ピーター・カッシング in 『スター・ウォーズ』/グランド・モフ・ターキン 恐怖の肖像
スター・ウォーズシリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(STAR WARS: THE FORCE AWAKENS)が
2015年12月18日に公開されたのに伴い、シリーズにグランド・モフ・ターキン役で出演した、
英国の俳優ピーター・カッシングについて書いた私のブログも、アクセスが急伸しています。
ピーター・カッシング超入門/写真で見るその代表作と当たり役
といっても、1994年に亡くなっているカッシングが今度の新作に出演している筈ありませんし、
モフ・ターキンというキャラクターも第1作(エピソー4 1977年)で死んでいますから、
エピソード7にあたる新作にはまったく登場しません。
にも拘わらずアクセスが伸びるのですから、SWパワーには驚かされます。
以前にブログを書いた時とは比べようもないほど、今は様々な画像を流布しています。
今回はそれらを少し紹介します。
ピーター・カッシング(Peter Cushing 1913年5月26日-1994年8月11日)
フランケンシュタインやドラキュラなどのクラシックホラー映画の大スター。
またシャーロック・ホームズ役でも知られる英国の名優。
SW公開時は既に64歳。
戦後のクラシカルな怪奇映画の黄金期は終わり、老境に差し掛かって、
ホラー・ファンタジー分野の大御所といったポジションでした。
グランド・モフ・ウィルハフ・ターキン(Grand Moff Wilhuff Tarkin)
帝国軍の大幹部。総督。デス・スターの最高司令官。
第一作『新たなる希望』におけるトップヒール。冷酷非道、ダース・ベイターを従える悪の大ボスポジションでした。
ターキンの登場はすべてデススター内で、
前半の会議のシーン、中盤でレイア姫の故郷の星を破壊するシーン
ラストで戦況を見つめるシーンが主で、その他細かいシーンがいくつかあります。
戦況を見つめるターキン。
この顎に手をやるのはターキンに限らず、カッシングお得意のポーズです。
なんと美しいこと!
撮影の様子を写したスナップ写真も色々と出てきています。
右の巨漢の男性はダース・ベイダーを演じたデビッド・プラウズ。
カッシングとはこれ以前に、フランケンシュタイン映画で博士と怪物として共演したことがあります。
カッシングは冷酷な悪役も正義の吸血鬼ハンターや探偵もやる人でしたが、
モフ・ターキンは冷血漢の集大成のような役でした。
その人柄は聖人のごとく称えられる人格者として知られます。
紹介したスナップ写真からも、その素顔が垣間見えます。
Old Fashioned Club 月野景史