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2016年6月 1日 (水)

【ドラマ】福山雅治『ラヴソング』月9史上最低不可避か/迷走は放映開始前から始まっていたのでは?

俳優として、ミュージャンとして、別格の人気を誇ってきた福山雅治さん主演の
フジテレビドラマ『ラヴソング』がまさかの不振、月9ドラマ史上最低視聴率がほぼ確定の状態です。
算出方法にもよるので概算ですが、現在までの8話の平均が8%台前半、
最下位を回避するには後2話を平均14%以上獲らないといけないのですが、
ここ3話が6.8%、6.8%、7.4%ときていますので、まず不可能でしょう。


まさかの福山さん、まさかの月9でこの数字。
この4~5年、不振がいわれるフジテレビですが、
ドラマについては各局全体によくない中で、他局に極端に劣るということもありませんでした。

ことに月9は、数字のよくない作品もありましたが、全体的にはやはり強く、
福山さんの2013年の『ガリレオ』は19.9%
翌2014年の木村拓哉さんの『HERO』は20%超えと、往時の勢いはないとはいえ、神話はまだ健在でした。
その「月9」「福山」神話がこれほど簡単に崩れようとは…。

そもそも福山さんは昨年結婚、世の女性たちの嘆きを呼んだばかりです。「マシャロス」などと言われました。
今どき、アラフィフの俳優が結婚したからといってドラマ人気にそれほど影響するとも思い難いですが、
とはいっても結婚後初連ドラ。ここはもう少し危機感を持って、慎重に企画を立てるべきだったかとも感じます。


47歳と20歳のラブストーリー
福山さん47歳、ヒロインの藤原さくらさんは20歳。
この年齢差でのラブストーリーと聞けば、多くの人が無理を感じるでしょう。
まして、ヒロインの藤原さんが新人で知名度が低いため、年齢ばかりがアピールされてしまいます。

更にオーディションで選ばれた藤原さんが、
実は福山さんと同じ事務所であるアミューズ所属でしかもシンガーソングライター。
劇中でも歌作り、歌手デビューなどがテーマであると聞けば、
どうしても藤原さん売り出しの為のタイアップ番組のよう思えて、興醒めせざるを得ません。
そもそも、結婚したばかりの福山さんにラブストーリーを演じさせる点を含めて、
非常にリスキーな企画だったと思えるのです。


視聴率は初回10.6%。
福山さんの月9としては信じられない低視聴率ですが、
それでもまだよかった方で、2回目以降は一桁続き、第6話の6.8%は月9史上単回での最低値で、
このままだと上述のように、前期の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の9.7%を下回り、
月9ドラマ平均視聴率の歴代最下位がほぼ不可避の状況です。

この数字に合わせるように内容も迷走しているように思えます。
ネットでは、低視聴率を受けて余計なテコ入れをした為に混乱したとの捉え方が多いようです。


迷走は放送開始前からでは?
しかし私は、放送開始前の時点で、初期の構想に対しての改変が行われ、
その時点から迷走が続いているように思えるのです。
それは、公式サイトにクランクイン前の2月1日付けで公開されたイントロダクションと、
実際のドラマの雰囲気があまりに違うからです。
部分的に抜粋してみます。


・春にふさわしい爽やかな、夢あふれる物語

・音楽を通して心を通わせ、失いかけた人生を取り戻す物語
  今までにない、感動のヒューマン&ラブストーリー

・日常の風景が、そして人生が輝き出すような、そんな作品

・彼女を通して再び音楽と向き合った時、モノトーンだった神代の人生が少しずつ色付き始め、
 二人の奏でるラブソングがはじまるのです



これらを読むと、今どき珍しいくらいの明るく爽やか、気恥ずかしくなるような正統派ラブストーリーをイメージします。
実際は、初回からこのイメージにはほど遠いです。
イメージだけではなくストーリー展開も、このIntroductionとはそぐわない点も多くあります。
一番下に全文を掲載します。


ただ、仮に私の推測通りに放送開始前から色々あったとしても、
開始後には更に無理な軌道修正が加えられているとも思います。

藤原さん演じる佐野さくらは、ドラマで取り上げられのは珍しい吃音という問題を抱えています。
これはIntroductionにも「あるコンプレックスを抱え」とあるので、初期からの構想でしょう。
なかなか難しい問題を取り上げたもので、この問題との対峙、克服が大きなテーマだったと思うのですが、
終盤を迎え、さくらはいきなり喉にがんが発見されてしまいました。
歌手志望の娘が、高い確率で声を失ってしまうかも知れず、死の危険もあるというのです。

人生何が起こるかわからないとはいえ、この展開は安直過ぎるように思います。
これも突然入れ込んだようにも感じますが、初回からさくらの喫煙シーンがあり、
それが伏線になっているようにも思え、どの段階で組み込まれたのかは判然としませんが。


贔屓目に見ても迷走しているドラマです。
しかし、佐野さくらのキャラは悪くありません。藤原さんは好演だと思います。
他では、菅田将暉さんや夏帆さんら若手が演じるキャラは概ね好印象です。

対して、大人達の方が問題が多いです。
福山さん演じる神代広平と、大人側のヒロインともいえる宍戸夏希(水野美紀)は重い過去を抱えているようです。
神代と夏希、そして夏希の亡くなった姉・春乃はかつての音楽仲間で、
二人は春乃の死を引きずっており、神代が音楽から離れたのもその為らしいのですが、
詳細がいつまで経っても明らかになりません。
だから、二人の言動に共感できないのです。

そこで、春乃の死の事情はどういうことか? と思って公式サイトを読んでみると、
驚くことに、Introductionや人物紹介にも春乃に関する記述が見当たりません。
この点も、初期構想にはなく、後から組み込まれた設定ではないかと推測されるのです。


その他、色々問題を抱えながらも残り後2回。
ここまで引っ掻き回して、安易にめでたしめでたしというのもどうかと思いますが、
苦労して育った若者のバッドエンドが観たい筈もなく、どうまとめることやらというところです。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、番組公式サイトより2月1日付で公開されIntroduction第1弾を引用。
☆☆☆
2016.2.1.Mon Update
イントロダクション Introduction
福山雅治さんが、『ガリレオ』以来、3年振りの連続!

福山雅治さんが4月スタートの月曜9時枠の連続ドラマ『ラヴソング』の主演を務めることが決定しました。福山さんの連続ドラマ主演は2013年4月期『ガリレオ』以来3年ぶり。

『ラヴソング』は、福山さん演じる“元プロミュージシャン”神代広平(かみしろ・こうへい)(44)が、ある孤独を背負った女性と出会い、音楽を通して心を通わせ、失いかけた人生を取り戻す物語。今までにない、感動のヒューマン&ラブストーリーです。

オリジナル作品となる今作の主人公・神代広平は、過去にミュージシャンとしてプロデビューしたことがあるのですが、今は音楽とは距離を置いた生活をしています。唯一のヒット曲はあるものの、その後、ヒットに恵まれることはなく、鳴かず飛ばずのままレコード会社との契約を打ち切られてしまいました。神代は自らの才能の限界に打ちのめされ、音楽業界を離れ――

それから20年。時は経ったものの、神代は音楽への情熱を完全には絶ち切ることができないまま、ただ退屈な毎日を過ごしていました。私生活では持ち前のルックスの良さで多くの女性と付き合うものの、過去の恋愛による影響で他者に心を許しきれず、真剣に向き合える女性に出会えないまま、独り身で40代に突入。音楽にも、女性にも真剣に向き合うことができず、何ひとつ成し遂げられないまま人生を過ごしてきた神代のもとに一人の女性が現れます。彼女はあるコンプレックスを抱え、悩み苦しみ、ひとり孤独を背負って生きていました。神代同様、どこか人生に嫌気が差してもいます。しかしその女性には、音楽の神様が与えてくれた“歌声”という天賦の才能があったのです。神代は、彼女との出会いによって“もう一度自分を試したい、認められたい”と考えるようになります。彼女を通して再び音楽と向き合った時、モノトーンだった神代の人生が少しずつ色付き始め、二人の奏でるラブソングがはじまるのです――

2016年春の月9は、男性限定ライブや10代限定ライブを開催するなど、世代を超えて男女問わず人気の高い福山さんがお送りする感動の物語。劇中ではアーティスト・福山さんならではの、リアリティーのある演奏シーンも予定されています。2月のクランクインに向け『ガリレオ』シリーズや『美女か野獣』など大人気ドラマを福山さんとともに作り出した西谷弘監督のもと、『ガリレオ』のスタッフが再結集します。

なお、気になる相手役やその他キャストは後日発表いたします。ぜひご期待ください!

福山雅治さんのコメント
待ちに待った西谷監督とのドラマ作りがどんな作品になるのか、その期待に胸が昂ぶっています。人が人を想う時、日常の風景が、そして人生が輝き出すような、そんな作品になれば。この春どんな「ラヴソング」を演じることができるのか、皆様に楽しんでいただけるよう、僕自身も楽しみながら精一杯頑張ります。

鈴木吉弘プロデューサーのコメント
誰もが待ち望んでいたにもかかわらず、これまで長い間、見ることができなかった福山雅治さん主演のオリジナルドラマがついにこの春、月9に登場します。『ガリレオ』の演出家・西谷弘との再びのタッグで、新たなキャラクター像、新たな世界観を作り出してくれることでしょう。春にふさわしい爽やかな、夢あふれる物語になります。どうぞご期待ください!
★★★

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