52.写真 カメラ

2016年12月 8日 (木)

【相棒15】第9話に出てきた「後ピン(あとぴん)」とは何か?

昨日放送の『相棒season15』第9話「あとぴん〜角田課長の告白」で、
サブタイトルにもなっている「あとぴん(後ピン)」という言葉が多く出てきました。
劇中では角田課長(山西惇)の中学時代の写真部の顧問の先生のあだ名です。

そして、「後ピン」自体は写真用語です。
劇中では、この言葉の意味についての詳しい説明はありませんでした。
「後ピン」について簡単に記します。


「後ピン」とは、撮りたいメインの被写体ではなく、
その背景部分にピントが合ってしまい、肝心の被写体がボケてしまう事をいいます。
「後ろにピントが行く」ので「後ピン」です。

例えば、スポーツ観戦に行って選手の姿を撮ろうしたけれども、
背後の観客にピントが合って、選手がボケてしまったり、
公園で花のアップを撮ろうとしたけど、後ろにある樹木にピントが合ってしまったりという事です。
当然、逆の「前ピン」という現象も起こります。

上に挙げた例は主に撮影者の技術的な失敗で起こりがちな事ですが、、
カメラやレンズなどの機材の不具合による場合もあり、その状態の機材を指す場合もあります。
こちらは素人目にわかるほど狂っている場合は少ないので、
主にプロやハイアマチュアのカメラマンによって使われます。

ただ、例えばネットの価格comのようなサイトのカメラやレンズの項目の掲示板等では、機材の問題が論じられることが多いので、
「前ピン」「後ピン」自体が機材の不具合を指す言葉と勘違いしている人もいるようですが、
本来の意味はピントが前か後ろに行っている写真の状態の事です。

昨夜の『相棒』でも、「あとぴん」というニックネームの聞いて、杉下右京(水谷豊)がカメラのクセだと捉えると、
角田がこの場合はむしろ本人のクセ(技術上の問題)だと返すシーンがありました。


オートフォーカスなき時代
さて、今素人が写真を撮って後ピンになってしまうのは、
オートフォーカス(自動ピント合わせ)に失敗する場合がほとんどでしょうが、
今回の劇中で明示された角田の同級生の生年月日から計算すると、
彼らは1983年春に中学を卒業していた年代です。

オートフォーカスの一眼レフカメラが一般に発売されるのは1985年なので、
これはオートフォーカスのないマニュアル(手動)でピント合わせをしていた時代の話です。
写真用語からつけられたあだ名としては、手動でのピント合わせが下手だということでしょう。
もちろん、それだけでない意味も含まれていましたが。


ただ、角田課長が昔の仲間での会話の中ならともかく、右京にも先生の事を「あとぴん」と話し、
右京も「あとぴん」と呼んでいたのは変でした。
右京は「あとぴん先生」とも呼んでおり、それならわかりますが、終盤はずっと「あとぴん」でしたし。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月 6日 (水)

【カメラ】ニコンがフルサイズ「D5」とAPS-C「D500」同時発表/驚異のスペックにファンも業界も騒然

1月6日、ニコンはデジタル一眼レフカメラ、「D5」と「D500」を発表しました。
発売は3月の予定です。

D5
http://www.nikon.co.jp/news/2016/0106_d5_02.htm


D500
http://www.nikon.co.jp/news/2016/0106_d500_03.htm


2016年は4年に1度のオリンピックイヤー。
リオ五輪に合わせ、カメラの二大メーカーであるニコン(Nikon)のキヤノン(Canon)の
デジタル一眼レフカメラ、フラッグシップ機の誕生は当然のごとく予想されていましたが、
とりあえず発表において、ニコンが先手を取りました。

2機種あるのはイメージセンサーのサイズの違いで、
D5はフルサイズ、ニコンでいうFXフォーマット、
D500はAPS-Cサイズ、DXフォーマットです。

昨年来、ニコンはややキヤノンに押され気味の感がありましたが、今回の2機種は驚愕のスペックです。

実は待望されていたのは、APS-CのD500だったといえるかも知れません。
D300S以来、久しくAPS-Cフラッグシップの発売がなく、
もう後継機は登場しないのではないかとの悲観的な推測すら出ていましたから。
APS-Cを待っていたファンは沸き返っています。

それに対してD5については、五輪イヤーだから出るのは確実だし、
実際に開発もアナウンスされていたので発表は予定通りではあるのですが、、
それでも今回公表されたスペックには驚きです。
例えば、高感度耐性常用感度ISO 102400を実現。更にISO 3280000相当(Hi 5)までの増感も可能。
これはまさに未知の世界、驚異です。

といっても、まだ数字を見せられているだけではあります。
今後、その実態が明らかになるのが楽しみです。

価格は共にオープンですが、
D5は67万円、D500は23万円くらいのようです。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、ニコン公式サイトより引用
☆☆☆
プロフェッショナルの撮影領域を拡大する次世代フラッグシップモデル
デジタル一眼レフカメラ「ニコン D5」を発売

2016年1月6日

株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:五代 厚司、東京都港区)は、プロフェッショナルの撮影領域を拡大する次世代フラッグシップモデル、ニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラ「ニコン D5」を発売します。
なお、「D5」は、2015年11月18日に開発発表を行っています。

「D5」は、格段に向上した動体捕捉力や高感度画質をはじめとする高いパフォーマンスで、幅広いシーンと被写体に対応したフラッグシップモデルです。
新世代の153点AFシステムと、約12コマ/秒※1(AF・AE追従)の高速連続撮影性能によって、さまざまな状況で被写体をより確実に捉えることができます。
また、新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーと新画像処理エンジン「EXPEED 5」により、ニコン史上最高の常用感度ISO 102400を実現。静止画撮影時はもちろん、新たに対応した4K UHD(3840×2160)動画撮影時にも優れた高感度性能を発揮します。
さらに、タッチパネル採用の高精細画像モニター、前機種「D4S」(2014年3月発売)から通信速度を大幅に向上させた有線LAN(内蔵)・無線LAN※2通信、同種メディア2枚が使えるメモリーカードダブルスロット※3などにより、ワークフローの高速化を可能にしています。
このほか、180KピクセルRGBセンサーを新採用したアドバンストシーン認識システムがAF、AE、AWBの高性能化に寄与。低消費電力化、高精度・高耐久性シャッターなどとともに、制御精度と耐久性の両面から信頼性を高めています。
※1レリーズモードがCHのとき、シャッタースピード1/250秒以上で可能。
※2ワイヤレストランスミッター「WT-6」(別売)併用。
※3XQD-Type/CF-Type の2タイプから選択可能。

「D5」発売概要
商品名
ニコンデジタル一眼レフカメラ「D5」※

価格
オープンプライス

発売時期
2016年3月予定
※XQD-Type/CF-Typeの2タイプから選択可能。


「D5」と同等の153点AFシステムなど、高い性能を小型・軽量ボディーに凝縮したDXフラッグシップモデル
デジタル一眼レフカメラ「ニコン D500」を発売

2016年1月6日

株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:五代 厚司、東京都港区)は、ニコンDXフォーマットデジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデルとなる「ニコンD500」を発売します。

「D500」は、「D5」と同等の新世代の153点AFシステムを搭載。約10コマ/秒※1の高速連続撮影時にも確実に被写体を捕捉します。
また、新画像処理エンジン「EXPEED 5」と新開発のニコンDXフォーマットCMOSセンサーの採用で、静止画、動画ともに常用感度ISO 100~51200の広い感度域で高画質を実現しています。
さらに、プロフェッショナルのニーズに応える 4K UHD(3840×2160)動画や、カメラとスマートデバイス※2をシームレスにつなぐアプリ「SnapBridge」にも対応。
撮影可能コマ数を向上させる「D500」用のマルチパワーバッテリーパック「MB-D17」(別売)も新たに発売します。
※1AFモードがAF-C、1/250秒以上のシャッタースピード、電源が「EN-EL15」で、その他が初期設定のとき。
※2iOS、Android™のスマートフォン、タブレット端末。

「D5」発売概要

発売時期
2016年3月予定
※XQD-Type/CF-Typeの2タイプから選択可能。

商品名
ニコンデジタル一眼レフカメラ「D500」

価格
オープンプライス

なお、「D500」とレンズを組み合わせた以下のキットも同時発売します。
•D500 16-80 VRレンズキット オープンプライス 2016年3月発売予定
AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR付き
★★★

2015年7月20日 (月)

【カメラ】 壊れて調べ、改めて知るSONY RX100の凄さ

この約2年半、決して大げさではなく、仕事の日もオフも、晴れの日も雨の日も、
本当に毎日、ジャケットのポケットに入れて持ちあるていていたソニーのコンパクトデジカメ(コンデジ)
「サイバーショット DSC-RX100」が壊れて動かなくなりました。

Dscrx100
まぁこれだけ使って寿命なら仕方ない。
実はRX100を使っている間にメインの一眼レフは、同じソニーのα Aマウントからニコンのフルサイズ機に変えました。
やはりコンデジも必要です。コンデジまでニコンに替える必要もなく、使い慣れたソニーという選択肢もあり、
かといって固執することもないので、他社製も含めて何を買うかと調べてみると、
改めてRX100の実力を知り驚かされました。


RX100は2012年6月発売なので、もう丸3年が過ぎました。
6万円以上する高級コンデジとしての発売でした。
(ただ、3ヶ月遅れでソニーは20万円以上するDSC-RX1も発売しており、RX100は超高級というわけでもないですが)
私が購入したのは、2013年の年明けくらいだと思います。

デジタル製品はリニューアルが早いのはどの分野も同じです。
デジタルカメラも、一眼レフとなるとさすがそうそう回転はしませんが、コンデジは早く、
このカメラについても既にRX100シリーズとしてM2、M3が発売されており、7月末にはM4が発売予定です。
その状態でありながら、初代無印のRX100もしっかり現役で、価格.comの「デジタルカメラ」売り上げランキングの第6位です。
ここでいう「デジタルカメラ」とは一眼カメラ以外、つまりレンズ非交換式デジタルカメラの総称で、
一見すると一眼レフに見える大きさのカメラも含まれた二百数十機種のランキングです。

20位まで見渡しても、大半は今年2015年か2014年発売のカメラで、2013年製が1機種だけありますが、
2012年製のRX100の6位は立派としかいいようがありません。
価格も発売時からはだいぶ下がっているとはいえ、価格.com最安値で37,000円台、
店頭ではまだ4万円以上します。

この状況を見ると、簡単には諦め難くなり、ソニーのサービスセンターに持ち込みました。
先日、テレビ番組を録り貯めた外付けハードディスクが壊れて持っていった時は、
中身を調べることもせず、修理は受け付けないの一点張りだったのですが、
(ハードディスクとはそういうもののようですね。怖い話です。)
このカメラについてはあっさりと、15,000円(税込16,200円)で修理できるとのこと。

もちろん、他の機種についても検討しましたが、帯に短し襷に長し、
それなりのものはそれなりに高価だし、またどうしても大きくなります。

修理代の16,200円は少し高い気もしますが、
この金額で同等のカメラは手に入れられないのですから、修理することに決めました。
強いていえば、無印RX100の1年後に出たM2のAFや高感度の進化具合には魅力があるのですが、
価格.comで55,000円でこのカメラを買うよりは、予算を他に回すことにし、修理を選択しました。

もし、修理に更に費用がかかるなら連絡をもらう約束にしてあったのですが、
あっさりと直ってきました。
もう少し、付き合うことになりそうです。

それにしてもこのカメラ、いつまで発売が継続されるのでしょう?
どうせなら末永く、がんばってもらいたいところです。

Old Fashioned Club  月野景史

2015年1月25日 (日)

【カメラ】月刊「カメラマン」2015年2月号 各社主要44機種を大胆徹底比較

カメラ・写真雑誌(月刊誌)は毎月20日に一斉に書店に並びます。
一般の月刊誌だと、1月20日発売は3月号になるのですが、カメラ誌はなぜか2月号です。

モーターマガジン社から発行されている月刊誌「カメラマン」も2015年2月号が発売中です。

201502

誌名かるするとプロ向けのように感じますが、比較的広い層をターゲットにしている雑誌だと思います。

2月号の特集は
「天下一カメラ最終決定戦 ~一眼レフ・ミラーレス・コンパクト人気現行機種44台 同一条件徹底比較~」

国内メーカー各社のデジタルカメラ現行主力機種、44台をピックアップして、
同一条件で試写を行って徹底比較し、総合順位と特性ごとの順位を決定しようという、
かなり大胆な企画です。

もちろん、カメラ誌において機種の性能比較は珍しくはありませんが、
ここまでやると、同じ雑誌に関わる仕事をする立場としては、
各メーカーとの関係は大丈夫かと心配になってしまいます。

対象44機種は、長くなるので一番下に記します。

比較ポイントは以下5点
1.解像感
2.高感度
3.AE発色傾向
4.AF性能
5.日中モニター視認性

そして、総合ベスト10は以下の通り。

1位 25.5点 ニコン D810
2位 24.5点 ニコン D750
3位 22.5点 キヤノン EOS-1D X
                キヤノン EOS 7D MarkⅡ
                ニコン D4S
                ソニー α7S
7位 22点   ソニー α7Ⅱ
8位 20.5点 ソニー α77Ⅱ
                ソニー α7R
                オリンパス OM-D E-M1

この結果、どうですか?
やはり上位はイメージセンサーフルサイズのデジタル一眼レフカメラ、
デジタル一眼(ミラーレス)カメラが並びますが、
その中でAPS-Cサイズのキヤノン EOS 7D MarkⅡと、
それ以上に、フォーサーズのオリンパス OM-D E-M1の健闘は光ります。

逆に、10位に入っていないことに驚くのは、キヤノンEOS 5D MarkⅢでしょう。
19.5点で14位。11位のニコンD7100にも負けています。

フルサイズ8機種の中では、評価項目にAF性能が場言ってることもあり、
SONYのミラーレスより、CANONとNikonの一眼レフが上位に来ます。

ただその中でも、ニコンの優位が目立ちますね。
特にフルサイズについてはニコンはマイナーチェンジを頻繁にしており、
1位、2位とも2014年の新製品で細部の進化が優位に働いた面もあるでしょう。

1位のD810は現行フルサイズ一眼レフでは最高の3635万画素の高画素機ですが、
AF性能、高感度などにも優れ、意外と機動力もあるとの結果がでました。
こうなると、低画素であるフラッグシップの1DXや4DSより良い数字になります。

そして、私が使っているD750も3位に少し差をつけての総合2位と大健闘でした。
フレア問題が指摘され、トラブルに見舞われてますが、ものともせずというところでした。
ただ、AF性能や高感度で高画素機のD810を上回れなかったのは、ちょっと残念でしたが。


対象全44機種
・キヤノン EOS-1D X
・キヤノン EOS 5D MarkⅢ
・キヤノン EOS 7D MarkⅡ
・キヤノン EOS 70D
・キヤノン EOS Kiss X7
・キヤノン EOS M2
・キヤノン PowerShot G1 X MarkⅡ
・キヤノン PowerShot G7 X
・ニコン D4S
・ニコン D810
・ニコン D750
・ニコン D610
・ニコン Df
・ニコン D7100
・ニコン D5300
・ニコン Nikon 1 V3
・ニコン Nikon 1 S2
・ニコン COOLPIX A
・ニコン COOLPIX P7800
・ソニー α99
・ソニー α77 Ⅱ
・ソニー α7S
・ソニー α7R
・ソニー α7 Ⅱ
・ソニー α5100
・ソニー Cyber-shot RX1R
・ソニー Cyber-shot RX100 Ⅲ
・リコー PENTAX 645Z
・リコー PENTAX K-3
・リコー PENTAX K-S1
・リコー PENTAX Q-S1
・リコー GR
・オリンパス OM-D E-M1
・オリンパス OM-D E-M10
・オリンパス PEN Lite E-PL7
・オリンパス STYLUS 1s
・パナソニック LUMIX GH4
・パナソニック LUMIX GM5
・パナソニック LUMIX LX100
・フジフイルム X-T1
・フジフイルム X-Pro1
・フジフイルム X-E2
・フジフイルム X100T
・シグマ dp1 Quattro

Old Fashioned Club  月野景史

2014年11月26日 (水)

【カメラ】Nikon D750 発売2ヶ月を経てガイド本2誌ようやく発行

ニコンのフルサイズデジタル一眼レフカメラ D750。
9月25日の発売から二ヶ月が過ぎた今日11月26日、
ようやくガイド本が2冊発行されました。

本機より少し遅れて発表→発売されたCanon EOS 7D MarkIIは、
発売前に5~6種が発行されており、随分と差をつけられたものだと思いましたが、
D750本も以下2誌がやっと店頭に並びました。


D750
Nikon D750: 完全マスターガイド (アサヒオリジナル) ムック
朝日新聞出版 2.160円




D750_2
ニコンD750スーパーブック (Gakken Camera Mook) ムック 
学研パブリッシング CAPA編集部 2.160円


2誌ともムックですが、前者は「アサヒカメラ」、後者は「CAPA」と、
共にカメラ専門誌の増刊的な位置づけです。


D700からD750までは6年かかりましたが、
ニコンは他のフルサイズ一眼レフ(D4系、D800系、D600系)は
かなり早いサイクルでマイナーチェンジしている上、
少し趣味性の強いDfも発売するなど、ややフルサイズ機過剰供給気味で、
その為に各出版社から見送りされたのかと思っていました。

ただ、D750はフルサイズ初心者にとって魅力的なカメラであり、
にも関わらずガイド本なしの状態は残念に感じていたので、まずはよかったです。

まぁ考え方によれば、本機発売よりたいぶ前に発行されたガイド本よりも、
発売から少し時を経て出た本の方が、スペックに対する充分な検証がなされ、信頼できるようにも思います。


D750と7DMarkⅡ。
このブログでも、発表当初にこの2機種について書きました。
初代キャノン7Dユーザーから熱烈に歓迎されたMarkⅡ。
それに対し、D700ユーザーを中心としたニコンファンから不興を買っているD750ですが、
D700と切り離して考えれば、なかなか良いカメラではないか・・・という内容でした。

結局、私は購入しましたが、大かた期待通りのカメラですし、
世間の評価も同様もだいたい同様のように思います。

このあたりはまた改めて書くとして、今回発売されたガイド本2誌。
比較すると、「完全マスターガイド」の方が多灯撮影や、
クラシックニッコールレンズとの組み合わせなどにページを割いており、
ややマニアックな内容のようです。

スーパーブックの方は多くのプロカメラマンによる実写フォトが多数掲載されています。
その中にオートレースは含まれていますが、できれば競技スポーツがどこまで撮れるかも
含んでほしかった気もします。

Old Fashioned Club  月野景史

2014年10月 8日 (水)

【カメラ』Nikon D750 24-120VR レンズキットは10月16日発売/お得と話題のキット やっと発売日公表

カメラメーカーのニコンは、フルサイズ・ニコンFXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ「D750」に
「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」が付属する「D750 24-120 VR レンズキット」を
10月16日に発売することを発表しました。
推定市場価格は308,000円前後。


Nikon_d750_24120_vr


このブログでも既述ですが、D750は9月12日に発表され、
既にボディ単体と、「D750 24-85 VR レンズキット」は9月25日に発売済みです。

ただ、この「 24-120 VR レンズキット」だけは、発表はされていましたが、
発売日が「10月中旬」とされていました。
その10月中旬も近づいた今日8日、ようやく発売日が公表されました。

なぜ、このレンズキットだけ発売が遅いのか、それはよくわかりませんが、
実はこのキットはちょっと話題になってました。
キットで買うとかなりお得なのです。

現在の価格コムの最安値で見ても、
D750ボディは20万円、レンズは11万円しますが、
予約受付中のレンズキットは27万円ほどです。
店頭ではもう少し高くなりますが、その分、価格差も開くでしょう。

レンズキットの場合、別々に買うより安くなるのは当たり前ですが、
それにしても、これはたいぶお得です。

レンズキットとして販売されるレンズを「キットレンズ」などといい、
だいたいベーシックで廉価なレンズがセットされることが多いのですが、
24-120VRはキットレンズとしてはかなり高級です。
ボディが20万円以上するのだから、レンズもある程度高いものがセットになるのは当然ですが、
それにしてもこのレンズが割安で入手できるのだから、この際このキットを買おう!
との声が多くなっているわけです。
私自身も考慮中です。

そういえば、ネットにはレンズの転売を牽制する為に、
発売日を遅らせたなどという見方もありました。


それはともかく、このブログでも書きましたが、
このD750というカメラ、発表当時はニコンファンからブーイングを浴びました。
6年前の発売された「D700」の後継機を期待していたファンとすれば、
肩透かしを食らわされたような感じだつたからです。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/nikon-d750canon.html

しかし、発売からもうすぐ2週間。
賛否ありますが、ネーミングにこだわらなければ、
なかなか良いカメラという評価が多いように思えます。

同じフルサイズエントリー機的な位置づけでも、
価格と、フルサイズであること以外、これという売りのないD600、D610に対し、
突出してはいないが、すべてにランクアップされ、上位機を上回る点もあり、
かつ楽しめそうな機能もあったりと。

まぁ、レンズ付で25万円以上するカメラがエントリー機なのかは根本的な疑問ですが、
あくまで、「フルサイズのエントリー機」ということで。
ニコン製・他社製合わせて、APS-Cセンサーカメラユーザーを刈り取る為の戦略機として、
なかなか面白いところを衝いてきたなと思います。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、マイナビニュースより引用
http://news.mynavi.jp/news/2014/10/08/356/
☆☆☆
ニコン、D750 24-120 VR レンズキットの発売日は10月16日
ニコンは、フルサイズ・ニコンFXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ「D750」に「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」が付属する「D750 24-120 VR レンズキット」を10月16日に発売することを発表した。推定市場価格は308,000円前後。

D750ボディ単体と「D750 24-85 VR レンズキット」は9月25日に発売されていたが、このたび「D750 24-120 VR レンズキット」の発売日が10月16日に決まった。

D750は、有効画素数2432万画素のニコンFXフォーマットCMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 4」を搭載した、プロ向けモデルに迫る中上級機。モノコック構造のボディに炭素繊維複合素材やマグネシウム合金を採用するなどして、剛性を保ちつつ小型軽量化と薄型化を図った。FXフォーマット機として初めて、チルト式液晶モニターとWi-Fi機能を搭載したことも特徴だ。

常用感度を最大ISO12800まで高めており、高感度時の画質は上位モデルの「D810」に優るという。91KピクセルRGBセンサーや高密度51点AFシステム、視野率100%の光学ファインダーを搭載し、ハイライト重点測光、最高約6.5コマ/秒の連写に対応。D810と同等の防塵防滴性能を有する。サイズは約W140.5×D78×H113mm、重量は約840g
★★★

2014年9月20日 (土)

【カメラ】NikonD750発売記念イベント「Nikon Digital Live 2014」速報 9月20日AM

先日、このブログでも話題にしたニコンの新作フルサイズデジタル一眼レフカメラ D750。
本日、ベルサール新宿グランドホールで開催の、
D750発売記念イベント「Nikon Digital Live 2014」に行ってきました。
http://www.nikon-image.com/event/ndl2014/


Dsc05710

今日、9月20日と21日に東京新宿、
23に大阪梅田のハービスホール大阪で開催されます。


今日は予定が詰まっているので試写の体験はせず、
カメラマンの阿部秀之氏と大和田良氏の講演を聞いてきました。

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お二人の話を聞いただけの感想ですが、
小型・軽量・薄型で持ちやすいグリップ+チルト液晶(可動式液晶)で、
携帯性に優れたスナップカメラ、という推し方のように感じました。

阿部氏はそれだけではなく、撮影に訪れたタイにあるニコンの工場の労働環境から、
動体ではタイの格闘技ムエタイの連写まで、幅広く、微に入り細に入り解説でしたが、
全体としての推奨どころは、気軽に持って撮りに行こう、というところらしい。
キャッチフレーズの「攻めよ、表現者。」もそのあたりに由来するようです。

しかし、普通の人からすればレンズキットで25万円するカメラは超々高級品です。
とりあえずの相手は“広義におけるハイアマチュア”でしょう。
気軽に持ち歩いてスナップをと押されても、あまり響かないようにも思えます。


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試写コーナーには立派な恐竜や、美しいモデルさんがいましたが、
もう少し、スピードの速い被写体を撮らせてほしいようにも感じました。

Old Fashioned Club  月野景史

2014年9月16日 (火)

【カメラ】「Nikon D750」「CANON EOS 7D MarkⅡ」発表/ファンの明暗分かれる

日本の二大カメラメーカーであるキヤノン(CANON)とニコン(Nikon)。
9月12日にニコンが「D750」
http://digicame-info.com/2014/09/fxd750.html

9月16日にキヤノン「EOS 7D Mark II」を、
http://digicame-info.com/2014/09/eos-7d-mark-ii-21.html

相次いで新作デジタル一眼レフカメラの発売を正式発表しました。

( ※9/20 NikonD750発売記念イベント「Nikon Digital Live 2014」 速報

共に「7」という数字を名称に持つカメラ。
ボディ本体の小売り価格も、どちらも20万円ほど。
とはいっても、イメージセンサーのサイズの違うので、単純に同クラスともいえないのですが、
大別すれば、共にミドルクラスのハイアマチュア向けカメラというところでしょう。

さて、この発表をめぐって、両社のユーザーが悲喜こもごも、明暗が分かれています。
もちろん、色々な反響がありますが、総じていうと、
お祭り状態のキヤノンファンに対して、
お通夜・・・というより、抗議集会状態のニコンファンというところなのです。

状況を少し説明しましょう。
発表順とは逆ですが、キヤノンから先に記した方がわかり易いのでそうします。


CANON EOS 7D Mark Ⅱ (11月上旬発売予定)
Eos_7d_mark_ii_efs18135_is_stm

名称から一目瞭然ですが、「EOS 7D」というカメラの後継機です。
2009年10月の発売で、動体、つまりスポーツや航空機、野鳥撮りなどに強く、
フルサイズよりは少しイメージセンサーの小さいAPS-Cサイズですが、
モンスターと呼ばれ、多くのユーザーを獲得しました。

熱心なユーザーが多く、以前より後継機の登場が待たれていましたが、
今回5年ぶりという、デジタルの分野ではかなり長いサイクルを経て、
新商品が誕生したのです。

そして、発表されたスペックも、期待を裏切らないものでした。
つまり、たいぶ待たせはしましたが、熱烈なファンの期待に応えた、ということです。


この7D2のケースと比較すると、ニコンファンの落胆というのが、判り易くなります。


Nikon D750 (9月25日発売予定)
D750_24120_vr_2

ニコンには2008年に発売された「D700」というフルサイズ機がありました。
すでにディスコン(生産終了)になっています。

その後、オリンピックイヤーの2012年にニコンはフラッグシップのD4に加え、
フルサイズのD800とD600を発売しました。
共にD700とは少し性格が違うカメラで、既に両機種ともマイナーチェンジされ、
D810とD610が登場しています。

今回、D750というネーミングのカメラが発売されるということで、
D700のユーザーからすれば、当然D700の後継機だろうと予測したのです。
が、しかし、その期待通りにいかなかった、いうことなのです。
しかも、その直後にキヤノンが7Dの正統な後継機といえる7DⅡを出してしまったから、
よけいそう思えてしまうのです。

では具体的にD750の何が問題なのか?
D700後継を望んでいたファンの期待は主に、7Dと同じ動体撮影に向いていました。
しかし、発表されたスペックを見る限り、シャッタースピードと連写撮影の数値が期待通りではありませんでした。
これは、事前にはもう少し高いスペックの噂が流れていたので、余計落胆が強かった面もあるでしょう。
加えて、全体の作りがフルサイズのエントリー機(入門機)であるD600系に近く感じられる点も、
不満要素のひとつかも知れません。

そして、もうひとつ囁かれている推論があります。
D600という機種は廉価なフルサイズ機として発売されたのですが、
センサーへのゴミ付着の不具合があり、早々とほぼその点のみを改善したD610が発売されました。

D750は本来ならD600の後継機として開発されていたのを、
不具合の為に一部だけ変えたD610を発売してしまった為、
700番台として発表したのではないか、との見方がされているのです。
これも、有り得なくはないかなとは思います。

そして何より、D700の後継とはいえないD750にこの名前を付けてしまったら、
今後、正統な後継機が出る可能性は低くなったようにも思えます。


しかし、元々D700と無縁の人間からすれば、D750もなかなか魅力的です。
特に私のようなフルサイズ初心者・初級者からすると、
進化したAFと高感度、また可動式液晶(チルト液晶)の採用。
初値の20万円も、少し前までのフルサイズ機の価格を思えば無茶ではないし、
この時点でそうなら、発売後はもう少し下がる可能性もあるでしょう、
それに、微妙な問題ですが、7DⅡの評判がよければ、更に下がる要因になるでしょう。
価格的にも魅力あります。

もちろん、7DⅡは凄いカメラだと思います。
ただ、こと高感度耐性については、APS-Cはフルサイズにどうしても敵いません。
それを承知の上で、キヤノンはファンに応えるべく、APS-Cモンスターの二代目を出しました。

一方、ニコンはフルサイズカメラへの撒き餌を出してきたというところでしょうか。
他社を含めて、APS-C一眼のユーザーの引き込みを狙っているのかも知れません。

動き物でも、航空機や野鳥メインの方は、それほどの高感度は必要ないし、
望遠の画角でAPS-Cの優位性もあり、7DⅡはベストのカメラなのでしょう。
しかし、私のように屋内スポーツメインだと、高感度性能に求める比重が大きく、
なまじフルサイズに手を出してしまった今では、APS-Cには触手が動きません。


と、拙い知識と憶測で色々書きましたが、
一部実写サンプルも出回っているとはいえ、画質の評価はこれからだし、
動体撮影で重要なオートフォーカス(AF)の精度について、
その他使い勝手についての論評もまだこれからです。
大いに注目しています。


Old Fashioned Club  月野景史

2014年5月 2日 (金)

【カメラ】ソニーα77Ⅱ 5月1日海外で発表/高感度画質に落胆の声

ソニーのデジタル一眼レフタイプのカメラα77Ⅱについての続編です。
噂通り、5月1日に海外で発表されました。
http://digicame-info.com/2014/05/7-5.html

スペックは大方事前の予想通り。
最大の売りのAF速度は、実機のテスト結果が出回るまではなんとも言えません。

そして、発表とほぼ同時に公式・非公式の作例画像が公開されました。
残念ながらそれらのサンプル写真の画質には、落胆の声が多く寄せられています。
特に不満が多いのは、高感度写真の画質の悪さ、ノイズの多さです。
画像自体も、それに寄せられた声も、↓こちらで確認できます。
http://digicame-info.com/2014/05/77ii-2.html

ネット上には、まだテスト機での画像であり、発売までに改善されるのでは?
という楽観的な予想も見られます。
しかし、私はデジャプ感におそわれています。
3年前のα77発表時が、同じような状況だったと記憶しています。


前回のブログで私は多いなる期待を書きました。
今度はまさか、裏切られるとは思っていませんでした。

ソニーが今年の3月に発売したばかりのα-EマウントのAPS-Cサイズのミラーレスカメラα6000は、
リーズナブルな価格にも関わらず、画質は高感度を含めて高評価です。

α77Ⅱは、α6000と同じイメージセンサーと画像処理エンジン搭載と噂されていました。
だとしたら、悪い筈はない。
仮にTLM方式による不利があっても、許容範囲で抑えてくれるだろう。
そもそも、TLM方式も登場してまもなく4年経ちます。
マイナス面は技術でカバーしてくれるだろう、と思って当然でしょうに。

だいたい、細かなテクノロジーはわからない素人が常識的に考えて、同じセンサーとエンジンを使い、
はるかに大きくて重くて、値段も高いカメラが画質で劣るとは、理解し難いです。


と、色々書きましたが、まだ発売どころか、日本での発表すらされていないのに、
過度の批判はいささか軽々かも知れません。
発売を待ちましょう・・・と言いたいところですが、
過去の例からすると、正直発売までの劇的改善に多くの期待はかけ難いです。
そもそも、日本で発売されるかも微妙です。ソニーは日本発売を見送ることが珍しくないので。

もちろん、αユーザーとしては、良い方に裏切られるつことを望みます。
ただ、私は仕事絡みで屋内競技用が必要なので、これ以上待つ余裕がなく、
とりあえずその為使うカメラは他社に乗り換えるつもりです。
ちょうど、問題もあってリニューアルされた他社のフルサイズ機で、
高感度の評価が高い機種が中古でかなり魅力的な価格になってきてるので。

とはいえ、当然ながらカメラのボディだけで撮影できる筈もなく、
最低でも高倍率ズームレンズ1本とフラッシュが必要で、きつい出費にはなりますが。
そのあたりのことは、乗り換えたらまた書きます。


Old Fashioned Club  月野景史

2014年4月29日 (火)

【カメラ】ソニーα77Ⅱ 5月1日発表か/APS-C最強の動体撮影機は誕生するか?

いよいよ、SONYのα-AマウントのAPS-Cサイズイメージセンサー搭載の
デジタル一眼レフタイプ、ミドルクラスのカメラが誕生するようです。


※追記 5月1日、海外で正式発表されました→http://digicame-info.com/2014/05/7-5.html
感想などは→こちら


正確にいえば、一眼レフではなく、透過ミラー式(トランスルーセントミラー・テクノロジー TLM )のカメラということになるのですが、
4月30日発表との推測も流れましたが、その後の情報だと、当初の噂通り5月1日発表のようです。
そして、「α77Ⅱ」、もしくは「α77MⅡ」という名称になるようです


情報のソースは・・・、いうまでもなく、デジタルカメラの情報といえばこのサイト、
「デジカメinfo」さんです。
http://digicame-info.com/2014/04/77mii.html
以下、引用します。
☆☆☆
ソニーα77MII のスペックに関する噂が掲載
SonyAlphaRumors に、ソニーα77II のスペックなどに関する噂が掲載されています。
・(SR5) Early Sony A77MII specs!
•以下は、信頼できるソースから得られたソニーα77MII のスペックだ。彼は(このカメラを)「α77MII」と言っており、一方で他のソースはMを付けないで「α77II」と呼んでいる。

- 新型センサー
- AF測距点は79点、15点クロス
- 動体追尾は非常に速い
- 12コマ/秒で60フレーム/25フレームRAW&JPEG、26フレームRAW
- 低輝度AF、F2.8垂直センサー、新しいアルゴリズム

以前の噂によると、センサーは旧型と同じ24MPセンサー(しかし新設計の)が採用されているようだ。そして、このカメラはスピード(超高速のAF、ラグの無いEVFなどなど)に主眼をおいて調整されていることが分かっている。
•まとめると、ソニーが4月30日の午後(ロンドン時間で)に発表するかもしれないものは次の通り。

- α77II : α77のアップグレード版。24MPセンサー、Wi-Fi、より高速なAFとEVF
- RX100M3 :  驚きの28-100mm F1.8-2.8レンズとポップアップファインダー
- α7S : 価格の発表
- 2本の交換レンズ: たぶん新しいFEレンズ群?

α77MII のAFは79点(うち15点クロス)ということなので、新型のAFユニットが採用されているようです。連写は11コマ/秒という噂もありましたが、ここでは12コマ/秒となっていますね。
連写時の撮影可能枚数は「60フレーム」の条件が記載されていませんが、これはJPEGの話でしょうか。RAWで26フレームとなっているので、バッファは現行のα77の2倍程度は搭載されている可能性が高そうですね。
★★★


思えば、「α77」が発表されたのは今から約3年前、2011年の夏でした。
私も大変期待しており、発表前にこのブログにも書いたものです。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/sony7765-a65-5f.html

結果は・・・、私の期待通りにはいかず、とりあえず購入は見送り、
時を経て、だいぶ価格がこなれてから購入し、今は一応メインで使っています。
もちろん、期待外れか否かは、何に期待するかによります。
私は期待のメインは屋内競技でしたので、高感度の弱さは致命的だったのです。


それから約3年、カメラは驚くほど多様化し、
ソニーも革新的な新製品を次々出しています。

一方で、ミノルタの技術を引き継いだ「α-Aマウント」、
特にAPS-Cセンサー搭載の一眼レフタイプのカメラは、
キヤノン、ニコン、あるいはペンタックスにも遅れを取っている事は否めません。

情報では、新α77Ⅱは、超高速AF&EVFを備えているとされます。
ならば当然、動体撮影に秀でたカメラとして、アピール。
であるならば、高感度耐性にも当然期待します。

もちろん、APS-C2430万画素センサーですから、
まさかキヤノン1DXや、ニコンD4やD4Sと同等の高感度性能までは求めません。
しかし、現行α77よりは格段の進化、
そして、現行他社のAPS-C一眼レフ中級機とは、最低でも同等、
当然ながらそれ以上を期待しています。

α-Eマウントのミラーレスカメラα6000搭載のAPS-C24MPセンサーは、
高感度性能も大変優秀と評判です。
α77Ⅱは、高感度には不利とされるTLMシステムであっても、
技術革新により、その弱点が克服されていることを望んですます。

ソニーのデジカメラインナップも随分多く、幅広くなりました。
既にミラーレスやコンパクトデジカメ(レンズ非交換式)でもフルサイズカメラを発売している状況で、
APS-C一眼レフタイプを出すのであれば、求められるのは、中級機における最強の動体撮影機である筈です。
今度こそは・・・期待しています。


また、このソニーα77II は、
「革新的な機能は無いが、あらゆる面で改善されている」と噂されています。
これもまた好感触です。
思い切った実験的に新システムよりも、確実な進化を求めたい意識もあります。

ただ、もちろん、現行α77に対して、革新的機能はないとの意味ではないと思っています。
3年前のα77発売以降、フルサイズのα99を初め、ソニーは多くのカメラを送り出してきました。
その技術の粋は、当然盛り込まれているものと期待しています。


Old Fashioned Club  月野景史

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