【相棒16】米沢守(六角精児)再登場!/11月15日放送 第5話
『相棒 season16』、2017年11月15日(水)に放送される第5話「手巾(ハンケチ)」に、
元鑑識課員・米沢守(六角精児)が久々に再登場します。
今シーズンも相変わらず視聴率好調の国民的長寿ドラマ『相棒』。
このドラマではその17年の歴史において、主役の相棒コンビを個性的な脇役キャストが支えてきました。
その中でも六角精児さんが演じてきた米沢守は最重要キャラでした。
六角さんは2000年に土曜ワイド劇場枠で放送された『相棒』第1作に米沢とは別役の監察医として出演。
翌年の土曜ワイド第2作に鑑識課員・米沢として登場しました。
以来、鑑識課員の枠を超えて、歴代の特命コンビに情報を提供し、捜査を支援する役回りを担ってきました。
米沢なくして歴代の特命コンビは多くの事件を解決できなかった、
つまりドラマ『相棒』は成り立たなかったでしょう。
2009年にはスピンオフで米沢主役の映画が制作されたほどの人気キャラでした。
その米沢の『相棒』からの退場、つまり六角さんの降板は2016年3月放送のシーズン14最終話でした。
この時は物議をかもしました。
米沢は警視庁本部の鑑識課員から警察学校教官への異動という形で退場するのですが、
番組側が米沢さんの降板を事前にも事後にもアナウンスしなかったのです。
そうなると、異動は最終回での出来事なので、番組は10月まで半年間のオフに入ってしまい、
殉職や退職ならともかく、警察内での異動では、視聴者には次シーズンで米沢がどうなるのかわかりません。
ネット上では、次のシーズン15では鑑識に戻って来るという見方も結構ありました。
いや、そういう声の方が大きかったようにも思えます。
そうしているうちに、なんと米沢さん自身が、6月に行われたライブで降板である事を公表したのです。
それを受けて、テレビ朝日も社長会見で降板を認めるという異例の事態となりました。
この件について記した私のブログには今まで多くのアクセスがありました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-4dc4.html
私はこの件は制作側に対して批判的です。
米沢ほどの人気キャラですから、歴代相棒と同様に事前に降板を告知して、
退場回として盛り上げて放送するべきだったと思うからです。
もちろん、完全な退場ではなく、2代目相棒・神戸尊(及川光博)と同様セミレギュラーとして、
相棒世界に籍を残すからという面もあったのでしょうが、それにしても残念な事をしました。
しかし、過ぎた事は仕方ないですから、再登場を楽しみに待ちましよう。
実は米沢は退場後も劇場版Ⅳには登場していますし、
ドラマ版でもシーズン15に1度出てはいるのですが、その時は過去の鑑識時代の回想設定でした。
今回はリアルタイムでの登場で、米沢の方から4代目特命コンビへの捜査依頼という形のようです。
どんな展開になるのか、楽しみに待ちましょう。
この放送に先駆けてか、テレビ朝日では前日の11月14日に、
米沢降板か?と話題を呼んだ『相棒13』第11話「米沢守、最後の挨拶」が再放送されます。
Old Fashioned Club 月野景史
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