【美術展】「全員巨匠!フィリップス・コレクション展」/三菱一号館美術館
東京丸の内の三菱一号館美術館では来年2月11日まで、
「全員巨匠!フィリップス・コレクション展」が開催中です。
全員巨匠!フィリップス・コレクション展
2018年10月17日(水)〜2019年2月11日(月・祝)
三菱一号館美術館開館
主催 三菱一号館美術館、フィリップス・コレクション、読売新聞社、日本テレビ放送網
後援 アメリカ大使館協賛協賛大日本印刷協力協力全日本空輸、日本貨物航空
全員巨匠!フィリップス・コレクション展全員巨匠!フィリップス・コレクション展
公式サイト https://mimt.jp/pc/
11月1日に開催された本展のブロガー向け内覧会に参加しました。
写真はその際、特別に許可を得て撮影しています。
フィリップス・コレクションとは?
アメリカで最も優れた私立美術館の一つとして知られるワシントンの美術館。
といっても、今回の展示作の多くはフランスを中心としたヨーロッパの絵画です。
創業者はダンカン・フィリップス(1886年-1966年)
裕福な実業家の家庭に生まれ、高い見識を持つコレクター。
美術館彼の旧私邸であった場所に位置しており、
今年2018年には創立されてから100周年を迎えました。
開館はそれより少し後ですが、それでもニューヨーク近代美術館よりも早く、
1921年にアメリカで近代美術を扱う最初の美術館として開館しました。
そのコレクションはフィリップスの鋭い取捨選択により、
中核をなす作品群はいずれも質の高いものばかり。
本展では、この世界有数の近代美術コレクションの中から、
アングル、コロー、ドラクロワ等19世紀の巨匠から、
クールベ、近代絵画の父マネ、印象派のドガ、モネ、
印象派以降の絵画を牽引したセザンヌ、ゴーガン、クレー、ピカソ、ブラックら
秀作75点が展示されています。
たしかに、「全員巨匠」の名に相応しい、
凄いビッグネームの、それも秀作が揃う、
稀有な展覧会だと思います。
ちょっと紹介しましょうか。
アングル 『水浴の女(小)』
ゴーギャン(ゴーガン) ハム
ゴッホ 『アルルの公園の入り口』
シスレー 『ルーヴシエンヌの雪』
ドガ 『リハーサル室での踊りの稽古』
マネ 『スペイン舞踊』
どうですか?
いずれ劣らぬビックネームの巨匠の、
しかも秀逸な作品であることは、
つたない写真からもわかると思います。
でも、これすらほんの一部。
またまだ傑作がたくさんあります。本当に。
お薦めの展覧会です。
Old Fashioned Club 月野景史
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