【美術展】「デトロイト美術館展 大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち」/月・火写真撮影可 米国から欧州の名画が来日
東京の上野の森美術館で1月21日まで
「デトロイト美術館展 大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち」が開催中です。
デトロイト美術館展 大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち
2016年10月7日 (金) 〜 1月21日 (土)
上野の森美術館
主催:フジテレビジョン、産経新聞社、ぴあ、上野の森美術館
後援:外務省
http://www.detroit2016.com/
上野の森美術館
名立たる美術館・博物館が建ち並ぶ上野公園周辺の一角。
国立西洋美術館や東京都美術館と比べるとやや規模は小さいですが、
上野の森美術館ではなかなかユニークに展覧会が開催されています。
会期も残り僅かとなりました。
デトロイト美術館
アメリカ東部、五大湖周辺地区の都市ミシガン州デトロイトの美術館。
五大湖地区は自動車産業の中心地として繁栄してきました。
デトロイト美術館は1885年に創立。
以来、自動車業界の有力者らの資金援助を通じて、
世界屈指のコレクションを誇る美術館として成長してきました。
ゴッホやマティスの作品をアメリカの公共美術館として初めて購入したのもデトロイト美術館でした。
ヨーロッパの名画が大西洋を越え、アメリカ東部の美術館に集まったのです。
しかし産業の衰退により、2013年、デトロイト市は財政破綻。
市の財源確保を目的として所蔵品売却の可能性が取りざたされましたが、
国内外からの協力、そしてデトロイト市民の声により、
作品は1点も失われることなく市民の憩い・学びの場として存続しています。
かつて富の象徴であった、その町が可能にした奇跡のコレクション。
モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソ等、
印象派、ポスト印象派、20世紀のフランス、ドイツの数々の傑作の中から選らばれた全52点。
まさにヨーロッパ近代絵画の「顔」というべき名画達が来日しています。
本展は既に昨年春から豊田、大阪と巡回済み。
東京展がラストです。
お見逃しなく。
この展覧会は珍しく、月曜日と火曜日は展示室内の写真撮影が可能です。
Old Fashioned Club 月野景史
« 【科捜研の女】正月SP終了/ユニーク過ぎる新人研究員・橋口呂太(渡部秀)の演出意図は? | トップページ | 【科捜研の女】土門美貴(加藤貴子)/土門薫刑事の妹 “もう一人の科捜研の女” »
「01.Art 美術 (展覧会)」カテゴリの記事
- 【美術展】「佐伯祐三 自画像としての風景」東京ステーションギャラリー/パリ、東京、1920年代を駆け抜けた夭折の画家(2023.02.13)
- 【美術展】「絵画のゆくえ2022」SOMPO美術館/近年の「FACE」受賞作家の展覧会(2022.02.06)
- 【美術展】「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」文化村ミュージアム/箱根の大美術館の名画を渋谷で鑑賞(2021.09.30)
- 【美術展】「三菱創業150周年記念 三菱の至宝展」三菱一号館美術館/日本の歴史ある大企業の美術力(2021.07.15)
- 【美術展】「1894 Visions ルドン、ロートレック展」三菱一号館美術館 1/17まで開催中(2020.12.01)
« 【科捜研の女】正月SP終了/ユニーク過ぎる新人研究員・橋口呂太(渡部秀)の演出意図は? | トップページ | 【科捜研の女】土門美貴(加藤貴子)/土門薫刑事の妹 “もう一人の科捜研の女” »