【美術展】「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」文化村ミュージアム/箱根の大美術館の名画を渋谷で鑑賞
東京渋谷の文化村ミュージアムで11月3日まで、
「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」が開催中です。
ポーラ美術館コレクション展
甘美なるフランス
2021年09月18日~2021年11月23日
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム
主催:Bunkamura、TBS、公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/21_pola/
コロナ禍で予定されていた多くの大型展が中止となり、
また開催されては入場に制約があり、美術ファンには不便な状況が続いています。
本展も曜日ごとに事前予約制、予約不要の併用でスタートしました。
緊急事態宣言もとりあえず、明日で解除。
状況は変わるかも知れないので、事前確認の上、来館してください。
箱根のポーラ美術館の所蔵作品を東京で!
本展は箱根にある「ポーラ美術館」の所蔵作からセレクトされたフランス美術を
東京渋谷で楽しむ展覧会。
ポーラ美術館といえば、リゾート地にある美術館として、関東屈指でしょう。
コロナ禍で、古典西洋絵画の鑑賞が難しい状況が続いてきただけに、
これは嬉しい企画展です。
海外アートの来日が難しい上に、国内の移動もし難い状況の中、こういう催しは歓迎です。
もちろん、宣言解除で、良い状況に変わっていけば、更に嬉しいのですが。
甘美なるフランス(ラ・ドゥース・フランス)
これは美しく、穏やかで、稔り豊かなフランスとその文化を賛美するため、
古くから親しまれてきた表現です。
19世紀後半に出現した印象派の画家たちは、
日常生活や余暇の愉しみなど、あるがままのフランスを画題とし、
新たな「甘美なるフランス」の世界を描き出しました。
その後20世紀のピカソら外国出身の画家についても、
作品から伝わってくるのは、彼らの祖国と共にパリのエスプリであり、
パリで展開していた芸術活動のまれにみる豊かさです。
本展では、ポーラ美術館のコレクションから、
印象派からエコール・ド・パリの時代にフランスで活躍した人気画家の絵画74点を厳選。
加えて、当時のパリジェンヌたちが愛用したアール・ヌーヴォーとアール・デコの化粧道具12件がと併せて展示されています。
こちらも小品ですが、どれもなかなか綺麗だした。
実はBunkamuraザ・ミュージアムでは2006年に
「渋谷で出会う ポーラ美術館の印象派コレクション」展を開催しており、大好評でした。
今回は15年ぶり、2回目の開催となります。
この展覧会はお薦めです
印象派から新印象派、エコール・ド・パリ、綺麗な絵が多くて和みます。
ルノワール、モネ、ピサロ、シャガール、デュフィ・・・。
特に印象的だったのは、最後のコーナーに展示されていた
「モンパルナスの帝王」のエコール・ド・パリの画家キスリング。
3点ほどでしたが、その鮮やかな色彩は、明るい気分にさせられ、
こういう時期だけに余計癒されました。
Old Fashioned Club 月野景史
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