01.Art 美術 (展覧会)

2017年11月24日 (金)

【展覧会】「国交樹立150周年記念 デンマーク・デザイン」損保ジャパン日本興亜美術館/“幸福の国”の根幹を為すデザイン力

11月23日(木)から12月27日(水)まで、東京新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で、
「日本・デンマーク国交樹立150周年記念 デンマーク・デザイン」が開催中です。


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日本・デンマーク国交樹立150周年記念 デンマーク・デザイン
2017年11月23日(木・祝)~12月27日(水)
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
主催:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、日本経済新聞社
協賛:損保ジャパン日本興亜
後援:デンマーク大使館
公式サイト:http://www.sjnk-museum.org/








※開幕前日の11月12日に開催された特別内覧会に招待いただき、訪館しました。
展示室内は撮影禁止ですが、当ブログ掲載の写真は特別に許可を得て撮影しています。



ファンタジックな憧れの国 デンマーク
デンマーク、スウェーデン、フィンランド・・・、北欧の国々は日不思議な憧憬を感じさせます。
その中でもよく知られているのがデンマーク、やはりアンデルセン童話のイメージは強いでしょう。
そしてレゴもありますね。

九州ほどの小さな国土に約570万人が暮らす国。
最近では“世界で最も幸福な国”、幸福度ランキング世界一位の国としても知られています。


デザイン大国としてデンマーク
そのデンマークは、近年人気を集める北欧デザインの中でも、数々の巨匠を輩出し続けるデザイン大国でもあります。
特に「ミッド・センチュリー(20世紀中頃)」と呼ばれるデザイン史上の黄金期には、
多くの有名デザイナーたちが、優れた作品を創り出しました。
そのシンプルな美しさと機能性、技術力に支えられた高いクオリティは、
現代に至るデンマーク・デザインの大きな特徴をなしています。

そこには、誰もが良質で快適な住まいを持つことを推奨してきた、
福祉国家としてのデンマークの姿勢がうかがえます。
“世界一幸福な国”の根幹でもあるのですね。

本展では、デンマークのデザイン博物館の学術協力の元、
19世紀後半からミッド・センチュリーを経て現在に至る、
家具、食器、照明器具、日用品等を一堂に展示し、
デンマーク・デザインの魅力に迫っています。

それでは、内覧会で撮影した写真で展示室内を紹介します。
順番はアトランダムです。


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やはりインタリア、北欧家具の展示が多いです。
特に様々か椅子が目を引きます。
展示物なので腰掛ける事はできませんが、最後のコーナーに座れる椅子もあります(後述)



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ロイヤルコペンハーゲンの陶器も
デンマークといえば、この歴史ある陶磁器メーカーも著名です



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そして、デンマークといえばレゴ



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ケネディがニクソンとの大統領選討論会で座ったという椅子



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実はデンマークは自転車大国でもある
環境政策のため、現在でも国をあげて自転車を推進しているようです。


全体のボリュームでいうと、やはりインテリア、特に椅子が多いですね。
数々の椅子たち。今回は美術品としての展示ですので座ることはできませんが、
展示の最終スペースに、座れる椅子も用意されています。


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「すわり心地をお試しください」
このコーナーのみ写真撮影も可



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年内12月27日までの開催です



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会場の「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」は
都心新宿区の高層ビル、損保ジャパン日本興亜本社ビル42階にあります。

名称通り、東郷青児のコレクション、
そしてゴッホの『ひまわり』やセザンヌ、ゴーギャン、そしてグランマ・モーゼスの作品で知られます。
本展ではこれらの所蔵品も鑑賞できます。

Old Fashioned Club  月野景史

2017年11月12日 (日)

【美術展】「パリ・グラフィック-ロートレックとアートになった版画・ポスター展」三菱一号館美術館/世紀末パリ印刷芸術の競演

東京・丸の内の三菱一号館美術館にて2018年1月8日(月・祝)まで、
「パリ・グラフィック-ロートレックとアートになった版画・ポスター展」が開催中です。
11月9日(木)に同館で行われたブロガー・特別内覧会にご招待いただき、参加しました。


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パリ・グラフィックーロートレックとアートになった版画・ポスター展
2017年10月18日(水)~2018年1月8日(月・祝)
三菱一号館美術館

主催:三菱一号館美術館 アムステルダム、ファン・ゴッホ美術館、朝日新聞社
後援:オランダ王国大使館
公式サイト http://mimt.jp/parigura/   


19世紀末、文化の都パリに花開いたポスター芸術。
日本で最も知られる、この分野を代表する画家といえば、アルフォンス・ミュシャと、
今回の主役・アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレックが双璧でしょう。

ミュシャは今春、大規模な回顧展が六本木の国立新美術館で開催され、大変な盛況でした。
今度はロートレックてす。
三菱一号館美術館は2010年の開館ですが、元々ロートレック作品の収集に力を入れている美術館です。

※展示スペース内は一部を除き撮影禁止ですが、今回は内覧会なので特別に許可を得て撮影しています。


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商業広告としてのポスターは印刷物、つまり版画です。
19世紀末のフランス・パリ、様々な芸術運動が勃興するなか、
版画は新たな広告媒体のみならず、芸術表現を切り開く重要なメディアとなりました。

それまでは複製や情報伝達のための手段でしかなかった版画が、
口ートレックら世紀末の前衛芸術家たちにより、絵画と同じく芸術の域まで高められました。
そして、それらを収集する愛好家も出現したのです。

また、世紀末パリでは大衆文化とともに発展したポスター芸術をはじめとして、
かつてないほど多くの複製イメージが都市に溢れ、美術は人々の暮らしにまで浸透していました。
「グラフィックアート」は生活と芸術の結節点であり、前衛芸術家たちの最も実験的な精神が発揮された、
時代を映すメディアであったのです。


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本展はこうした19世紀末パリにおける版画の多様な広がりを俯瞰する美術展です。
ロートレックの作品だけではありません。
三菱一号館美術館、及びアムステルダム、ファン・ゴッホ美術館の貴重な19世紀末版画コレクションから、
リトグラフ・ポスター等を中心に、油彩・挿絵本等を加えた計約140点が展示されています。


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内覧会風景も紹介します。
内覧会ナビゲーターの「青い日記帳」主宰Takこと中村剛士さん(右)と
野口玲一学芸員(三菱一号館美術館 学芸グループ長)。



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ショップでは実物大ポスターも販売。

そして個々の作品のみならず、
19世紀末の百花繚乱のパリ文化の雰囲気を楽しむ、展覧会でもあります。


さて、この美術館は美しい中庭も魅力。
庭園もう華やかなイルミネーションでライトアップされています。

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美しい夜景も本展と合わせて楽しんでください。
これは、夕刻に訪れたならばですが。

Old Fashioned Club  月野景史

2017年11月 3日 (金)

【美術展】「生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ」 全国4都市で開催される本格回顧展

東京新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で11月12日まで、
「生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ」が開催中です。


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生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ
2017年9月16日(土)~11月12日(日)
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館

主催:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、産経新聞社、テレビ朝日
美術館サイト:http://www.sjnk-museum.org/program/4953.html



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東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 外観夜景

この美術館は館名に東郷青児の名が入ってるくらいなので、所蔵品展なのかと思ってしまいますが、
今回は東郷青児の生誕120周年を記念し、以下の全国四都市を巡回する本格的な回顧展です。

◆広島会場 ※終了
ふくやま美術館
2017.07.08.sat.~09.03.sun.

◆東京会場
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
2017.09.16.sat.~11.12.sun.

◆福岡会場
久留米市美術館
2017.11.23.thu/holiday.~2018.02.04.sun.

◆大阪会場
あべのハルカス美術館
2018.02.16.fri.~04.15.sun.

■生誕120年 東郷青児展 公式HP:http://togoseiji120th.jp/


東郷青児
(とうごう せいじ、1897年(明治30年)4月28日 - 1978年(昭和53年)4月25日)

日本の洋画家。
1921年から1929年までフランスに留学。リヨン美術学校に学ぶ。

本展は「東郷様式」と呼ばれた独特のスタイルが確立する1950年代末までを中心とする作品約60点と
資料約40件を展示し、画風の形成がひもとかれる展覧会です。

東郷が弱冠19歳で二科展に発表した《パラソルさせる女》(1916年)は日本最初期の前衛絵画として話題になり、
昭和初期のモダンな美人画は近代女性のタイプを変えてしまったとも言われます。
戦後は、二科展の派手な前夜祭や、仲間たちとビルの大壁画を制作するなど、終始ジャーナリズムの注目を集めた画家でした。

本展では東郷の代表作はもちろん、藤田嗣治と百貨店に競作した対の壁画、再発見された戦前の二科展出品作、
プライベートコレクションの希少品等々、一般的な東郷観が揺らぐような作品をも一堂にご紹介されています。

ここが見どころでしょう。
独特の画風のイメージが定着し過ぎた感のある画家ですが、こんな絵も描いているのかと感じさせる作品があります。
極端にイメージが異なるわけでもなく、東郷は東郷なのですが、ちょっと新鮮だったりします。
また、時代を追って観ていくと、意外と世相を反映していることもわかります。
大変興味深い展覧会でした。

Old Fashioned Club  月野景史

2017年11月 1日 (水)

【美術展】上野の森美術館で開催中「怖い絵」展 大盛況 大行列

東京の上野の森美術館で12月17日まで開催中の「怖い絵」展。
http://www.kowaie.com/


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平日・11月1日(水)の15:45頃ですが凄い行列で50分待ち! 大ヒットのようです。
この状況で16:30入場終了、17:00閉館ですから、収拾がつくのかと心配になります。


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やはり日本人は怖いもの好きなのか。
とりあえず出直すことにしましたが、この日時でそうなのだから、
いつ来ればゆっくり観れるのか?

■会期2017年10月7日(土)~12月17日(日)※会期中無休
■開館時間:午前10時~午後5時 ※入場は閉館の30分前まで 
★10月14日より土曜日9:00~20:00、日曜日9:00~18:00に開館時間を延長中  ※入場は閉館の30分前まで
http://www.kowaie.com/


Old Fashioned Club  月野景史

2017年3月10日 (金)

【美術展】「FACE展 2017‐損保ジャパン美術賞展」/現代日本の芸術家達による公募展

東京新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館では3月30日まで
「FACE展 2017 ‐損保ジャパン美術賞展」が開催中です。

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FACE展 2017 ‐損保ジャパン美術賞展
2017年2月25日(土)~3月30日(木)
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
主催:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、読売新聞社
http://www.sjnk-museum.org/program/4591.html

本展は損保ジャパン日本興亜美術財団の公益財団法人への移行を機に創設され、
今回で5回目の開催。
新進作家の動向を反映する公募コンクールです。

「年齢・所属を問わず、真に力がある作品」を公募し、
全国各地の幅広い年齢層の902名の新進作家たちのご応募がありました。
四次の「入選審査」と二次の「賞審査」を経て入選作品71点(内受賞作品9点)が決定、展示されています。

昨年は開幕前に内覧会があったのですが、
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/face-2016-3f6f.html
今年は特に内覧会の案内はなく(キャンペーンはありましたが)
少々出遅れました。

現代の、日本の新進画家達の展覧会。
これはなかなか楽しいです。
既に受賞作は決まっていますが、
観覧者は好きな作品を1点選び、投票するシステムになっています。

ただ、あくまで私の好みですが、今回は昨年に比べるとやや不作でした。
昨年は1位に推したい作品が何点かあって迷いましたが、
今年はそこまでは思いませんでした。
だからひとつ選ぶのは逆に迷いましたが。

いくつか気に入った作品を揚げさせてもらいます。


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Old Fashioned Club  月野景史

2017年3月 7日 (火)

【美術展】「マティスとルオー展 」パナソニック 汐留ミュージアム/書簡から浮かぶ二人の画家

東京のパナソニック 汐留ミュージアムでは3月26日まで、
「マティスとルオー展 ―手紙が明かす二人の秘密―」が開催中です。
会期も残り少なくなってきました。

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マティスとルオー展 ―手紙が明かす二人の秘密―
2017年1月14日(土)~3月26日(日)
パナソニック 汐留ミュージアム
主催:パナソニック 汐留ミュージアム、産経新聞社
後援フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、港区教育委員会特別協力ジョルジュ・ルオー財団 協力日本航空
https://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/17/170114/

パナソニック 汐留ミュージアムはジュルジュ・ルオーのコレクションで知られます。
今回はルオーと、アンリ・マティスの展覧会。

アンリ・マティス
(Henri Matisse, 1869年12月31日 - 1954年11月3日)

ジョルジュ・ルオー
(Georges Rouault, 1871年5月27日 - 1958年2月13日)

ジャンルでいえば、共にフォーヴィスム(野獣派)の代表画家ということになります。


マティスとルオー
この二人は若き日にフランスの国立美術学校で共に学んだ間柄。
本店は二人の間で交わされた書簡をベースに構成されています。

1906年8月30日、アフリカ旅行から戻った36歳のマティスは、
「中でも砂漠はすごかった」と、その強い印象を友人のルオーに書き送りました。
以来、二人の偉大なフランス人画家が交わした膨大な手紙のやりとりは、
マティスが亡くなる前年の1953年まで、断続的に続きました。

マティスとルオーの画風は全く異なります。
しかし、フランス絵画の伝統の継承者としての誇りと責任感を共有していました。

それは、外国人を受け入れて輝きを増すフランス、
あるいは第二次世界大戦に苦悩するフランス、
そのいずれにあっても揺らぐことなく、
自らの絵画で回答し続けた姿勢にも表れています。

本展では、二人や家族の手紙を紹介しながらその時期の絵画作品が展示されています。
マティスの静物画《スヒーダムの瓶のある静物》をはじめとする貴重な初期の作品や、
ルオーの重要な版画集『気晴らし』の油彩原画シリーズの全点出品など、
フランスからの初来日作品を含む合計約140点を通して、
マティスとルオーの友情の秘密に立体的に迫っています。

私はマティスの1920年代前半のニース時代の明るく優しい色彩が気に入りました。

Old Fashioned Club  月野景史

2017年1月11日 (水)

【美術展】「マティスとルオー展 -手紙が明かす二人の秘密 -」パナソニック 汐留ミュージアム 1月14日開幕

東京のパナソニック 汐留ミュージアムでは2017年1月14日から3月26日まで、
「マティスとルオー展 ― 手紙が明かす二人の秘密 ― 」が開催されます。

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マティスとルオー展 ― 手紙が明かす二人の秘密 ―
2017年1月14日(土)~3月26日(日)
パナソニック 汐留ミュージアム

主催:パナソニック 汐留ミュージアム、産経新聞社
後援:フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、港区教育委員会
特別協力:ジョルジュ・ルオー財団
協力:日本航空
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/17/170114/index.html


パナソニック 汐留ミュージアム
2003年オープンの比較的新しい美術館。
そもそも汐留という街自体が都心の複合都市として生まれ変わったのは最近の事で、
それと共に誕生した美術館です。
本館は19世紀末から20世紀にかけて活躍したフランスの画家
ジョルジュ・ルオー(1871-1958)の作品のコレクションで知らせれいます。


マティスとルオー
今回はそのルオーともう一人、フランス近代絵画の巨匠アンリ・マティス(1869-1954)の展覧会です。

この二人はパリの国立美術学校の盟友です。
象徴派の巨匠で名教師としても知られるギュスターヴ・モロー教室で共に学んだ関係なのです。
ジャンルでいえば、二人はフォーヴィズムを代表する画家という事になります。

本展ではこの二人のあいだに交わされた半世紀にわたる手紙のやりとりを手がかりに、
油彩画を中心として、手紙、デッサン、版画、彫刻、絵付け陶磁器、タピスリーや、
当時最高の技術と気概を持つ出版人との協働で生み出された美麗な挿絵本などを紹介しながら、
タイトルにあるように、手紙に秘められた二人の友情を解き明かす展覧会となるようです。

出品作は、マティスの貴重な初期の静物画、ルオーの重要な版画集『気晴らし』油彩画シリーズ全点など、
日本初公開作品を含む約140点が公開されます。

Old Fashioned Club  月野景史

2017年1月 9日 (月)

【美術展】「クインテットⅢ‐五つ星の作家たち‐」損保ジャパン日本興亜美術館 1月14日開幕/日本の5人の現役画家の競演

東京新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館では1月14日より2月19日まで
企画展「クインテットⅢ ‐五つ星の作家たち‐」が開催されます。


クインテットⅢ ‐五つ星の作家たち‐
2017年1月14日(土)~2月19日(日)
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館

主催:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、朝日新聞社
協賛:損保ジャパン日本興亜、SHISEIDO
http://www.sjnk-museum.org/program/4512.html


東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
東京都庁をはじめ高層ビルが立ち並ぶ新宿西口のオフィス街。
その一角を為す損保ジャパン日本興亜本社ビルの42階、
まさに東京の摩天楼にある美術館。

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美術と共に絶景も楽しめます。

館名にあるように東郷青児作品のコレクションで知られますが、
のみならず毎年数多くのユニークな展覧会を開催してくれます。
私は新宿近隣在住なので、ここの展覧会はほぼすべて楽しませてもらっています。

西洋絵画史上の巨匠の回顧会も多いのですが、今回は日本の現役画家の展覧会。
これもまた楽しみです。


クインテットⅢ ‐五つ星の作家たち‐
タイトルにある「クインテット」とは五重奏、つまり5人の画家の展覧会。
約20年間の継続的な作品発表実績があり、また将来も有望な5人の作家たちを紹介する
シリーズ企画の第3弾で、今回は川城夏未、木村佳代子、橋本トモコ、堀由樹子、
横溝美由紀各氏の近作・新作約70点が展示されます。

この展覧会は回ごとにテーマがあり、第1回、第2回は「風景」、
第3回となる本展のテーマは「自然」とのことです。
「風景」と「自然」・・・。
ちょっと聞くと同義にも思えますが、そうではないですね。

公式サイトの紹介文から引用します。
「5人の作家たちは、都会に生まれ育ち暮らしながら憧憬の念と共に「自然」を見つめ、
取り囲む環境を手掛かりに制作しています。それらは写実的に描写する作品という
よりも、日常接する「自然」に自らの記憶や思考を重ね、豊かな感性と個性で形象化
する作品と言えます。

私たちと同時代に制作された5人の絵画の前に佇むことで、私たちの心に奏でられる
各々の五重奏は、爽やかな「残響」としてしばらく留まることでしょう。」


Old Fashioned Club  月野景史

2017年1月 6日 (金)

【美術展】「デトロイト美術館展 大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち」/月・火写真撮影可 米国から欧州の名画が来日

東京の上野の森美術館で1月21日まで
「デトロイト美術館展 大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち」が開催中です。

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デトロイト美術館展 大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち
2016年10月7日 (金) 〜 1月21日 (土)
上野の森美術館

主催:フジテレビジョン、産経新聞社、ぴあ、上野の森美術館
後援:外務省
http://www.detroit2016.com/


上野の森美術館
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名立たる美術館・博物館が建ち並ぶ上野公園周辺の一角。
国立西洋美術館や東京都美術館と比べるとやや規模は小さいですが、
上野の森美術館ではなかなかユニークに展覧会が開催されています。
会期も残り僅かとなりました。


デトロイト美術館
アメリカ東部、五大湖周辺地区の都市ミシガン州デトロイトの美術館。
五大湖地区は自動車産業の中心地として繁栄してきました。

デトロイト美術館は1885年に創立。
以来、自動車業界の有力者らの資金援助を通じて、
世界屈指のコレクションを誇る美術館として成長してきました。
ゴッホやマティスの作品をアメリカの公共美術館として初めて購入したのもデトロイト美術館でした。
ヨーロッパの名画が大西洋を越え、アメリカ東部の美術館に集まったのです。

しかし産業の衰退により、2013年、デトロイト市は財政破綻。
市の財源確保を目的として所蔵品売却の可能性が取りざたされましたが、
国内外からの協力、そしてデトロイト市民の声により、
作品は1点も失われることなく市民の憩い・学びの場として存続しています。

かつて富の象徴であった、その町が可能にした奇跡のコレクション。
モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソ等、
印象派、ポスト印象派、20世紀のフランス、ドイツの数々の傑作の中から選らばれた全52点。
まさにヨーロッパ近代絵画の「顔」というべき名画達が来日しています。

本展は既に昨年春から豊田、大阪と巡回済み。
東京展がラストです。
お見逃しなく。

この展覧会は珍しく、月曜日と火曜日は展示室内の写真撮影が可能です。

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Old Fashioned Club  月野景史

2016年11月23日 (水)

【美術展】『拝啓 ルノワール先生 ―梅原龍三郎に息づく師の教え』三菱一号館美術館/国と年齢を越えた師弟関係

東京丸の内の三菱一号館美術館で12月18日まで、
『拝啓 ルノワール先生 ―梅原龍三郎に息づく師の教え』が開催中です。


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拝啓 ルノワール先生 ―梅原龍三郎に息づく師の教え
Bonjour, Monsieur Renoir; Renoir et Umehara –Joie de peindre 
10月19日(水)〜 2017年1月9日(月・祝)

主催 三菱一号館美術館、朝日新聞社
http://mimt.jp/renoirumehara/
※本展終了後は大坂・あべのハルカス美術館に巡回 2017年 1月24日(火)~ 3月26日(日)

日本の近代洋画界を代表する画家、
梅原龍三郎(1888年3月9日 - 1986年1月16日)
彼は1908年、二十歳の時に渡仏し、翌年、ルノワールに出会います。

ピエール=オーギュスト・ルノワール
(Pierre-Auguste Renoir 1841年2月25日 - 1919年12月3日)

フランスの印象派絵画の巨匠。
日本でもその人気は高く、今年も国立新美術館で大規模な回顧展が開催されました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-8a85.html

梅原と会った時のルノワールは67歳。
既に大御所で晩年にさしかかっており、リューマチ性の疾患に苦しんでいたのですが、
旺盛な制作意欲は衰えていませんでした。

本展はルノワールと梅原の師弟関係を軸に、その画業を追った展覧会です。
ルノワールの他にもルオーやピカソなど、
梅原が出会い収集した西洋美術コレクションも紹介されています。
梅原の優れた蒐集家としての面に接する機会でもあります。


Old Fashioned Club  月野景史

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