【美術展】「クリムト展 ウィーンと日本1900」東京都美術館/黄金の世紀末美術を堪能!
上野の東京都美術館で7月10日まで、
「クリムト展 ウィーンと日本 1900」が開催中です。
クリムト展 ウィーンと日本 1900
2019年4月23日(火)〜 7月10日(水)
東京都美術館 企画展示室
主催 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、TBS、ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館
公式サイト https://klimt2019.jp/
開幕から3週間弱経過した5月13日(日)に鑑賞してきましたが、
閉館までさほど間のない時間だったにも関わらず、なかなかの盛況でした。
クリムトの人気はなかなかです。
ミュシャ同様、装飾性豊かな美しい絵は日本人に受けるのかな。
まぁミュシャの人気は別格に凄いですが。
また今年は日本とオーストリアの外交が正式に開始されてから150年ということで、
オーストリア・ウィーン関係の大型展が次々開催されます。
グスタフ・クリムト
(Gustav Klimt, 1862年7月14日 - 1918年2月6日)
19世紀末ウィーンを代表する画家
華やかな装飾性、世紀末的な官能性、
それらを会わせ持つつその作品は、今なお圧倒的な人気を誇ります。
「世紀末美術」
なんとも魅惑的に響きです。
本展はそのクリムトの没後100年を記念する催し。
日本では過去最大級の回顧展とのこと。
初期の自然主義的な作品から、
ウィーン分離派結成後の黄金様式の時代、
クリムトを象徴する時代の代表作、
意外にも数多く手がけた風景画まで、
日本では過去最多となる油彩画25点以上が出展されます。
またウィーンの分離派会館を飾る
壁画の精巧な複製による再現展示も。
ところで、クリムトを「19世紀末ウィーンを代表する画家」とは呼んでも、
他の19世紀末ウィーンの画家達が日本でそれほど知られているとも思えません。
今回は同時代のウィーンで活動した画家たちの作品も紹介されています。
更にクリムトが影響を受けたという日本の美術品も展示されます、
ウィーン世紀末美術の精華を堪能する展覧会。
Old Fashioned Club 月野景史
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