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2017年1月15日 (日)

【ドラマ】木村拓哉主演『A LIFE〜愛しき人〜』は『ドクターX』に勝てるのか?/厳しいスタート

木村拓哉さんのSMAP解散後、初のドラマ主演として話題を集める
『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系「日曜劇場」日曜21時 - 21時54分 初回1月15日)の放送が始まりました。
http://www.tbs.co.jp/ALIFE/
しかし第1話を見る限り、なんとも微妙なドラマでした。

A_life

主演級キャスト勢揃いの豪華ドラマ
このドラマはもちろん、数々の人気ドラマで高視聴率伝説を作ってきた木村拓哉さん主演作として注目されていますが、
その他の主要キャストも以下のように超豪華です。

木村拓哉 竹内結子 松山ケンイチ 木村文乃 菜々緒 及川光博 浅野忠信

公式サイトのトップ画像や、上に張った駅貼りのポスター(これはJR新宿駅構内)も、
特にキムタクさんだけを大きく扱わず、“7大スター競演”の群像劇といった体裁ですね。

大病院を舞台とした豪華キャストの医療ドラマといえば、
米倉涼子さんの『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日)を思い起こします。
ただ、このブログでも書きましたが、あちらは豪華キャストといっても
トメ(クレジット順の一番最後)を務めるような大物脇役俳優が揃っていました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/41222-41e3.html

それに対し、こちらは主演級スターを集めたイメージです。
実際には、及川さんや菜々緒さんは主役を多くやっているわけではありませんが、
タイプとしてはそんな感じでしょう。

この豪華俳優陣に、元々人気の高いTBSの日曜劇場枠。
しかもかなりの宣伝をしていますので、相当の高視聴率が求められるでしょう。


現代の“オバケドラマ” 『ドクターX』に勝てるのか?
一説によると、ジャニーズ事務所側は木村拓哉さんのスマップ解散騒動に伴う
マイナスイメージ払拭のため、正式な解散前の昨年10月スタートを希望したが、
TBSが『ドクターX』第4シリーズとのバッティングを嫌い、
この1月スタートに決まったともいわれます。
それもあって、木村さんサイドの要望を受け入れ、このような豪華俳優が揃ったとも。

『ドクターX』第4シリーズはドラマ全般の不振など関係なく、平均21.5%の高視聴率を記録しました。
さて、『A LIFE〜愛しき人〜』はどうでしょう。
かつては視聴率30%を越える“オバケドラマ”を何本も送りだしてきた木村さんですが、
今回『ドクターX』に勝つのはかなり大変だと思います。
それでも、15~20%の高視聴率を叩きだせるのか?
時間延長のスペシャルとして放送された第1話を観てみました。


昔のメロドラマ?
公式サイトの記述などから、『ドクターX』のような軽快・軽妙さはないだろうとは
思っていたし、その通りでした。
医療ドラマなのだからシリアスでいいといえばそうなのですが、
といって社会性があるようにも思えないし、『白い巨塔』のようなスケール感も感じられない。
色々と微妙なドラマでした。

7大スター競演なので、個々のキャラを論じていたらキリがないので、主に全体の印象だけ書きます。

ネットで、昼ドラみたいだとの声がありました。
たしかに、主要キャストの少しどろどろした恋愛絡みの人間関係の描写が多く、
かつての恋人の帰還、不倫、職場での情事と、昔のメロドラマを見ているように感じました。

最近のドラマは早い段階で「何これ!」と思わせるような極端な展開を見せて、
流れに引き込むようなことが多いのですが、そういう事もない。
これは悪いとばかりも言えないでしょうが、
一方で地味に「これはおかしくないか?」と思わせるシーンは多々ありました。
例えば、沖田が病院に残る決断をする理由とか、細かく挙げたらキリがないですが。

主要キャストの性格もよくわからないし、総じてあまり魅力を感じませんでした。
これはまだ初回だけなので、そう判断するのは早いでしょうし、
スターを揃え過ぎているから、よけいに各キャラを1回では描き切れないという面もあるでしょう。
ただ、あくまで第1話の印象ですが、私はあまりおもしろくない、
もっとはっきりいえば、残念ながら退屈でつまらなく感じました。

「キムタクは何を演じてもキムタク」とよくいわれます。
私は、これは悪いことではないと思います。
今回も基本的にはそのようですが、その表現はだいぶ抑え目だったようにも感じます。
このあたりも、おもしろみが足りなく感じる理由でしょうか。

コミカル要素がほとんどないのも、今どきのドラマとしては珍しいですね。
強いていえば、沖田(木村拓哉)と寿司職人の父親(田中泯)とのやりとりなどは
コメディパートなのかなとも思いましたが、特に面白くはなかったです。


妙に重いドラマ
ともかく、初回を観た限り極端なヒールキャラや凄く不幸な人がいるわけでもないのに、
妙に雰囲気が重苦しいのも、昔のメロドラマっぽく思えるところです。

不幸といえば、ヒロインである壇上深冬(竹内結子)の重病発覚が衝撃の展開なのでしょうが、
主要キャラ(それも医者)が重病で、主人公の医師が手術するという展開は『ドクターX』で
散々やっていますので、新鮮味がありません。
ただ、『ドクターX』では主役の大門未知子が重病になるという展開はまだありません。
今回は沖田にそれを予感させるような描写がちょっとありましたが、どうなりますか。

『ドクターX』がまさにそうなのですが、いわゆる“お仕事系ドラマ”は難題を乗り越えて仕事を成功させた時の
達成感、爽快感が売りになります。
今回は院長(柄本明)の手術成功がそれに当たるのでしょうが、爽快感は乏しかったように思います。
次回以降は病院関係者以外の治療も描かれるようなので(当たり前ですが)、
そういう展開もあるかも知れませんが。


及川光博さんと菜々緒さん
少しだけ個々の役者について書くと、私の個人的な好みとしては“2代目相棒”及川光博さんと、
悪女役が魅力の菜々緒さんに期待なのですが、
及川さんは男性俳優の4番手、菜々緒さんも女優3番手とあってか、
今回はまだ出演シーンは少なかったです。

外科部長役の及川さんは木村拓哉さんの前作『アイムホーム』(2015年)で初共演。
あの時も医師役でした。
木村さんの主治医で、ほとんど木村さんと2人での診察シーンばかりでした。
公式サイトを読むと、今後は沖田より壇上壮大(浅野忠信)との確執に焦点が当てられるようです。

菜々緒さんは大門未知子ばりの長身・ミニスカのクールな女医でもやるのかと思ったら、弁護士でした。
共演の木村文乃さんとは『サイレーン』での壮絶な対決が印象深いですが、今回はどう絡むのか。
また、菜々緒さんは“3代目相棒”だった成宮寛貴さんとの共演が多いですが、2代目の及川さんとの相性はどうか?
あまり絡まないかも知れませんが。


初回視聴率は14.2%と発表されました。
今時のドラマとしては立派な数字ですが、
木村拓哉さん、日曜劇場、このキャストと番宣からすれば、かなり厳しいですね。
話題性からいっても初回は15%は超えるかと思っていました。
ただ、初回でこれだけ獲っておけば、おもしろいと思われれば上がってくると思います。
私の評価は書いた通りなのですが、さてどうなりますか?

Old Fashioned Club  月野景史

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