【ドラマ】『スペシャリスト』最終話 3/17放送/「我々」に決着をつけ、次シリーズに繋がるラストとなるか?
土曜ワイド劇場特別企画として4本放送された後、
この1月にスタートしたSMAPの草彅剛さん主演のドラマ『スペシャリスト』も
3月17日の第10話が最終回となります。
視聴率はこの1月期の1クールドラマとしてはほぼ独走状態のトップ。
ただし、初回17.1%のスタートの割りには、現在の平均は12.8%なので、
それほど好調とも言い難いのですが、それでも他とは安定感が比較になりません。
そして内容的にも充実しています。
『相棒』や『科捜研の女』と比べても上ではないかと思います。
単発スペシャル時代からほとんどストーリーを
『科捜研』や『相棒』のシナリオも執筆してきた戸田山雅司さんが手掛けており、
流れやキャストのキャラにも一貫性があり、安心して観ていられます。
展開はややトリッキーに過ぎる面もありますが、そこがこのドラマの魅力でもあります。
そして、いよいよ最終話。
『科捜研の女』(1999年~)
『相棒』(2000年~)
『警視庁捜査一課9係』(2006年~)
いずれもテレビ朝日・東映制作のドラマ。
『スペシャリスト』も同様です。
この3作と同じように、『スペシャリスト』もシリーズ化を前提としている。
多くのファンがそう思っているでしょう。
しかし、そう公表されているわけではありません。
果たして、シリーズ化に繋がるような結末になるのでしょうか?
最終話「すべての謎が明らかに!冤罪に陥れた男とついに対決!!」
http://www.tv-asahi.co.jp/specialist_2016/story/0010/
最終話は第8話、第9話との3話の連続編です。
このシリーズは基本は1話完結の事件解決ものですが、
土曜ワイド時代からのシリーズを通じての謎がありました。
警察上層部も絡んでいると思われる「我々(われわれ)」なる組織(?)の存在です。
宅間善人(草彅剛)を免罪も、姉小路千波(南果歩)の夫が殺されたのも、
この「我々」が関係しているらしいとされてきました。
ただ、それがあまり雲をつかむような話で、解り難すぎるいようにも感じてました。
視聴率の伸び悩みにも影響しているのではないかと。
それが前回の第9話で「我々」の概要がようやく明らかになりました。
しかし、内容も急展開しています。
第8話では宅間の元妻が銃撃され、
第9話のラストではビルの屋上で宅間に追い詰められて犯人が転落しています。
※このシーンは、当ブログでも取り上げた2014年のテレビドラマ『BORDER』のラストと
あまりに似すぎていてさすがに引っかかるのですが、それはおいといて。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/border-b0ce.html
宅間について、土ワイ第4作で殉職した高倉京都府警本部長(大杉漣)が
犯罪者との境界線ぎりぎりのところにいると指摘してしまいました。
まさにボーダーラインを越えてしまったにも思える宅間。
最終話はどうなるのか?
願わくば、「我々」に決着をつけ、次シリーズに繋がるようなラストを希望しています。
連続ドラマは土ワイ時代に比べ、ベテラン脇役陣をおかず、
警視庁・総合事犯対応係(仮称)のメンバー+連絡役の6人だけで進みました。
それぞれに好演だったと思います。
そして、やはり草彅さんの存在感は抜群です。
是非ライフワークとして、続けてほしい役だと思っています。
Old Fashioned Club 月野景史
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