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2021年9月

2021年9月30日 (木)

【美術展】「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」文化村ミュージアム/箱根の大美術館の名画を渋谷で鑑賞

東京渋谷の文化村ミュージアムで11月3日まで、
「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」が開催中です。

202109s


ポーラ美術館コレクション展
甘美なるフランス
2021年09月18日~2021年11月23日
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム
主催:Bunkamura、TBS、公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/21_pola/


コロナ禍で予定されていた多くの大型展が中止となり、
また開催されては入場に制約があり、美術ファンには不便な状況が続いています。

本展も曜日ごとに事前予約制、予約不要の併用でスタートしました。
緊急事態宣言もとりあえず、明日で解除。
状況は変わるかも知れないので、事前確認の上、来館してください。


箱根のポーラ美術館の所蔵作品を東京で!
本展は箱根にある「ポーラ美術館」の所蔵作からセレクトされたフランス美術を
東京渋谷で楽しむ展覧会。
ポーラ美術館といえば、リゾート地にある美術館として、関東屈指でしょう。
コロナ禍で、古典西洋絵画の鑑賞が難しい状況が続いてきただけに、
これは嬉しい企画展です。

海外アートの来日が難しい上に、国内の移動もし難い状況の中、こういう催しは歓迎です。
もちろん、宣言解除で、良い状況に変わっていけば、更に嬉しいのですが。

Polamuseum_01s

甘美なるフランス(ラ・ドゥース・フランス)
これは美しく、穏やかで、稔り豊かなフランスとその文化を賛美するため、
古くから親しまれてきた表現です。

19世紀後半に出現した印象派の画家たちは、
日常生活や余暇の愉しみなど、あるがままのフランスを画題とし、
新たな「甘美なるフランス」の世界を描き出しました。

その後20世紀のピカソら外国出身の画家についても、
作品から伝わってくるのは、彼らの祖国と共にパリのエスプリであり、
パリで展開していた芸術活動のまれにみる豊かさです。

本展では、ポーラ美術館のコレクションから、
印象派からエコール・ド・パリの時代にフランスで活躍した人気画家の絵画74点を厳選。

加えて、当時のパリジェンヌたちが愛用したアール・ヌーヴォーとアール・デコの化粧道具12件がと併せて展示されています。
こちらも小品ですが、どれもなかなか綺麗だした。

実はBunkamuraザ・ミュージアムでは2006年に
「渋谷で出会う ポーラ美術館の印象派コレクション」展を開催しており、大好評でした。
今回は15年ぶり、2回目の開催となります。

Polamuseum_02s

この展覧会はお薦めです
印象派から新印象派、エコール・ド・パリ、綺麗な絵が多くて和みます。
ルノワール、モネ、ピサロ、シャガール、デュフィ・・・。

特に印象的だったのは、最後のコーナーに展示されていた
「モンパルナスの帝王」のエコール・ド・パリの画家キスリング。
3点ほどでしたが、その鮮やかな色彩は、明るい気分にさせられ、
こういう時期だけに余計癒されました。

Old Fashioned Club 月野景史

2021年9月27日 (月)

【科捜研の女】シーズン4最終回(2002)/ 「科捜研の女シリーズ 第一章」の最終話

今日9月27日、テレビ朝日は『科捜研の女』シーズン4(2002年放映)
最終回スペシャル第8話を再放送しました。長いサブタイトルがついてます。
「疑惑の誘拐 京都タワーが見える監禁場所を捜せ!
手がかりは一枚の写真だけ!! 二つの転落死を結ぶ点と線!」

04-2002
シーズン4のポスター

先日のブログでも書きましたが、
2016年以降、テレビ朝日はハイビジョン化前のドラマを再放送しなくなりました。
『科捜研の女』ではシーズン5(2004年)までが該当します。

それが映画化記念もあり、8月にシーズン1と5の一部の回が放送されましたが、
少し間を開けて、今回は4の最終回が放送されました。

これはなかなか貴重な機会でした。
ひとつは2から4だけに登場していた武藤要を見れたからです。
武藤要は土門刑事になる前の内藤剛志さんがこのドラマで演じていた別役です。

以前、武藤要について書いたこのブログのページへのアクセスも急伸しました。


『科捜研の女』第一章の最終話
しかし、この回が重要なのは、このせいだけではありません。
というか、この件も含めてなのですが、
この回は22年続くドラマ『科捜研の女』の中で、
第一章の最終話とでもいうべき回だからです。

なんといっても、シーズン1初回から登場して“トメ”(出演者クレジット順の一番ラスト)を張り、
準主役格として活躍してきた木場(こば)警部(小林稔侍)の殉職による退場回。

そして次のシーズン5はタイトルも『新・科捜研の女』と改題してスタート。
更に、前述のようにプロファイラー→作家の武藤要として出演してきた内藤さんが
別キャラの土門薫刑事として登場し、トメを担うのだから、大幅なリニューアルです。
そういった意味でも、シーズン4最終回は区切りの回といえます。


第二章は?
それでは、第一章の最終話がこれだとしたら、第二章はいつまでか?

実は第二章はまだ終わってない、と思います。
つまり、来月から始まるシーズン22も、シーズン5から継続中の第二章なのだと思うのです。

強いていえば、シーズン5とシーズン6の間プチ区切りがあり、
6の初回はこのドラマのひとつの転換点になってはいます。
この件は、このページを参照してください。

後から見ればの結果論ですが、シーズン5話は第二章のプロローグで
シーズン6から本格的に第二章がスタート、といった感じです。


タイトルについては、シーズン8を最後に『新・』が取れて
シーズン9から『科捜研の女』に戻りました。

ただ内容的には、8と9の間はそれまでで最も変化が少なく、
ひとつの章が終わり、新章スタートといった感じはまったくありません。
オフが終わってシーズンが再開したという感が強いです。
この件は、こちらでも参照してください。


Old Fashioned Club 月野景史

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