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2016年12月23日 (金)

【相棒15】前半終了/米沢なき『相棒』 右京臨場せず 淡々と進むも異色回多し

『相棒season15』は年内の放送は終了しており、
次は2017年、まず恒例の元日スペシャル、そして2月には劇場版Ⅳの公開とビッグイベントが控えます。

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今期は高樹沙耶容疑者の逮捕成宮寛貴さんの薬物疑惑報道からの引退と、
過去のキャストをめぐる騒ぎがクローズアップされる中、
シーズンそのものは特に第2話以降、比較的淡々と進んだ印象でした。


早過ぎた年内終了
年内の放送は12月7日の第9話で終了しました。
第9話が年内最後というのは定番なのですが、12月の一桁台での年内終了は史上初です。
休止回もなく、順調に放送が進んだということなのでしょうが、
やはりちょっと間が空きすぎて寂しいですね。

例年だと年明けの元日スペシャルに向けて、年末には劇場版の放送や、
過去の長時間スペシャルの再放送などかあるのですが、今年はその予定もなく・・・・
これは高樹さんと成宮さんの件の影響かも知れませんが。


波乱の初回スペシャルから小休止
思えば、第1話はかなりの波乱を思わせる展開でした。
広報課長の社美彌子(仲間由紀恵)、副総監の衣笠藤治(大杉漣)、警察入りした青木年男(浅利陽介)ら、
新・再登場のレギュラーに随分と不穏な動きがありましたから。

しかし、社と衣笠はその後登場せず、回を越えてシーズン全体の流れに影響を与えるような
大きな動きはなかったように思います。
強いていえば、第8話で右京が法務省の日下部彌彦(榎木孝明)の不興を買ったらしい事くらいか。
これからの元日スペシャル、劇場版と、どのような波乱が待っているのでしょう?

青木の方は怪しさを滲ませつつも特命係に協力しています。
何かを企んでいるようであり、しかし特命にいいように使われているかにも見えますが。


異色回多し
前半の9話はすべて別の脚本家が執筆しています。
しかも、古くからの常連は抜けた人が多く、比較的新しい人中心です。
そのためか、『相棒』っぽくない、異色な回が多かったように思います。
第6話や7話など、まるで『世にも奇妙な物語』を観ているような話もありました。

傾向としては、冒頭からの展開なかなかおもしろく、雰囲気も良く進むのだが、
真相が明らかになる時点でトリックや動機に無理があり過ぎ、やや興醒めする回が多かった。

ネットでは、初期の『相棒』に戻ったような回も多いとの声もあるのですが、
それもまたちょっと違うように思います。


米沢なき『相棒』
現場に行かない右京

今シーズンは初めて迎える鑑識課員・米沢守(六角精児)のいない『相棒』。
どのような変化があるか注目されていました。
あまり指摘されていないと思いますが、ひとつ特徴的な事があります。

事件発生(発覚)直後の現場に、本来捜査権のない特命コンビが出かけ、つまり“臨場”し、
捜査一課の伊丹刑事らに「お呼びでない、何しに来た」と嫌味を言われつつ、
米沢から事件の状況を聞き、独自の観点で捜査に着手する…。
『相棒』長年の定番シーンでした。

しかし今期、杉下右京(水谷豊)は一度も検証中の現場に臨場していないと思います。
冠城亘(反町隆史)は一時、伊丹に弟子入りしていたので、単独では行っていますし、
右京も捜査本部に出張って邪魔者扱いされるシーンなどはありましたが、
事件発覚直後の検証中の現場に右京が出向くシーンはありませんでした。

『相棒』の歴史から見れば、結構大きな変化かと思います。
米沢のいない現場に行っても仕方ないということか?
もっとも、上述のように9話をすべて違う脚本家が書いてますので、
申し合わせがあったのか、たまたま重なったのかわかりませんが。


鑑識との遠い距離
では、米沢なき後の鑑識課と特命係との関係はどうか?
鑑識課員としては第1話で、伊丹の同期との設定で益子桑栄演(田中隆三)が登場しました。
とはいっても、毎回のレギュラーではありません。

また第2話で、特命コンビは「上層部から協力するなと言われている」とのことで
鑑識の部屋から部屋から追い出されるシーンがありました。
これは益子ではなく、別の若い鑑識課員です。
まだ、右京と益子は顔を合わせていないと思います。
ともかく、当面鑑識課からの協力は得られそうにありません。

米沢に代わって特命に協力しているのは予想通り、
サイバーセキュリティー対策本部・特別捜査官となった青木です 。
青木の立場で無理だろうと思えるような事までしていますが、
これは米沢についても、鑑識課員には無理だと思える事も多かったので、
おあいこかもしれません。
それにしても、青木の真意はどこにあるのか、今シーズン中にわかるのでしょうか?


視聴率はどうか?
『相棒』は初回、元日、最終回を長時間スペシャルとして放送し、
それが18~20%の高視聴率を獲り、シーズン全体の視聴率を押し上げてきた面があります。
その意味では今期は初回が15.5%と物足らないスタートでしたが、
その後は概ね前期並みで安定しており、現在までの平均は14%台後半だと思います。
今どきのドラマとしては立派な数字ではありますが、
『相棒』としては10期連続で保ってきた15%以上が危険な状況ではあります。
まずは正月スペシャルで高視聴率を挙げ、勢いをつけたいところです。

と、色々気になる案件を抱えながら、まもなく後半を迎えます。

Old Fashioned Club  月野景史

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