【昭和アイドル】百恵・淳子がピンクレディーの振付を踊る/なぜか百恵さんが『渚のシンドバット』を完コピ
昭和のアイドル、1970年代を代表するトップアイドル
山口百恵、桜田淳子、ピンクレディー競演による楽しい動画。
フジテレビ『夜のヒットスタジオ』のリハーサル風景で、
リハに間に合わなかったピンクの代わりに百恵・淳子が『渚のシンドバット」を踊っています。
ちょっとわかり難いですが、リハーサル風景を生放送の本番中に流しているので、
リハの映像と、それを見ながらの生本番中の百恵さん、淳子さん、ピンクレディーら
本人達も含めたリアクションが忙しく切り替わる展開になっています。
私が注目したのは百恵さんの動きです。
まったくの即興だろうし、淳子さんは振付がうろ覚えのようですが(当然ですが)
百恵さんはアクションこそ小さめですが、どうもあのややこしい振付を
今風の言葉でいえば「完コピ」、完全に覚えて踊りこなしているように思えるのです。
そして、途中で横目に淳子さんがうろ覚えなのを見て、
それに合わせてわざとレベルを落とし、ぎこちなく踊っているかのようにも感じます。
なんという余裕。
『渚のシンドバット』は1977年夏のヒット曲ですが、
この放送はピンクレディーがリアルタイムでは『サウスポー』を歌っている1978年春頃でしょう。
淳子さんは曲によってはミニスカートで軽快な振付で歌うこともありましたが、
百恵さんはまったくそんなことはない時代です。
百恵さんはなぜピンクレディーの振付を完コピしていたのか?
他の番組の企画で振りを覚えた…、たぶんないと思います。
当時の百恵さんは既に大物過ぎて、そんな企画はやらせないかと。
天才だからこそ、見ているだけど難なく覚えたのか、
なんらかの理由があって、自主的に完コピしたのか、わかりませんが。
百恵・淳子は同学年。
ピンクの二人は一学年上。
ただ、中学生でデビューした百恵・淳子に対して、
ピンクは高校卒業後のデビューなので、たいぶ後輩になります。
当時のアイドルとして遅めのデビューで爆発的なブームを巻き起こしていたピンクに対し、
百恵さんはアイドル界の女王といった感じの時代。
昭和歌謡史、アイドル史の一コマでした。
Old Fashioned Club 月野景史
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