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2017年2月15日 (水)

【科捜研の女】超入門② 榊マリコ(沢口靖子)の基礎知識/年齢 家族 住居

☆最終加筆:2019年1月25日

京都府警本部 科学捜査研究所(科捜研)の法医担当研究員・榊マリコ(沢口靖子)。
タイトルロールである“科捜研の女”。
日本一の長寿連続ドラマ『科捜研の女』の主人公です。

Photo


『科捜研の女』超入門シリーズ。
今回は榊マリコの基礎知識です。


◆年齢
榊マリコを演じる沢口靖子さんは1965年6月11日生まれなので、現在51歳、
今年2017年で52歳になります。
若々しくて美しいアラフィフ女性です。
『科捜研の女』のスタートは18年前の1999年10月なので、当時は34歳でした。

その沢口さんが演じる主人公・榊マリコの年齢については、
劇中で今までに何度か言及がありました。


第1シリーズ終盤(1999年12月)で30歳
古くは第1シリーズ、1999年12月の放送回で、犯人側が入手したマリコのデータ内に30歳との記載があります。
1999年12月に30歳なら1969年生まれの可能性が高く、沢口さんの実年齢より4歳年下ということになります。
1968年暮の可能性もありますが、ともかく2017年は48歳の年でしょう。


2005年7月で37歳?

6年後、第6シリーズ初回の2005年7月放送分で、京都に押し掛けてきた父親・伊知郎の「40女」発言に対して、
マリコが「37歳」だと返すシーンがあります。
これだと単純に計算すれば、1967年7月~1968年7月の間の生まれということになり、
第1シリーズのデータとは僅かながらズレてしまいます。

この場面はマリコが自身の年齢に言及した貴重なシーンなのですが、
売り言葉に買い言葉的なやりとりで、信憑性にやや疑問があります。
ただ、それなら若くいうのが自然ですが、逆サバを読んでることになってしまうのですが。

また、第1シリーズのデータが少し古いものだったとすれば、合致するという解釈もできます。
強引ですが。


1970年生まれ?

最近の年齢への言及としては、2014年の年末スペシャルで30年前に14歳という話がありました。
ちょっとややこしいですが、2014年末時点で「30年前に14歳」だと、放送当時は44歳、
おそらく1970年生まれということになります。
若干若返りました。
ただ、生年や現年齢が明示されてはおらず、「30年前」というのもやや漠然した印象があります。
最新の言及だからこれが公式設定、というにはやや曖昧なのです。

以上の3話から推測する限り、完全に整合性の取れた答えを導き出すのは難しそうです。
とはいってもそれほど大きなブレはなく、上は1967年生まれの可能性もありますが、

だいたい1968年~1970年くらいの生まれ、実際の沢口さんより3~5歳下で、
2017年は47歳~49歳くらいというところでしょう。




◆家族
榊マリコの実家は2014年末時点で横浜にあります。
子どもの頃も横浜に住んでいましたが、その後に何度も転居繰り返したようです。
両親は健在。

父親:榊伊知郎(小野武彦)
母親:榊いずみ(星由里子)



母と娘
ドラマへの登場は母親の榊いずみの方が先で、第3シリーズから。
夫と喧嘩して家出し、京都のマリコ宅に押しかけ、短期間同居するという展開でした。
ちょっと奔放な自由人といった感じのキャラ。
喧嘩したという夫が伊知郎ということになるのですが、この時点ではまだ登場していません。

いずみ役の星由里子さんは戦後の日本映画黄金期である昭和30年代からの
東宝映画の大スターで、今も東宝芸能所属。
東宝シンデレラ出身で、現在の同社の看板スターである沢口さんにとって大先輩です。
つまり新旧の東宝看板女優が母娘役で共演しているのです。

いずみは第3シリーズの第1~5話、第4シリーズ全8話に登場。
レギュラーとして本格登場したのはこの時だけですが、その後も時折登場しています。
現時点での前述の2014年末スペシャルが最後。
この時はマリコが仕事の関係で横浜の実家に里帰りして顔を合わせる展開でした。


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横浜の実家で母娘再会。
伊知郎は仕事なのか不在で、いずみだけの登場でした。

マリコのセリフの上では、いずみはその後も時々登場しています。

追記:星由里子さんは2018年5月16日に死去しました。↓こちらに追悼記事を記しています。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-b629.html



父と娘
父親の榊伊知郎は第6シリーズ第1話から。
こちらも押しかけ同居のような形での登場でしたが、
実は伊知郎はマリコが所属する京都府警科捜研に、所長兼化学鑑定担当として赴任してきたのです。
第1話のラストで科捜研で顔を合わせて、初めてマリコもそれを知るという展開でした。


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マリコの町屋風住まいでの父・伊知郎との同居風景
たまにはこんな和やかな晩酌シーンもありました。

伊知郎は元々科学者で大学教授でしたが。警察への就職は初めてだったようです。
以降第10シリーズまで、所長であり、マリコの父親という主要キャストてして、このドラマを支えました。

Wikipediaに、最初マリコは科捜研で伊知郎との関係を隠そうとしていたのと記述がありますが、それは違います。
親子ではなく、所長と研究員として振る舞おうとする素振りはありました。
当然でしょうが。


伊知郎は第10シリーズと第11シリーズの間の2011年の単発スペシャルで、
新たに設立される科学鑑定監察所への転職の為に退場しました。
その後、2013年のクリスマススペシャルに監察官として再登場しています。
これが現時点での最後の登場です。


◆住居
前述のように榊マリコの実家は横浜にあるとして、京都での住まいはどこでしょう。
最近は全然登場しません。

遡ると、マリコは第1シリーズではアパートで一人暮らしでした。第2シリーズでは長期の自動車免許取得合宿の為にアパートを引き払い、
女刑事・城丸準子(伊藤裕子)のマンションに押しかけ同居。

第3シリーズから京都情緒を感じさせる町屋風の住まいとなりました。
前述のようにここで母親の榊いずみ(星由里子)としばらく同居します。


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そして第6シリーズ(新・科捜研の女2)からは科捜研所長として赴任してきた
父親の榊伊知郎(小野武彦)と写真のような同居生活となります。

しかし、伊知郎の退場以降、正確に言えばそれより少し前から、
この住居はまったく登場しなくなりました。

そして、2017年11月放送のシーズン17第8話において、
マリコはマンション住まいである事を自ら語りました。
実際に住まいの様子が描かれたわけではありませんが、どうやら転居したようです。

↓この転居問題については、こちらに記しています。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/17-9596.html


Old Fashioned Club  月野景史

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