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2018年6月

2018年6月30日 (土)

【昭和特撮】 ハヤタ隊員、モロボシ・ダン、郷秀樹 若きヒーローのスリーショット写真

バンダイナムコエンターテインメントから、
『ウルトラマン』科学特捜隊のハヤタ隊員役の黒部進氏(右)、
『ウルトラセブン』ウルトラ警備隊モロボシ・ダン役の森次晃嗣氏(左、当時は森次浩司)、
『帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)』MATの郷秀樹役の団時朗氏(中央、当時は団次郎)の
3大ヒーローの役名を含む直筆サイン入り3ショット写真が発売(予約受付中)されています。


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※団時朗さんは2023年3月23日に亡くなりました。“兄”二人に先立つ訃報となってしまいました。


今回は団時朗氏メインの企画であるフォトフレームパネル
「ウルトラヒーローメモリアルSV『帰ってきたウルトラマン』」に同梱されるおまけ的な位置づけのようです。
商品詳細は以下のサイトを参照してください。
https://hobby.dengeki.com/news/582286/ 



『帰ってきたウルトラマン』放送中の写真
さて3人はそれぞれ現役時代の防衛チームの制服を着ていますが、この写真はいつ撮られたのか?

これは『帰ってきたウルトラマン』第38話「ウルトラの星光る時」(1971年12月24日放送)の制作時に、
黒部さんと森次さんがゲスト出演し、主演の団さんを囲んで撮った、いわゆるスチール写真です。
ですので撮影は1971年の秋から初冬頃になるかと思います。

既に初代『ウルトラマン』放送終了(1967年4月)からは4年半ほど経過しており、
1939年生まれのハヤタ隊員の黒部進さんは32歳頃。
やや太めになっており、若干薄くなりかけた頭部をちょっと長めにカムフラージュしたような髪型で、
失礼ながらハヤタのイメージからは少しずれてしまっています。
ただ、黒部さんという人はちょっと太めになったり絞ったりということがあり、
この後にもう少し若々しい時期もあったりします。


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『ウルトラマン』でのハヤタ隊員
やはりだいぶ若く感じます。


一方『ウルトラセブン』終了(1968年9月)からはちょうど3年ほどで、
1943年生まれの森次晃嗣さんは28歳。こちらはまだモロボシ・ダンそのまま。

そして現役ウルトラマンだった団時朗さんは21歳の若さでした。
長身でエキゾチックなマスク、モデルとして、CMでも活躍していた若手スター。
『帰ってきたウルトラマン』では、ヒーローでありながら、ナイーブな青年像を好演しました。


幻の3ショット
しかし、実は劇中にはこの3人の共演シーンはありません。
下の写真のように、宇宙空間のセットでハヤタとダンが一瞬だけ共演しています。


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しかも2人の顔が同時に正面から確認できる瞬間はなし。
この後すぐに2人はウルトラマンとセブンに変身してしまいます。
というより、ストーリー上2人がハヤタとダンの姿になる必然性がなく、
これ自体がサービスシーンともいえるのですが。


つまり、上の郷を交えた3ショットは劇中にはまったくない記念写真的なオフショットなのです。
今回商品化された写真とまったく同じカットは私は初めて見ると思いますが、
この撮影時には他にも多くのカットが撮られていて、当時の少年誌等に載った写真もあるし、
ネット上でも見ることができます。



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3人に帰マンの着ぐるみ俳優であるきくち英一氏を加えた4ショット。



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これはもう無防備な雑談中のスナップという感じ
並び順や背景の車からして、この写真の直前か直後に今回サイン入りで発売された写真が撮られたのでしょう。
下で紹介する現在の写真と比べるとよくわかりますが、団さんは他の2人と比べてかなり長身です。
車のボンネットに腰掛けることによって、身長が同じくらいに見えます。


そして、上に紹介したサイトには今回の発売にあたりサインのために集まった3人の写真も載っています。
もちろん、最近撮られたものでしょう。
団さんは時折ドラマで見かけますが、黒部さんと森次さんは出演が少なくなりました。
これも大変貴重なスリーショットなので引用させてもらいます。


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右=黒部さん78歳 左=森次さん75歳 中央=団さん69歳


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最年長の黒部さん、身体も絞れているようで健康そうです。
もしかしたら一番若く見えるか?

Old Fashioned Club  月野景史

2018年6月27日 (水)

『特捜9』『一課長』 テレビ朝日警察ドラマ好調の原因は2時間ドラマ枠消滅

民放各局の4月-6月クールの連続ドラマ(春ドラマ)が終了しました。
視聴率上位4傑は以下の通り。

第1位 14.2%  ブラックペアン  TBS  日曜21時
第2位 14.0%  特捜9  テレビ朝日  水曜21時
第3位 12.9%  未解決の女  テレビ朝日  木曜21時
第4位  12.8%  警視庁・捜査一課長3 テレビ朝日  木曜20時

第5位以下は一桁なので、この4作のみが勝ち組と言っていいでしょう。
終盤に急伸した『ブラックペアン』が1位をさらった形になりましたが、
2~4位を占めたテレビ朝日警察ドラマの強さが目立ちます。


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ドラマはテレ朝一人勝ち

現在、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日のプライムタイム(19時-23時)の連続ドラマ枠は3つずつ。
テレ朝は今年の1月期、4月期とも3枠すべて二桁視聴率を獲得しているのに対して、
TBSは日曜21時の日曜劇場枠が高視聴率で対抗していますが、
日テレとフジは今年二桁取ったドラマはまだ1本もなく、
ことドラマについてはかなりの格差がついています。

テレ朝の連ドラ3枠のうち、水曜21時と木曜20時(木曜ミステリー)は
東映制作のサスペンスドラマで、近年は警察物がほとんど。
『科捜研の女』、『相棒』、『警視庁捜査一課9係』(今年から『特捜9』)などの人気シリーズを抱えています。
(木曜21時は『ドクターX』など非警察物もありますが、今期は波瑠さん主演の警察ドラマでした。)


低迷するドラマ視聴率の中で
2011年のデジタル放送化に伴う多チャンネル時代を迎え、個々のテレビ番組の視聴率は低落傾向にあります。
ドラマも全般にそうだし、テレ朝サスペンスも例外ではありませんでした。
それが最近、テレ朝警察ドラマだけが持ち直し、好調を維持しているのです。

たとえば、上記の今期4位『一課長』は一昨年の連ドラスタート時は二桁ギリギリでしたが、以降右肩上がり。
2位の『特捜9』は主演の渡瀬恒彦さんの死去により『9係』がリニューアルした続編ですが、2011年以来の14%超え。
また3月まで放送されていた『科捜研の女17』の最終2話は連続の15%超えで、これなどは2009年以来の快挙です。


ここに来てのテレ朝サスペンス好調の理由は何でしょう。
もちろん、個々のドラマの出来が一番に決まっていますが、
あえて外的要因を探すなら、
2時間ドラマ(2時間サスペンス)のレギュラー枠の消滅でしょう。
2サスロスに陥った視聴者を吸収しているのだと思います。


今回はこの件を簡単に考察してみます。
そもそも、現在2時間ドラマの枠はどうなっているのか?


◆2時間ドラマ枠の消滅
かつて『火曜サスペンス劇場』を擁した日本テレビは2007年で2サス枠を終了していますが、
それ以外のキー局は2015年頃まではレギュラー枠を維持していました。
しかし、上記の地デジ化以降、2時間ドラマの視聴率も低迷し、
この3年ほどで各局とも段階的に縮小・消滅させていったのです。

傾向としてはどこもだいたい共通なのですが、
それまで毎週2時間ドラマを放送していたのを、
バラエティ・情報番組なども含めた単発スペシャル番組の枠とし、
その一環としてドラマが放送される週もあるという形に変わっていきました。

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あの土曜ワイド劇場も終了
例えば、2時間ドラマの象徴ともいうべきテレ朝の『土曜ワイド劇場』は、
上記のような流れを経て、2017年4月をもち40年の歴史に幕を降ろしました。
更に紆余曲折を経て、今年4月より日曜夜に『日曜プライム』として、時折ドラマも放送されるという状態。

一方、TBSの月曜夜は『月曜名作劇場』として名を残していますが、
現在のドラマ放送のペースは月1本ほどで、レギュラー枠とは言い難い状況。

フジの金曜夜は単発スペシャル枠の『金曜プレミアム』となっていますが、
現在、ドラマの比率は極めて低くなっています。
こちらは2時間ドラマからはほぼ撤退状態といっていいでしょう。

テレビ東京の水曜夜も上記のような展開を経て、現在は2時間スペシャル枠自体が消滅しています。

ほんの3年前まで週4本放送されていたのがなくなったのだから、ロスを起こすのも当然です。
特に数字が落ちていたといっても、土曜ワイド劇場などは近年も二桁視聴率が多かったし。
結果的にですが、それをテイストの近いテレ朝サスペンス系連ドラが吸収しているのです。
そもそも『相棒』も『一課長』も元は土曜ワイドでの放送だったのだから。


なぜ今なのか?
しかし、最近急に無くなったわけではないのに、なぜ今反応が出ているのか?
それは2時間ドラマのそもそもの特性にあります。

2時間ドラマは毎週必ず観るというヘビーなファンは少数派だったでしょう。

・好きなシリーズは観る。
・好きな役者が出るなら観る。
・他に観る番組がなければ観る。
・暇なら観る。

このようなライトな視聴者が多かったと思います。

そして上記のように、段階的に縮小されていったので、
人気シリーズは時折放送されるのだから、急にロス感に陥ることもなかった。
それが気づいたら週に1本も放送されないことも珍しくない状態となっており、
ロスに陥った層を吸収しているのだと思います。
無意識な人達も少なくないでしょう。


テレビ朝日は7月クール(夏ドラマ)も、
水曜21時は『刑事7人』第4シーズン、
木曜20時は前期から京都に舞台を移した『遺留捜査』第5シーズンを放送。
更に好調を維持するのか?

Old Fashioned Club  月野景史

2018年6月23日 (土)

【美術展】「ガレも愛した-清朝皇帝のガラス」サントリー美術館

東京六本木のサントリー美術館では7月1日まで
「ガレも愛した-清朝皇帝のガラス」展を開催中。
会期も残り僅かとなりました。

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ガレも愛した-清朝皇帝のガラス
2018年4月25日(水)~7月1日(日)
サントリー美術館

主催:サントリー美術館、朝日新聞社
協賛:三井不動産、三井住友海上火災保険、サントリーホールディングス
特別出品:ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2018_2/



ガラス美術・工芸というと西欧文化とのイメージがありますが、
本展は中国のガラス芸術の展覧会です。

中国のガラスの起源は古く、春秋時代末期から戦国時代(紀元前5~前3世紀)に遡りますが、
ガラス工芸が飛躍的に発展したのは、清王朝の時代です。

本展では一部、大昔のものも出品されていますが、
メインは清王朝のガラスです。

その美しさは、フランス・アール・ヌーヴォー期を代表する芸術家
エミール・ガレ(1846-1904)も魅了され、彼の造形に取り込まれていきました。

本展では一部展示スペースのみ写真撮影が可能です。

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撮影可能ではありませんでしたが、本展にはガレの作品も多く展示されています。
随分、近代的なものがあるなと思ったらガレだったりしました(笑)
いっそのこと、「清朝ガラスとガレ」といったネーミングにした方がわかり易く、
引きも強かったのではないかと思います。
「ガレも愛した-清朝皇帝のガラス」では、ガレの作品も展示されているとは普通思わないでしょうから。


Old Fashioned Club  月野景史

2018年6月21日 (木)

【美術展・催事】「有田の魅力展2018」」東武百貨店池袋/美術工芸、そして日々の食卓で楽しむ有田焼

東武百貨店池袋本店では6月21日(木)から26日(火)まで、
「有田の魅力展2018」を8階催事場にて開催中です。


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有田の魅力展2018
2018年6月21日(木)~6月26日(火)
東武百貨店 池袋本店 8階催事場(2.3番地)

営業時間 : 10:00~20:00 ※最終日は17:00閉場
東武百貨店サイト http://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/event/detail/1539
有田観光協会サイト https://www.arita.jp/news/003285.html


この催しは百貨店の催事なので、入場料は不要です。
美術工芸としての有田焼の鑑賞、
そして日常使いの有田焼磁器の展示・販売のイベントです。

開幕初日の6月21日夕刻に開催されたブロガーイベントに参加してきました。
※写真は特別に許可を得て撮影しています。



有田焼(ありたやき)

佐賀県有田町を中心に製造される磁器の有田焼は400年を越える歴史があります。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に来日した職人によって創始されたのは1616年。
江戸時代から美術工芸品として海外で高い評価を得てきました。

ただ、「有田焼(ありたやき)」と名付けられたのは明治になってから。
日本が初めて公式参加した1873年のウィーン万国博覧会に出品され、
改めて評価を得ました。


暮らしの中に有田焼
歴史的には美術品としての面の強い有田焼ですが、
現在は日々の食卓で使う器としても多く作られています。

そこで本展では「暮らしの中に有田焼」をテーマとし、
有田焼を日常的に楽しめるよう、
フードスタイリストの遠藤文香さんによるテーブルコーディネイトの提案がさなれています。

また会場内のカフェコーナーでは
有田焼の器を使ったカレーやコーヒーの販売も行なわれています。

やや堅苦しいイメージもある日本の陶磁器のイベントとしては、
なかなか楽しめる内容になっています。


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以上、このブログでは暮らしの中の有田焼、
更に言えばあまり伝統工芸らしくない、斬新に感じられる磁器を中心に紹介しました。


もちろん美術工芸品にも大きなスペースが用意され、
数多くの名品が展示されています。


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そして上述のように、会場内にはカレーやコーヒー、ケーキが
有田の器で楽しめるスペースも。


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有田焼で飲むアイスコーヒー


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☆☆ブロガーイベントより


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有田焼の老舗 香蘭社社長 深川祐次氏のトークショー
有田焼の歴史について解説いただきました。



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フードスタイリスト遠藤文香さん
有田の器で楽しむ食卓


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遠藤さんによる実際に食材を使用したコーディネート例
これはブロガーイベントのみの試みです。
会場では下の写真のようにパネルで紹介されています。


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◆さて、会場は東武百貨店池袋本店8階の催事場ですが、
同店の11階から15階までは立派なレストラン街。
食事の場には困りません。
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Old Fashioned Club  月野景史

2018年6月19日 (火)

【相棒11】波瑠が旧家令嬢を演じた出世作 2013年元日SP「アリス」/広瀬アリス 滝藤賢一 松本若菜もブレイク前に出演

『相棒』は毎年元日に長時間スペシャルを放送するのが恒例です。
2013年1月1日、テレビ朝日55周年記念作として放送された『相棒season11』元日スペシャル第11話「アリス」は、
『相棒』の長時間スペシャルの中でも代表的な傑作であると同時に、
今や20代を代表する女優となった波瑠さんの出世作・・・のひとつといえるでしょう。


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波瑠さんの出世作といえば、まずはNHK朝ドラの『あさが来た』(2015年秋~2016年春)が思い浮かびます。
それ以前の重要なドラマだと、ヒロインを演じた2014年4月クールの『BORDER』(小栗旬主演)。

この2本と同列に扱うのは無理かも知れませんが、『BORDER』の前年、
正月の風物詩ともいえる国民的ドラマ『相棒』元日スペシャルへのメインゲスト起用は
波瑠さんのキャリアの中でも重要かと思います。

当時の波瑠さんの女優としてのポジションを論ずるのもちょっと難しいのですが、
地上派連続ドラマのゲストという点では、
前年2012年4月放送の『リーガル・ハイ』第1話があります。
この時は端役とまではいいませんが、それほど大きな役ではありませんでした。
これと比べるなら、『相棒』での起用は抜擢と言ってもいいかと思います。

当時の『相棒』はどんな時期だったのか?


『相棒11』第11話「アリス」(2013年1月1日放送)
前年10月からスタートしたシーズン11より3代目相棒として甲斐享(成宮寛貴)が登場。
杉下右京(水谷豊)・カイトの新コンビとなって初の元日スペシャルでした。
メインゲストの波瑠さんが演じるのは旧家の令嬢・二百郷茜(におごう あかね)。

57年前、1955年のクリスマスに起こった謎の少女失踪事件。
タイトルの「アリス」に相応しくノスタルジックな雰囲気があり、
過去と現在が錯綜する不可解でファンタジックな展開。
でありながら、現在の場面では謎の集団相手に『相棒』としては過激なアクションもある異色作。
最近はアクションもこなす波瑠さんですが、本作では彼女のアクションシーンはありませんが。

『相棒』の長時間スペシャルの中でも名作と言っていいかと思います。
最近の波瑠さんは主演・ヒロイン女優として、クールなイメージもあり、また熱血漢もと、
かなり多作で意外と幅広い役柄をこなして活躍中ですが、
この透明感のあるお嬢さんは、もしかしたら一番似合っていたかも知れません。


滝藤賢一も出演
この回は他にもゲストがユニークで、
今や超売れっ子脇役といえる滝藤賢一さんが『半沢直樹』(2013年7月クール)での
ブレイク直前の時期での出演。

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ちょっとわかり難いですが、相棒コンビの間が滝藤さん。右が波瑠さん。


広瀬アリスも
また、57年前に行方不明となった少女は広瀬アリスさんが演じています。
タイトルの「アリス」と同じ名前。
当時18歳になったばかりでした。

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右から2人目が広瀬アリスさん

広瀬さんは過去に行方不明になってしまう役なので、
現在のキャラを演じた波瑠さんや滝藤さん、『相棒』のレギュラー陣との共演はないですが、
水谷豊さんは杉下右京とは別役で、過去のシーンにも登場しており、僅かながら同じ場面での出演があります。


もう一人の注目キャラ
そしてもう1人推したいのがカイトの同期である大石真弓婦警を演じた松本若菜さん。
柔道3段の設定で、謎の敵に襲われる茜の身代わりとなってのアクションも披露します。
大石はこの後、シーズン12でもう1度だけ登場しますが、大きな活躍はなく、
やがてカイトは退場、彼女もフェードアウトしてしまいました。

『相棒』ファンの間では人気があり、またもっと活躍してほしかったと
惜しまれているキャラでもあります。
※2022年5月追記:大石役の松本若菜さんもここにきて注目度が高まり、ブレイクの兆し!
 「アリス」の伝説はまだまだ発展継続中です

Old Fashioned Club  月野景史

2018年6月17日 (日)

【ダンス】バーレスクダンスのユニット kir Sapphire(キールサファイア)

先日のブログで紹介したイベント「A+Lapis Party!!!4」に出演した
kir Sapphire(キールサファイア)のバーレスクダンスのショーを
改めて写真で紹介します。


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今、ネットで「バーレスク」を検索すると、
六本木の人気店「バーレスク東京」関連の記事ばかりヒットします。

kir Sapphireはこの店とは関係ないようで、
ダンサーや女優ら4人の女性により今年結成されたユニットとのこと。
https://ameblo.jp/kirsapphire0108



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バーレスク(Burlesque)とは何か?
遡るとちょっと難しそうです。
話題の「バーレスク東京」を含め、少し調べてみます。

Old Fashioned Club  月野景史

2018年6月16日 (土)

【ドラマ】『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』終了/微妙なドラマだったが菜々緒の存在感は圧倒的

6月16日、菜々緒さん主演の『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』が最終回を迎えました。
なんとも微妙、残念といえば残念なドラマでした。
見どころはあったのだけど。

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このドラマは菜々緒さんの地上波プライム連続ドラマ初主演作。
菜々緒さんといえば悪女役のイメージが強いのですが、
本作では“悪女”を超えた“悪魔”ということで注目を集めました。


菜々緒さんの悪女というと、過去のドラマでは2015年10月クールに放送された
『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』の橘カラ役が強烈でした。

次は主役かヒロインかと思ったのですが、
連ドラへの出演は多いのに、女優陣の中でも三番手程度の
さほど目立たない役が続いてました。

それだけに『Missデビル』満を持してという感じでした。

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悪女を超えた悪魔のような人事コンサルタントの椿眞子(菜々緒)が、
ハラスメントはもとより、社内恋愛のこじれ、職場の士気を下げる社員に至るまで、
どんな会社にでも起こりうる問題を、悪魔のような大胆な手法で解決していくサマを、
サスペンスチックに描いた痛快オフィス・エンターテインメントだ
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なかなか期待を抱かせる前宣伝でした。


ただ、まだ菜々緒さんしかキャストが発表されてない1月の時点で
サイゾーがこんな記事を書いてました。
http://www.cyzo.com/2018/01/post_148901_entry.html
「『Missデビル』には、メインキャストに若手ジャニタレが送り込まれる予定になっているそうです。
そうなると、ヘタをすれば、このドラマは、そのジャニタレの“踏み台”になりかねず、
菜々緒は“噛ませ犬”的な立場になってしまうかもしれませんね」(スポーツ紙記者)」



この予想、残念ながらある程度当たってしまいました。

椿眞子の部下で新入社員斉藤博史役でキャスティングされた佐藤勝利さん(Sexy Zone)が
どちらかといえば主役のようなポジションになってしまったのです。

そして、斉藤中心に新入社員へのリストラがテーマのなんとも後味の悪い初回スペシャルに続き、
しばらくは眞子に命じられた斉藤がスパイ役を務めてのリストラドラマのようになってしまいました。
リストラテーマで“痛快”はあり得ません。それとはかけ離れたドラマになったように感じました。

やがて眞子の真の目的はリストラではないことがうっすらと見えてはきますが、
この調子ですから、視聴率的にもスタートダッシュに失敗しました。


そして、別に佐藤勝利さんが悪いわけではないのですが、
斉藤の言動がとにかく鬱陶しい。
キャラ自体が悪いとは思いませんが、
いつもビクビクおどおどしているくせに
言動に慎重さがまったくなく、余計なことばかりしている。
つまり目立ち過ぎなのです。

ただ、それでも菜々緒さんの存在感は圧倒的。
だからそれを楽しむドラマと割り切ればいいとだ、と思うのだけど、
翌週はまた更に鬱陶しく、加えてストーリー展開もわかり難く・・・、
という感じで、途中で感想を書く機会を失い、最終回を迎えてしまいました。

ラストも今ひとつまとまりがなく、よくわからないドラマでした。
しかし、菜々緒さんはインパクトのある女優です。

今度はクールでも熱血漢でもいいので、女刑事でもやってほしい。
もちろん主役で。


Old Fashioned Club  月野景史

2018年6月10日 (日)

【音楽】『帰らざる日のために』 青春ソングの名曲/いずみたくシンガーズ キャンディーズ

日本テレビの青春ドラマ『われら青春』(1974年4月-9月)主題歌
『帰らざる日のために』いずみたくシンガーズ



オープニング映像がまた秀逸なのですが、残念ながら動画はありません。
日本のドラマ史上最大級の傑作かと思います。



Photo
作詞:山川啓介 作曲:いずみたく 編曲:森岡賢一郎


『われら青春』は1972年放送の『飛び出せ! 青春』の続編です。
『飛び出せ! 青春』の主題歌は青い三角定規が歌った大ヒット曲『太陽がくれた季節」。
そしてその続編にあたる『われら青春』の主題歌が『帰らざる日のために』ということになります。
知名度では『飛び出せ』に劣りますが、共にいずみたくさんによる名曲です。

そしてドラマのオープニング映像がすばらしい。
『飛び出せ』は2パターンあるのですが、そこまで練って作っていません。
『われら』は歌詞に合わせ、また番組内容のダイジェストとしてしっかり作り込まれています。




キャンディーズによるカバー ※歌は48秒くらいから
アルバム『なみだの季節』(1974年12月発売)収録
これもいい。


Old Fashioned Club  月野景史

2018年6月 7日 (木)

【美術展】「ルーヴル美術館展 肖像芸術-人は人をどう表現してきたか」国立新美術館/ルーヴルの“顔”達が来日

東京六本木の国立新美術館では9月3日まで、
「ルーヴル美術館展 肖像芸術——人は人をどう表現してきたか」が開催中。
丸三ヶ月以上のロングラン。
更にその後は大阪市立美術館で来年1月まで開催されます。



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ルーヴル美術館展
肖像芸術——人は人をどう表現してきたか
2018年5月30日(水)~2018年9月3日(月) 
国立新美術館 企画展示室1E

主催;国立新美術館、ルーヴル美術館、日本テレビ放送網、読売新聞社、BS日テレ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本 
特設サイト http://www.ntv.co.jp/louvre2018/
巡回展:大阪市立美術館 2018年9月22日(土)- 2019年1月14日(月・祝)


世界で最も有名な美術館・・・といえば、
おそらくは芸術の都、フランスはパリのルーヴル(ルーブル)美術館でしょう。
今回はそのルーヴルの名を冠した展覧会。

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本展のテーマは「肖像」
大別すれば肖像画と彫刻ということになります。


人の似姿を描出する肖像は、古代以来の長い歴史をもつ芸術ジャンル。
本展はルーヴル美術館の全8部門から選りすぐられた約110点の作品を通して、
肖像の社会的役割や表現上の様々な特質を浮き彫りにされています。


展示される多くの名作の中でも特に注目されるのは、
27年ぶりに来日するヴェネツィアの巨匠ヴェロネーゼの傑作、通称『美しきナーニ』。


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『女性の肖像』、通称『美しきナーニ』 ヴェロネーゼ 1560年頃
本展の“看板娘”


また古くは古代エジプトの棺を飾ったマスク、
ローマ皇帝やナポレオンなどの君主像、
そして華麗な女性や愛らしい子どもたちの肖像まで、
数々の肖像の名品が一堂に会します。

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Old Fashioned Club  月野景史

2018年6月 5日 (火)

【ダンス】A+Lapis Party!!!4 ポールダンス エアリアル バーレスク ボールルーム

6月3日(日)、銀座のLapis Tokyoで行われたダンスイベント
「A+Lapis Party!!!4」をレポートします。

主催のAnz(原和泉)さんがポールダンスの人なので、その系統のダンスがメイン。
といってもPoleだけではなく、同じようなテイストで布、ストラップ、キューブなどを使い空中でパフォーマンスする、Aerial(エアリアル)という分野が多種多彩でした。

他にはバーレスクなどはレトロなエロっぽさでよかった。
そして私の専門分野であるボールルームダンスからは加地卓+町田恵深ペアが出演し
ドラえもんをテーマにパフォーマンスし、切れとスピードがかなりの反響でした。


Pole
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Aerial(エアリアル)各種
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主催のAnz(原和泉)さん



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Burlesque

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今年結成されたバーレスクユニット kir Sapphire(キールサファイア)



BallroomDance

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加地卓・町田恵深ペアによるショーダンス


FBでも紹介しています。
https://www.facebook.com/kawakubo.hajime/posts/1849079695393002


A+Lapis Party!!!4
2018.6.3(Sun)
@銀座Lapis Tokyo
1.kir Sapphire(BurlesqueDance)
2.MIKA(AerialCube)
3.U-ki(AerialStraps)
4.よっちfromプリンケツプリンケツ.くしゃみ屋(FreeStyleDance)
5.kukatachii Passerby feat. BIBIY & Koppi(Live&Dance)
6.Anz(AerialSilk)
7.bubble(FreeStyleDance)
8.TARO大好き少年ラルの大冒険(FreeStyleDance)
9.wakamiho(Aerial Hemp-Rope)
10.TOMONORI MURAOKA(Martialarts)
11.AYANO(Pole)
12.加地卓+町田恵深(BallroomDance)
13.Tomo&Shirley(Aerial Hoop duo)
14.曼珠沙華(keiko&maki)(Pole)
FB https://www.facebook.com/events/186071945371187/?ti=ic
前々回映像 A+Lapis Party!!!2 2018.2.4 https://youtu.be/ylsMIKQDkoQ
A+DVD販売中 https://anzizuming.stores.j 


Old Fashioned Club  月野景史

2018年6月 1日 (金)

【美術展】「プーシキン美術館展-旅するフランス風景画」東京都美術館/ロシアから来たフランス絵画達

東京上野の東京都美術館で7月8日まで、
「プーシキン美術館展 ─ 旅するフランス風景画」展が開催中です。



2018

プーシキン美術館展─旅するフランス風景画
Masterpieces of French Landscape Paintings from The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow
2018年4月14日(土)~7月8日(日)会場企画展示室休室日月曜日
東京都美術館

主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省
後援:外務省、ロシア連邦大使館、ロシア連邦交流庁(Rossotrudnichestvo)
特設WEBサイトhttp://pushkin2018.jp 

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モスクワから来たフランス絵画

タイトルにもあるようにフランス風景画の展覧会。
しかし、フランスの美術館からやってきた作品が展示されているのではありません。

珠玉のフランス絵画コレクションで知られるロシア モスクワのプーシキン美術館から、
17世紀から20世紀の風景画65点が来日しました。

神話の物語や古代への憧憬から身近な自然や大都市パリの喧騒、
更には想像の世界に至るまで、描かれた時代と場所を軸にフランス近代風景画の流れが紹介されています。

特に注目されるのは初来日となるモネの『草上の昼食』。


Photo
草上の昼食 クロード・モネ 1866年

マネの同一タイトルの問題作が有名ですが、
モネ版は同時代の人物たちとみずみずしい自然風景の調和が楽しめます。
印象派誕生前、26歳となる若きモネの魅力溢れる作品。


他にもロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーら
フランス絵画史のビッグネームによる作品が集結。


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エウロペの掠奪 クロード・ロラン 1655年


フランス風景画の決定版ともいえる展覧会です。

Old Fashioned Club  月野景史

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