【ドラマ】『ブラッシュアップライフ』最終回は三浦透子大活躍/この2-3年で最も楽しめた良作
このブログでも3回にわたって書いてきた、今クールで一番面白く、楽しんで観ていたドラマ。
日本テレビ系日曜ドラマ枠(22:30~)『ブラッシュアップライフ』。
3月12日に最終回第10話の放送が終了しました。
今クールどころか、この2~3年で最も楽しんだドラマということになりました。
三浦透子さんが大活躍
最終回は前半、開始間もなくに山場を持ってきました。
主人公・近藤麻美(安藤サクラ)の1周目の人生における市役所の同僚・河口美奈子役の三浦透子さん。
初回に少しだけ登場、だいぶ間を空けて8話で久々に登場するも、大した役割を果たしてこなかったのに、
今回突如、麻美がパイロットとして勤める航空会社のCAとして登場、(河口本人の意思に関係なく)大きな活躍を果たし、
麻美と宇野真里(水川あさみ)の危機を救い、彼女らのミッション達成をアシストしたのです。
凛々しいCAスタイルで突如現れた河口美奈子(三浦透子)
この時の麻美と河口のやりとりの面白さは最高でした。
とにかく、全編通して安藤さんの演技力が際立ったドラマでしたが、
今回は三浦さんが安藤さんとがっぷり四つ(というような力が入り過ぎた演技ではないのですが)で、絶妙。
三浦さんについては、初期のモブに近い出演だけで終わるとは考え難く、
再登場してキーマンになるとの見方はネットにもあり、私もそうは思っていましたが、
ここまで大きな役割(?)を果たすとは、想定外でした。
本当に良い意味で、裏切られることの多いドラマでした
最終回は序盤に山場を持ってきたので、
中盤から終盤はまったりした展開でした。
もうひと山欲しかったという声もありましたし、それもわかるのですが、
これでよかったと思います。
バカリズムさんの脚本も見事でした。
ネット情報だと、初期の時点では麻美の最終周のパイロット就任などは、まったく決まっていなかったともいいますが、
それについては、本当だろうか? と、ちょっと疑問に感じていますが。
つまり、そう感じてしまうほど、ラストが綺麗にまとまったと思うのです。
SF的な部分は、タイムリーパー(このドラマにおいては人生をやり直している人)が、
麻美以外にも登場して、麻美と絡み出したら、ややこしくなるし、そこを突き詰めると難しくなります。
麻美の記憶にない、真里の1周目における麻美達との交遊の記憶の位置づけとか。
結果、そこの合理的な説明はありませんでした。
それで良かったと思います。
麻美達仲良し4人組が皆最期まで独身とはちょっと寂しいとの声もあります。
でも、そこにこだわって文句を言うべきところではないし、
実は4人とも独身だったとは、断言出来ないのです。
(配偶者に先立たれ、老人ホームに入った可能性もあるので)
内容からして、続編は期待出来ないし、作るべきでもないと思うけど、
またこのようなドラマを、期待しています。
Old Fashioned Club 月野景史
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