【美術展】「巨匠たちのクレパス画展」損保ジャパン日本興亜美術館
新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館では9月9日(日)まで
「巨匠たちのクレパス画展」が開催中です。
巨匠たちのクレパス画展
日本近代から現代まで
会期:2018年7月14日(土)~9月9日(日)
会場:東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
主催:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、産経新聞社
協賛 損保ジャパン日本興亜
協力:サクラアートミュージアム、サクラクレパス、ターレンスジャパン、アムス、教育美術振興会
http://www.sjnk-museum.org/program/5380.html
毎回ユニークな企画展を開催する損保ジャパン日本興亜美術館ですが、
今回も珍しい、クレパス画の展覧会です。
そもそもクレパスとは何か?
聞いたことはあるけど、クレヨンとは何が違う?
クレパスはクレヨンとパステルの良さを兼ね備えた画材として、
1925年(大正14)年に日本で発明されました。
画面によく定着するのが特徴で、伸びやかで発色がよく、
混色や塗り重ね、ひっかくなどの幅広い表現が可能です。
学校教材として普及したため、子ども向けのものと思われがちですが、
その優れた特性は、油絵具の入手が難しかった第二次大戦直後には
多くの画家たちに注目され、独自な画材として絵画表現に取り入れられるようになりました。
100人超の作家達によるクレパス画の競演
本展では、サクラアートミュージアムの絵画コレクションから、
クレパス開発と普及に関わった画家・山本鼎(かなえ)をはじめ、
大正から昭和にかけて日本画壇で活躍した巨匠たちを中心に、
現代の作家たちの作品も併せて紹介されています。
岡本太郎、梅原龍三郎、小磯良平、熊谷守一、猪熊弦一郎、
あの画家がクレパス画をと驚くような巨匠の名も並びます。
寺内萬治郎 『緑衣の婦人像』
これがクレパスで描かれた絵なのか!
岡本太郎 『鳥と太陽』
この有名過ぎる巨匠のクレパス画も展示。
Old Fashioned Club 月野景史
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