【科捜研の女2022】落ち着き目の展開で淡々と進行/君嶋直樹(小池徹平)の存在意義は?
テレビ朝日火曜21時枠で放送中の『科捜研の女 2022』(シーズン22)。
1999年のスタート以来の放送枠である木曜20時「木曜ミステリー」の終了に伴い、
番組自体も終了の噂が流れましたが、無事新設枠でスタートし、放送中です。
榊マリコ(沢口靖子)と、新登場の君嶋直樹(小池徹平)
既に1月の火曜21時枠は新ドラマの放送が発表されており、
『科捜研』の方は12月中に終了ということになると思われます。
今期の『科捜研の女』は近年のユニーク路線を抑え、
画面も映画のような落ち着いた色調で、淡々と進んでいる印象です。
新基軸としては、若手男性研究員枠で、
橋口呂太(渡部秀)に代わり、君嶋直樹(小池徹平)が登場しました。
だいたいこの役は、それほど実績のない若手俳優が起用され、
主人公榊マリコ(沢口靖子)の助手役を務めてきたのですが、
小池徹平さんはビジュアルは若いですが、もはや若手ともいえない実績ある俳優で、
キャストクレジット順でも、2008年の初登場以来、長年沢口さんに続く二番手を
務めてきた若村麻由美さんを押しのけ、二番手に座っています。
ただ、それにしてはあまり存在感がない。
研究員として、自分の担当分野については一応の役割を果たしていますが、それほどの個性は発揮していないし、
マリコと一緒に現場に出ることもまったくなく、何のために加入したのかよく分からない状況で、シーズン終盤を迎えています。
ネット上では、実は裏があるのではとか、あるいは実在の人間ではなく、AIなのでは、などの極端な見方すらあります。
AIはともかく、裏がある説については、多少思わせぶりな面もあるのですが、本当にそうなら、ちょっと伏線が弱い気がします。
視聴率は初回は11.9%とでしたが、その後は一桁の8~9%台。
全般にドラマ視聴率は低迷しており、特に悪いともいえませんが、ちょっと寂しい数字。
同枠の1月スタートの新番組は吉高由里子さん主演の恋愛物のようで、
この枠は、警察ドラマ枠ではないことも明らかになり、来年以降の存続が不安になります。
残り僅か、盛り上がるといいのですが。
Old Fashioned Club 月野景史
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