【ドラマ】渡瀬恒彦が闘病のため十津川警部を降板 後任は内藤剛志/『警視庁捜査一課9係』は?
渡瀬恒彦さんは2017年3月14日に亡くなりました。謹んで哀悼の意を表します。
渡瀬恒彦さんが闘病のため、1992年から23年間54作で演じてきたTBSの2時間ドラマ
『西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ』の十津川警部役を降板するそうです。
正式な発表はないようですが、ネットのNEWSポストセブンが伝えています。
http://www.news-postseven.com/archives/20160825_442064.html
現在、次回作「伊豆・下田殺人ルート」(仮題)の撮影中で、『新・十津川警部』として内藤剛志さん(61才)が主演するとの事。
渡瀬さんの病気については既に伝えられていたので、
やはり・・・と言わざるをえませんが、大変残念です。
追記:2017年1月19日、渡瀬さんが新作ドラマ撮影中との近況が伝えられました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/9-e307.html
渡瀬さんはテレビ朝日の連続ドラマ『警視庁捜査一課9係シーズン11』(テレビ朝日系)に出演中だった今年の5月、
胆嚢がんを患っていることが伝えられました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/9-11615-39d7.html
『9係』の終了後、どうしているかと思っていたのですが、
つい先日、 8月17日に、これも当たり役である『おみやさんSP2』が10月に放送されることが発表されました。
なんだ、元気に撮影しているか! と 一安心したばかりだったのですが、
この撮影中から体調を崩し、次に撮影予定だった十津川警部を降板したとのことです。
まさに、一喜一憂です。
今までの経緯
簡単に今までの経緯を振り返ります。
上述のように渡瀬さんの病気について一般に伝えられたのは今年の5月ですが、
闘病そのものは昨年半ばまで遡るようです。
渡瀬さんは昨年、『警視庁捜査一課9係シーズン10』(2015年4~6月)終了後に体調不良を訴え、
検査の結果、胆嚢がんと診断され、5ヶ月ぼど休養し、抗がん剤の投与と放射線治療を受けたと報じられました。
その後、12月に現場復帰し、『おみやさんスペシャル』(今年2月放送)の撮影に臨んだようです。
『おみやさん』も木曜ミステリー枠で2002年から全9シリーズ演じてきた人気作ですが、
このスペシャルでは渡瀬さん以外の主要キャストをほぼ一新しました。
もしかしたら、今年7月からのシリーズ再開を想定した企画だったのかとも推測しています。
さすがに病気のことがあったので、撮影段階では無理とはなっていたでしょうが。
ともかく、この『おみやさん』の撮影後、4月から6月まで放送された、
『警視庁捜査一課9係 シーズン11』に取り掛かったのでした。
病状は深刻か?
ここまでの経緯が明らかになったのは今年の5月でしたが、
これは深刻ではないかと思いました。
胆嚢がんは早期発見が難しい病気とされます。
早く発見できれば、手術により根治は可能なようですが、進んでしまうと手術が難しいというのです。
昨年、5ヶ月の静養期間がありながら、手術をしなかったと伝えられていたので、心配していました。
今、十津川警部を降板でなくても・・・。
しかし、十津川役を降りる決定をしてしまうとは、驚きました。
たしかに、かつてないほど間隔が開いてしまうかも知れませんが、
そもそも不定期放送なのですから、何も今決めなくても、もう少し待ってもとは思いました。
しかし決定したなら仕方ない事で、『科捜研の女』ファンである私としては、もちろん内藤剛志さんの十津川警部に期待はしますが。
追記:内藤剛志さんが十津川警部、石丸謙二郎さんが亀井を演じる『新・十津川警部シリーズ』は、
1月23日の「月曜名作劇場」で第1作が放送されます。
『警視庁捜査一課9係』はどうなる?
そして、ファンとしてはやはり『9係』が気になります。
『科捜研の女』(1999年~)、『相棒』(200年~)に次ぐ、テレビ朝日・東映が誇る長寿警察ドラマ。
2006年のスタート以来11年、9係のメンバー6人が1人も欠けていない稀有な作品です。
しかも、ドラマは全般に不振で、『相棒』や『科捜研』も最新シリーズは前作より視聴率を落としている中、
『9係』は数字を伸ばしました。
次作についてはローテ―ション通りだとしても、来年4月スタートと、まだ先の話なので、
今、あれこれ書くのは、とりあえずやめておきます。
しかし、渡瀬さんといえばもう1本、2時間サスペンスで1992年から続く『タクシードライバーの推理日誌』(テレビ朝日)もあります。
どれだけ人気シリーズを持っているのか!
渡瀬さんより上でも伊東四朗さん、小林稔侍さん、橋爪功さんなど主演シリーズを持つ俳優もいますが、
連続ドラマの主役を続けているのは渡瀬さんが最高齢でしょう。
まさに国民的俳優。
今は回復を祈るのみです。
Old Fashioned Club 月野景史
以下、NEWSポストセブンより引用
http://www.news-postseven.com/archives/20160825_442064.html
☆☆☆
がん治療の渡瀬恒彦、苦渋の十津川警部降板 後任は内藤剛志
2016.08.25 16:00
伊豆半島の南部東側、白い砂浜と背後に迫る山に囲まれた下田の街。そこで、人気の2時間ドラマ『西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ』(TBS系)の最新作「伊豆・下田殺人ルート」(仮題)の撮影が進んでいる。
「十津川警部」といえば、渡瀬恒彦(72才)だ。1992年からおよそ四半世紀にわたって、これまで計54作品で演じ続けてきた。部下の「亀井警部補」役の伊東四朗(79才)との名コンビで、次回作もお茶の間に登場し、トラベルミステリーを解決していくはずだった。ところが、下田のロケに、渡瀬の姿はない。
《撮影現場が僕に力をくれます。ご心配おかけしましたが、「9係」、その後予定しているドラマにもご期待ください》
連続ドラマ『警視庁捜査一課9係シーズン11』(テレビ朝日系、2016年4~6月)に出演中だった渡瀬は、女性セブン(6月9・16日号)に胆のうがんの闘病を、そう告白した。
「渡瀬さんは昨年の夏から秋にかけて体調不良を訴えて、都内の総合病院に入院しました。そのとき、胆のうに悪性の腫瘍が見つかったんです。主演ドラマが多く、もう何年も長期休暇を取っていなかった渡瀬さんは半年ほど仕事を入れず、抗がん剤の投与と放射線治療を受けたそうです」(芸能関係者)
胆のうとは、肝臓の下にあり、肝臓でつくった消化液を溜める袋のような臓器だ。胆のうがんは自覚症状が出にくいので早期発見が難しく、見つかった時には多部位に転移していて手術ができない場合も多い。
「腫瘍が発見されてから渡瀬さんはあれほど大好きだったお酒を一切断って、栄養を考えて食事をするようになりました。服も着込んで、体を冷やさないようにする工夫もされているようです」(渡瀬の知人)
渡瀬は復帰後の昨年12月、ドラマ『おみやさんSP』(今年2月放送)の撮影に臨んだ。その後は前出の『9係』にも出演し、見事に高視聴率をマーク。だが、がんを克服したわけではなく、撮影の合間をぬっての病院通いと投薬による治療を続けてきた。テレビ局関係者が言う。
「実は、最近もあまり体調がよくないそうなんです。まだ正式に発表はされていないですが、ライフワークのように演じ続けてきた十津川警部シリーズを降板したのは驚きでした。十津川警部シリーズの前作の放送は昨年4月。シリーズ開始から今までは必ず1年に1~3回のペースで放送してきましたが、今回はすでに1年以上空いています。
何があったのかと思っていたのですが、渡瀬さんの体調不良と治療もあって、撮影スケジュールが合わなかったことが原因だったそうです。すでに『新・十津川警部』として次回作の撮影が進んでいるそうです。渡瀬さんから主役を受け継いだのは内藤剛志さん(61才)です」
8月17日、『おみやさんSP2』が10月に放送されることが発表された。すでにクランクアップしているというが、撮影中にはこんなことがあった。
「京都での撮影がクライマックスを迎えていた7月上旬のことでした。渡瀬さんが“熱を出した”ということで、撮影が続行できるかどうか検討されたことがありました。仕事には妥協せず、過酷な現場でも弱音を吐くどころか、共演者やスタッフを引っ張っていくのが渡瀬さん。ですが、そのときは、たしかに現場ではよく息が切れるし、体調がよく見えなかったのは、隠しきれないほどにつらかったからでしょう。撮影の途中で東京から急きょ、奥さんまで京都に駆けつけて、渡瀬さんに寄り添っていましたね」(ドラマ関係者)
京都での撮影を終え、帰京した渡瀬が急いで向かった先は鹿児島県にあるがん治療専門のクリニックだった。
そのクリニックでは、メスを使わず、がん細胞に何方向からも同時にピンポイントに放射線を当てることで、がん細胞を取り除くという世界最先端の治療を行っている。
全身がんを告白した樹木希林(73才)や、先日すい臓がんで亡くなった元横綱・千代の富士の九重親方(享年61)などが通っていたことでも知られている。
抗がん剤治療を行うと副作用で髪が抜けるなど、役者として演じ続けるのには支障が出るケースもある。だから、多くの有名人が放射線治療を選択してきた。
「京都での撮影中に容体が急変したので、急きょ予約を前倒しして鹿児島のクリニックを訪れたそうです。そこでどのような治療を受けることができるのか、クリニックの医師に相談したそうです」(前出・芸能関係者)
一日も早く現場に戻りたい――渡瀬のそんな強い意志も感じる。復帰を祈るばかりだ。
★★★
Old Fashioned Club 月野景史
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