【美術展】「日本美術の裏の裏」サントリー美術館/予約制なしで開催中
東京六本木のサントリー美術館では11月29日まで、
「リニューアル・オープン記念展Ⅱ 日本美術の裏の裏」を開催中です。
リニューアル・オープン記念展Ⅱ
日本美術の裏の裏
2020年9月30日(水)~11月29日(日)
サントリー美術館
主催:サントリー美術館、朝日新聞社
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2020_2/index.html
いうまでもなく、今年はコロナ禍で多くの美術館が休館となり、
予定されていた展覧会も中止または延期となりました。
緊急事態宣言が明け、少しずつ営業は再開されましたが、
入館が予約制になるなど、不自由な状態が続いています。
本展も当初は7月22日に開幕予定でしたが、
二ヶ月以上遅れてのスタートとなりました。
予約制は取っていません。
本展はサントリー美術館のリニューアルオープン記念展の第二弾となります。
リニューアルしたサントリー美術館
本展は撮影可能
1961年の開館以来変わることのない、サントリー美術館の基本理念とは?
日本人にとって「美」は、生活を彩るもの。
室内装飾をはじめ、身のまわりのあらゆる調度品を、美意識の表現の場としてきました。
そのような「生活の中の美」を、ひとりでも多くの方に愉しんもらうこと。
しかし一方で、美を生み出してきた日本人の「生活」そのものは大きく変化しています。
障子や畳、床の間が住まいから姿を消し、古文も外国語のように感じられる今、
古美術をどう愉しんだらよいか、難しい面もあります。
そこで本展では、生活の中の美の“愉しみ方”に焦点をあて、
個性ゆたかな収蔵品の中から、日本ならではの美意識に根ざした作品を紹介するのがコンセプト。
古の人々の愉しみ方を知り、追体験することは、現代人にとって知られざる裏ワザ鑑賞と言えるかもしれません。
「裏」には、見えない部分だけでなく、奥深く、隠された内部という意味があります。
日本美術をより深く愉しめるように、教科書では教えてくれない面白さの一端を案内する展覧会。
目に見えていない(=裏)ところにこそ、魅力が隠れている(=裏)かもしれないということです。
Old Fashioned Club 月野景史
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