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2016年10月

2016年10月28日 (金)

【科捜研の女】研究員・吉崎泰乃(奥田恵梨華)/ “もう一人の科捜研の女”ポジション

吉崎泰乃
第10シリーズ第1話(2010年7月)~第13シリーズ第3話(2013年10月)まで、
榊マリコの同僚、京都府警科学捜査研究所データ解析担当の研究員としてレギュラーを務めました。

※吉崎奏乃初登場回である第10シリーズ初回スペシャルは2017年1月10日14時4分よりテレビ朝日で再放送されます。
http://www.tv-asahi.co.jp/pr/contents/20170110_27146.html

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奥田恵梨華さん(前列右から2人目) 『科捜研の女』卒業時の写真


“もう一人の科捜研の女” の系譜
『科捜研の女』の主人公は、沢口靖子さん演じる京都府警科学捜査研究所の研究員・榊マリコ。
ただ、科捜研にはマリコ以外にも1名、女性研究員がいます(例外的に不在のシリーズもあり)。
この“もう一人の科捜研の女”役は奥田さん以前、加藤貴子さん演じる土門美貴が務めてきました。

美貴は第5シリーズで初登場しますが、この時は刑事部所属の制服警官役でした。
第6シリーズで制服警官のまま、科捜研の事務担当に異動し、とりあえず“科捜研メンバー”となります。
産休の設定で一時降板した小向光子(深浦加奈子)の代理としてでした。
そして第7シリーズより、正式に研究員として着任し、第9シリーズまで務めました。

この土門美貴も第10シリーズの第1話をもって降板。
後任として奥田さん演じる吉崎奏乃が登場するのです。


民間からの派遣
奏乃は元々民間の研究所の所属で、官民交流の一環で科捜研に研修派遣されてきた設定。
その後、本人の意向で、正式に科捜研の一員になります。(第10と11シリーズの間に放送されたスペシャルにて)

奥田さんは端正な美人タイプの女優ですが、
初登場時の奏乃はかなりの天然ボケキャラで、ちょっと子どもっぽいキャラでした。
初出勤時はいきなり殺人現場に出動するマリコ達に付いてきてしまい、遺体を見て気分を悪くするありがちな展開。
マリコとの呼び方をめぐってのやりとりで大ボケをかましてくれます。

ただ、この面はまもなく薄れ、その整った美貌に似合った、真面目でクールなイメージが強くなります。
特に、新たなボケ担当として、後輩となる相馬涼(長田成哉)が加入してからは、むしろツッコミ担当になりました。

『科捜研の女』は新レギュラーがかなり極端なキャラで、加入後まもなく落ち着く傾向があります。
時間が経てば職場にも慣れ、また成長もするのは当然ですが、奏乃の場合は変わり方も極端だったかも知れません。

そして、第13シリーズ第3話で、京都府警内のサイバー犯罪対策課への異動で退場となりました。
後任には涌田亜美(山本ひかる)が登場します。
奏乃は科捜研と同じ京都府警内で、共に科学捜査を担う部署の所属になったのですから、
再登場があってもよさそうなものですが、現在のところ、実現していません。


降板と前後して結婚・出産
プライベートでの奥田さんは『科捜研』卒業(2013年10月)直前の同年7月に入籍、
翌2014年6月に出産したことを、いずれも自身のブログで報告しています。
タイミング的に、妊娠したから降板したのか、降板決定後に妊娠したのかは微妙ですね。
その後、2014年暮れには女優復帰しています。
ただ、それ以降のドラマへの出演はあまり多くありません。


『相棒』に鑑識課員役で出演
実は奥田さんは、テレビ朝日・東映のもうひとつの長寿警察ドラマ『相棒』シリーズにも、
科捜研と同様に科学捜査を担う、警視庁鑑識課員・早乙女美穂役で2回出演しています。
『相棒』の人気キャラだった鑑識課員・米沢守(六角精児)と同じ班の後輩ポジションです。

それも間を長く開けての2回で、最初は『科捜研』にレギュラー入りする以前、
『相棒』のスビンオフ映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』(2008年)に初登場。
そして、7年後の2015年1月14日、『相棒season13』第11話「米沢守、最後の挨拶」に再登場しました。

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「米沢守、最後の挨拶」より
これは出産後、仕事を再開した当初の出演だと思います。

私は、シーズン14限りで『相棒』を降板した六角さんの後任としてレギュラー入りもあるかと当ブログでも記しましたが、
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-4acc.html
どうやら実現には至らなかったようです。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年10月25日 (火)

【相棒】宮部たまき役・高樹沙耶容疑者逮捕 /『相棒』降板の経緯と今年の選挙出馬、テレビ出演の謎

元女優の高樹沙耶容疑者(53歳)が大麻取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕されました。
押収された大麻は自分のものでないと、容疑を否認しているそうです。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102500398&g=soc

高樹容疑者はテレビ朝日の人気ドラマ『相棒』シリーズにスタートの2000年から、2011年のシーズン10の第1話まで、
『相棒』主人公杉下右京(水谷豊)の元妻で、小料理屋「花の里」の女将・宮部たまき役でレギュラー出演していました。

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宮部たまき役の高樹沙耶容疑者

『相棒』は全国のテレビ朝日系の局で毎日のように再放送されていますが、しばらくはたまきの登場回は放送されないでしょう。
新シーズンも始まったばかりなのに、残念な話です。

※参考:高樹容疑者レギュラー出演中の宮部たまきが登場しない回
S1 - 第7~9話
S2 - 第17話
S3 - 第8,11,12,15話
S5 - 第17,18話
S6 - 第9,15話
S7 - 第4,8,11,12,15,17話
S8 - 第2~7,9,11,12,15~18話
S9 - 話2,4,8,9,11~16話
S10 - 第1話で降板したので、 第2~19話は登場せず


高樹容疑者は2011年に『相棒』降板後、石垣島に移住し、芸能界から離れていましたが、
2012年以降、自分のプログで大麻肯定論者であることを公言してきました。
ですので、『相棒』ファンからすると、今回の事態はまったくの想定外ではありません。
実は、こういうこともあるかもと、心配する向きもありました。

ただ、事実上の引退後、SNSくらいしか表立った活動のなかった容疑者ですが、
今年になって、二つの大きな動きを見せました。
なぜ今になって、あえて目立つ行動を・・・? と疑問に感じていたのですが、
それでこの逮捕報道となってしまいました。
その2件の行動について、以下に概要を記します。


2016年参院選出場
ひとつは、今年夏の参議院選挙東京選挙区に新党改革から出馬をしたこと。
このブログでも取り上げました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-55f7.html

この時は医療用大麻の解禁を訴えました。主張はほぼこれだけだった思います。
元々、高樹容疑者はエコロジスト的な活動もをしており、また石垣島移住の直接の理由として挙げられていたのは、
東日本震災における放射能からの避難なので、環境問題や反原発など、他にもテーマはあったろうに、
大麻一本槍では勝負になる筈もなく、落選しました。


テレビドキュメンタリで石垣島での生活を紹介
もうひとつはこの選挙後の10月7日、つい最近の話ですが、高樹容疑者をドキュメンタリ的に取り上げた
TBSの『爆報!THEフライデー』(MC 爆笑問題)に出演したことです。



この番組も不思議でした。
高樹容疑者の石垣島での男性4人との奇妙な同居生活が紹介されていましたが、
まず、参院選立候補→落選後の放送なのに、選挙について一切ふれられていませんでした。
もしかしたら選挙前に撮影され、立候補の為にお蔵入りしていたのも知れませんが、
これはわかりません。

更に、番組では高樹容疑者が大麻啓蒙活動を始めた為に芸能界から干されたように描かれており、
本人もそのような主張をしていましたが、これも順番が違うと思います。

高樹容疑者は2000年から『相棒』に出演するのですが、この頃から女優としては寡作となります。
『相棒』以外のドラマ出演はほんんどなくなり、和装女将のイメージとはうらはらにダイビングに熱中し
アウトドア派のイメージが強くなりました。

更に2007年には千葉の南房総に移住、エコロジスト的な発言が多くなり、
(後にナチュラリストを自称するようになります。)
2008年には親しまれた高樹沙耶の芸名を返上、本名の益戸育江を名乗りました。

それでも『相棒』への出演は続けていたのですが、
2011年3月の東日本大震災の際に、関東を避けて石垣島移住。
『相棒』降板を申し入れ、花の里を閉めて旅行に出るという設定で退場しました。
宮部たまきは『相棒』の大事なキャラクターであり、制作サイドも遺留したが、
翻意させられなかったといわれています。
翌2012年には事務所も退社し、女優・タレントとしては引退状態となりました。

大麻肯定論者であることを公言したのは、『相棒』降板後のことでした。
だから、大麻肯定を言い出したから干されたというのは、少なくとも表面に現れた事象から見れば、順番が逆です。

なぜ今年になって、わさわざ目立つような行動に出たのか、不思議に感じます。
芸名についても、この選挙出馬に当たって、2008年以来名乗っていた本名の益戸育江から
よく知られた高樹沙耶に戻しました。

前述の番組の中では、法律があるのだから大麻使用はしていないと断言していましたが、
信条である大麻啓蒙の為に、表舞台に立とうとしたのでしょうか?


女優・高樹沙耶と『相棒』
高樹容疑者は1983年に映画『沙耶のいる透視図』のヒロインとしてデビュー。

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鮮烈なデビュー作『沙耶のいる透視図』

1980年代~90年代を通して人気女優として活躍しました。
1991年には日本テレビの刑事ドラマ『刑事貴族』で水谷豊さんと共演しています。
『相棒』がスタートとした2000年頃から、他での女優業は控え目になり、ユニークな私生活で話題を提供するようになりました。

『相棒』で宮部たまきが女将を務めた「花の里」は、元夫である右京の行きつけの店であり、
右京と歴代相棒、その関係者達にとってのサロンとして、このドラマに欠かせぬ存在でした。
劇中での花の里は月本幸子(鈴木杏樹)が二代目女将として引き継ぐ形で再開店しています。

今回の逮捕については、本人は容疑を否認しているようなので、まだ何もいえませんし、
根本的の大麻の害についても、色々見解があります。
事件については、後は捜査の進捗を見守る事にします。

Old Fashioned Club  月野景史

以下、時事ドットコムより引用
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102500398&g=soc
☆☆☆
高樹沙耶容疑者を逮捕=元女優、大麻所持容疑
関東信越厚生局麻薬取締部などは25日、元女優の高樹沙耶(本名・益戸育江)容疑者(53)=沖縄県石垣市=を大麻取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕した。「私の物ではない」と容疑を否認しているという。

高樹容疑者は7月の参院選に東京選挙区から新党改革の公認候補として出馬、落選した。選挙では「医療用大麻の使用実現」などを訴えていた。
逮捕容疑では、高樹容疑者は同居する男2人=いずれも同容疑で逮捕=と共謀し、25日午前10時半ごろ、石垣市の自宅で乾燥大麻を所持した疑い。
麻薬取締部によると、自宅の数カ所から乾燥大麻数十グラムと巻紙、パイプなどを押収した。今後、入手ルートなどを調べる。(2016/10/25-12:54)
★★★

2016年10月24日 (月)

【声優】肝付兼太さん死去/ジャイアンからスネ夫へ 藤子アニメに欠かせぬ声の名優

訃報 声優の肝付兼太さんが10月20日に亡くなりました。80歳。

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肝付 兼太
(きもつき かねた、1935年11月15日 - 2016年10月20日)

声優、俳優、演出家として長く、幅広く活躍した方ですが、
やはりアニメ『ドラえもん』のスネ夫の声が有名ですし、
実はそれ以前から、藤子不二雄作品との結び付きが強い声優さんでした。

ニュースで「初代スネ夫役」などと書かれていますが、
より正確にいえば、『ドラえもん』アニメにおける「初代ジャイアン役」と言った方が正しいです。
1979年にスタートし、現在に続くテレビ朝日版の『ドラえもん』の6年前、
1973年に日本テレビで放送された『ドラえもん』最初のアニメ化作品ではジャイアンを演じていたのです。


藤子不二雄作品と肝付兼太さん
脇役として、アニメ声優の仕事が増えつつあった1965年、
肝付さんは藤子アニメの第1作であるTBS版『オバケのQ太郎』にゴジラ役で出演します。
ゴジラといっても、別に怪獣ではありません。
『オバQ』における“ゴジラ”は、ガキ大将の少年のニックネームです。
つまり『ドラえもん』におけるジャイアンとほぼ、いやまったく同じと言っていいポジションでした。

アニメ『オバQ』は空前の大ヒット。
肝付さんはその後番組として制作された『パーマン』(1967年)にも
やはりガキ大将のカバ夫役で出演します。

そして1971年、局を日本テレビに移して放送された『新・オバケのQ太郎』でも、
肝付さんは再びゴジラを演じました。
局も制作会社も変わったせいか、TBS版とは声の出演者もほとんど変わった中での再登板ですので、
肝付さんのガキ大将役がいかにはまっていたのかがわかります。


最初はジャイアン役!
そして、前述のように1973年の日テレ版『ドラえもん』でジャイアンを演じたのでした。
それまで藤子アニメのガキ大将キャラを演じ続けてきたので、無難すぎるくらいのキャスティングでした。
この時のスネ夫役は八代駿さん。『いなかっぺ大将』の西一(にし はじめ)などが知られます。

一方で、この日テレ版『ドラえもん』と同時期にNET(現テレビ朝日)で放送された藤子アニメ
ジャングル黒べえ』で肝付さんは主人公の黒ぺえを演じました。
これが初の主役・主演のようです。


ジャイアンからスネ夫へ
ここから6年ほどおいて、1979年4月よりテレビ朝日版『ドラえもん』がスタートします。
ジャイアン役は『ど根性ガエル』で番長のゴリライモを演じた、たてかべ和也さんに譲り、
肝付さんはスネ夫役に就任したのでした。
(“相棒”ともいえるたてかべさんは昨年亡くなりました。)

以来、2005年3月まで26年間、ドラえもんの大山のぶ代さん、
のび太の小原乃梨子さん、しずかの野村道子さん、そしてたてかべさんと共に、
『ドラえもん』国民的人気アニメに育て上げ、5人一緒に勇退したのです。

スネ夫の後すぐ、1980年スタートの同じテレ朝版『怪物くん』で肝付さんはドラキュラを演じます。
この役もイメージはスネ夫に近いですね。
肝付さんの声にはスネ夫やドラキュラのような、悪く言えば“小悪党”的なイメージが強く、
ガキ大将がイメージし難い人も多いかも知れません。

さて、駆け足で肝付さんの藤子アニメのおける足跡を見てきました。
もはや大河作品ともいえる『ドラえもん』において、ジャイアンとスネ夫は単純に、
悪役=ヒールと分類できるようなキャラクターではありません。

しかし、基本構成としては、のび太をいじめる悪役ポジションではあります.
ただ、その悪役の中でも、ガキ大将のジャイアンと、腰巾着で金持ちの息子のスネ夫では、キャラは好対照です。

この組み合わせは『ドラえもん』に限らず、藤子アニメの定番でした。
例えば、『オバケのQ太郎』=ゴジラとキザ男
『パーマン』=カバ夫と三重晴三
『キテレツ大百科』=ブタゴリラとトンガリ(アニメオリジナルの要素も強いですが)

肝付さんは40年にわたる藤子アニメの歴史の中で、
この重要な二つのタイプをキャラクターを演じてきたことになります。
藤子アニメを語る上で、欠かす事のできない重要な役者さんでした。

謹んで哀悼の意を表し、追悼の文を記させていただきました。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、オリコンスタイルより引用
http://www.oricon.co.jp/news/2080424/full/
☆☆☆
声優・肝付兼太さん死去 『ドラえもん』公式が追悼「多くの子どもたちに夢と希望届けた」

『ドラえもん』の先代・スネ夫役などで知られる声優の肝付兼太(本名・肝付兼正【きもつきかねまさ】)さんが20日、肺炎のため80歳で亡くなった。きょう24日、テレビ朝日の『ドラえもん』公式サイトは肝付さんの死を悼み「多くの子どもたちに夢と希望を届けて下さった」とコメントを掲載した。

▼肝付兼太さん追悼コメント
「1979年から2005年まで26年もの長い間、“骨川スネ夫”の声優を務めていただいた、肝付兼太さんがお亡くなりになりました。多くの子どもたちに夢と希望を届けて下さった肝付兼太さんのご冥福を心からお祈りいたします。」

肝付さんは1935年11月15日生まれ。鹿児島出身。1979年から2005年まで『ドラえもん』でスネ夫役を務めたほか、『怪物くん』のドラキュラ役や『それいけ!アンパンマン』ホラーマン役、子供向け番組『にこにこぷん』のじゃじゃまる役などで人気を博した。
★★★ 

2016年10月19日 (水)

アクセス240万件

本日、2016年10月19日で本ブログの通算アクセスが240万件を超えました。

先週、『相棒season15』がスタートするにあたり、『相棒』関係の旧記事へのアクセスが急伸しました。
このブログはwikipedia的な記事も多いので、新しい話題に合わせて、過去記事へのアクセスが伸びることがあります。
更新はやや滞り気味ですが、旧記事のメンテナンスは割とマメにやっています。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年10月17日 (月)

【科捜研の女16】10月20日スタート/初の2期連続2クール放送で迎える正念場

テレビ朝日の誇る長寿警察ドラマ、木曜ミステリー『科捜研の女』第16シリーズが、
『相棒season15』から1週遅れで10月20日(木)20時よりスタートします。

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「人気ミステリーの第16シーズンが、ついに始動!
さまざまな分野のエキスパートが、マリコと対決!!
前代未聞!? マリコの衝撃シーンも登場!
常に進化を遂げてきた人気長寿ミステリーが、新たな高み=第16シーズンへ! 」

(公式サイトより)http://www.tv-asahi.co.jp/kasouken16/intro/

「第16シーズン」・・・、コアな『科捜研』ファンなら気づくでしょうが、
このドラマは『相棒』と違って、今まで「第○シーズン」という言い方をしてきませんでした。
この変化に何の意味が?


それはともかく、『科捜研』は長く1シリーズ1クール(3ヶ月)の放送が基本でしたが、
第11シリーズ以降は2クールと1クールを交互に放送してきました。
しかし、今回は初めて、2期連続の2クール放送となります。

それだけこのドラマが期待されてといるという事でしょうが、逆にいえば、
他の木曜ミステリーの東映京都制作のドラマの視聴率が軒並み6~7%という事態が続いており、
『科捜研』に頼らざるを得ないという状況でもあるのです。

その『科捜研』も第15シリーズでは9期連続で保ってきた12%台を割り、11.0%という数字でした。
「長寿ドラマ」、「安定した人気」と、楽観できる数字ではありません。

『相棒』についてのブログでも同じ言葉を使いましたが、『科捜研』も“正念場”を迎えています。
今期は初回も時間延長はなく、新キャストも告知されておらず、
新(再登場含む)レギュラーが複数公表されていた『相棒』と比べても、かなり地味なスタートです。

公式サイトのイントロダクションには結構大仰なことも書いてはあるのですが、
現時点では具体性に乏しいですし。

もちろん、安定感こそのドラマだとは思いますので、
悪戯にサプライズを求めるようなやり方は似合いませんが、
特に2クール放送となれば、多少は山や谷も必要でしょう。

キャストも、5人の現科捜研メンバーには愛着もあるのですが、
そもそも、あまりバランスが良いともいえず(例えば年齢の)、
また、やや硬直感もあります。
ちょっと活性化に繋がる仕掛けをしても良いころかとも感じています。

Old Fashioned Club  月野景史

以下、公式サイトのイントロダクションを引用
http://www.tv-asahi.co.jp/kasouken16/intro/
☆☆☆
科捜研の女”VS“各界のスペシャリスト”!!
現行連ドラ最長の歴史を誇る
人気ミステリーの第16シリーズが
この秋、スタート!

人気ミステリーの第16シーズンが、ついに始動!
さまざまな分野のエキスパートが、マリコと対決!!
前代未聞!? マリコの衝撃シーンも登場!

常に進化を遂げてきた人気長寿ミステリーが、新たな高み=第16シーズンへ!

京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く、『科捜研の女』。

“最新の科学捜査テクニック”と“豊饒な人間ドラマ”が絡みあうハイクオリティーなミステリーとして、1999年のスタート時から根強い人気を誇っており、現行のテレビドラマでは最も長く続いている長寿シリーズです! 長寿ドラマでありながら常に進化し続けてきた作品としての姿勢こそが、17年もの長きに渡って高い支持を集めてきた最大の理由ではないでしょうか…!

第16シーズンとなる今作でも、新たなチャレンジを取り入れながら、人々の心の琴線に触れる珠玉のエピソードをラインナップ! 2クール編成で極上のミステリーをたっぷりお届けしていきます!

マリコVS曲者スペシャリストたち――多彩な出会いと発見がマリコを強くする!

今シーズンを盛り上げるのは、ゲストとして登場する、さまざまな分野の“大物スペシャリスト”たち! 強烈な個性と能力を持った曲者スペシャリストたちがマリコの前に次々と現れ、ある時は正面衝突、ある時は最強のタッグを組み、難事件に挑みます。
“顔を見ればウソがわかる、微表情研究のクセモノ学者”や、“研ぎ澄まされた五感でどんな爆弾も解体する爆弾処理のエキスパート”など、バラエティーに富んだスペシャリストたちが、マリコと対峙! 彼らとの出会いを経て、マリコもさらなる成長を遂げていきます!

こんなマリコ、見たことない…!? マリコがこれまでにない衝撃シーンに挑む!!

17年間に渡って、ヒロイン・榊マリコと共に歩んできた、沢口靖子。今シーズンでは、もうひとつのみどころとして、これまでにない“マリコの衝撃的なシーン”が多々、登場します!

“マリコが逮捕された!? 土門刑事に取調べを受けるマリコ!!”―――など、視聴者をドキッとさせる驚愕シーンが、今シーズンにさらなる刺激をもたらします。時に過酷!? 時に過激!?なシチュエーションに身を投じることとなる、“今まで見たことのないマリコの姿”にご注目ください!

最強のスタッフがそろい踏み! 最新の科学捜査をわかりやすく“魅せる”!

第16シーズンでも戸田山雅司、櫻井武晴という日本トップクラスの脚本家2人が“ダブルメイン”で執筆に当たるほか、実力派の女性脚本家たちも参加! こんなにも充実したシナリオライターが揃うのは、長い年月を重ねてきた『科捜研の女』ならではの実績にほかなりません! 最先端の科学技術やアクション、銃撃戦などのハードなテーマと、京都の伝統、芸術、文化という叙情的で美しい題材をバランスよく織り交ぜ、彩り豊かなラインナップでシリーズを展開していきます!

そして今シリーズでも、科学捜査を熟知した監督陣がメガホンを取り、最先端かつ一流の科学アイテムを登場させながらも、難解になりがちな科学ネタをわかりやすく面白く、描き出していきます!
★★★

2016年10月15日 (土)

【科捜研の女】木島刑事卒業の第15シリーズ初回SPを10月16日にテレ朝が再放送

長寿ドラマ『科捜研の女』は第16シリーズの放送開始を10月20日(木)に控え、
テレビ朝日では約1年前の昨年10月15日に放映された第15シリーズ初回スペシャルを、
明日10月16日(日)13:55より再放送します。
http://www.tv-asahi.co.jp/pr/contents/20161016_04139.html

この回は、放送前は新キャラクター落合佐妃子(池上季実子)が注目されていましたが、
実際には思わぬサプライズがありました。
京都府警刑事部捜査一課・木島修平刑事(崎本大海)の退場・降板回となったのです。

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木島修平(崎本大海)
この退場については事前告知がなく、意外な展開でした。

爽やかな好青年刑事の卒業回。
この回について当時書いたプログには、今でも多くのアクセスがあります。
よろしければご覧ください。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/15-sp-dd27.html


Old Fashioned Club  月野景史

2016年10月13日 (木)

【ドラマ】渡瀬恒彦主演『おみやさんスペシャル2』 10月15日 土曜ワイド劇場で放送

明後日10月15日(土)21時より、テレビ朝日の土曜ワイド劇場で『おみやさんスペシャル2』が放送されます。
http://www.tv-asahi.co.jp/omiyasan2016/

『おみやさん』はテレビ朝日・東映(京都)制作の渡瀬恒彦さん主演の人気警察ドラマシリーズ。
こちらでこのドラマの入門編を書いています。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-9d6e.html

『おみやさん』は木曜20時の『木曜ミステリー』枠で2002年から2012年まで全9シリーズを放送。
その後は連続ドラマとしては休止状態ですが、2014年1月に単発スペシャルが放送された後、
今年の2月におみやさんの所属部署を変え、貫地谷しほりさんを新相棒に迎えて、
脇役キャストも大幅に入れ替えたスペシャルが放送されました。
事実上の“新シリーズ”スタートといっていいかと思います。
今回はその新設定での第2弾ということになります。

しかし、渡瀬恒彦さんはこの2月のスペシャルの撮影段階で胆嚢ガンと闘病中であった事が、後に公表されました。

その後の渡瀬さんは4月~6月まで、これも主演シリーズの『警視庁捜査一課9係』に出演。
そして、『9係』クランクアップ後に撮影されたのが、明日放送の『おみやさんスペシャル2』ということになるようです。

しかし、この撮影中に体調を崩し、その後に撮影予定だった、これも長寿ドラマである
『十津川警部シリーズ』を降板したらしい事が報道されました。
この件についてはこちら↓
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/9-1097.html

その後の渡瀬さんの様子について、たしかな報道はおそらくされておらず、心配されています。
ともかく、明後日は『おみやさん』として、元気な姿を観たいものです。




Old Fashioned Club  月野景史

2016年10月 7日 (金)

【相棒15】注目の新レギュラーを加え、10月12日正念場となる初回放送/大杉蓮も出演

『相棒season15』初回2時間スペシャル「守護神」は10月12日(水)20時よりテレビ朝日系で放送されます。
http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/contents/story/0001/


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『相棒』は2000年に2時間ドラマとしてスタート。
2002年の連続ドラマ化より、今シーズンが記念すべき第15作目となります。

今期は杉下右京(水谷豊)の4代目相棒として冠城亘(反町隆史)が登場して2シーズン目。
そして既報のように、今シーズン放送中の2017年2月には『劇場版-IV』の公開が控えています。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/---20172112-ad0.html

節目となる今シーズンは、シリーズにとっても正念場と言っていいでしょう。
冠城の初登場だったシーズン14の平均視聴率は15.3%でした
今どき立派な数字ではありますが、このドラマとしては過去10シーズンで最低です。
16%を割るのも、2007年スタートのシーズン6以来でした。

私はシーズン10以後の『相棒』はやや迷走気味だと感じています。
制作側がサプライズを追求するあまり、視聴者の求めるものとの齟齬が生じているのではないかと。
それが一気に噴出したのが、シーズン13最終話の「ダークナイト」ではないでしょうか。
14の視聴率低迷はその影響があることは否定できないと思っています。

そして、今期は最重要脇役レギュラーキャラとしてシリーズを支えてきた
鑑識課員・米沢守(六角精児退場後初めてのシーズンでもあります。
主役である特命係の相棒コンビを支える絶対的な支援者であった米沢のいない『相棒』、想像し難いです。
そんな危機感の表れかどうかわかりませんが、今回はいくつかの仕掛け、そして新レギュラーの登場が告知されています。


冠城が広報課へ配属
公表されている内容の中で一番のサプライズは、法務省を退職し、警察官となった冠城が、
特命係ではなく広報課に配属されることでしょう。
それで、右京と“相棒”と呼べる関係を構築できるのか?

実は、初期の初代相棒・亀山薫(寺脇康文)の時代にも、
スタート時に特命係が廃止されていて、右京も亀山も別の部門に勤務していたり、
別のシーズンでは初回で亀山だけが所轄署に異動になったりということはありました。
その時は、まもなく特命係に戻ってきて特命コンビ復活となったのですが、今回はどうなるのでしょうか?


謎の女・社美彌子が再登場
冠城の新配属先の上司である警視庁総務部広報課長として再登場するのが社美彌子(仲間由紀恵)
シーズン13初回で初登場し、セミレギュラーとして3つのエピソードに登場しながら、14ではまったく出番なしでした。
冠城の上司としてという流れも意外でしたが、そもそも美彌子は初登場の時点で
警察庁キャリア官僚でありながら、「ロシアのスパイの愛人か?」というとんでもない疑惑を抱える謎多きキャラでする
その後のシーズン13の登場でも、この件はまったく明らかになりませんでした。

さて、今回はどう絡むのか。
そして、彼女の闇は明らかになるのでしょうか。

15_3
左から美彌子、右京、冠城
美彌子は14に登場しなかったので、冠城とは今期が初顔合わせ

まさか当面、冠城と美彌子が相棒関係・・・とか無茶な推測をしたのですが、捜査ができないから、それはないか。
反町隆史と仲間由紀恵。考えてみれば2000年代を代表する主演俳優と女優の豪華な組み合わせです。


意外な新レギュラー
その美彌子以上にファンを驚かせたのが、
サイバーセキュリティー対策本部・特別捜査官として登場する青木年男(浅利陽介)
シーズン14で、警察嫌いの公務員としてゲスト登場したキャラです。
まさかの警察官としての、レギュラー入りとなりました。

ネットでは米沢に代わり、特命係に協力する役回りではないかとの推測も見られます。
予告でも、そのようにも思える記述はあります。
ただ、この役職だと、殺人現場への臨場はなさそうなので、そのまま米沢の後任ということはないでしょうけど。


大杉漣が『相棒』入り!
その青木が所属するサイバーセキュリティー対策本部発足に携わった人物として登場するのが
警視庁副総監の衣笠藤治(大杉漣)
Kinugasa


大杉さんは『相棒』初期のシーズン2(2003年)に犯人役で出演したことがあります。
もう13年も前ですね。もちろん、今回演じるのは別人物です。

大杉漣さん(65歳)といえば個性派、そして実力派の脇役俳優としては超大物クラス。
また超売れっ子でもあり、幾多の警察・サスペンスドラマでもレギュラー、あるいは客演として、
もちろん映画でも、様々なタイプの役を演じてきました。
その大杉さんが警視庁幹部としてレギュラー出演とは、本来、一番の大ニュースではないかと思います。

ただ、美彌子や青木の再登場に絡む事情がかなり不透明なので、
そちらがどう展開するかに気を取られ、あまり注目されていないような状況です。
ちょっともったいなく感じます。

大杉さんのことはまた改めて書こうと思います。
ともかく、10月12日の第1話スペシャルに注目です。




Old Fashioned Club  月野景史

2016年10月 4日 (火)

【推奨ワイン】 ゴールドウォーター! /黄金の水を名乗る、ニュージーランドの白

【推奨ワイン】
出逢ったワインの中から、リーズナブルで飲み易く、料理にも合わせ易い。普段飲み慣れない人も美味しいと感じるであろう、
バランスの良いワイン。「贈答品」には安いけど、“軽い手土産”くらいには適したワインを紹介しています


名前はB級の匂いがするが、なかなかコスパの良いニュージーランドの白ワイン。


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ゴールドウォーター マールボロ  シャルドネ 2014

高田馬場の隠れ家、武田Barにて。

ネット価格は2,000円台前半くらい。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年10月 1日 (土)

【街】「日航(ニッコー)」の名を交換?/臨海副都心お台場二大ホテルの数奇なる歴史

小池百合子新東京都知事の就任以降、築地市場の豊洲への移転見直しが注目を集めていますが、
そういえば、過去に似たようなことがありました。

1995年に青島幸男都知事が誕生した際の、臨海副都心地区で開催が予定されていた都市博覧会の中止騒動です。
この時は青島氏が都市博中止を公約にしていたので、強行した面が強いですが、
結果として、東京臨海副都心地区、いわゆる「お台場」地区の開発全般にも大きな影響を及ぼしました。

その新都市・お台場を象徴するようにオープンした、ゆりかもめを挟んで建つふたつの高級ホテルがあります。


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「ヒルトン東京お台場」(右)、と「グランドニッコー東京 台場」(左)


うーん、こんな名前のホテルだったかな?
そんな風に思う人も多いでしょう。

「日航のホテルはあったと思ったけど・・・こんな名前だった?」
「お台場にヒルトンあったっけ? もっと違う名のホテルだったような・・・」とか。


実は1996年3月のオープン当初、右側のヒルトンは「ホテル日航 東京」という名称でした。
そう、こちらの方が「日航」の名の付くホテルだったのです。
昨年、2015年10月に「ヒルトン東京お台場」となりました。

さて、左のホテルは1998年6月オープン。
前述の都市博中止の影響で、開業が遅れました。

当時の名称は「ホテルグランパシフィック・メリディアン」
その後、2008年6月1日に「ホテル グランパシフィック LE DAIBA」に改称、
そして今年2016年7月、「グランドニッコー東京 台場」としてリブランドしたばかりなのです。

つまり、両方ともこの1年ほどの間に、経営母体の変更に寄り、相次いで名称が変わったのです。
このような変更は今の時代に珍しいことではないですが、二つ並んだホテルが相次いで、
それも「日航(ニッコー)」の名を交換するとは、なんとも稀有で、ややこしい話です。

タクシーの運転手さんに訊くと、間違えるお客さんもいるとのこと。
当然ですね。

Old Fashioned Club  月野景史

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