【美術展】「三菱創業150周年記念 三菱の至宝展」三菱一号館美術館/日本の歴史ある大企業の美術力
東京丸の内の三菱一号館美術館において9月12日まで、
「三菱創業150周年記念 三菱の至宝展」が開催中です。
7月8日に催されたブロガー向け内覧会を訪問しました。
三菱創業150周年記念 三菱の至宝展
2021年6月30日(水)~9月12日(日)※展示替えあり
前期:8月9日(月・振休)まで/後期:8月11日(水)から
主催:三菱一号館美術館[三菱地所(株)]、(公財)静嘉堂、(公財)東洋文庫
特別協力:(公財)三菱経済研究所
協賛:三菱創業150周年記念事業委員会
協力:三菱ケミカル(株)、東京海上日動、日本通運
公式サイト:https://mimt.jp/kokuhou12/
コロナ禍で多くの美術館が休業、時短営業、予約制などの制約付き営業、
また展覧会の中止も相次ぎ、美術館・展覧会めぐりもすっかりやり難くなってしまいました。
元の状態への復帰を望むばかりです。
三菱一号館美術館
この美術館での展覧会については何度も紹介しています。
都心も都心、丸の内にあるクラシカルな趣きの美術館。
開館自体は2010年完成と新しいのですが、
赤煉瓦の建物は、三菱が1894年に建設した「三菱一号館」(ジョサイア・コンドル設計)を復元したもの。
だからレトロな雰囲気が漂っています。
さて、この美術館はいうまでもなく三菱グループの経営。
今回の展覧会はタイトル通り、三菱創業150周年記念を謳い
三菱が所蔵する至宝をお見せしましょう! というもの。
『曜変天目】や『毛詩』などの国宝を含む、岩崎家四代の起業家スピリッツにあふれるコレクション。
およそ20万冊の古典籍と6,500点におよぶ日本・東洋美術品を所蔵する静嘉堂と、漢籍・和書・洋書など
約100万冊を所蔵する東洋文庫の作品を中心に、名品約100点が一堂に会します。
三菱創業者といえば、初代岩崎彌太郎氏
そこから小彌太氏に至る岩崎家4代社長が
芸術文化の研究・発展を通じて行った社会貢献の歴史をたどりつつ、
静嘉堂、東洋文庫所蔵の国宝12点、重要文化財31点を含む美術工芸品、古典籍などに、
三菱経済研究所の所蔵作品をあわせた貴重な作品群が一挙公開されています。
ミュージアムショップも展覧会鑑賞のお楽しみのひとつ
三菱製ワインではないそうです。
Old Fashioned Club 月野景史
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