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2016年4月 8日 (金)

【展覧会】「中田英寿が出会った日本工芸」パナソニック 汐留ニュージアム/日本工芸の魅力への誘い 

なかなかユニークな企画展を行う東京都心の美術館「パナソニック 汐留ニュージアム」
今回の展覧会も実にユニークです。


Photo


REVALUE NIPPON PROJECT展     
中田英寿が出会った日本工芸      
開館期間 2016年4月9日(土)~6月5日(日)

開館時間 午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
会場   パナソニック 汐留ニュージアム
休館日  毎週水曜日(ただし5月4日は開館)
入館料  一般:1,000円 65歳以上:900円 大学生:700円
     中・高校生:500円 小学生以下:無料
主 催  パナソニック 汐留ミュージアム、東京新聞、TBS 
公式サイト http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/16/160409/


“ヒデ”こと、中田英寿氏といえば、元サッカー日本代表…、
というよりも、世界で活躍した日本人選手というイメージが強いです。
「日本工芸」と言われても、即座には結び付き難いですね。

その中田氏は2006年に現役引退を表明しているので、もう10年になります。
そして引退後続けている活動のひとつに「REVALUE NIPPON PROJECT」があるのです。
この活動は、日本の伝統的な工芸、文化や技術の価値や可能性を再発見し、
その魅力をより多くの人に知ってもらう 「きっかけ」を創出することで、
日本文化の継承・発展を促すことを目的としているのだそうです。

このプロジェクトでは、毎年「陶磁器」「和紙」「竹」「型紙」「漆」といったひとつの素材をテーマに選び、
批評家などの専門家を中心としたアドバイザリーボードが、
工芸家およびアーティストなどのコラボレーターを選定し、各チームが自由な発想で作品を制作します。
さらにこの制作を通じて工芸の魅力を広く伝えるために中田氏自らも広報活動を行っているのです。

考えてみれば、日本の工芸作品は私たちには身近すぎて、
その価値や魅力について再考することが難しいのかもしれません。
産業分野のものづくりにも、工芸の技術や美しさは深く関係し必要とされているにもかかわらず、
工芸家やその作品の認知度は決して高いとは言えず、後継者不足で悩む作り手が多く存在している現状があります。
そこに着目したのは、海外で活躍した中田氏ならではといえるかも知れません。

本展では、日本工芸の魅力を再発見し、「ものづくりの心」を後世に伝えるべく
中田氏のプロジェクトで生まれた作品が展示されます。
新たな刺激を受けた工芸家たちの技術力の高さとその作品の美しさを
改めて発見する機会になるかもしれません。

Old Fashioned Club  月野景史

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