【美術展】『拝啓 ルノワール先生 ―梅原龍三郎に息づく師の教え』三菱一号館美術館/国と年齢を越えた師弟関係
東京丸の内の三菱一号館美術館で12月18日まで、
『拝啓 ルノワール先生 ―梅原龍三郎に息づく師の教え』が開催中です。
拝啓 ルノワール先生 ―梅原龍三郎に息づく師の教え
Bonjour, Monsieur Renoir; Renoir et Umehara –Joie de peindre
10月19日(水)〜 2017年1月9日(月・祝)
主催 三菱一号館美術館、朝日新聞社
http://mimt.jp/renoirumehara/
※本展終了後は大坂・あべのハルカス美術館に巡回 2017年 1月24日(火)~ 3月26日(日)
日本の近代洋画界を代表する画家、
梅原龍三郎(1888年3月9日 - 1986年1月16日)
彼は1908年、二十歳の時に渡仏し、翌年、ルノワールに出会います。
ピエール=オーギュスト・ルノワール
(Pierre-Auguste Renoir 1841年2月25日 - 1919年12月3日)
フランスの印象派絵画の巨匠。
日本でもその人気は高く、今年も国立新美術館で大規模な回顧展が開催されました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-8a85.html
梅原と会った時のルノワールは67歳。
既に大御所で晩年にさしかかっており、リューマチ性の疾患に苦しんでいたのですが、
旺盛な制作意欲は衰えていませんでした。
本展はルノワールと梅原の師弟関係を軸に、その画業を追った展覧会です。
ルノワールの他にもルオーやピカソなど、
梅原が出会い収集した西洋美術コレクションも紹介されています。
梅原の優れた蒐集家としての面に接する機会でもあります。
Old Fashioned Club 月野景史
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