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2022年4月21日 (木)

【ドラマ】『ミラクルガール』(1980)YouTubeで配信/『プレイガール』後継最終作 途中打切りの問題作?

ドラマ『ミラクルガール』がYouTubeの「TOEI Xstream theater」で毎週1本ずつ配信されています。
1980年に東京12チャンネル(現テレビ東京)で放送された由美かおるさん主演のドラマ。


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スタート時のメンバー


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最終メンバー



昭和40年代の人気ドラマ『プレイガール』にはじまる
東映制作の女性メンバーによるセクシーアクションドラマの最終作という位置づけのドラマ。
・・・もちろん、それで間違いないのですが、ちょっといわく付きの作品なのです。

『プレイガール』とは放映の断絶期間があり、一連のシリーズといえるかがちょっと微妙なのと、
実は諸事情あって途中打ち切りになったドラマなのです。
そんな作品を何故今配信しているかというと・・・、もちろんそれなりのドラマではあるのでしょうが、
それだったら、『プレイガール』や、直接の前番組の『ザ・スーパーガール』の方が相応しく思えます。
実はこの2本に比べて話数が少なく、短期集中配信に適しているから、というのも一因かと推測しています。



『ミラクルガール』第1話  おそらく全話配信終了までアップされていると思います



プレイガール(1969年~)
伝説のセクシーアクションドラマ『プレイガール』
一地方局であった12chの放送ですし、昭和40年代を代表するドラマ…というほどの視聴率ではないと思いますが、
昭和40年代のカルチャーを象徴する作品のひとつであったと思います。
パワフルさと退廃感を併せ持ったドラマでした。

同じ東映制作で、こちらは間違いなく昭和40年代を代表するアクションドラマだった
『キイハンター』の女性版ともいえました。


スーパーガールからミラクルガールへ
『プレイガール』は直接の続編で、リニューアル版ともいえる『プレイガールQ』が1976年3月に終了。
この路線としては3年ほどインターバルを置き、1979年にスタートしたのが「ザ・スーパーガール』でした。
『キイハンター』のヒロインだった野際陽子さんをリーダー役に迎え、
おそらく局の方針もあったでしょうが、『プレイガール』に比べると正統派アクション寄りのドラマでした。

こちらは特に大きな話題になったわけでもないですが、安定の内容で1年間続き、
その後番組として1980年3月にスタートしたのが『ミラクルガール』です。

主演のリーダー役は由美かおるさん。
私も最近、「TOEI Xstream theater」で配信されるまで知らなかったのですが、
由美さんは東映が『プレイガール』初期にダブって制作していた女性アクションドラマ
『フラワーアクション009ノ1』(フジテレビ)に出演していました。
その意味では野際さんと同じで、同種の東映ドラマでの実績があっての起用でした。

更にサブリーダー役は藤田美保子さん。
『キイハンター』の後継番組『Gメン75』の初代女性Gメンでした。
前作『ザ・スーパーガール』メンバーからも二人残留(続編ではないので別キャラ)。

キャストは万全の布陣で、スタッフも多くは前作からの続投だろうから何も問題ない筈ですが、
どうも初回を観た時から今いちというか、何か違和感を覚えていました。


謎の迷走?
その予感が的中したわけでもないですが、
開始早々に伊佐山ひろ子さんが降板(3話から出なくなり5話から新メンバー登場)するなど、
バタバタ感が伝ってくるような事態になりました。

更に13話でもう一人降板、14話から新メンバー加入に合わせてオープンニングとエンディングの
映像を一新(歌はそのまま)しましたが、あえなく19話(7月28日)で終了となりました。
最終回の切りの悪い日付からみても、打ち切りだろうなとは思いました。

当時は裏事情も視聴率もわかりませんでしたが、オープンニングの変更などテコ入れの形跡はあり、
視聴率低迷が打ち切りの原因だろうと思っていました。

ただ、近年のネット等の情報によれば、制作サイドは続けたかったが、
現場のトラブル、不協和音が原因でもあるらしく、
そう考えれば、伊佐山さんの早すぎる降板なども納得できます。


尻上がりに内容充実か
そんなドラマについて、何が書きたいか?
最初に観た時、違和感を覚えたと書きましたが、
それはつまり端的にいえば「あまり面白くないな」と思ったということです。

ただ、あくまで当時一度だけ観た記憶ですが、回が進むにつれ、徐々に良くなってきていたように思うのです。
だから、中途半端な時期・話数で唐突に終わった時は、
「せっかく面白くなってきたのに残念」と感じたように憶えています。

当時の淡い記憶ですが、今回の配信で確認できそうで、楽しみにしています。



※主題歌の違和感
このドラマを最初に観た時の違和感の原因のひとつは由美かおるさんが歌う主題歌にあります。

今聴くと、歌自体は独特の世界観で面白い面もありますが、このドラマのテーマ曲として相応しいと思えない。
甘ったるいメロディもそうですが、

♪綺麗でなければ女でないわ

この歌詞、今なら結構問題では?
いえ、当時としてもどうかと思いました。

ましてこのドラマのテーマ曲としては、かなり疑問です。
たしかに美しく、きれいな女性達によるセクシーアクションが魅力のドラマですが、
『プレイガール』以来、このシリーズは「男なにするものぞ」の強い女性像こそが売りだったかと思います。
それをにしては、男に媚び切ったようなこの歌詞はなんだろうと感じたのです。

それにOPもEDも由美かおるさんの同じような甘めの曲では、さすがにちょっとくどい。
両方ともアクションドラマらしいパワー、アクティブ感がまるで感じられません。
前作『ザ・スーパーガール』はOPとEDが違うタイプの曲で、メリハリが効いていたのに。

更にいえばバックの映像も突っ込みどころが色々です。
エンディングは『フレイガール」風の映像でしたが、これも上手くリメイクできてなくて、外しているような。
こちらも末期のリニューアル版はだいぶ良くなったように憶えているので、これも確認したいところです。

Old Fashioned Club 月野景史

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