【ドラマ】『おみやさん』スペシャル終了/舞台・キャスト一新で別のドラマの感ありも、新コンビは好印象
※このブログは2016年2月放送の『おみやさんスペシャル』終了後に書いたものです。
2016年10月15日(土)に『おみやさんスペシャル2』が放送されます。
http://www.tv-asahi.co.jp/omiyasan2016/
テレビ朝日木曜ミステリー枠で放送されてきた『おみやさん』シリーズ。
2年ぶりの新作となった『土曜ワイド劇場「おみやさん」スペシャルが2月13日に放送されました。
http://www.tv-asahi.co.jp/omiyasan2016/
舞台とキャストを大幅変更
このブログでも既報のように、今回主人公の鳥居勘三郎(渡瀬恒彦)は
活躍の舞台を、慣れ親しんだ京都府警鴨川東警察署の資料課から、
京都府警本部の捜査一課一係に隣接して新設された、刑事企画課資料係の係長に移し、
新相棒に一係の女性刑事神尾ちず(貫地谷しほり)を迎るという、かなりのリニューアルをしての新作です。
特に鴨川東署からの旅立ちの様子の描写もなく、冒頭で府警本部に初出勤してきたシーンが描かれました。
主役はおなじみの“おみやさん”こと鳥居とはいえ、長く主舞台が固定していたドラマですので、
舞台やキャストがこれだけ変わると、最初は何か別のドラマを観ているような気分でした。
ただ、当初は鳥居を奇異な目で見ていた神尾や一係の刑事達も、
係長を除き、すぐにある程度の信頼を寄せるようになり、後半は従来のスタイルでストーリーが進みました。
それにしても、鳥居が襲撃されたり、組関係の人間に身分を明かさず凄みをきかしたりと、
従来あまりなかったシーンも目立ちました。
渡瀬さんと貫地谷さんはNHKの朝ドラ『ちりとてちん』父娘役をやった間柄で、さすがに息は合ってていました。
新バディとして、コンビネーションには不安なしです。
物語はGHQの占領下と、70年安保に向けての、戦後日本二大激動期を絡めてのスケールの大きいものでしたが、
さすがにちょっと消化しきれてないようにも感じました。
ここまでのテーマとなると、安定したメンバーで臨んだ方がいいような気もしました。
旧シリーズからの続投キャスト
キャストは既報のように鳥居家の二代目家政婦すず(鷲尾真知子)は続投、
他になじみの割烹の板前福島重夫(野口貴史)は引き続き登場しました。
一方で、長年鴨川東署刑事課のメンバーとしてレギュラー出演してきた俳優のうち、
小野寺丈さんは別役の府警本部の鑑識課員として登場、
また白井滋郎さんはホテルの幹部社員として登場しました。
引き続き出演した二人以外の以前のレギュラーキャラについてはほとんど触れられることはなく、
その点はやはり少し寂しかったです。
連続ドラマとしての再開は?
さて、舞台もキャストも一新して、過去のことには触れずということで、
新体制での今後の継続を想定しているようにも思えます。
木曜ミステリーでの連ドラとして再開するならば、『科捜研の女』以外は不振が続く木ミスの救世主にならねばなりません。
視聴率は12.7%と発表されました
全体にドラマ視聴率が低迷する中、
また『おみやさん』も2014年のスペシャルが8.7%だったことを考えると、まずまず立派な数字でした。
渡瀬恒彦さんは4月から『警視庁捜査一課9係』が始まります。
その後の7月から・・・しかし、今年72歳になる渡瀬さんがこの連投をするでしょうか?
10月からとなると、ローテーション的には『科捜研の女』の次期シリーズとぶつかってしまいます。
『科捜研』は『相棒』のように必ず10月スタートと決まっているわけではないので、あり得なくはないのですが。
Old Fashioned Club 月野景史
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