【相棒】大木刑事役の俳優・志水正義さんが癌との闘病とその原因をFBで明かす
追記:志水正義さんは2018年9月27日に死去しました。
『相棒』ファンには衝撃的なニュースです。
2000年の『相棒』ファーストエピソードから脇役の大木長十郎刑事として出演している俳優の志水正義さん(60歳)が
重いガンと闘病中であることを明かし、併せて病気になった原因について告発しています。
志水正義さん
『相棒』の大木刑事は杉下右京(水谷豊)のいる特命係に隣接する組対5課の所属で、角田課長(山西惇)の部下。
大柄の小松真琴刑事(久保田龍吉)と共にいつも特命の様子をうかがっている、小柄で髭面のダンディな刑事です。
『相棒』歴は古く、2000年6月に土曜ワイド劇場で2時間ドラマとして放送された『相棒』第1作から、
最新作の『season16』(2017年10月-2018年3月)まで、大木にとっての“相棒”である小松刑事と共に出演を続けています。
もっとも、この大木、小松の役名がついたのはずっと後ですが。
志水さんは2018年7月15日付と21日付のフェイスブック(FB)で、
・手術不可能の膵臓がんと肝臓がんに侵されていること
・その原因は現在関わっている某局(テレビ局と思われる)の過酷な仕事によるストレスであること
・経済的に困窮しており、治療のための義援金を求めていること
要約すると、以上のようなことを記しています。
大変ショッキングな内容です。詳しくは志水さんのFBを参照してください。
https://www.facebook.com/seigi.shimizu.9
↑志水さんのFBの画像です。クリックしても開きません。
上記のアドレスからアクセスしてください。
FBは不慣れな人には読み難いでしょうから、少し補足をしておきます。
まず記述を読む限り、病気の原因となった過酷な仕事とは『相棒』ではありません。
明らかに違います。
志水さんはこの年代の男性にしては珍しく、小まめに自撮り写真付でFBを更新しています。
昨年までは『相棒』の話題を中心に比較的のんびりした印象でした。
今年になってから、故郷熊本を中心とする各地での過密なロケについての記述と、
合わせて体調不良に関する記述が増えていきます。
病気の原因になった仕事とは、この地方ロケに関わるものだと推測されます。
4月3日のFBで「N局」の仕事で熊本に向かう記述があり、この局に対する軽い不満も書かれています。
これ以前に脚本の仕事に関わる記述で「渋谷のN局」とあり、志水さんの書く「N局」とはNHKのことだと思われます。
ただし、FB記載の地方ロケのすべてが同一の仕事かは断定できないし、
よって病気の原因となったという「某局」がどこかも今は断定できません。
また、元々FBには経済的困窮の理由について、
この某局からのギャラ、経費等の未払いによるものとの記載もあったのですが、
この部分は現在は削除されています。
とり急ぎフェイスブックから得られる情報だけをまとめて紹介しましたが、
志水正義さんのご回復を祈っております。
追記:志水正義さんは2018年9月27日に死去しました。
このブログを書いた後、志水さんはFBで前向きに治療に取り組むと共に、
10月にスタートする『相棒 season17』の撮影に参加していることも記していましたが、
病状は悪化し、残念な訃報となりました。
謹んで哀悼の意を表します。
Old Fashioned Club 月野景史
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