以前に既に原案がありました。
だから、アニメと同時に藤子F氏による雑誌連載が始まったのです。
小学館の学年誌に『ドラえもん』と併載されていました。

物語はピリミー国のジャングルから来た黒べえが日本の平凡な家庭に住み着く王道パターン。
やがて弟の赤べえもやってくるのですが、これは『新オバQ』のO次郎と類似したキャラで、声優さんも同じでした。
黒べえは居候している家の少年・しし男に恩義を感じていて、その恩を返そうとして騒動を起こすのが基本テーマです。
軽快なオープニングテーマ、テンポの良い展開でなかなか面白かったのですが、途中から様相が変わってきます。

ピリミーから黒べえの宿敵ガックが登場。
ガックはオバQのドロンパのイメージに重なる面があり、『新オバQ』のドロンパと声優さんも同じでした。
ガック登場後、彼が呼び寄せる珍獣と黒べえの戦いがテーマのようになっていきます。
私はこの変化は、あまり歓迎しませんでした。
そもそも、ガックは藤子氏による雑誌連載にほとんど登場しないキャラなので、
アニメスタッフが勝手に原作を変えてしまっているようにも感じていました。
まぁ実際には、前述のようにそもそも藤子F氏原作とも言い切り難い面もあったのですが、


“幻のアニメ”の理由
しかし、『黒べえ』はこのような事情で幻の作品になったわけではありません。
終了後もしばらくは再放送されていました。
ある理由で封印されたのです。

その理由とは・・・タイトルやビジュアルからすぐわかるでしょうが、黒人差別問題です。
『黒べえ』自体が批判対象になってわけではないのですが、
『オバケのQ太郎』の1エピソードへの抗議を受け、版元側が自主規制したということのようです。
時代を考えれば致し方ない面もあったと思います。


ともかく、『ジャングル黒べえ』は今年12月、『ウメ星デンカ』は来年1月の発売です。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、AV Watch‎ のニュース記事より引用
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20150901_718848.html
☆☆☆
藤子・F・不二雄、幻のアニメ「ジャングル黒べえ」「ウメ星デンカ」が初パッケージ化

藤子・F・不二雄原作で、1973年に放送された「ジャングル黒べえ」と、1969年放送の「ウメ星デンカ」が初パッケージ化。どちらもDVD-BOXで、「ジャングル黒べえ」は12月9日に29,800円で、「ウメ星デンカ」は2016年1月6日に24,800円で発売される。初回生産限定。発売元は東映ビデオ。販売元は東映。

2015年12月9日 ジャングル黒べえ
DVD-BOX 片面2層×5枚 本編775分 4:3 (1)モノラル DSZD-08145 29,800円

2016年1月6日 ウメ星デンカ
DVD-BOX 片面2層×4枚 本編650分 4:3 (1)モノラル DSZD-08147 24,800円

なお、東映ビデオでは両作品について、「本編の一部に現在では不適切と思われる表現が含まれている箇所があるが、作品の歴史的価値を尊重し、なるべく作品完成時の状態を忠実に再現することを優先して収録した」と説明。また、映像や音声の一部には、オリジナルマスターに起因する、現在の技術において修復困難なフィルム上の退色や傷、音声ノイズなどが発生するカ所があるとしている。

ジャングル黒べえ
ピリミー国の王さまの息子、通称・ジャングル黒べえがひょんなことから来日。黒べえのピンチを、何をさせてもまるでダメな小学生・佐良利しし男が偶然助けたことから、義理がたい黒べえは恩を返すまで日本にとどまることを決意。得意の魔法でしし男のピンチを救おうとするが、毎回、逆にてんやわんやの騒動を起こす……という物語。
黒べえの弟・赤べえや、ペットのパオパオ、ライバルの魔法使い・ガック、そしてガックがピリミーから呼び寄せる様々な珍獣など、藤子・F・不二雄作品らしいユニークなキャラクターが多数登場する。
演出を出崎統、絵コンテは吉川惣司、石黒昇、作画監督は椛島義夫、杉野昭夫、脚本は金子裕、山崎晴哉といった、黎明期の東京ムービー(現トムス・エンタテインメント)作品を支えた名匠たちが一堂に会して手掛けている。
黒べえの声を、かつて「ドラえもん」でスネ夫を演じていた肝付兼太が、しし男の声は、キテレツ大百科のコロ助などで知られる、杉山佳寿子が演じている。「ウラウラ」、「ベッカンコ」、「これジャングルの常識!」など“黒べえ語”も当時子供たちの間で流行した。
ディスクは5枚組で、全62話を収録。なお、9話は映像のみの収録となる。映像特典としてノンスーパーオープニングを収録予定。36ページのブックレットも同梱する。

ウメ星デンカ
はるか宇宙の果てのウメ星の爆発により、王様とお妃、それにデンカを乗せた瓶(カメ)が地球の中村家へ漂着する。何かと揉めごとが起きるが、王様一家を気の毒に思う中村家は同居を許可。その日から王室と中村家の奇妙な共同生活が始まり、珍騒動が巻き起こる。
デンカがいろいろなアイテムを不思議な瓶(カメ)からとり出すのは、「ドラえもん」の原点ともいえ、この作品の人気を受けて「ドラえもん」の連載がスタートした。
忠臣ベニショーガ、イモ掘りロボット・ゴンスケを始めとした藤子・F・不二雄作 品ならではのユニークなキャラクターも多数登場。声優、杉山佳寿子の主役デビュー作でもある。
東京ムービー、スタジオ・ゼロ作品を手掛けた名スタッフが参加。彼らは後に「天才バカボン」、「ど根性ガエル」など、東京ムービー・ギャグアニメを生み出すことになる。
ディスクは4枚組で、全52話を収録。特典映像として、ノンスーパーオープニング/エンディングを収録予定。36ページのブックレットも同梱する。
★★★

2014年5月 9日 (金)

『ルパン三世』が宝塚に!/早霧せいなトップスターお披露目公演

『ルパン三世』についてはブログでも何度か書いています。(→こちらなど)

アニメファーストシリーズ放送から43年。
今年8月には、小栗旬主演で実写版『ルパン三世』が公開されるなど、
人気はいまだ衰えません。

その『ルパン三世』を、今度はあの宝塚歌劇団がミュージカル化します。
来年、2015年1月1日から塚大劇場、2月20日から東京宝塚劇場で、雪組による公演です。

私は仕事の関係もあり、昨年初めて宝塚の公演を観劇し、すっかりファンになりました。
昨年夏に雪組の『ベルサイユのばら』を 、
今年1月に、やはり雪組による『Shall we ダンス?』を観たのです。
この2作に主演した雪組トップスターの壮一帆さんと、トップ娘役の愛加あゆさんは
共に今年8月での退団が公表されています。

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ですので、『ルパン三世』は二番手だった早霧せいなさんがトップスターに昇格しての公演となります。
トップ娘役に就任するのは咲妃みゆさん。
配役は未発表ですが、おそらくこの二人でルパンと峰不二子を演じるのでしょう。
(不二子については、違う可能性もゼロではないですが)

私が観賞した二公演での早霧せいなさんですが、
『ベルサイユのばら』ではオスカル役でした。
『ベルばら』のオスカルなら主役のように思えますが、この公演での主役はフェルゼンなのです。

そして、『Shall we ダンス?』では、映画版で草刈民代さんが演じたダンス教師を演じました。

そうなのです。
早霧さんは男役の二番手なのに、私が観た2本ではいずれも女性の役だったのです。
まぁオスカルは、いわゆる“男装の麗人”の象徴のような役で、
男役の人が演ずるのが当たり前でしょうが。
『Shall we ダンス?』の方は純然たる女性役なので、ちょっと意外でした。
ただ、クールビューティーなイメージの役ですので、理解できるキャスティングでしたが。

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『Shall we ダンス?』の壮さん(左)と早霧さん。
二人で踊るシーンは、実はあまり多くありません。
元の映画がそうだから、仕方ないのですが。



ただ、『Shall we ダンス?』の記者発表の際に早霧さんは、
2本続けて女性役に、若干困惑しているような・・・、
本当に困っているかは別にして、そんなニュアンスを含めた発言をしていました。
咲妃みゆさんは今年3月に雪組に移籍したばかりで、この2本には出ていません。

早霧さんと咲妃さんにとっては、この『ルパン三世』が宝塚大劇場でのお披露目公演となります。


さて、ストーリーはどうなるのでしょう?
原作漫画やアニメ版にあるエピソードを舞台化するのか、
あるいはオリジナルストーリーなのか。

上に、咲妃さんが峰不二子役でない可能性もあると書きましたが、
例えば、ルパンシリーズでおそらく最も有名な『カリオストロの城』を舞台化するのだとしたら、
娘役のヒロインは不二子ではなく、クラリスでしょう。
その場合、不二子は男役の人でもいいかも知れません。
この作品での不二子は特に男っぽいですから。

しかし、お披露目公演ですから、ルパンと不二子でヒーローとヒロインということになるかと思いますが。


Old Fashioned Club  月野景史


以下、シネマトゥディより引用
http://www.cinematoday.jp/page/N0062865
☆☆☆
2014年5月9日 18時46分
宝塚が「ルパン三世」のミュージカルに初挑戦!
[シネマトゥデイ芸能ニュース] 宝塚歌劇団が日本アニメの金字塔「ルパン三世」のミュージカル公演に初挑戦することがわかった。雪組トップスター・早霧せいなとトップ娘役・咲妃みゆが主演し、二人にとっては宝塚大劇場でのお披露目公演となる。

以前宝塚では、公演「'95TCAスペシャル 『マニフィーク・タカラヅカ』」内の一演目として、真矢みきがルパン三世にふんするパロディーを行ったこともあるが、正式な公演として「ルパン三世」が上演されるのは今回が初。ミュージカル「ルパン三世」では、映画『赤線 AKA-SEN』でも脚本執筆経験を持つ小柳奈穂子が脚本・演出を務める。

本公演では、同ミュージカルのほかにも、ファンタスティック・ショー「ファンシー・ガイ!」が同時上演される。宝塚大劇場では2015年1月1日から2月2日まで、東京宝塚劇場では2015年2月20日から3月22日まで上演される予定。

今年は8月30日に小栗旬主演で実写版『ルパン三世』が公開されるほか、次元大介を主人公にしたスピンオフアニメ映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』も6月21日より期間限定で特別上映される。ルパンファンにはたまらない日々が続きそうだ。(編集部・井本早紀)
雪組公演「ルパン三世」「ファンシー・ガイ!」は、宝塚大劇場にて2015年1月1日から2月2日まで、東京宝塚劇場にて2015年2月20日から3月22日まで上演予定
★★★

2014年4月17日 (木)

【死神くん】幻の名作漫画が、嵐の大野智主演でドラマ化

明日、4月18日からテレビ朝日系列の金曜ナイトドラマ枠で、
ジャニーズの人気アイドルグループ、嵐の大野智さん主演で『死神くん』が放送されます。

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番組公式サイトより


大野さんは以前、『怪物くん』の実写版ドラマで主演しました。
『死神くん』も原作はマンガです。
タイトルも似ていますね。

しかし、昭和を代表する漫画家である藤子不二雄A氏の作品で、
ドラマ化以前に、二度の連続アニメにもなった『怪物くん』に対して、
『死神くん』は・・・、知らない人が多いでしょう。

実は、私は好きなマンガでして、一部ですが文庫版コミックスも所有しています。


001_2
『死神くん』
作 えんどコイチ
「フレッシュジャンプ」「月刊少年ジャンプ」1983年~1990年連載 全79話
ジャンプコミックス全13巻  愛蔵版及び文庫版全8巻。

通算の連載期間は7年の長期に及びますし、
出版大手の集英社の漫画誌連載で、コミックスも発売されていますから、
「幻のマンガ」の形容が相応しくないかも知れません。、
しかし、知ってる人は少ないでしょう。

原作者はえんどコイチ氏。
代表作は週刊少年少年ジャンプに連載された『ついでにとんちんかん』でしょう。
漫画誌の最高峰『少年ジャンプ』で、1985年から89年まで4年間続きましたから、立派なものです。

Photo_2

この作品はナンセンスギャグです。
これはこれで、好きなマンガでした。


ところで、私は今まで勘違いをしていました。
ギャグマンガの『ついでにとんちんかん』の終了後、
えんど氏は新機軸として『死神くん』を描いたのだと思ってました。

実は『死神くん』が先に始まり、後発の『ついでに~』と併行として描き続け、
『死神くん』』の方が少し後まで残ったようです。

ただ、『死神くん』は途中休載もあり、また掲載誌の休刊による移籍などもあったりして、
断続的な連載だったようですが。


では、『死神くん』とはどんなマンガなのか?

筆致はギャグマンガ風ですが、
連載中にたしか「ソウルフルロマン」というキャッチがあったと思います。
「ロマン」は違うかも知れませんが、「ソウルフル」は間違いないと思います。
最近の言葉でいうと、ハートウォーミングというのも合ってるかも知れません。

そういう作品です。
『怪物くん』のような、怪奇物、ホラー物のパロディではありません。

文字通りの“死神”、人間を死に導くのが仕事の死神くんと、
選ばれてしまった人間とのドラマです。
死にあたり、人間はその人生を思い返す、という展開が多いですね。
読み終わって、しばし余韻に浸る・・・、そんな作品です。
ジーンとくる、感動的、といったタイプです。

現行の漫画作品だと、筆致は違いますが「漫画アクション」の『走馬灯株式会社』に
テイストが似てるかも知れません。
これも知る人ぞ知る、なので、あまり参考にはならないかも知れませんが。


さて、どんな実写版になりますか。
以前はマンガの実写化って、大きく外すこともあったと思いますが、
最近は手堅く作ることが多いよう感じます。
とりあえず注目します。


死神くん
2014年4月18日 - 6月(予定) 金曜23:15 - 24:15(60分)
制作局 テレビ朝日
原作 えんどコイチ
出演者 大野智 桐谷美玲 菅田将暉 松重豊

http://www.tv-asahi.co.jp/shinigamikun/ 


Old Fashioned Club  月野景史

2014年2月10日 (月)

【アニメ】『サザエさん』波平役 永井一郎さん後任は茶風林さんに決定

昨日放送された、永井一郎さん最後の波平役の『サザエさん』。
番組内では明らかにされなかった後任が発表され、
2月10日早朝のタイミングで、一斉にネット配信されました。

Photo_2
磯野波平役の後任声優は茶風林(ちゃふうりん)さん。
1961年12月4日生まれ、52歳。


写真を見ると、波平役には若過ぎに思えますが、
52歳なので、アニメの設定上54歳の波平役にはピッタリです。

茶風さんは『サザエさん』と同じ日曜夕方フジテレビの人気長寿アニメ
『ちびまる子ちゃん』で永沢君とヒデじいを演じている人です。
永井さんと同様、若い頃が年配男性役も演じていました。

いわゆる“下馬評”では、あまり名が挙がってなかったかと思いますが、
これからどのような波平を作り上げていくのでしょうか。

ニュース記事によると、2月6日に行われた収録に参加したようです。
これは、再来週2月23放送分の収録だと思います。
この時に、仮の人が声をあてたという、2月16日放送分の波平部分も収録したのかも知れません。
いずれにしろ、永井さん最後の波平放映終了まで、公表を控えるという判断をしたようです。


以下、SUNSPO.COMより引用
http://www.sanspo.com/geino/news/20140210/oth14021004000000-n1.html
☆☆☆
2014.2.10 04:00
波平さん後任は“永沢君”!茶風林「精いっぱい務めます」
1月27日に虚血性心疾患のため死去した声優、永井一郎さん(享年82)が務めていたフジテレビ系アニメ「サザエさん」(日曜後6・30)の磯野波平役の後任声優が、茶風林(ちゃふうりん=52)に決まったことが9日、分かった。

1969年の放送開始から永井さんだった波平の声が、30歳若返る。同局によると、茶風林は16日放送回から担当。複数の候補者の中から番組プロデューサーらが面接して決定した。

6日に行われた収録ではサザエさん役の加藤みどり(74)ら主要キャストと初対面。最初は緊張していたが、すぐに溶け込み和気あいあいとした雰囲気の中でアフレコが行われたという。

茶風林は同局系「ちびまる子ちゃん」(日曜後6・0)の永沢君とヒデじい、日テレ系「名探偵コナン」(土曜後6・0)の目暮警部など、人気アニメキャラの声を担当する売れっ子声優。

野崎理プロデューサーは「温かく包みこむ優しい声は波平さんのイメージにぴったり。怒るのではなく叱ることのできる“日本のお父さん”を演じていただけると期待しています」と力を込める。

茶風林も憧れの先輩という永井さんの後任に恐縮しつつ、「永井さんが作り上げた波平のイメージを損なうことのないよう精いっぱい務めます」と意気込んでいる。

茶風林(ちゃふうりん)
本名非公表。1961年12月4日生まれ、埼玉県出身。東洋大卒業後、舞台俳優として活動し、80年代後半からは声優の仕事も始める。「機動戦士Vガンダム」のロメロ・マラバル役、「キテレツ大百科」の麗三郎役、「忍たま乱太郎」の和尚役などの人気アニメをはじめ、海外映画の吹き替え、ナレーションも務める。特技はタップダンス。1メートル67、血液型A。
★★★


Old Fashioned Club  月野景史

2014年2月 9日 (日)

【アニメ】永井一郎さん最後の波平 『サザエさん』今日2月9日放送/来週からの後任は?

1月27日に82歳で亡くなった、『サザエさん』の波平役で知られる声優、永井一郎さん。
その永井さんによって最後に収録された『サザエさん』が、
今日2月9日、18時30分より放映されます。
003

永井さんの“最後の波平”。

もちろん注目が集まります、見逃せません。
しかも3話目のタイトルは「波平、親切騒動」。波平主役の話のようです。

一方で波平役の後任がいまだ発表されないのが気になります。
一時、ネットで緑川光さんに決定との報が流れましたが、これはデマだったそうです。

現時点で、確認できる情報を並べてみます。

◆『サザエさん』は、来週2月16日(日)も放送予定である。
◆その2月16日放送分は、1月30日に収録済である。

では、波平の声はどうしたのか?
2月3日に行われた、永井さんの葬儀のを伝えるニュースサイトを参照します。
http://www.oricon.co.jp/news/2033656/full/

サザエ役の加藤みどりさんらの声を伝えた後、後任についてこう書かれています。
『2月16日放送分の波平の声は、仮の人の声で入れられた状態で未完成。
フジテレビは、波平の後任に関して「調整中」とし「改めて発表させていただく」とした。』 

つまり、2月16日放送分でも波平は登場するけど、
とりあえず1月30日の収録では、仮の人が声をあてた。
16日の放送までには後任の人を決定し、声入れも行う、ということのようです。

私は、しばらくは波平を登場させない可能性もあるかと思っていましたが、
(画面には出ても、声を発しないというやり方も含めて)
記事を読む限り、ちゃんと来週からも登場させるようですね。

もしかしたら、現時点では後任が決定している可能性も、
あるいは、既に声入れまで済んでいる可能性もあるかと思います。
今日の放送でなんらかの発表があるかも知れません。


後任候補について、こちらのサイトから引用しておきます。
http://www.j-cast.com/2014/01/28195283.html?p=all
☆☆☆
穴子役の若本規夫、低音ボイスの大塚明夫を推す声も

声のイメージが定着してしまっているため、代役探しは困難を極めそうだが、波平のいない「サザエさん」もまた考えられないので、放送を継続するには後任を決めなければならない。ネット上では、候補者としていろんな声優の名前が挙がっている。

多くの人が推薦しているのは、永井さんと同じ青二プロダクション所属で、「ブラック・ジャック」の本間丈太郎役、「美味しんぼ」の大原社主などで知られる阪脩(さか・おさむ)さん(83歳)。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」大原大次郎役でおなじみの佐山陽規(さやま・はるき)さん(63歳)。
「サザエさん」で現在穴子役を務める若本規夫さん(68歳)が二役やるのはどうか、との声もある。

「全く新たな波平件像を作るべき」として、ゲーム「メタルギアソリッド」主人公のソリッド・スネークの声優や、スティーブン・セガールさん、ニコラス・ケイジさんの吹き替えなどを務め、ダンディーな低音ボイスと評される大塚明夫さん(54歳)の名前も挙がっている。

一方、永井さんの声への愛着を捨てきれず、「ボーカロイドで永井さんの声を作ればいいのでは」という意見もある。
★★★

この他にも、
1990年代と2000年代の『ゲゲゲの鬼太郎』でねずみ男役を演じた千葉繁さん(60歳)、
七色の声を持つ男と呼ばれる山寺宏一さん(52歳)、
そして、実写版『サザエさん』で波平を演じた片岡鶴太郎さん(59歳)らの名も挙がっています。

山寺さんはルパン三世の銭形警部役を納谷悟朗さんから引き継いでいます。
さて、どうなるのでしょうか。

※追記 放送は終了しました。
永井さんのこと、後任のこと、一切ふれませんでしたね。
実はこれもあり得るかなとは思っていたのですが、さて来週、どうなりますか?

※追々記
永井さんの後任は茶風林さんと発表されました。↓詳細はこちらを。

http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-6775.html

Old Fashioned Club  月野景史

2014年1月29日 (水)

【訃報】声優永井一郎氏死去/『サザエさん』波平役45年目 生涯現役を貫く

『サザエさん』の磯野波平役で知られる声優、永井一郎さんが1月27日に死去しました。82歳

Photo
所属プロのプロフィールより


『サザエさん』 『ドラえもん』 『ルパン三世』
漫画・アニメ大国日本を代表する長寿アニメ。

「アニメの主人公は年を取らないからいいですね。」
これ、はるか昔のサザエさんのセリフなのですが、
30年、40年続くと、声優さんの年齢問題も避けて通れません。
このブログでも何度か取り上げてきました。

実際、『ドラえもん』と『ルパン』は今世紀に入り、大幅な交代がありました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-ec90.html

しかし、最古参の『サザエさん』は1969年のスタート以来今年で45年目、
磯野家・フグ田家の主要レギュラー7人のうち、4人が変更なしという驚異の状況を守っていたのです。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/1970-6c5d.html

ですが、残念ながら今回、その一角が崩れてしまいました。

『サザエさん』では、過去に長く二代目カツオ役を務めた高橋和枝さんが亡くなっています。
ただ、高橋さんは既に病気で降板した後のことでした。
現役のまま亡くなるのは、『サザエさん』の主要レギュラーでは初めてです。

スタート以来のレギュラー他の3人はサザエ役の加藤みどりさん、
フネ役の麻生美代子さん、タラちゃん役の貴家堂子さん。
他の3人と比べても、永井さんは最近もテレビ番組のナレーションなどで
声を聴くことが多かったように思います。
実際、亡くなったのも仕事で行った広島のホテルでとのこと。
素顔も若々しくてダンディでした。
まさに生涯現役を貫いた形となりました。

しかし、番組は大変です。
2月9放送分までは収録済みとのことですが、悲しむ間もなく後任を決めねばなりません。
ここは拙速にならず、当面は波平抜きで番組作りも不可能ではないのだから、
じっくり決めてほしいと思います。


永井 一郎
(ながい いちろう、1931年5月10日 - 2014年1月27日)

改めて思うと、『ザザエさん』スタート時、永井さんはは38歳。
50歳年配の波平の声役としては、かなり若かったのですね。

ほぼ同時代のに演じた『ど根性ガエル』町田先生も50代半ばの役柄。
若い頃から、初老以上の男性役を得意としていたのでしょう。

そして、波平や町田先生ではわかりませんが、
この人は大阪出身で、コテコテの関西弁も得意でした。
『さるとびエッちゃん』のブク(犬)などが思い浮かびます。

されにしても、永井さん以外の声優・俳優による波平・・・、
ちょっと想像がつきません。

しかし、アニメ大国日本は声優さんの層も厚い。
永井さんを引き継ぐ立派な後任もきっと決まるでしょう。
しかし、永井さんの波平はあまりに永く、なじみになり過ぎました。
しばらくは、喪失感を抑えきれないでしょう。

改めて、謹んで哀悼の意を表します。


Old Fashioned Club  月野景史


以下、毎日新聞ニュースより引用
☆☆☆
訃報:永井一郎さん82歳=声優、サザエさんの波平の声も
毎日新聞 2014年01月27日 19時21分(最終更新 01月28日 00時31分)

アニメ「サザエさん」の磯野波平の声などで知られる声優の永井一郎(ながい・いちろう)さんが27日、広島市のホテルで倒れているのが見つかり、同日死去した。82歳だった。
広島県警によると、27日正午過ぎ、広島市中区のホテルで、従業員が浴室内に倒れている永井さんを見つけ、119番通報した。永井さんは病院に搬送されたが、死亡が確認された。26日に中国放送での仕事を終え、チェックイン。27日に帰宅のため、チェックアウトする予定だった。目立った外傷はない。永井さんの所属事務所によると、死因は心不全。葬儀の日程などは未定。

永井さんは大阪府出身で、京大文学部卒。「ゲゲゲの鬼太郎」の子泣き爺(じじい)、「じゃりン子チエ」の小鉄、「YAWARA!」の猪熊滋悟郎(いのくま・じごろう)、「うる星やつら」の錯乱坊(さくらんぼう)役のほか、「機動戦士ガンダム」のナレーションなど数多くの人気アニメを担当した。また、「スター・ウォーズ」シリーズのヨーダ役など洋画の吹き替えやテレビ番組のナレーションも務め、幅広い年代のファンに親しまれた。著書に「バカモン!波平、ニッポンを叱る」などがある。
★★★

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