【相棒17】12/12放送第9話「刑事一人」/伊丹刑事(川原和久)退場か?
12月12日放送の『相棒season17』第9話「刑事一人」。
あらすじを読むと、タイトルの「刑事一人」とは伊丹刑事のことのようで、
警視庁が捜査を打ち切った事件を彼が単身で追うようです。
そして、予告映像には「絶対絶命の伊丹」とあります。
なにやら伊丹の退場を予感させます。
退場どころか、命の危険、殉職の可能性すら感じる予告内容です。
もっとも、退職・殉職による退場を予感させて何もなしというのは近年の『相棒』で珍しくはありません。
ネットでは「やめるやめる詐欺」などと揶揄されていたりします。
実は伊丹についても約2年前、2016年1月27日放送の『season14』第13話「伊丹刑事の失職」で、
同様のことがありました。
脚本がこのようなレギュラー陣の進退に関わるようなネタが多い真野勝成氏なので、
今回もまたそうかなという気もします。
ただ深読みすれば、伊丹の場合は比較的最近それがあっただけに、
ニ度目はない、今回は本当に退場・降板かと考えられなくもないですが。
伊丹憲一(いたみ けんいち)(演:川原和久)
警視庁刑事部捜査一課の刑事。階級は巡査部長。
2000年の『相棒』プレシーズン 土曜ワイド劇場版第1作より登場するシリーズの重要レギュラー。
かつては同じ捜査一課の三浦刑事(大谷亮介)、芹沢刑事(山中崇史)とは「トリオ・ザ・捜一」と呼ばれました。
シーズン12以降は三浦が退職したので、芹沢とのコンビの状態です。
そして、初期は同期入庁設定の初代相棒亀山薫(寺脇康文)との絡み、いがみ合いもまた『相棒』の名物でした。
2013年にはスピンオフの伊丹主演映画『相棒シリーズ X DAY』も公開されるなど、
個性的な脇役陣の中でも鑑識課の米沢守(六角精児)と並び、『相棒』に欠かせない名物キャラクター。
もう一人の米沢守は2016年3月の『season14』最終話をもって退場しています。
(警察組織には残っているので、その後も何度か顔を出していますが)
米沢もその1年少し前、2015年1月14日放送『相棒season13』第11話が
「米沢守 最後の挨拶」のタイトルで、退場を予感させましたが、残留しました。
でも二度目はなかったということになります。
川原和久さんは二時間ドラマ時代から数えると伊丹を演じてそろそろ20年になります。
伊丹役としてかなりの認知度があると思いますが、
六角さんと違って、他のテレビドラマには滅多に出演しません。
所属する劇団ショーマの仕事が忙しいのか?
今回は伊丹と因縁の深い亀山が移住した国サルウィンもストーリーに絡むようです。
そういえば、テレビ朝日ではつい先週の月曜と火曜に亀山薫の退場編である
シーズン7の第8話と9話「レベル4」の前後編が放送されたばかりです。
これも伏線なのか。
どうなりますか?
Old Fashioned Club 月野景史
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