« 2022年4月 | トップページ | 2022年6月 »

2022年5月

2022年5月23日 (月)

旧作ファンが観た『シン・ウルトラマン』/オマージュ満載で楽しめる内容 ※具体的ネタバレなし

映画『シン・ウルトラマン』を観てきました。

私はシリーズの原点である初代の『ウルトラマン』(1966-67)の熱心なファンです。
本放送リアルタイムではありませんが、ほぼそれに近い時期からの古いファン。
『シン・ウルトラマン』はその原点に立ち返る作品とのことで、早速鑑賞してきました。

その守旧派ファンからみて、新作はどうだったか?
結論からいえば、充分楽しめました。
今回は具体的ネタバレなして、ざっくり感想を書いてみます。


Shinu


前半はほぼ旧作リメイク
全体に旧作のオマージュが散りばめられていました。
特に前半は旧作の現代版リメイクといってもよい内容。
後半は新作オリジナルのストーリーも盛り込まれる展開でした。

冒頭部分が『ウルトラマン』に先行する『ウルトラQ』の
ダイジェスト版リメイクともいえる展開になっているのも、嬉しいところ。
まさに「つかみはOK!」という感じ。

逆にオマージュ、あるいはパロディともいえるシーンが満載なので、
旧作を知らない観客が楽しめたろうか、と不安になります。
特に前半はテンポが早いので、旧作を知らずにストーリー追い切れるだろうか? とも感じました。

オリジナルストーリーの部分は、
そこはそうしてほしくはなかったな、と感じるシーンもありました。
ただ、そこまで求めても仕方ない、と思います。


『ウルトラマン』全39話のうち、
今回の元ネタになったエピソードは基本的には5本だけだと思います。
(1本はエッセンスを取り入れただけで、リメイクとまでいえるのは4本だけかも)
出来れば、他のエピソードのリメイクで、続編を作ってほしいとさえ思いました。

ただ、続編は展開上、ちょっと難しいかも知れません。
『シン・ゴジラ』に続く今作、次は『シン・仮面ライダー』があるようですし、
その次に『シン・ウルトラセブン』期待した方がいいかも知れません。


旧作キャストの起用は無し
守旧派視点でいえば、ひとつ残念だったのは、
これまで、ウルトラシリーズで旧作へのオマージュ性の強い新作が作られる場合、
旧作のキャストが、たとえ別役で短いシーンであっても、起用されることが多かったですが、
今回はまったくありませんでした。

『ウルトラマン』の出演者では、
5人の科学特捜隊員のうち、小林昭二さん、二瓶正也さんは亡くなっていますが、
黒部進さん、毒蝮三太夫(石井伊吉)さん、桜井浩子さん、それにウルトラマンの着ぐるみ俳優だった古谷敏さんは健在です。
しかし、皆さんかなりご高齢になっており、仕方ないかも知れません。

いずれ、もう少し突っ込んだ感想も書きたいと思っています。

Old Fashioned Club 月野景史

※本編に関係ないですが、
クリアな大画面で大写しになるので、ひとつ気になったことがあります。

ヒロインの浅見弘子役の長澤まさみさんが、眉毛の手入れしていないように見えるのです。
浅見は仕事が忙しいと、何日も風呂に入らないようなキャラなので、役作りの一環かも知れませんが。
長澤さんの全般での熱演は旧作ファンからすると感涙もので、さすが“特撮の東宝”の今の看板女優だと思うし、
眉毛の件も好感が持てるくらいなのですが、
舞台は現代だし、さすがに今どき、ちょっと違和感あるかなとは思いました。

ネット上で眉毛についての指摘は見かけませんが、長澤さん絡みの表現で
今の時代において、あるいはこの作品でやるにしては、セクハラ気味なのではとの指摘があるようです。
これについては、そこは許容していいだろうという点もあるが、これはなくてもよかったかなと思う点もありました。


2022年5月10日 (火)

【科捜研の女】今年10月に火曜21時枠で限定復活?/終了が発表されてないのに“復活”とは !?

先日、「【科捜研の女】は終わったのか?」のタイトルでブログを書きましたが、
早くも復活ということで、ネットニュースが流れています。

といっても、正式に終了がアナウンスされたわけではないのに、
“復活”というのもおかしな話ですが。

21_20220512212001

---------------------------------------------------
『科捜研の女』終了報道相次ぐも“1クール限定復活”!
打ち切りを回避させた「沢口靖子のプライド」
週刊女性2022年5月24日号
https://www.jprime.jp/articles/-/23917
----------------------------------------------------


長文の記事なのでわかり難いのですが、
要点のみまとめると。

・制作側は終了のつもりだったが、沢口靖子さんサイドとは合意に至っていない。

・今年の10月から12月の1クール限定で復活が決まった。

・木曜20時の「木曜ミステリー」枠は今年9月で終了だが、新設の火曜21時のドラマ枠で放送される。

・撮影は従来通り京都で行われる。

ただし、テレビ朝日は今後の編成は決まっていないとコメントしているそうです。
相変わらず公式な情報は何も無し。

そもそも局側がシリーズ終了をアナウンスしていないのに、
復活が決まった、カムバックだと言われても喜ぶべきなのか、よくわかりません。
しかも、これが本当のラストという書き方ですしね。

ネットニュースは下に引用しておきます。

Old Fashioned Club 月野景史

☆☆☆
『科捜研の女』終了報道相次ぐも“1クール限定復活”! 打ち切りを回避させた「沢口靖子のプライド」

 '99年から続く長寿ドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系)が、終わってしまう!?

「4月7日にシーズン21の最終回を迎えたんですが、シリーズ完結をにおわせる演出があったんです。“集大成”というテロップが流されたり、主人公の榊マリコがカメラ目線で“今まで本当にありがとう”と語ったりしていました。視聴率が低落傾向で、以前から打ち切りの噂がありましたからね。ただ、公式に終了するという発表はされていません」(テレビ誌ライター)

 23年間続いた人気作品で、京都府警科学捜査研究所の研究員を沢口靖子が演じている。

「撮影は京都にある東映の撮影所で行っています。困るのが大物ゲストを呼ぶとき。交通費はもちろん滞在費も負担しなくてはならず、制作費がかさむんです。テレビ朝日としては東京で撮影して経費を抑えたいのでしょうが、長年一緒にやってきた“チーム京都”を解体することも難しい」(制作会社関係者)

 昨秋から、週刊誌などでは終了報道が相次いでいた。

「予算のこともそうですが、視聴者の若返りのために放送枠ごと消滅すると報じる記事があったり、昨今の低視聴率を指摘する記事もありました。そうした報道に対しても局側は何も反応しないので、終了は既定路線だと思われていたんです」(スポーツ紙記者)

1クール限定でカムバックが決定、そのワケは
 実際に、シリーズを終了させるという話は出ていたのだろうか。

「立て続けに終了報道が出たとき、テレビ朝日と沢口さんの所属事務所との間では、最終的な合意には至っていなかったそう。制作を請け負う東映が終了の方向で交渉していた中で、報道が相次いで出てしまった。このまま既成事実化させたくないという沢口さん側のプライドもあったでしょうし、テレ朝としても情報が漏れてしまったことへの負い目がありますからね。すぐに終了という方向へは傾きませんでした」(前出・制作会社関係者)

 沢口は'85年のNHK朝ドラ『澪つくし』のヒロインで人気を集め、今も年配層を中心に支持されている。

「彼女の所属事務所と東映との協議の結果、今年の10月から1クール限定で『科捜研』のカムバックが決まったんですよ。8月から京都での撮影スケジュールが組まれているそうです」(同・制作会社関係者)

 どうやら水面下では着々と『科捜研』復活へ向けて動いていたようだ。やはり沢口は長年の功労者であり、制作側としてもできれば終わらせたくないという思いはあったのだろう。

『科捜研の女』初の映画版は2021年9月3日に公開。役衣装で舞台挨拶に登場したキャスト
「視聴率が振るわなくなっていたとはいえ、安定して10%以上の数字をたたき出す優良ドラマです。スタッフの中には、彼女に助けられたという人も多いですからね」(テレビ朝日関係者)

 これまでは木曜午後8時に放送されていたが、次のシリーズは時間帯が変わるという。

「『科捜研』の枠は、9月で終了することが決まっています。ですが、10月からは火曜午後9時スタートのドラマ枠が新設。その枠の第1弾として『科捜研』が予定されています。通例なら2クール(半年間)放送されるのですが、1月からはすでに別の作品が決まっているので、今年10月~12月までの放送で、今度こそ見納めということになりそうですね」(同・テレビ朝日関係者)

 事実関係をテレビ朝日に問い合わせたところ、

「今後の編成に関しては決まっておりません」
 との回答だった。

秋には「鑑定してみましょう!」と研究室に向かう、白衣姿のマリコをしっかりと目に焼きつけたい。
★★★

2022年5月 4日 (水)

【昭和プロレス】マッハ隼人追悼イベント 闘道館20220504

昨年、2021年11月に亡くなった元プロレスラーマッハ隼人さんの追悼イベントが
東京巣鴨の格闘技・プロレスショップ「闘道館」で開催されたので、参加してきました。
マッハ隼人についてはこのブログでも追悼記事を書いています↓
【昭和プロレス】マッハ隼人死去/海外でデビューし日本でも活躍した異色の覆面レスラー


Dsc04266s

20220504


VIVA LA LUCHA vol.44
マッハ隼人 復活祭
【日時】2022年5月4日(水・祝)13:15開場/13:30開始
【会場】闘道館
【出演】実行委員
・ドクトル・ルチャ:清水勉
・マッハ隼人アルバム:国枝一之
・マッハ隼人ファン:冨倉太
【内容】
マッハ隼人(肥後繁久)さんの秘蔵写真、マスク・コスチューム等公開。
メキシコ、グアテマラ、パナマ、ロス、カルガリー等の記録・画像・動画公開。

マッハ隼人さんの追悼イベントは本来は1月に予定されていましたが、
コロナ禍で延期となり、ようやくの開催でした。

 


晩年は日本で
マッハ隼人さんはプロレス引退後はカリフォルニアで造園業を営んでおり、
仕事からリタイヤされた後も米国に住んでいたのですが、
実は最晩年は日本に帰国しており、故郷の鹿児島で亡くなりました。

実行委員として名前のある国枝一之さんという方は現役時代から晩年まで隼人さんと親交のあった方で、
今日は貴重な資料や証言を聞くことが出来ました。
(本音を言えば、この方の話をもう少しゆっくり聞きたかったですが)

国枝さんはマッハが国際プロレスに入団して初めてシリーズとなる1979年11月のデビリシッシュファイトシリーズの
テレビ放送初戦(開幕戦ではない)の後楽園ホール大会の放送の冒頭にダイジェストで流れた
隼人と鶴見五郎の試合を見て興味を持ち、最終戦の後楽園大会を観戦、交流を持つようになったとのこと。

このシリーズは開幕当初に、後の独立愚連隊に繋がる鶴見の造反劇があり、
その顛末を視聴者に伝える中で、たまたまこの日に行われた鶴見対隼人が放送され、
それが隼人のお目見えになったという、ややこしい事情があるのですが、
私も最も熱心にプロレスを見ていた時期で、よく憶えています。
今日はこの日の映像も再見できて、良い機会になりました。

Old Fashioned Club 月野景史

2022年5月 2日 (月)

木村拓哉主演『未来への10カウント』一桁視聴率9.9%/キムタクドラマ史上初? 伝説の終焉か

木村拓哉さん主演ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日)第3話の視聴率が9.9%と発表されました。
木村さん主演の連続ドラマで単回の視聴率二桁割れは、おそらく初めてかと思います。


平成を代表するスーパースター 元SMAPの木村拓哉
異論のある人はあまりいないと思います。

この木村さんの凄さを示すものとして、もちろん数々の大ヒット曲があります。
ただ、それらはスマップとしての実績です。

木村さん個人の凄さを表す指標となると、やはり主演ドラマの視聴率。
他のメンバーの比較ではもちろん、他の男性・女性、ベテラン、若手の俳優と比べても、
長年にわたり、まさに格違いの強さを誇ってきました。


伝説の始まりはこのドラマ、通称「ロンパケ」こと
ロングバケーション(1996年4月15日 - 6月24日、フジテレビ)平均視聴率 29.6%

連続ドラマとしては、おそらくこれが初主演。
惜しくも30%には届きませんでしたが、破格の数字です。
実は木村さんの人気からすれば、この時が初主演とは遅いくらい。
既に稲垣吾郎さんは中居正広さんは連ドラ主演がありましたから。
木村さんとすれば、満を持しての主演というところでした。

その後の主演ドラマはすべて高視聴率。
特に2000年前後は平均視聴率30%越えを連発しました。

ラブジェネレーション(1997年10月13日 - 12月22日、フジテレビ)30.8%
ビューティフルライフ(2000年1月16日 - 3月26日、TBS) 32.3%
HERO(2001年1月8日 - 3月19日、フジテレビ) 34.3%
GOOD LUCK!!(2003年1月19日 - 3月23日、TBS)30.6%

ざっとチェックした限りですが、この4本が30%を越えています。
この頃だと思いましたが、この数字を見た松本人志さんが呆れ果てたように
「みんな本当にキムタクのドラマが好きなんやな!」と言っていたのを憶えています。
芸能人にあだ名を付けまくっていた時期の有吉弘行さんは「ドラマバカ」「月9バカ」などと命名していました。


他の人気ドラマと比べてもこの凄さ
当時はどの番組も今より視聴率が取れたから・・・そう言われるかも知れません。
たしかにそうかも知れませんが、とはいえ昭和のように、高視聴率が取れた時代でもありません。
例えば、ちょっど同じ頃、2000年前後に大きな話題び、続編やスペシャルが次々作られた『ショムニ』も、
連ドラとしての平均最高視聴率は1998年のシーズン1の21.8%でした。

そして、このブログでよく取り上げる『科捜研の女』は1999年スタート。1期・2期とも一桁視聴率でした。
同じ枠の他のドラマがもっと悪かったから続いたようなもので、
この時代でも、二桁取るドラマを作るのは容易ではなかったのです。

おそらく、2000年以降で平均30%以上のドラマは木村さんの3本だけかと思います。
2010年代のオバケドラマで、社会現象にまでなった『半沢直樹』(2013年)ですら、平均視聴率は29.0%です。
ドクターX』は一番高かったのが、2013年のシーズン2で23.0%。
相棒』で他シーズンとは段違いの最高視聴率を取ったのが、2010-11年のシーズン9で20.4%。
キムタクドラマがいかに凄かったかわかります。


キムタクドラマが一桁視聴率
上述のように、その木村さん主演ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日 木曜21時)の
第3話の視聴率が9.9%と発表されました。
いつか来るべきものが、このタイミングで来た。仕方ないかも知れません。


木村さん主演連続ドラマでの単回一桁視聴率は史上初なのか?
だふん間違いないと思います。
この切り口で報じているサイトは少ないですが、あるにはあって、東スポWebが指摘しています。
キムタク主演ドラマ〝初の視聴率ひとケタ台〟の波紋「後輩のバーター出演難しくなる」の声


ドラマ『未来への10カウント』自体は、好感も持って観ています。
少し古いタイプのスポ根&学園青春ドラマ、ボクシングがテーマは珍しいですが。

ただ、木村さんのドラマなので、どうしても生徒ではなく木村さんに比重がいき過ぎる面があると思います。
この点については、昔から学園青春ドラマで主演が生徒ではなく先生というのは珍しくなく、むしろ王道なのですが、
スポ根に重きを置くとなると、実際にスポーツをやるのは生徒なので、歪みが出る面もあります。
第3話なども、女子部員にスポットを当ててはいましたが、結局木村さんが全部持っていくような感じ。
それでスムーズならいいのですが、ちょっと無理があったかなと。


何をやってもキムタク
木村さんの演技について「キムタクはどんな役をやってもキムタク」みたいな言われ方をします。
そう、これは当たっているかも知れません。
これも一概に悪いとばいえず、例えば昭和-平成のレジェンド 田村正和さんなどもそう言われたかと思います。

でも田村さんは「何をやっても田村正和」だとしても、意外と役柄の幅は広い。
クールなアウトローも軽い優男も柔軟にこなし、でもどちらも間違いなく「田村正和」だったりします。

田村正和さんといえば、この人が後年、コメディで新境地を開いたようなイメージチェンジを
木村さんもしてもいいのでは、などと時々言われます。
ただ、田村さんがコメディ路線を開拓したのは40歳頃で、それまでに特異なポジションを築いてはいましたが、
三十代までは脇役もやっており、コメディもやり出してからが、本当の正和伝説の始まりでした。

木村さんは今年50歳。
既に田村さんに負けない伝説を築いていますが、これからとなると、田村さんのような柔軟さは感じにくい。
木村さんの堅さや狭さやのようなものは、役者としてのピートたけしさんに似ているようにも思えます。


未来への10カウント
ヒロインの満島ひかりさんは、CMなどで見せるエキセントリックさを抑え、
真面目で前向き、そして普通の女性教師を実に自然に演じているように感じます。
ともかく、まだ序盤だし、ドラマとしては挽回の余地は残してはいると思います。

Old Fashioned Club 月野景史

« 2022年4月 | トップページ | 2022年6月 »

フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
2022年6月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ