【科捜研の女】第16シリーズは粛々と終了/数字は前期より伸ばしてまずまず
『科捜研の女』第16シリーズの最終回となる第17話の放送が今日3月9日に終了しました。
時間延長もなく、通常回に近いノリの回でした。
前期の第15シリーズのラストは時間延長こそしませんでしたが、
前後編で、落合刑事(池上季実子)の壮絶な殉職がありました。
それに比べると、今回は淡々とした印象でした。
主人公の榊マリコ(沢口靖子)が拉致監禁されるという展開はありましたが、
マリコは前回の第16話でもバスジャックにあってますし、
特に刺激的ともいえませんでした。
今シリーズは中盤に研究員・相馬涼(長田成哉)の降板、
橋口呂太の登場というレギュラーキャストの交代劇がありましたから、
最後は静かに、粛々とというところでしょうか。
そもそも『相棒』のような大事件が頻繁に起きるのは『科捜研』には似合わないかも知れません。
ただ、初の2期連続2クール放送のラストとしては、少し寂しい気もします。
今シリーズは過去キャラの再登場もありませんでした。
(過去のレギュラーキャストの別役での出演はありましたが)
吉崎泰乃(奥田恵梨華)や木島修平(崎本大海)は京都府警本部内にいる筈、
過去キャラも番組の財産もといえますし、たまには出してほしいものです。
また、昨年は4月の春の2時間スペシャルの放送がありましたが、
今年は現時点では発表されていません。
これについては、3月に終わって4月にすぐスペシャル放送するよりは、
6月か7月にやった方がいいような気もしますが、
今回の場合は3月の最終回が淡々という感じでしたから、何月でもいいので、
出来ればやってほしい気もしますが、今公表されてないとなるとどうでしょう?
視聴率は?
第16シリーズ全体の視聴率は単純平均で11.6%ほどのようです。
第6シリーズ(2005年)から前々期の第14シリーズ(2014年)までは常に12%を超えていたので、
それに比べると物足りない数字ですが、前期がギリギリの11.0%でしたから、挽回していますし、
今の時代においてはますまず立派な数字で、来期以降の継続も間ほぼ違いないでしょう。
次週は内藤剛志主演のスペシャルドラマ放送!
ところで、最終回の3月9日での終了は少し早めで、WBCの影響かと思いましたが、
次週は『科捜研』に土門薫刑事役で出演している内藤剛志さん主演のドラマを放送するようです。
『ミステリースペシャル 特殊犯罪課・花島渉』
2017年3月16日(木) 20:00 ~ 21:48
番組概要
内藤剛志が人間味溢れる“交渉人"として緊急出動!
絶対に失敗しない最強の交渉人・花島渉(はなしま・わたる)が
“言葉"を武器に難事件に挑む、衝撃のミステリーが誕生!
http://www.tv-asahi.co.jp/hanashima/
そして、4月からの木曜8時は内藤さん主演の『警視庁捜査一課長』第2シーズンが始まるのですから、
内藤さんはテレビ朝日の屋台骨を支えています。
Old Fashioned Club 月野景史
« 【美術展】「マティスとルオー展 」パナソニック 汐留ミュージアム/書簡から浮かぶ二人の画家 | トップページ | 【美術展】「FACE展 2017‐損保ジャパン美術賞展」/現代日本の芸術家達による公募展 »
「12.【特集】『科捜研の女』」カテゴリの記事
- 【科捜研の女24』7月無事スタートはジャニーズ問題の余波?/『刑事7人』との関係(2024.07.05)
- 【科捜研の女】シーズン23が無事スタート/『相棒』と同じ水曜21時枠で放送(2023.08.19)
- 【科捜研の女23】『相棒』と同じ水曜21話枠で8月スタート/『特捜9』『刑事7人』を繰り上げ(2023.06.26)
- 【科捜研の女2022】終了/来期はどうなるのか?(2022.12.28)
- 【科捜研の女2022】落ち着き目の展開で淡々と進行/君嶋直樹(小池徹平)の存在意義は?(2022.12.08)
« 【美術展】「マティスとルオー展 」パナソニック 汐留ミュージアム/書簡から浮かぶ二人の画家 | トップページ | 【美術展】「FACE展 2017‐損保ジャパン美術賞展」/現代日本の芸術家達による公募展 »