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2020年12月

2020年12月13日 (日)

【相棒19】次回12/16放送 第10話 内村刑事部長(片桐竜次)はどうなる

次回の『相棒season19』第10話は12月16日放送です。

予告映像やサイトの情報からは不穏な雰囲気が漂っています。
スタートからの準レギュラーである内村刑事部長(片桐竜次)に何かありそうな。

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襲撃されているような描写もあるし、
良くない筋との関係も示唆されています。
中園参事官が嘆き悲しむかのようなシーンも見受けられます。
退場か?

ただ、『相棒』も『科捜研の女』も、
主要キャストの退場を予感させて、結局何も無しというパターンがよくあります。
今回はどうか?

私は昔から片桐竜次氏のファンなので、
このブログでも何度も内村について書いてきました。

片桐さんも今年73歳。
近年はだいぶ年齢を感じさせるようになりました。
同感の人も多いようで、そろそろ勇退かとの観測もされています。

一方で、恒例の元日スペシャルのテレビ誌の番組表には片桐氏の名前もあるから、
次回での退場はないとの見方もあります。

どうなるのか?

Old Fashioned Club 月野景史

2020年12月11日 (金)

【ドラマ】『監察医 朝顔』 女性を撃ったのは桑原か? /第7話の展開を予想

異例の2クール放送となっている月9ドラマ『監察医朝顔』の第2シーズン。
12月7日に第6話が放送されましたが、
どうやら前半のクライマックスともいえる場面に差し掛かっているようです。

このドラマ、主人公の朝顔(上野樹里)は法医学教室に勤める監察医なので、
当然、毎回遺体が関わるような事件が起こるのですが、
一方で東日本大震災も絡めたホームドラマ的な要素も強く、
あまり事件捜査物、ミステリとしての作り込みは期待できない面があります。

しかし、今回は朝顔の夫である桑原(風間俊介)に重大な嫌疑がかけられており、
今回と次回とで2話、もしくはそれ以上を費やすのだから、事件部分もお座なりにはいかないでしょう。
そもそも、微妙な前ふりまで含めれば、前々回から話が始まっています。


ごく大雑把に状況説明すると、
田村聖奈(中村里帆)という女性を正面から射殺したとの嫌疑をかけられた桑原。
桑原は、聖奈の恋人である桐谷大和(坂本慶介)が背後から撃ち、逃亡したと主張。

しかし、鑑定の結果、聖奈は正面から撃たれており、
しかもその時間には桐谷は既に死亡していたということで、絶対絶命。


さて、次回ですべて解決するのかわかりませんが、
予想、ミステリとしての謎解きを試みます。
ネットでも色々書かれていますが、錯綜しているようです。


とりあえず、桑原中心に見て、問題を2点に絞ります。

1.聖奈を撃ったのは桑原か
2.銃撃現場に居た筈の桐谷が、その時間には既に死んでいると鑑定されたのはなぜか


以下、ごく簡潔に検証します。

1.聖奈を撃ったのは桑原か
てっきり背後から桐谷が撃ったかと思っていたら、
聖奈は正面から頭を射抜かれていた、という鑑定結果が出てしまいました。
となると、正面から発砲した桑原が撃ったということになってしまいます。


私の結論
実は聖奈は桑原が現場に到着した時には正面から撃たれていて、既に瀕死の状態だった。
ということだと思います。

頭を撃たれて、しゃべれるのかという問題がありますが、
そこは法医学的な理屈を付けるのでしょう。

これには、かなり微妙な証拠があります。

実は、銃撃シーンは前回第5話のラストと、
第6話の冒頭で2度オンエアされています。

第5話では、桑原が発砲する前に、聖奈の額には銃創らしきものが見られます。
これに間違いなければ、私の説の確かな裏付けになります。

ただ、第6話冒頭では、同じシーンに見えますが、傷が確認出来ません。
これは…、制作側の意図がよくわかりませんが。

画像をアップして、見比べてもらうといいのですが、とりあえずやめておきます。


ひとつ気になるとすれば、
聖奈を解剖したのが、朝顔でも、主任教授の茶子(山口智子)でもなく、藤堂だったこと。
鑑定の誤りということもあり得なくはないか・・・。
しかし、桑原と対面した時点で聖奈は瀕死のように見えるし、たぶん間違いないかと。


2.聖奈の銃撃現場に居た筈の桐谷が
   その時間には既に死んでいると鑑定されたのはなぜか


これはちょっとややこしい。
そもそも充分なヒントが提示されていないし、真っ当に謎解きするのは難しいと思います。

まず、桑原の認識について考えてみます。

①聖奈の恋人が桐谷という男だ
②聖奈のスマホで、聖奈と一緒に写っている写真の男が桐谷だ
③聖奈の銃撃現場から逃げたのも桐谷だ

なのに、桐谷は聖奈の銃撃前に死んでいるとなったから、
桑原には聖奈射殺に加えて、桐谷殺害の嫌疑までかかってしまった、
というのが第6話のラストです。


聖奈に関わる二人の男
聖奈には交際相手と、その彼氏に関わる “危ない奴” という、二人の男が関わっている筈です。
しかし今のところ、一人しか登場していません。
もしかしたら、何か混同があるのでは、と考えてみました。

上に挙げたうちの②が、たぶん間違い。
スマホに聖奈と一緒に写っていたのは彼氏の桐谷ではなく、
桐谷に接近しているという危ない男。
その男のことを聖奈は桑原に相談したのだが、
仲良さそうに写っていたので、桑原は彼氏だと勘違いしてしまった。

つまり、銃撃現場にいたのは桐谷ではなく、その危ない男。
となると、聖奈を正面から撃ったのも、その前に本物の桐谷を殺したのも、
その男ということでしょう。

これで一応、筋は通ると思います。

しかし画面に映った以下の点を比べると、

・聖奈のスマホに写っていた男
・現場で発砲した男
・警察が持っていた、桐谷大地の写真

この3人は同一人物に見えます。
だとすれば、私の推理は成り立ちません。
それに、私の説だと叙述ミステリ的な謎解きになってしまい、
次回で朝顔たち監察医の活躍がなくなってしまいます。

現場で発砲したの指輪も目立ったいて気になりますが、どう絡むのか?


いずれにしろ、上に挙げた二人の男がカギになると思います。

複雑に絡んでしまった糸を、朝顔たちが解いていくのではないでしょうか。

全体にヒントが少なく、かなり無理な憶測からの推理です。
『相棒』の前後編での推理も外したし、今回も怪しいものですが、
どうなりますか。


Old Fashioned Club 月野景史

2020年12月 4日 (金)

【昭和プロレス】パット・パターソン死去/ “インサイドワークの精密機械”

訃報 カナダ出身でアメリカで活躍したプロレスラー
パット・パターソンが亡くなりました。79歳没


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パット・パターソン
(Pat Patterson、本名:Pierre Clemont、1941年1月19日 - 2020年12月2日)

1981年に発行されたプロレス本の名品「プロレスアルバム14 メモリアルレスラー」で、

「インサイドワークの精密機械」

と称されていました。

「インサイドワーク」はプロレスでよく使う言葉でしたが、
インサイドワークに長けてる、と言った場合、
いわゆる正統派の技のテクニックが優れていると言うのとはちょっと違い、
試合運びや駆け引き、といった部分が巧妙であることを指します。

どちらかといえばヒールレスラーに使われることが多いかも知れません。
ずる賢い、奸智に長けているといったイメージです。
パット・パターソンや、彼の先輩でタッグパートナーであった
レイ・スティーブンスなどは、その典型的なタイプということになるのでしょう。

そのプロレスラーとしての総合的実力に加え、人格も評価は高く、
現役引退後はWWF→WWEの重鎮としても活躍しました。
日本のファンには、アントニオ猪木の米国修業時代に親切に接したこともよく知られています。

WWF=東海岸のNYのイメージが強いですが、
現役生活の大半はサンフランシスコを中心とするアメリカ・カナダの西海岸で過ごしました。
猪木との出会いもカリフォルニアの北、オレゴン州・ワシントン州でした。

西海岸を離れて、本格的に各地を転戦して実績を残すのは、
実は現役生活の晩年に近づいてから。

そして、1979年に乗り込んだWWFでは、
最初ヒールとして王者のボブ・バックランドと抗争しましたが、
やがてベビーフェイスに転向、そのままフロント入りした形です。

レスラー生活全般としてはヒールが多く、スティーブンスとのブロンドボンバーズも
まさに奸智に長けた悪役コンビでしょうが、
実は西海岸でもヘビーフェイスとしてファイトしていた時期もあり、
正反対の典型的なベビーフェイスであるペドロ・モラレス
ロッキー・ジョンソンとのチームでもタッグ王者になっています。



日本には1968年に日本プロレスに来日していますが、
新日本プロレス設立、坂口征二合流後の1973年8月、
ジョニー・パワーズとの北米タッグ王者としてロサンゼルスのオリンピックオーデトリアムに登場、
猪木・坂口組の挑戦を受けたのが、日本のファンへの最初の晴れ舞台でしょう。

後から見れば、
この王者チームはそれまで実績のない、この試合のために作られたチームだったようですが、
結果的には全盛期といえる猪木・坂口の “黄金コンビ” の挑戦をアメリカと日本、
二度にわたり退けるという実績を残しました。

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パターソン(左)とパワーズのハンサムコンビ
即席どころか、この時が初対面ともいわれますが、チームワークは上々でした


パターソンはその後も新日本に度々来日、
猪木のNWFヘビー級王座に一度、
因縁の北米タッグには坂口・ストロング小林組に二度挑戦。
1979年にはWWF北米ヘビー級王者として来日し、坂口に王座を奪われました。
この年はそれ以前にパワーズもNWF版の北米ヘビーを坂口に取られています。
奇縁というか・・・、ちょっとおかしな話でしたが。

現役最後の来日は1981年暮れの第2回MSGタッグリーグ戦。
この時はほとんど目立つことなく、負傷で途中帰国となりました。
これはおそらく当初の予定通りだったのでしょう。
既にWWFのフロントにも関わっており、
その仕事の部分も含め、猪木・坂口との懇親という意味もあったのかも知れません。
だとしても、もう少しリング上の見せ場も作ってほしかったですが。

謹んで哀悼の意を表します。

Old Fashioned Club 月野景史

2020年12月 1日 (火)

【美術展】「1894 Visions ルドン、ロートレック展」三菱一号館美術館 1/17まで開催中

東京丸の内の三菱一号館美術館では来年1月17日まで、
「1894 Visions ルドン、ロートレック展」が開催中です。
11月26日に開催されたプレス・ブロガー向け内覧会を訪れました。

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1894 Visions ルドン、ロートレック展
会期 2020年10月24日(土)~2021年1月17日(日)
会場 三菱一号館美術館
※展示替えあり
※本展覧会の会期は変更となる場合があります。
開館時間 10:00?18:00
(祝日を除く金曜と会期最終週平日、第2水曜日は21:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
主催 三菱一号館美術館、日本経済新聞社
後援 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協賛 大日本印刷
企画協力 岐阜県美術館
公式サイト https://mimt.jp/visions/


オディロン・ルドン(1840-1916)
トゥールーズ=ロートレック(1864-1901)

19世紀末のフランスで活躍した二人の画家をメインした展覧会。
二人の他にも、印象派のルノワールや日本の画家など、
同時代の作品も展示されています。

では、タイトルにある「1894」とは何か?
1984年は、もちろん、ルドンとロートレックが活躍していた頃です。

しかし、それだけではありません。
本展の舞台となる「三菱一号館美術館」のルーツに関わる年なのです。


あの頃の新しいは
今も新しい
1894Visions

英国人建築家ジョサイア・コンドルの設計により、
三菱一号館が丸の内の最初のオフィスビルとして建てられた1894年(明治27)、
日本は近代化の道を歩き始めていました。

一方パリでは、高さおよそ300mのエッフェル塔が登場し、
新しい時代の象徴となっていました。
本展は1894年を軸に、西洋と東洋、油絵とリトグラフ、
芸術と工芸という古いカテゴリーを超えて育まれた
新しい感性の芸術家のヴィジョンを通して、
躍動する時代の息吹を紹介する展覧会です。

オディロン・ルドンは1840年、フランスの南西部の町ボルドーで生まれました。
版画家としてデビューしたのは1879年、リトグラフの作品集『夢のなかで』でのこと。
39歳で最初の作品集を出版するのは、決して早いとはいえませんが、
ルドンの場合には、個性を固めるための準備期間となりました。
同世代の印象派の目が外界に向けられていたのに対し、内面の夢と想像の世界から多くのものを得ました。
1894年の個展で初めて色彩の作品を発表した後には、徐々に黒から色彩へと移ります。

トゥールーズ=ロートレックは幼い頃から画才を示し、画家になることを志します。
最初はパリの動物画家ルネ・プランストー(1843-1914)のもとで学びました。
さらに歴史画家のレオン・ボナ(1833-1922)、そしてフェルナン・コルモン(1845-1924)のもとで学びます。
歴史画家になる道をあきらめたロートレックでしたが、
モンマルトルに住みながら、身の回りの人々をモデルに
個性的で印象深い作品を描き続けました。


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黒の時代のルドン
ルドンといえば、一般にこちらの印象が強いか


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色彩のルドン


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ロートレックはひとめでわかる


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いかにもルノワール


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日本の画家の名品も



さて、三菱一号館美術館といえば、
美しく作られた中庭部分=丸の内ブリックスクエア を
小散策するのも楽しみのひとつ。


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Old Fashioned Club 月野景史

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