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2019年3月26日 (火)

【科捜研の女】の基礎知識/20年の歴史をシーズンごとに辿る

【テレビ朝日の長寿警察ドラマ『科捜研の女』。
1999年10月のスタートですから丸20年を超え、
今年2019年は4月からシーズン19が、1年4クール連続での放送と発表されています。

通年での放送とは、このドラマとしても初めてですが、
近年の民放の連続ドラマとしても、極めてまれなことです。

それだけ安定した人気を誇るドラマなわけですが、
一方で地味な印象があり、大きな話題になることは少なかったと思います。

例えば同じテレビ朝日・東映制作の『相棒』と比べれば一目瞭然。
今まで映画化もスピンオフ作品制作もなく、DVD発売もシーズン7だけで他はなく、
20年の間にはまったく放送のなかった年も2回ありました。
長時間スペシャルも近年はたいぶ増えましたが、以前は多くありませんでした。
このようにあまり注目を集めることもなく、地味に淡々と続いてきて、
気がつけば大変な長寿ドラマになっていという印象です。

しかしそんなこのドラマも今年は1年間放送、
そして初の専門書となる『科捜研の女 コンプリートBOOK』も発売されます。

今回は『科捜研の女』20年の歴史を振り返える超入門・特別編です。
この本とも対照しつつ、少し時間をかけて構築していきます。


01-1999 
記念すべき『科捜研の女』ファーストシーズンのポスター


木曜ミステリーで1999年10月スタート
『科捜研の女』はテレビ朝日木曜20時の「木曜ミステリー」枠での放送。
この時間帯では元々東映京都撮影所制作の時代劇ドラマを放送していましたが、
時代劇の退潮に伴い、同撮影所で現代物の犯罪捜査系サスペンスドラマを作ることになりました。
そうしてできたのが木曜ミステリー(木ミス)なのです。

1999年1月スタートの木ミス第一作がこれも長寿作となる橋爪功さん主演の『京都迷宮案内』。
以降、1クール3ヶ月ずつ新作を放送、10月スタートの第4作が『科捜研の女』だったのです。
しかし視聴率は9.3%と不調。
今でもこの数字で続編が作られるとは考え難いし、
当時は今よりテレビ番組全般に視聴率が高かったので、尚更続編など考えられません。

ただ、『科捜研』と『迷宮案内』以外の2本はそれより悪く9%に届きませんでした。
そもそもこの枠は、伝統ある東映京都撮影所を存続させる為に作られたようなものなので、
まだ数字のましだった2本を継続することになったのだと思います。
しかし、数字が悪いのに続けようというのだから、内容はテコ入れせねばなりません。
視聴率的には失敗したシーズン1とは、そもそもどんな内容だったのか?


シーズン1(1999年)
第1作の主演は今と変わらず榊マリコ(沢口靖子)。
立場もまったく同じ京都府警本部科学捜査研究所の法医学担当研究員でした。
科捜研のレギュラーキャストもマリコを含め男3人、女2人で、今とまったく同じ構成。
その中には現在まで長く日野所長役を務めている斉藤暁さんが演じた榎戸という別人の研究員も含まれていました。
初代所長役は佐土井けん太さん。

ただし、今の科捜研には5人以外の人員はいないと思われますが、
最初はレギュラーの5人以外の名もない、いわゆるモブキャラの研究員たちが多数存在していました。
現実の科捜研は5人などということはなく、もっと多いようなので、当時の方が実情に即していたようです。
この状況はシーズン7頃まで続きました。

一方、現在は準主役格の土門薫刑事(内藤剛志)のいる刑事部捜査一課には
木場警部役の小林稔侍さん、部下の伊藤裕子さんらがいる体制でした。
そして刑事部長でマリコの元夫というポジションで、渡辺いっけいさんが出演していました。

主役の榊マリコはマイペースな変人であることは今も変わりませんが、
当時はもっとエキセントリックで、周囲を引っ張り回すキャラだったと思います。 


シーズン2(2000年)
シーズン1の低視聴率を受け、2000年の第2期は大幅なリニューアルが行なわれました
マリコ以外の科捜研メンバー4人は全員退場。
斉藤暁さんも降板してしまいます。

一方、刑事役の小林稔侍さんと伊藤裕子さんは留任。
小林さんは1の最後で退職したのですが、復職の設定での残留でした。

そしてこのシーズンから内藤剛志さんがレギュラーに加わります。
役柄は土門刑事ではなく、プロファイラーの武藤要としてで、科捜研のメンバーでした。

このシーズンは唯一所長が不在で、マリコが主任として所長代行を務めました。
マリコのキャラは更にエキセントリックになり、バディポジションの伊藤裕子さんがだいぶ被害を受けました。
科捜研のメンバーは4人で、プロファイラーや解剖医がメンバーに連なる異色の顔ぶれ。

この思い切ったテコ入れにも関わらず視聴率はわずか0.1ポイントながら更に落として9.2%。
第2期もこの数字ではさすがに終了だろうと思うのですが、
またまた大幅なリニューアルをして続くことになります。


シーズン3(2001年)
再びマリコ以外の科捜研スタッフは全員入れ替え。
ただし、内藤さんの武藤要は退職して作家に転身した設定で残留。
毎回マリコが熱帯植物園のような武藤の自宅を訪ね、事件解決のヒントをもらうシーンのみの登場となりました。
また、マリコの主任設定はなくなり、新所長で山崎一さんが登場しました。

科捜研メンバーは5人に戻りましたが、1人は事務職なので、研究員としては4人。
刑事部の方は小林さんは残留しますが、伊藤裕子さんは降板で男性刑事が登場。

このシーズンは夏の間に撮影した8本を11月-12月に放送したようで、
12月に夏休みの学校の怪談話が放送されるという、
刑事物・警察物の連続ドラマとしては珍しい、なげやりとも取れるやり方でしたが、
視聴率は12.3%と、前2期から約3ポイント急進します。

それも徐々に上げたのではなく、初回から12.2%と高い。
それまでの2期で11%台すら一度もなかったので、この急進はちょっと謎です。


シーズン4(2002年)
数字が伸びたのだから当然ですが、続編がほぼ同じメンバーで作られます。(一部入替あり)
内藤剛志さんも同様のポジですが、直木賞を受賞して人気作家になった設定で、その遊興先をマリコが訪ねるのが定番になりました。

しかし、今度はまた10.2%と急落。
1期・2期よりは良く、なんとか二桁は確保しましたが、当時のドラマとしては残念な数字です。
こうなると、なぜ3期だけ数字がよかったのか、よけい不思議です。

このシーズンの最終回で木場警部が殉職。
番組もしばらく休眠期間に入ります。

※このブログは書きかけです

Old Fashioned Club  月野景史

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