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2016年5月

2016年5月29日 (日)

【芸能】『笑点』新メンバーは林家三平/知名度優先のテレビ局らしい選択

注目の日本テレビ『笑点』の大喜利新レギュラーが本日5月29日の生放送で
二代目林家三平さんと発表されました。

Photo_2

この起用について、ネットでは色々な憶測も出ていますが、
一般的認知度を優先したテレビ局らしい選択だと思います。

常識的に考えて新メンバーは50歳未満の落語家さんでしょう。
その中で、今回のように名前を呼ばれずに登場して、
視聴者の誰もが「ああ」とわかるような人は、まぁ三平さんしかいないでしょう。

でありながら、一方で可能性は高くないとも思っていました。
従来からのメンバーである林家たい平さんと同じ、林家こん平一門だからです。
元々、こん平さんは三平さんの父である初代三平さんの弟子でしたが、
1980年に初代が若くして亡くなったので、弟子の一番手であったこん平さんが一門を引き継いだのです。
既に入門していた先代の長男であるこぶ平さんはこん平さんの“預かり弟子”ということになりました。
たい平さんと三平さんは、こん平さんが一門を引き継いでからの入門です。

昔は同じ一門の兄弟弟子が並んでというのもありましたが、
今は協会すら4つに分裂している状態で、同じ一門から二人は避けるかと思ったのです。
(好楽さんと円楽さんも同じ一門の兄弟弟子といえばそうですが、
こちらは一門=協会とのようなものなので、ちょっと違います。)

今回は、落語界のバランス云々よりも、まずテレビとしての事情を優先したのでしょう。
当然といえば当然のことです。


10~15年前、実はこぶ平さんを入れたかったのでは?
前から思っていたのですが、日本テレビとしては21世紀を迎えたあたりの段階で
三平さんのお兄さんである林家こぶ平(現正蔵)さんを入れたかったのではないでしょうか?
当時の知名度は若手では断トツ、その時点での笑点メンバーより明らかに上だったと思います。
師匠であるこん平さんの後任としてが理想的だったでしょう。

ところが、そのこん平さんが病気の為に番組を休養してしまいます。
こぶ平さんを休養中の代理というわけにもいかず、その役はたい平さんが務めました。
そのままたい平さんは2006年に正式メンバーとなり、こぶ平さんの目はなくなりました。

それから10年を経て、弟の三平さんが新メンバーとして加わりました。
三平さんは若手大喜利にもたぶん出たことはなく、大喜利は未知数かと思います。
まずはこれからですね。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年5月22日 (日)

【芸能】『笑点』新司会者は春風亭昇太/若手(?)がベテランを仕切る大喜利の先例と比較すると

『笑点』の桂歌丸さんの後任司会者が本日の生放送で春風亭昇太さんと発表されました。
私の外部招聘なし、内部昇格の予想は当たりましたが、三遊亭円楽さん一択は外れました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/6-d783.html
発表の際は観客席からも意外そうなどよめきがありました。
冒険・・・、といえば冒険かと思います。

昇太さんは1959年12月生まれで現在56歳。
一般的にも落語界でも立派な年齢ですが、
今年79歳になる木久扇さんを筆頭に小遊三さん、好楽さん、円楽さんと
60代後半が並ぶ『笑点』の中では間違いなく若手です。
しかも、この先輩達に比べ、笑点歴も圧倒的に浅いですし。


若い司会者がベテランメンバーを仕切る大喜利
そういえばだいぶ以前、同様の番組がありました。

初期1970年代半ばのNHK『お好み演芸会』。
当時30代半ばの柳家小三治さんが、
50歳前後以上の伸治(文治)さん、柳昇さん、円右さんらをまとめていました。
今の『笑点』と比べたら、全員若手ですが(笑)
(やがて小三治さんはそのまま、メンバーは若手に一気にリニューアルされました。
この時のメンバーの中には小遊三さんもいました。)

しかし、この時と比べると、年齢の点、上述の笑点歴の点の他にも、
大きな違いが二つあります。


番組の顔は誰?
実は『お好み演芸会』における小三治さんはあくまで大喜利のみの司会進行役で、
番組全体の司会は桂米丸さんでした。

『笑点』では今まで、大喜利司会者=番組司会者であり、笑点の顔でした。
オープニングタイトルバックではトップで登場し、演芸コーナーでの紹介も担当します。
この点はそのままでしょうか?

のみならず、『笑点』は日本テレビ屈指の長寿番組として、
正月や24時間テレビなどで様々なコラボが行われますが、
これらにも昇太さんが番組代表として出ていくのか?


もうひとつ、『お好み演芸会』には座布団のやりとりがありませんでした
今までの笑点司会者は、初代の談志さんはメンバーと同世代でしたが、
二代目の前田武彦さん以降はどのメンバーよりも年長で、
基本的に上から目線で座布団をあげたり取ったりしてきました。
談志さんはあのキャラですし、同様だったでしょう。

それに比べると昇太さんは圧倒的に年少、キャリアも浅い上に、
どちらかといえばいじられキャラ、ヘタレキャラです。
司会者のこのような位置づけは、番組50年での大きな変化となります。
このあたりの違和感が、会場のどよめきとなったのでしょう。

もちろん、昇太さんが大喜利の進行役として力量不足とは思いません。
そもそも、正式なメンバーになる前、若手大喜利の司会をしていたくらいですし、
司会者には向いていると思います。
ただ、今回挙げたような番組の伝統的なスタイルの変革をどのように乗り越えていくのか、
そこが注目されます。


そして新メンバーはどうなるでしょう?
現在の団体ごとの割り振りを守るなら、落語芸術協会からですが、
バランス再調整・適正化案として、立川流からの参入もあるかなと思っていますが。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年5月10日 (火)

【相棒】花の里女将 宮部たまき役の高樹沙耶さんが参院選出馬/医療用大麻解禁を訴える

テレビ朝日のドラマ『相棒』に宮部たまき役で長く出演した
女優の高樹沙耶さん(本名・別芸名 益戸育江)が
この夏の参議院選挙東京選挙区に新党改革から出馬を表明。
5月10日に東京・銀座で第一声を上げました。
http://www.nikkansports.com/general/news/1645321.html


宮部たまきとは
『相棒』主人公杉下右京(水谷豊)の元妻で、小料理屋「花の里」の女将の和装美人。
「花の里」は右京の行きつけの店であり、右京と歴代相棒にとってのサロンです。
2000年の土曜ワイド劇場版初回からのレギュラーで、
season10の第1話(2011年10月)をもって降板しました。
もうすぐ5年たちます。

しかし、『相棒』は東京地区ではテレビ朝日が平日はほぼ毎日アトランダムに再放送を行っており、
視聴率二桁をとることも珍しくないほどで、高樹さんの認知度も並の現役女優さんには負けないでしょう。


女優 高樹沙耶
高樹さんは1983年に映画『沙耶のいる透視図』の主演女優としてデビュー。
80年代~90年代を通じて人気女優として活躍しました。
1991年には日本テレビの刑事ドラマ『刑事貴族』で水谷豊さんと共演しています。

そして2000年から『相棒』に出演するのですが、この頃から女優としてはかなりの寡作となります。
『相棒』以外のドラマ出演はほんんどなくなり、和装女将のイメージとはうらはらにダイビングに熱中し
アウトドア派のイメージが強くなります。

更に2007年には千葉の南房総に移住、エコロジスト的な発言が多くなり、
(後にナチュラリストを自称するようにになります。)
2008年には親しまれた高樹沙耶の芸名を返上、本名の益戸育江を名乗りました。

それでも『相棒』への出演は続けていたのですが、2011年3月の東日本大震災をきっかけに石垣島移住。
『相棒』降板を申し入れ、花の里を閉めて旅行に出るという設定で退場しました。
翌2012年には事務所も退社し、女優・タレントとしては引退状態となりました。

一方、『相棒』劇中での花の里は月本幸子(鈴木杏樹)が二代目女将として引き継ぐ形で再開店しています。
降板から5年が経とうとしていますが、たまきの単発の再登場などもまったくありませんでした。

そして今回の急な立候補となったのです。
選挙では、再びよく知られた「高樹沙耶」の名でいくようです。

結婚・離婚も経験しているようで、これだけ見てもなかなか波乱の人生ですが、
実はもうひとつ、大変気になることがあります。
事務所を退社した2012年以降のことだと思いますが、
高樹さんは自分のプログで大麻肯定論者であることを公言しているのです。

「大麻草検証委員会」なる団体幹事をつとめていることを明かし、
大麻保持を法的に規制することに反対する立場を示しています。
さすがに、自ら使用しているとは言っていないようですが。

そして、今回の出馬にあたっても、「医療用」に限定していますが、
大麻使用の解禁を訴えています。

これは少々驚きました。
脱原発や環境問題だけでも過去の行動との整合性もあって充分だと思いますが、
あえて一般に受け容れ難いと思われる「大麻」を出してくるあたり、
よほどの信念があってのことなのでしょう。


Old Fashioned Club  月野景史

2016年5月 5日 (木)

【美術展】「カラヴァッジョ展」国立西洋美術館/バロックの革新者とその継承者達の大回顧展

東京上野の国立西洋美術館で6月12日まで
「日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展」が開催中です。

Photo

日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展
2016年3月1日(火)~2016年6月12日(日)
国立西洋美術館
主催:国立西洋美術館、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
後援:外務省、イタリア大使館
協力:アリタリア-イタリア航空、西洋美術振興財団
公式サイト:http://caravaggio.jp/


本展においては開幕前にこのブログでも既報です。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/20163-a125.html
当初告知されていたよりも多くの、そしてより代表的な絵画が来日しています。

私がこのブログの開設以来、イメージキャラクターとして使用させてもらっている天使の絵は、
カラヴァッジョの『勝ち誇るアモル(アモルの勝利)』(1601-2年)から引用させてもらっています。
そのカラヴァッジョの大型回顧展が、日本の美の殿堂たる国立西洋美術館で開催です。


ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ
(1571-1610年)
西洋美術史上最も偉大な巨匠の1人であり、イタリアが誇る天才画家。
彼の劇的な明暗法によって浮かび出る人物表現とその写実性は、
バロックという新時代の美術を開花させる原動力となりました。

とりわけ17世紀前半、彼の画法はイタリアのみならず、
ヨーロッパ中の画家たちによって継承され、
カラヴァジズムという一大芸術運動に発展し、
ラ・トゥールやレンブラントを含む数多くの画家たちに大きな影響を与えました。

カラヴァッジョの継承者達はカラヴァジェスキとも呼ばれ、
彼らによりその革新性は広くヨーロッパに伝わり、影響を与えたのです。

本展は、イタリアの代表的な美術館が所蔵するカラヴァッジョの名作に加え、
彼の影響を受けた各国の代表的な継承者たちによる作品を合わせた50数点を展示されています。
画家本人と、その継承者たるカラヴァジェスキ達の大回顧展なのです。

このように、カラヴッジョは美術史上に輝く、そして重要な位置を占める偉大な画家です。
しかし、彼にはもうひとつの顔があります。
カラヴッジョは悪名高き無頼漢としても、美術史上に名を残しているのです。

破滅型の芸術家は少なくないかも知れませんが、カラヴァッジョの無法ぶりは別格。
乱暴を繰り返した挙句に遂には殺人を犯しローマから逃亡、放浪中に38歳で命を落としました。

そのような無法者が、なぜかくも美しく神々しい絵を描いたのか、描けたのか?
美の世界は深遠です。


Old Fashioned Club  月野景史

2016年5月 3日 (火)

【芸能】『笑点』後任司会者は? 6代目三遊亭円楽一択/むしろ大喜利メンバーの後任が注目

桂歌丸さんの『笑点』降板が発表されました。
惜しむ声も多いですが、決定したものは仕方ない。
当然なから後任の司会者の人選に注目も集まっており、外部招聘も含めて、色々と名前が挙がっています。

これは私の予想というより、意見、あるいは希望ですが、
後任司会者はレギュラーメンバーの6代目三遊亭円楽さん以外に考えられません。
最近の言葉でいえば「一択」です。

古くは前田武彦さんや三波伸介さんら外部招聘もありました。
しかし、もう40年以上前の話です。
今更外部に相応しい人がいるとは思えません。

三波さんが急死した後は現6代目の師匠である5代目円楽さんが司会に就きました。
5代目は元々メンバーで、この時は既に番組を卒業しており、いわばOBの立場でした。
今、適当なOBがいるとは思えません。
やはり内部昇格しか考えられません。

ネットには、円楽さんは大喜利の解答者として貴重であり、
司会は好楽さんや昇太さんでもいいという声もあります。
しかし、私はそうはいかないと思います。
よほど番組の仕組みを大きく変えない限り、司会者=「笑点の顔」です。
失礼ながら、好楽さんや昇太さん、たい平さんとは、まだいかないでしょう。

歌丸さんに次ぐ古参の林家木久扇さんは今年79歳の高齢。
また司会向きではないのは誰もが思うところ。
他に可能性があるとしたら小遊三さんでしょうか。

しかし、やはり円楽さんの方が笑点歴やイメージ、また65歳という年齢も、
今年80歳になる歌丸さんの年までやるとしても後15年あり、
どう考えても、一択です。
好楽さんは今年、小遊三さんも来年早々には70歳で、年齢的にも微妙なのです。
今年57歳の昇太さん、52歳のたい平さんは、円楽さんの次の候補でしょう。
しかしまぁ、なんともスケールというか、スパンの大きい話です。

さて、私の予想通り円楽さんが司会に昇格したとして、
後任の大喜利メンバーが気になります。
これは、協会のパワーバランスもありますしね。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年5月 1日 (日)

【芸能】『笑点】桂歌丸司会降板/やむを得ない見事な勇退

50周年を迎える日本テレビの長寿番組「笑点」の桂歌丸さんの司会降板が決定しました。
5月22日の放送が最後の出演となります。
http://www.sankei.com/entertainments/news/160430/ent1604300010-n1.html

メンバー内からも惜しむ声が上がっていますが、これは仕方ないでしょう。
たしかに、滑舌はやや悪くなったなったように思えますが、
しやべる内容の切れに衰えは感じられず、それを思うと残念です。惜しいです。

ただ、なんといってもあれだけ入退院を繰り返しています。
病状も漏れ伝わってきますが、本当に大変そうです。
体力的の限界と言われて、引き留める選択はないと思います。
むしろ衰えしらずでの勇退には称賛あるのみです。

50周年を見届け、惜しまれつつの見事な引き際。
まさに「勇退」。
かくありたいものです。


さて、後は当然ながら、後任の司会者が気になります。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/6-d783.html

Old Fashioned Club  月野景史

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