【ドラマ】『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』終了/微妙なドラマだったが菜々緒の存在感は圧倒的
6月16日、菜々緒さん主演の『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』が最終回を迎えました。
なんとも微妙、残念といえば残念なドラマでした。
見どころはあったのだけど。
このドラマは菜々緒さんの地上波プライム連続ドラマ初主演作。
菜々緒さんといえば悪女役のイメージが強いのですが、
本作では“悪女”を超えた“悪魔”ということで注目を集めました。
菜々緒さんの悪女というと、過去のドラマでは2015年10月クールに放送された
『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』の橘カラ役が強烈でした。
次は主役かヒロインかと思ったのですが、
連ドラへの出演は多いのに、女優陣の中でも三番手程度の
さほど目立たない役が続いてました。
それだけに『Missデビル』満を持してという感じでした。
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悪女を超えた悪魔のような人事コンサルタントの椿眞子(菜々緒)が、
ハラスメントはもとより、社内恋愛のこじれ、職場の士気を下げる社員に至るまで、
どんな会社にでも起こりうる問題を、悪魔のような大胆な手法で解決していくサマを、
サスペンスチックに描いた痛快オフィス・エンターテインメントだ
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なかなか期待を抱かせる前宣伝でした。
ただ、まだ菜々緒さんしかキャストが発表されてない1月の時点で
サイゾーがこんな記事を書いてました。
http://www.cyzo.com/2018/01/post_148901_entry.html
「『Missデビル』には、メインキャストに若手ジャニタレが送り込まれる予定になっているそうです。
そうなると、ヘタをすれば、このドラマは、そのジャニタレの“踏み台”になりかねず、
菜々緒は“噛ませ犬”的な立場になってしまうかもしれませんね」(スポーツ紙記者)」
この予想、残念ながらある程度当たってしまいました。
椿眞子の部下で新入社員斉藤博史役でキャスティングされた佐藤勝利さん(Sexy Zone)が
どちらかといえば主役のようなポジションになってしまったのです。
そして、斉藤中心に新入社員へのリストラがテーマのなんとも後味の悪い初回スペシャルに続き、
しばらくは眞子に命じられた斉藤がスパイ役を務めてのリストラドラマのようになってしまいました。
リストラテーマで“痛快”はあり得ません。それとはかけ離れたドラマになったように感じました。
やがて眞子の真の目的はリストラではないことがうっすらと見えてはきますが、
この調子ですから、視聴率的にもスタートダッシュに失敗しました。
そして、別に佐藤勝利さんが悪いわけではないのですが、
斉藤の言動がとにかく鬱陶しい。
キャラ自体が悪いとは思いませんが、
いつもビクビクおどおどしているくせに
言動に慎重さがまったくなく、余計なことばかりしている。
つまり目立ち過ぎなのです。
ただ、それでも菜々緒さんの存在感は圧倒的。
だからそれを楽しむドラマと割り切ればいいとだ、と思うのだけど、
翌週はまた更に鬱陶しく、加えてストーリー展開もわかり難く・・・、
という感じで、途中で感想を書く機会を失い、最終回を迎えてしまいました。
ラストも今ひとつまとまりがなく、よくわからないドラマでした。
しかし、菜々緒さんはインパクトのある女優です。
今度はクールでも熱血漢でもいいので、女刑事でもやってほしい。
もちろん主役で。
Old Fashioned Club 月野景史
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