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2017年2月14日 (火)

【科捜研の女】超入門①/日本一の長寿ドラマの歴史と雑学

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『科捜研の女』

テレビ朝日木曜20時の「木曜ミステリー』枠で1999年10月スタート。
2016年10月~2017年3月まで第17シリーズを放送中。制作は東映。
『相棒』に先行する、現在、連続ドラマとしては日本一の長寿シリーズです。

主役は京都府警 科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)。
「科学」の力で証拠物を鑑定し、真実を追求する“科捜研の女”です。
準主役はマリコ達科捜研メンバーと協力して捜査に当たる京都府警 刑事部捜査一課刑事の土門薫(内藤剛志)。

しかし、初期は視聴率が低迷し、シリーズごとにキャストを大幅に入れ替えるなど、苦戦を続けていました。
このドラマについて書いた当ブログのページには、毎日多くのアクセスがあります。
日本一の長寿ドラマで、全国のテレビ局で毎日のように再放送されているのに、
研究本の発行も、ファンサイトらしきものもなく、
DVDも第7シリーズしかリリースされておらず、情報不足なのだろうと思います。
再放送の時間になると(もちろん本放送も)、アクセス数が急伸します。

ここでは『科捜研の女』の入門編として歴史と雑学を記します。
といっても、そもそもベースとなる資料が乏しいので、多くは推測になります。


◆数字に見る『科捜研の女』史

視聴率低迷 リニューアルを繰り返した初期
1999年10月にスタートした第1シリーズ全9話の平均視聴率は9.3%。
今でも続編は難しい数字ですし、全般の視聴率が今よりも高かった当時なら尚更です。
にもかかわらず、翌2000年には第2シリーズが制作されました。
これにはちょっと事情があります。


東映京都の制作枠
「木曜ミステリー」のドラマは基本的に東映京都撮影所の制作。
だから『科捜研』も、『おみやさん』や『京都地検の女』など他のドラマもみな京都が舞台なのです。
京都撮影所では古くから時代劇を制作してきましたが、時代の波に押され時代劇枠は縮小、
1999年から1月から現代劇の「木曜ミステリー」をスタートさせました。
第1作は『京都迷宮案内』(橋爪功主演)、10月スタートの『科捜研』は第4作です。

初年度放送の4本は視聴率はいずれも一桁に低迷しましたが、大事な枠なのですぐにはやめられず、
残りの2本よりは数字の良かった『迷宮案内』と『科捜研』を継続することになったのでしょう。
このあたりの経緯については以下に少し詳しく記しています。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-8767.html

第1シリーズの科捜研メンバーはマリコはじめ5人、彼らと協力する捜査一課のレギュラーは3人という陣容。
土門刑事はまだおらず、小林稔侍さん演ずる木場警部が刑事側メンバーの中心でした。
また、後に日野(研究員→所長)として長く出演する斉藤暁さんは別役の研究員を演じていました。


悪戦苦闘が続く
数字が悪いのに続けようというのだから、かなりのテコ入れをする事になります。
2000年10月スタートの第2シリーズは、マリコを主任に格上げし、他の科捜研メンバーは総入れ替えするなど、
大幅な変更をして臨みますが、9.2%と僅かながら下げてしまいました。

ところが、更にメンバーを変えて迎えた翌2001年11月の第3シリーズは12.3%と急伸します。
数字が良くなったので当然ながら、翌2002年7月にはメンバーをあまり変えずに
第4シリーズが作られますが、また10.2%まで落としてしまいました。
こうなると、なぜ第3シリーズで数字が伸びたのかがむしろ不思議です。


大幅リニューアルで『新・科捜研の女』に
前期から1年半のインターバルをおいて2004年4月、
タイトルも『新・科捜研の女』と変えて第5シリーズがスタートします。
前シリーズで木場警部が殉職のため退場したので、過去にプロファイラー役でレギュラーとして出演していた
内藤剛志さんを刑事役で登場させ、また斉藤暁さんを別役研究員で再登場させるなど、
かなり思い切った・・・というか、荒っぽいリニューアルをしました。
視聴率は10.8%と僅かに伸ばすも、まだ物足らない数字。

更にリニューアルした2005年7月スタートの第6シリーズでようやく12.8%
このシリーズから数字もキャストもようやく安定し、現在まで続くスタイルが定着しました。
番組開始から既に7年が経っていました。


安泰した長寿ドラマに
続く第7シリーズ(2006年)から第10シリーズ(2010年)までは13%以上を記録。
最高は第9シリーズの14.5%。日本を代表する長寿ドラマとして安定成長していた時期です。
ただ、この時代において“高視聴率”とはいえないでしょう。“好視聴率”というところか。
ここらが、研究本やDVDが出ない所以かも知れません。
尚、第9シリーズでタイトルから『新・』は外れ、『科捜研の女』に戻りました。

第11シリーズ以降は13%を超えていませんが、
地デジ時代における全般の視聴率低迷もあり、仕方ない面もあります。
近年は2クールでの放送も多く、11~12%台を確保する貴重なドラマです。
そして、再放送の超優良コンテンツでもあります。


◆科捜研の人員構成

レギュラー5人は定番だが
現在の京都府警科捜研のレギュラーメンバーは所長以下5人(男3人・女2人)
これは第1シリーズもまったく同じでした。
その後、顔ぶれは激しく入れ替るも、総数は4人~6人の間で推移し、事務職員が含まれることもありました。
研究員だけなら最少で4人、最大5人とほぼ一定しており、第8シリーズ以降は研究員のみ5人体制が定着しています。

初期はモブ研究員が存在
ただし、実は初期には大きな違いがありました。
第1シリーズの5人というのはあくまでレギュラーキャストの話で、
他に、所内には無名の研究員達が複数存在していたのです。
いわゆる“モブキャラクター”というやつですが、『科捜研』のモブぶりは徹底しており、
本当に背後にチラッと映るたげで、まともに顔が確認できるシーンは滅多にありません。

この状態は第6シリーズまで続き、第7シリーズからレギュラーキャストのみになりました。
第7シリーズでは事務職含め6人でしたが、次の第8シリーズから研究員のみの5人体制となりました。

現実世界の都道府県警察本部に存在する科捜研の人員は各10人から70人くらいだそうです。
京都府警ならばそれなりの規模でしょうから、このドラマの5人というのは少な過ぎですねね。
あくまでフィクションとして、このドラマではそういう組織だということです。



※このブログは書きかけです。
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