昭和から平成、平成から令和へ
令和元年はお祭り騒ぎとまではいかずとも、
新たな時代を迎え、祝賀ムードの中で始まりました。
ゴールデンウィークも未曾有の10連休。
もちろん、すべての人が休んでいるわけではありません。
それでは世の中回りませんから。
まぁそれは、どの日曜・祝日も同じですが。
その大型連休もまもなく終わり。
ところで昭和から平成への時はどうだったか
西暦でいえば1989年1月
日本の歴史上、バブル経済の崩壊とされるのが1990年ですから、
1989年はバブル時代の絶頂期。
まさに世の中浮かれかえっていた時代だった・・・のように思えます。
しかし、実際はそうではなかった。
前年、1988年秋に昭和天皇の病状悪化が伝えられ、
日本は自粛ムードに包まれていました。
この自粛傾向はかなり極端で徹底したものだったと思います。
しかし、その記憶も薄れて・・・というより、まったく忘れ去っていました。
80年代末=バブル景気の絶頂期という大雑把な歴史認識だけになっていました。
今回の改元で改めて思い出した次第です。
現上皇の退位は、ひとつにはあの時のような自粛傾向による
社会の停滞を避けようとの、陛下の判断もあったとも聞きます。
上皇・上皇后陛下のお考え・言動は本当に良識的です。
Old Fashioned Club 月野景史