『美術展』「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」 国立新美術館/スイスの収集家による19世紀フランス絵画のコレクション
東京六本木の国立新美術館で5月6日まで、
「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」が開催中。
数ある絵画分野の中でも人気の印象派をメインとした展覧会です。
至上の印象派展 ビュールレ・コレクション
会期 2018年2月14日(水) ~ 5月7日(月)
会場 国立新美術館
主催 国立新美術館、東京新聞、NHK、NHKプロモーション
後援 外務省、スイス大使館
協賛 ジュリアス・ベア・グループ、損保ジャパン日本興亜協力スイス政府観光局、スイス インターナショナル エアラインズ、日本貨物航空、ヤマトロジスティクス
展覧会ホームページ http://www.buehrle2018.jp/
「ビュールレ・コレクション」とは何か?
ビュールレとは美術収集家の名前。
本展はビュールレ氏のコレクションを鑑賞する展覧会です。
エミール・ゲオルク・ビュールレ
ドイツに生まれ、スイスで後半生をすごす。
第一次・第二次世界大戦を経験し、実業家として成功して富を築きました。
心の拠りどころとして美術作品を収集し、
コレクションはチューリヒにある邸宅の隣の別棟に飾られました。
ビュールレ死後、別棟は美術館として一般公開されましたが、
スイス国外にコレクションがまとまって公開されたのは過去に数回のみ。
2008年、世界的に報じられた4点の絵画盗難事件以来、
一般公開が規制され、2020年にチューリヒ美術館に全コレクションが移管されることになっています。
ですので、今回はビュールレのコレクターとしての全体像がみられる最後の機会です。
つまり本展はスイスに所蔵されているフランス絵画の展覧会。
(一部イタリア絵画などもあり)
19世紀フランス画壇のビッグネームの作品が揃います。
ドラクロワ、ドガ、マネ、ルノワール、ファン・ゴッホ、ゴーギャン、モネ、セザンヌ、マティス、ピカソ…。
世界に知られ、日本でも人気の高い画家の名が並びます。
そして、「この絵はビュールレ・コレクションにあったのか」と驚くような著名な作品もあります。
特に印象派・ポスト印象派の作品は傑作揃いで
絵画史上、最も有名な少女像ともいわれるルノワールの『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)』と
セザンヌの『赤いチョッキの少年』は印象派の中でも人気の高い両巨匠の「最高傑作」として知られています。
タイトルに「印象派展」とありますが、点数でいうとポスト印象派と呼ばれるセザンヌ、ゴッホも多いです。
『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)』
ピエール=オーギュスト・ルノワール
1880年 油彩、カンヴァス 65×54cm
これは愛らしい! 本展の看板作品です。
『赤いチョッキの少年』
ポール・セザンヌ
1888-90年 油彩、カンヴァス 79.5×64cm
有名な絵です。スイスにあったのですね。
出展作60点の半数は日本初公開。
モノクロのデッサンのようなものは含まれず、ほとんど油彩画の完成作品です。
なかでもモネの代表作の一つ、高さ2メートル×幅4メートルの大作『睡蓮の池、緑の反映』は、
これまでスイス国外には一度も出たことがありませんでした。日本人がまだ見たことのないモネの「睡蓮」。
門外不出といわれたモネの最高傑作です。 
『睡蓮の池、緑の反映』
クロード・モネ
1920-26年 油彩、カンヴァス 200×425cm
日本初公開の大作
この作品だけは場内での写真撮影が許可されています。
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会場の国立新美術館で昨年行われたミャシャ展は物凄い盛況で連日長蛇の列で鑑賞が大変でした。
時間にもよるでしょうが、今回はこれだけの作品が揃っているのに、今回はだいぶゆったり観ることができました。
西洋絵画ファンならば、チェックすべき展覧会でしょう。
Old Fashioned Club 月野景史
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