【ドラマ】内藤剛志主演『警視庁捜査一課長』 4月から連ドラ化決定
テレビ朝日の土曜ワイド劇場枠で2時間ドラマとして放送されてきた
内藤剛志さん主演の「警視庁 捜査一課長」が2016年4月から連続ドラマ化されることが決定しました。
http://www.sanspo.com/geino/news/20160219/geo16021905030008-n1.html
このブログでも、過去5回の放送で高視聴率を獲ってきたこのドラマの連ドラ化を予想していました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-4fd1.html
放送枠は、木曜20時の「木曜ミステリー」です。
現在は沢口靖子さん主演の『科捜研の女』第15シリーズを放映中で、その後番組になります。
内藤さんは『科捜研』にも京都府警捜査一課の土門薫刑事として出演しているので、連投です。
人気俳優として安定した活躍を続ける内藤剛志さんですが、連続ドラマの主演は多くはありません。
記事によると、2007年のNHK「新・はんなり菊太郎」以来9年ぶりとのこと。
これは本人も気合が入るでしょう。
現場主義の硬骨漢の警視庁捜査一課長・大岩純一は内藤さんにピッタリです。
ただ、『科捜研』の土門刑事によく似たキャラでもあります。
内藤さんは土門刑事を2004年の第5シリーズ以来、12年11シリーズ演じ続けてきました。
『一課長』を知らず、『科捜研』からの流れで観る視聴者は、土門が栄転したような錯覚をするかも知れません。
土曜ワイドから連ドラへ
土曜ワイド劇場から連続ドラマ化は、古くは『相棒』もそうでした。
2000年~2001年に3本放送された後、2002年から連ドラ化されたのです。
現在放送中の『スペシャリスト』もそうです。
こちらは京都を舞台に4本制作された後、今年の1月から舞台を東京に移して再スタートしました。
『一課長』も連ドラ化にあたっては、土ワイ時代のレギュラーキャストや設定がそのまま移行するのかが焦点となります。
ニュースを読む限り、大岩一課長の部下で主要キャストの斉藤由貴さん、金田明夫さんは続投のようです。
むしろ、大岩と土門のキャラが似ているので、内藤さんが『科捜研』の方を続けるのかが気になります。
まぁこれは、連ドラ『一課長』で高視聴率でシリーズ化されたらばの話ですが。
『科捜研』には内藤さんの上司役で出ている金田さんもそうですが。
そして、ヒロインの斉藤由貴さんといえば、沢口靖子さんと共に東宝の二枚看板の女優です。
内藤さんは連ドラでも、東宝二大女優を両手に花ということになりました。
京都舞台が定番の木曜ミステリーで連ドラ?
ちょっと意外だったのは、放送枠が木曜ミステリーであることです。
木曜ミステリーのドラマは東映京都撮影所で制作され、京都を舞台とするのが基本です。
1999年のスタート以来、ごく僅かな例外を除き、すべてそうでした。
しかし、「警視庁捜査一課長」は東京の警視庁が舞台で、当然東京で撮影されてきました。
今回の連ドラ化でも、そこを変えるとは思えません。
京都で撮影・京都が舞台の慣例を崩れることになります。
しかし、その理由も推測できます。
このブログにも書いたのですが、
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-8767.html
木曜ミステリーではかつて『科捜研』の他にも『京都迷宮案内』(橋爪功主演)、
『おみやさん』(渡瀬恒彦主演)、『京都地検の女』(名取裕子主演)と、
安定した人気シリーズを4本抱えていました。
しかし現在は『科捜研』以外の3作は休止状態で、色々と新作ドラマが放送されていますが、
特に一昨年以降、新作が軒並み6~7%台の低視聴率に喘いでいます。
大袈裟にいえば、枠存亡の危機といえるでしょう。
特に昨年の7月期は、かつての人気シリーズ『京都迷宮案内』の橋爪功さんと、
『京都地検の女』の名取裕子さんをW主演に迎えた『最強のふたり』を放送しましたが、
視聴率は7%台前半に終わり、新作については万策尽きたといったところでした。
東映京都制作という部分を変えても、まずは木曜ミステリー枠を残すことを優先したのでしょう。
『警視庁捜査一課長』は木曜ミステリーの命運も握ることになります。
Old Fashioned Club 月野景史
以下、サンケイスポーツサイトよりニュース記事を引用
http://www.sanspo.com/geino/news/20160219/geo16021905030008-n1.html
☆☆☆
“土ワイ”から昇格!内藤剛志主演「警視庁・捜査一課長」が連ドラ化
俳優、内藤剛志(60)主演のテレビ朝日系人気2時間ドラマ「警視庁・捜査一課長」が、4月から連続ドラマ化(木曜後8・0)されることが18日、分かった。
ヒラから這い上がってきた“叩き上げ”の刑事・大岩の活躍を描く作品で、2012年から土曜ワイド劇場枠で5作にわたって放送。好視聴率を受けて“昇格”が決まった。内藤の連ドラ主演は07年のNHK「新・はんなり菊太郎」以来9年ぶりとなる。
1995年~01年に「27クール続けて連続ドラマ出演」という日本記録を打ち立てるなど“連ドラの鉄人”の異名を持つ内藤は「僕自身、さまざまな“現場”を踏んできた“叩き上げ”。その集大成として大岩を演じたい」と意気込んだ。
現在、テレ朝系で放送中の「科捜研の女」(木曜後8・0)にも京都府警の熱血刑事・土門役で出演。木8の看板を引き継ぐ内藤は「科捜研-」で16年もタッグを組む主演の沢口靖子(50)から「京都府警から警視庁へ異動ですか!!」と捜査一課長への“出世”をお茶目に祝福されると「必ず、もう一回り大きくなって(科捜研に)戻ります」と約束した。
“土ワイ”からは「相棒」や「スペシャリスト」などが連ドラ化されており、内藤も大ヒット作を目指す!!
★★★
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