【相棒】花の里女将 宮部たまき役の高樹沙耶さんが参院選出馬/医療用大麻解禁を訴える
テレビ朝日のドラマ『相棒』に宮部たまき役で長く出演した
女優の高樹沙耶さん(本名・別芸名 益戸育江)が
この夏の参議院選挙東京選挙区に新党改革から出馬を表明。
5月10日に東京・銀座で第一声を上げました。
http://www.nikkansports.com/general/news/1645321.html
宮部たまきとは
『相棒』主人公杉下右京(水谷豊)の元妻で、小料理屋「花の里」の女将の和装美人。
「花の里」は右京の行きつけの店であり、右京と歴代相棒にとってのサロンです。
2000年の土曜ワイド劇場版初回からのレギュラーで、
season10の第1話(2011年10月)をもって降板しました。
もうすぐ5年たちます。
しかし、『相棒』は東京地区ではテレビ朝日が平日はほぼ毎日アトランダムに再放送を行っており、
視聴率二桁をとることも珍しくないほどで、高樹さんの認知度も並の現役女優さんには負けないでしょう。
女優 高樹沙耶
高樹さんは1983年に映画『沙耶のいる透視図』の主演女優としてデビュー。
80年代~90年代を通じて人気女優として活躍しました。
1991年には日本テレビの刑事ドラマ『刑事貴族』で水谷豊さんと共演しています。
そして2000年から『相棒』に出演するのですが、この頃から女優としてはかなりの寡作となります。
『相棒』以外のドラマ出演はほんんどなくなり、和装女将のイメージとはうらはらにダイビングに熱中し
アウトドア派のイメージが強くなります。
更に2007年には千葉の南房総に移住、エコロジスト的な発言が多くなり、
(後にナチュラリストを自称するようにになります。)
2008年には親しまれた高樹沙耶の芸名を返上、本名の益戸育江を名乗りました。
それでも『相棒』への出演は続けていたのですが、2011年3月の東日本大震災をきっかけに石垣島移住。
『相棒』降板を申し入れ、花の里を閉めて旅行に出るという設定で退場しました。
翌2012年には事務所も退社し、女優・タレントとしては引退状態となりました。
一方、『相棒』劇中での花の里は月本幸子(鈴木杏樹)が二代目女将として引き継ぐ形で再開店しています。
降板から5年が経とうとしていますが、たまきの単発の再登場などもまったくありませんでした。
そして今回の急な立候補となったのです。
選挙では、再びよく知られた「高樹沙耶」の名でいくようです。
結婚・離婚も経験しているようで、これだけ見てもなかなか波乱の人生ですが、
実はもうひとつ、大変気になることがあります。
事務所を退社した2012年以降のことだと思いますが、
高樹さんは自分のプログで大麻肯定論者であることを公言しているのです。
「大麻草検証委員会」なる団体幹事をつとめていることを明かし、
大麻保持を法的に規制することに反対する立場を示しています。
さすがに、自ら使用しているとは言っていないようですが。
そして、今回の出馬にあたっても、「医療用」に限定していますが、
大麻使用の解禁を訴えています。
これは少々驚きました。
脱原発や環境問題だけでも過去の行動との整合性もあって充分だと思いますが、
あえて一般に受け容れ難いと思われる「大麻」を出してくるあたり、
よほどの信念があってのことなのでしょう。
Old Fashioned Club 月野景史
« 【美術展】「カラヴァッジョ展」国立西洋美術館/バロックの革新者とその継承者達の大回顧展 | トップページ | 【芸能】『笑点』新司会者は春風亭昇太/若手(?)がベテランを仕切る大喜利の先例と比較すると »
「61.社会 ニュース」カテゴリの記事
- 【社会】コロナウィルス スポーツ・文化イベント自粛要請への疑問(2020.02.27)
- 【政治】「桜を見る会」 出席者名簿廃棄はあまりに酷い、あり得ない(2019.11.29)
- 【国際政治】韓国のGSOMIA破棄は想定内(2019.08.24)
- 長島一茂の『あさチャン!』での指摘は正論/フランチャイズビジネスの問題点と報道姿勢を突く(2019.06.15)
- 新元号「令和」自体の言葉の意味は・・・? やはり違和感あり(2019.04.01)
「11.【特集】『相棒』」カテゴリの記事
- 【相棒22】波乱の2024元日スペシャルは無理あり過ぎの展開(2024.01.03)
- 【相棒22】元日スペシャルに笛吹悦子(真飛聖)があの「ダークナイト」以来約9年ぶり再登場(2023.12.31)
- 【相棒9】第12話「招かれざる客」 まるで舞台劇 マニアック感漂う神戸尊時代の異色作(2023.11.27)
- 【相棒6】第3話「犯人はスズキ」 “町内会”という閉ざされた世界の事件/亀山期異色の佳作(2023.11.26)
- 【相棒22】第2話終了 レストランの第三の被害者は栗山千明の婚約者だった(2023.10.28)
« 【美術展】「カラヴァッジョ展」国立西洋美術館/バロックの革新者とその継承者達の大回顧展 | トップページ | 【芸能】『笑点』新司会者は春風亭昇太/若手(?)がベテランを仕切る大喜利の先例と比較すると »