【ドラマ】『義母と娘のブルース』高視聴率で終了/爽やかな感動 パワーあるドラマ
TBSのドラマ『義母と娘のブルース』が9月18日に最終回を迎えました。
最終回は19.2%の高視聴率、平均でも14.2%を記録し、今期一番のヒット作となりました。
そして、毎回ちょっと感動させてくれ、目頭が熱くなるような良いドラマでした。
ただ、4コマ漫画が原作ということもあり、設定やストーリーはメチャクチャな面もある。
特に綾瀬はるかさんと竹野内豊さんとの結婚の経緯はひどい。
竹野内さんのプロポーズ内容などは常道を逸したレベル。
このあたりは経緯を時系列で追わず、後で紹介しているので、ソフトに感じる面もありましたが。
初回の腹芸のシーンは迷走を予感させました。
腹芸自体は原作にもありますが、原作では父娘にだけ見せたのに、
ドラマでは衆人環視でやってしまいましたから(笑)
しかし、そういう無理・無茶な展開もあまり気にならない、させない、
ドラマとしてのパワーがありました。
無娘役の子ども時代の横溝菜帆ちゃん、高校生の上白石萌歌も好演。
そして、後半で綾瀬さんの相手役を竹野内さんから引き継いだ佐藤健さんも、
おバカキャラに徹した演技でしたが、さすが主演ドラマで高視聴率をとる若手No.1は違うという演技でした。
ラストは原作とは変えてきました。
というより、原作のラストまで描かなかったという方が近いかも知れません。
ここは賛否が分かれているようですが、私は良い判断だったと思います。
このドラマで、結末を原作同様にする必要はないでしょう。
Old Fashioned Club 月野景史
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