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2018年7月12日 (木)

【美術展】「ミケランジェロと理想の身体」 国立西洋美術館/ルネサンス大彫刻家の本格展

東京上野の国立西洋美術館では9月24日まで
「ミケランジェロと理想の身体」展を開催中です。

2018


ミケランジェロと理想の身体
会期:2018年6月19日(火)~2018年9月24日(月・休)
国立西洋美術館

主催:国立西洋美術館、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
後援:外務省、イタリア大使館
協賛:大日本印刷協力:アリタリア-イタリア航空、日本貨物航空、西洋美術振興財団
公式サイト:http://michelangelo2018.jp/


ミケランジェロ・ブオナローティ
(1475年3月6日 - 1564年2月18日)

彫刻、絵画、建築のすべての分野で名をなし「神のごとき」と称された男、


ルネサンス芸術の象徴として
ミケランジェロはレオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ・サンツィオと並び、
ルネサンス芸術の三代巨匠と称されます。

他の2人はやはり画家としての業績が知られます。
ミケランジェロもまたシスティーナ礼拝堂に描いた天井画と『最後の審判』はあまりにも有名。
しかし、彼は自らを語る時、あくまで「彫刻家」という肩書にこだわりました。
実際、美術館で鑑賞するような大きさの絵画はあまり残っていません。

一方、二十代前半に完成させたサン・ピエトロ大聖堂の『ピエタ』、
フィレンツェ共和国の象徴とされる巨大な『ダヴィデ』など、
その卓越した技と美意識が表現された大型彫刻作品は、各地で至宝とされています。


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そのため、これらの作品を中心に据えたミケランジェロの展覧会は、
これまで日本では実現がきわめて困難でした。


彫刻の二大傑作が来日
本展は、『ダヴィデ=アポロ』、『若き洗礼者ヨハネ』というミケランジェロ彫刻の傑作を核に、
古代ギリシャ・ローマとルネサンスの作品約70点の対比を通して、
両時代の芸術家が創りあげた理想の身体美の表現に迫っています。



Photo_3『若き洗礼者ヨハネ』1495-96年
ミケランジェロの20歳の頃の作品。
聖母子画に描かれる幼子でもなく、
イエス・キリストに洗礼を施す聖人としてでもない、
若き洗礼者ヨハネの像。
20世紀前半、不運にもスペイン内戦によって
大きな被害をうけましたが、
長年にわたる修復でよみがえりました。
修復後、スペインとイタリアで2回しか
公開されていない傑作が早くも来日。
























Photo_4『ダヴィデ=アポロ』1530年頃
こちらはミケランジェロ55歳頃の作品。
旧約聖書の英雄ダヴィデか、ギリシャの神アポロか。
未完ゆえに作品の主題でさえ不明で、どちらか決め切れていません。
ミケランジェロの代表作といえば、
誰でも知っているフィレンツェのアカデミア美術館収蔵のダヴィデ像ですが、
さてこの彫刻はダヴィデなのか?
























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『ラオコーン』 ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ 1584年頃 ローマ
これはミケランジェロの作品ではありません。ルネサンス期の大理石彫刻。
この作品のみ、会場内で写真撮影できます。


Old Fashioned Club  月野景史

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