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2018年7月 7日 (土)

【ドラマ】 『刑事7人』 第4シーズンを迎え波乱の足跡を振り返る/東山紀之主演 7/11スタート

テレビ朝日・東映制作、東山紀之さん主演の警察ドラマ『刑事7人』。
その第4シーズンが7月11日(水)にスタートします。

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2015年7月の開始より毎年7月クールに放映されており、
『科捜研の女』『相棒』『警視庁捜査一課9係(→特捜9)』に次ぐ安定シリーズになった・・・、
ように見えますが、内容、また数字の面でも波乱の多い経緯を辿ってきたドラマです。
今回も、新シーズンの可能性は低いと思っていました。

今までの歴史を簡単に辿ってみます。


スタート時のレギュラーメンバーはこの7人。
東山紀之、髙嶋政宏、片岡愛之助、鈴木浩介、倉科カナ、吉田鋼太郎、北大路欣也。


大変豪華で話題性のあるキャストを集めた刑事ドラマとして注目されました。
ただ、北大路さんの役は解剖医で、『刑事7人』のタイトルはおかしいとの声もありました。
この点はその後のシーズンでも同じですが。


ともかく、期待されたドラマでしたが視聴率は苦戦。
東山さん演じる飄々としたつかみどころのない主役・天樹悠のキャラは賛否が分かれました。

また、当時は『半沢直樹』からあまり時間が経ってなく、
あのドラマで怪演した愛之助さんの刑事ドラマ初レギュラーも注目されたのですが、
他の仕事と重なっており、出演シーンは僅かで肩透かし。

シリーズを通しての縦軸のテーマと思われた天樹の過去についても消化不良の結末でした。

そんなこんなで視聴率は単純平均で9.5%。
『相棒』『9係』と同じテレ朝水曜21時枠でこの数字では、続編は当然ないものと思われました。


大幅イメチェンで第2期
しかし、意外にも第2シーズンがスタートします。
当時のブログです→ http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/721-d621.html

7人のメンバーも全員留任。
しかし、主人公天樹のキャラと、ドラマ全体の雰囲気がハードな感じに変わりました。
これは「180度変わった」といっていいくらい。

そしてレギュラーメンバーの所属部署もかなり変わりました。
こちらは元設定を変えたのではなく、異動による組織替えに伴うものとしてです。
1期では解剖医以外の6人は同じ捜査一課12係の所属だったのですが、
2期ではバラバラになり、部署を超えたチームを組むと言う形になりました。
そういう形もありとは思いますが、ちょっとわかり難かった。


路線変更の理由
そもそも低視聴率なのになぜ続いたかという疑問があります。
あえて推測すれば、東山さんが所属するジャニーズ事務所との最初からの約束だったのか?

そこは置いといて、数字が悪いのに続けようというのだから、テコ入れが必要というのもわかります。
初期の『科捜研の女』もそうでした。

だから、全体のイメージをハードボイルドに変えたのでしょうか。
更に別の問題もあったかも知れません。
1期は他のテレ朝警察ドラマと相似点が結構ありました。

例えば、警視庁捜査一課の12係の6人(男5人、女1人)が他の部署とほとんど関わらず、
6人でコミカルなやりとりもありながら捜査をするというスタイル・部署設定は
『9係』にそっくりです。

そして、天樹の飄々として他人の話を聞かず、独自の視点で勝手な捜査をするスタイルは
『遺留捜査』の糸村聡(上川隆也)によく似ていました。

これらを是正して、独自のスタイルを作り上げようとしたのとも考えられます。


また2期では途中で鈴木浩介さんが殉職により降板。
後任に塚本高史さんが加わりました。

これも珍しい。
『相棒』や『科捜研』のように長期続いているのならわかりますが、
1クール全話9本のドラマで、途中でメンバーの入れ替えなどあまりしません。
ただ、この殉職譚はクール中盤の山場作りには貢献しました。

2期の視聴率は10.3%と、なんとか二桁に乗せました。


更にハードな第3期
そうして迎えた第3シーズンはメンバー・雰囲気はそのまま、
シーズンを通しての敵を設定し、更にハードに混迷深まる展開でした。

しかし中盤では1期以来の謎だった天樹の過去に一応の決着がつけられ
平均視聴率も11.3%と着実に伸ばしました。


しかし最終回で大波乱。
愛之助さんが闇落ちで自殺したかのような描写(正確には不明)。
倉科さん以外のメンバーは左遷で完全にバラバラとなって終わりました。

これはさすがに終わりにするのだろうと思いましたが、
一方でこのドラマなら続ける可能性もゼロではないなと感じていました。
やはりやります。


第4シーズンのメンバーを見ると、高嶋さん、愛之助さんが降板で、
田辺誠一さん、白洲迅さんが加入します。

愛之助さんは過去3期とも他の仕事との兼ね合いで出演は少なかったし、
前期のラストからしても降板は当然でしょう。

しかし実質的なリーダー役を務めてきた高嶋さんの降板は意外でした。
8月にある劇団の舞台への客演があるようですが、
このドラマの制作だって随分前に決まっているでしょうに。
本人サイドの意向での降板か?


新シーズンは部署設定も、メインライターも変わるようなので、
また雰囲気も変わるのかも知れません。

私は1期のソフト路線、2・3期のハード路線ともに嫌いではありません。
ただ、なにか筋が通ってないドラマのようには感じていました。

好調のテレ朝警察ドラマ。
ビシッとしたのを期待します。

Old Fashioned Club  月野景史

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