【美術展】「ムンク展―共鳴する魂の叫び」東京都美術館/『叫び』であまりに有名な画家の全貌
東京都美術館で新年1月20日(日)まで
「ムンク展―共鳴する魂の叫び Munch: A Retrospective」が開催中です。
ムンク展―共鳴する魂の叫び Munch: A Retrospective
会期:2018年10月27日(土)~2019年1月20日(日)
会場:東京都美術館
主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日
後援:ノルウェー大使館
特設WEBサイトhttps://munch2018.jp
エドヴァルド・ムンク
(Edvard Munch (ノルウェー語: ɛdvɑʈ muŋk)
1863年12月12日 - 944年1月23日
19世紀 - 20世紀のノルウェー出身の画家。
『叫び』の作者として世界的に、あまりに有名な画家。
今回はそのムンクの大回顧展。
さすがムンク、会場はなかなかの盛況でした。
そして『叫び』も展示されています。
ただし、ムンクは『叫び』を複数点描いており。
その中でも最も有名なものは1893年に描かれた油彩画(オスロ国立美術館)で、
今回来ているのはそれではありません。
といっても、今回の展示作もムンクが育ったノルウェー最大の都市オスロ―にある
ムンク美術館所蔵の1910年頃の真作で、紛れもない“ムンクの叫び”です。
『叫び』 1910年? テンペラ・油彩、厚紙
このムンク美術館が所蔵する『叫び』は今回が待望の初来日となります。
そして本展はこの絵同様、画家の故郷ノルウェーの首都にある
オスロ市立ムンク美術館が誇る世界最大のコレクションを中心に、
約60点の油彩画に版画などを加えた約100点により構成される大回顧展です。
80歳という長命のムンクでしたが、
『叫び』にイメージされるように、心身の病に苦しみ、愛や絶望、嫉妬、孤独など
人間の内面が強烈なまでに表現された代表作の数々から、
それらとはちょっとイメージが違うノルウェーの自然を描いた美しい風景画、
明るい色に彩られた晩年の作品に至るまで、
約60年にわたるムンクの長い画業を俯瞰する展覧会です。
『生命のダンス』1925年
ペアダンスを描いており、個人的にも興味があるのですが、
その主題は難解です。
ともかく、よく知っているに感じるムンク、
あまり知らないムンク、
両方に出会える展覧会です。
Old Fashioned Club 月野景史
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