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2018年4月12日 (木)

【特捜9】 『警視庁捜査一課9係』のレギュラー留任 高視聴率で門出/加納係長(渡瀬恒彦)へのスタンスは?

注目されたテレビ朝日の新ドラマ『特捜9』の初回第1話が4月11日に放送されました。


9top

2006年のスタートから2017年まで、
毎年欠くことなく12シーズンが放送されてきた『警視庁捜査一課9係』。

しかし昨年、主役の加納倫太郎係長を務めてきた渡瀬恒彦さんが、
シーズン12のクランクイン後、撮影に参加すること亡くなりました。
主演俳優を失ったこのドラマがどうなるか注目されていました。

普通なら、主役がいなくなったのだから、番組は終了でしょう。
しかし、『9係』は警視庁の刑事部捜査一課9係のメンバー6人全員が主役といえる、
昭和の時代の刑事ドラマでは主流でしたが、現在では珍しい群像ドラマです。
しかも、この6人についてはスタート以来交代がまったくない稀有なシリーズでもありました。

ですので私は渡瀬さん抜きでも継続は可能だし、そうなってほしいと思っていましたが、
タイトルは『特捜9』と変わるものの、事実上の継続が発表されたのが今年の2月。
そして今回、無事リニューアル第1話が放送されたわけです。


9係解散の事情
『特捜9』の設定では、昨年までの舞台だった捜査一課9係は既に解散しており、
バラバラになったメンバーが第1話において新たに設置された特別捜査班に集まり、
そこが今後の彼らの活躍のステージとなります。

この9係解散については、初期のリリースでは加納係長が内閣テロ対策室に異動になった為とされていました。
しかし、警視庁の捜査一課9係という部署は『相棒』の特命係と違い現実に存在します。
いくらフィクションとはいえ、係長の異動で、それもおそらく栄転に近いものだと思いますが、
それで解散とは無茶ではないかと思っていました。

この点は軌道修正されたようで、9係解散は加納の異動とは関係なく、
別の深刻な事情があったということにしたようです。
おそらくこの件が今シーズンの縦軸のテーマということになるのでしょう。


旧レギュラー全員留任
『9係』で加納の部下で捜査の相棒、そして準主役格だった浅輪直樹(井ノ原快彦)が『特捜9』では主役に昇格。
小宮山志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、村瀬健吾(津田寛治)の
2006年の番組スタート以来の9係メンバーもすべて留任しました。

そして浅輪は劇中でも役職が特別捜査班の主任に昇格。
これについては浅輪の階級は巡査部長なので、実際の警視庁本部で主任にはなれない筈で、
また階級が浅輪より上の警部補である小宮山、青柳、村瀬の上司になるという、
階級社会である現実の警察組織ではあり得ない逆転現象まで起きてしまうのですが、
そこは通常はないことと軽く触れた上で、特別な部署なので問題ないという説明でした。
まぁそもそもフィクションの上に、まして今回は架空の部署になったのだからいいでしょう。

他のキャストではシーズン4から登場している監察医・早瀬川真澄(原沙知絵)も留任。
更に倫太郎の娘で浅輪の恋人だった倫子(中越典子)は遂に結婚して新シリーズを迎えました。
『9係』にはこの他にもセミレギュラーキャストは存在しますが、
公式サイトのトップ画像に載っていた渡瀬さん以外の主要キャストはこの7人なので、
全員が留任ということになりました。

これに新レギュラーとして班長の宗方朔太郎(寺尾聰)、
所轄署から配属される若手刑事・新藤亮(山田裕貴)が加わりました。
新藤は初回は顔見せ程度で、本格参加は次回から。
上に引用した番組公式サイトのトップ画像はこの9人が均等な配分で形成されています。

初回では他にもセミレギュラーだった里見浩太朗さん、伊東四朗さん、遠藤久美子さん、清水章吾さんらも登場、
『9係』からの継続性を強くアピールしました。


今回好印象だったのは宗方新班長役の寺尾聡さん
01


寺尾さんは石原プロの『大都会』や『西部警察』シリーズで昭和の刑事ドラマファンにはお馴染みの俳優ですが、
今回の起用については、渡瀬さんと3歳しか違わない70歳の人を主要キャストで加える必要があるのかと
少々疑問に思っていたのです。

もちろん個人差はありますが、名優も年を取れば表情の変化が乏しく、声もかすれがち、演技も堅く抑揚がなくなります。
それでも短いシーンなら存在感を示せても、現場のリーダー役は厳しいのではないかと思っていました。

しかし、寺尾さんは表情も豊かで余裕のある演技、
更にさすが名歌手でもあって声もよく通っていました。
杞憂だったようです。
そういえば「宗方」は寺尾さんが出演していた『大都会PARTⅢ』で石原裕次郎さんが演じていた医師の名と同じです。



加納元係長(渡瀬恒彦)へのスタンス
Photo


さてタイトルこそ変われど、事実上シリーズが継続していく中で、
気になるのは渡瀬恒彦さんが演じてきた加納倫太郎元係長に対する劇中でのスタンスです。

現実世界で渡瀬さんが亡くなっても、劇中での加納は健在で、内閣テロ対策室に異動した設定だから、
本来なら
「係長はどうしている」
「係長ならこう言うだろう、ああするだろう」
あるいは
「昨日、係長と電話で話したのだけど」
といった加納の健在を示唆するような会話が飛び交ってもよさそうなものですが、
これがほとんどありません。

もちろん、そのようなセリフも少しはあるのですが、
どちらかといえば、天国の係長への思いを語っているようにも聞こえました。

これには色々意見もあるでしょうが、私はなかなか賢明な判断だと思います。
設定として加納を死去でも退職でもなく、異動の形で退場させたこと自体も正解だと思うし、
だからといって、残念ながらもう渡瀬さんが出演することはないのだから、
ことさら健在をアピールしても空しいだけでしょう。
普段はほとんど語られず、たまに、ふと渡瀬さんのことを思わせるセリフや表現があるくらいがいいと思います。

同じテレビ朝日・東映制作で同じ時間枠の『相棒』の「ダークナイト」については
このブログで結構批判し、今でも毎日驚くほどのアクセスがありますが、
今回の『9係』の事実上の継続、そして加納に対するスタンスには賛意を表します。


初回視聴率16%
初回の平均視聴率は16.0%と発表されました。
『相棒』も『科捜研の女』も同様ですが、
『9係』も2012年以降はそれ以前と比べて数字は低迷気味で、
16%を超えるのは2011年のシーズン6以来です。
最高のリニューアル、新スタートとなったようです。

それにしても前クールの『相棒16』も『科捜研の女17』も特に終盤の視聴率がよかったし、
テレビ朝日のドラマは好調です。

Old Fashioned Club  月野景史

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