【相棒18】最終回終了 「花の里 女将」後継ポジションは「こてまり」森口瑤子?
『相棒season18』最終回が終了しました。
今回はストーリーとは別に、シリーズとしての懸案事項にひとつ進展がありました。
前シリーズラスト近くでの月元幸子(鈴木杏樹)退場で欠番になっていた、
『相棒』スタート以来の“サロン”であった「『花の里』の女将」の後継者的ポジションに
森口瑤子さんが決まったようなのです。
と、少し回りくどい表現をしていますが、
とにかく最終回での出来事なので、『相棒』はこれから半年のシーズンオフに入るため、
本当に森口さんがレギュラー出演するのか、まだ断定し切れない面があります。
そして森口さん演ずる小出茉梨(こいで まり)は花の里の女将になるわけではなく、
別の、新しくオープンする「こてまり」という店の女将としての出演です。
つまり花の里に代わるサロンとなる店が登場し、
その女将役が森口さんというわけ。
小出茉梨は花柳界の女。
政財界にも顔がきく百戦錬磨の芸者だった設定。
店名となる「こてまり」は茉梨の芸者としての名前です。
その彼女が開く店に杉下右京(水谷豊)や冠城亘(反町隆史)が常連になれば、
彼らの捜査においても頼もしい情報源になるでしょう。
一方で、経歴からして当然ですが、茉梨は一筋縄でいかない雰囲気も漂わせています。
そもそも、この店の開店を主導したのが甲斐峯秋(石坂浩二)というのも引っかかる。
かつて、花の里の不在により右京がスランプに陥るエピソードがありました。
そのことを当時の二代目相棒・神戸尊(及川光博)から聞いた峯による右京への計らいだったようですが、
右京と峯秋との関係も未だ微妙で、純粋に心配からなのか。
まぁ峯秋は右京と冠城を手駒として重宝している面もあるので、
その意味での“心配”かも知れませんが。
女優・森口瑤子
森口瑤子さんは1966年8月生まれで現在53歳。
テレビ朝日の2時間サスペンス『温泉㊙大作戦』シリーズに長期主演しており、
以前このブログで書いた50代の警察・サスペンス物の主演女優である
沢口靖子さん、天海祐希さん、羽田美智子さん、若村麻由美さんらと並び称していいでしょう。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-93c641.html
出演作がやや少なく、知名度で若干落ちるかも知れませんが、
50代とは思えない、若々しい美人女優です。
そして、『相棒』にはまったくの初登場ですが、
水谷豊さんとは日本テレビの2時間ドラマシリーズ『地方記者・立花陽介』で、
長く夫婦役で共演していた実績があります。
この点は初代女将・宮部たまき役の高樹沙耶さんとも重なります。
配役としては文句なしです。
キャラはちょっと得体の知れなさ度合いが気になりますが。
Old Fashioned Club 月野景史
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