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2016年2月 2日 (火)

【ドラマ】『おみやさん』 新ヒロイン貫地谷しほりを迎え、新作が2月13日に放送

※このブログは2016年2月放送の『おみやさんスペシャル』について書いたものです。
2016年10月15日(土)に『おみやさんスペシャル2』が放送されます。

http://www.tv-asahi.co.jp/omiyasan2016/


テレビ朝日「木曜ミステリー」枠で放送されてきた警察ドラマ『おみやさん』が2年ぶりに復活。
2月13日の土曜ワイド劇場で放送されます。

201602sp

『おみやさん』は2002年から2012年まで全9シリーズが制作された後、
2014年1月に新春スペシャルとして単発で放送がありました。
今回はそれから、約2年ぶりの新作ということになります。
『おみやさん』の今までの概略については、昨日のブログに記してあります。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-9d6e.html


今回のスペシャルは、もちろん過去のシリーズの延長上のストーリーではあるのですが、
舞台と、主人公以外の登場人物がほぼ一新されるようです。
“おみやさん”こと鳥居勘三郎(渡瀬恒彦)は番組スタート以来の職場である
京都府警鴨川東警察署の資料課(課長)を離れ、京都府警本部に異動し、
刑事企画課資料係・係長の職につきます。

公式サイトのキャスト一覧に載っている旧シリーズのレギュラーは鳥居家の家政婦である、すず(鷲尾真知子)のみで、
他のレギュラー、主に鴨川東署の関係者達ですが、彼らの名はありません。

そして、一番の注目は鳥居の相棒役、つまりヒロイン。
これまで櫻井淳子さん(第1~8シリーズ)、京野ことみさん(第9シリーズ)、
そして前回の2014年スペシャルでは高島礼子さんが務めましたが、
高島さんは異動になって終わったので、前回のラストでは再び空席になっていました。


新たなヒロイン、神尾ちず役に起用されたのは貫地谷しほりさん。
渡瀬さんとは2007年のNHK連続テレビ小説『ちりとてちん』で落語家の師弟役で共演した関係です。
捜査一課の女性刑事ですが、わけあって鳥居と行動を共にすることになるそうです。

公表されている他の出演者は長谷川朝晴さんが京都府警捜査一課の刑事。
他はみな事件関係者のようで、東ちづるさん、石橋蓮司さん、多岐川裕美さん、小野寺昭さんらの名があり、
現在の犯罪と、過去の事件が絡み合って、ストーリーが進むようです。
これは、このドラマの定番ですが。

それにしても、2014年の新春スペシャルは、過去のヒロイン達も揃って同窓会的な雰囲気もあったのですが、
現時点での公式サイトを読む限り、今回はそのようなテイストはまったくないようです。
旧シリーズからのファンとしては、ちょっと寂しくも感じます。


府警本部への異動
『おみやさん』ではほぼ毎回、迷宮入りの殺人事件が扱われます。
これについては、ひとつの所轄署が膨大な迷宮入り事件を抱えているのは不自然であり、
そもそも府警本部を舞台にした方がいいのではないかと、以前からと思っていました。
ただ、今更このタイミングでというのは、やはり不思議に感じますが。

新パートナー、異動、キャストの刷新。
これは新たな舞台を得てのシリーズ再開を意図しているのでしょうか?
それにしては、警察関係の新キャストが少ないようにも思いますが。

過去のレギュラーがほとんど登場しない寂しさはありますが、やはり待望の新作です。
実は貫地谷さんは『ちりとてちん』からほどなく、2008年の『おみやさん』第6シリーズにゲスト出演した事があります。
渡瀬さんと貫地谷さん、41歳差の元師弟コンビに期待しましょう。

※放送は終了しました。↓感想はこちら。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-62db.html

Old Fashioned Club  月野景史


以下に番組公式サイトより、見どころとあらすじを引用、紹介します。
http://www.tv-asahi.co.jp/omiyasan2016/
☆☆☆
■おみやさんが府警本部に異動!! 新たに出会った迷宮入り事件を描く!
わけあって資料課長という閑職に甘んじている元敏腕刑事、“おみやさん”こと鳥居勘三郎(渡瀬恒彦)が、“迷宮入り(おみやいり)”とよばれる過去の未解決事件を解明していくミステリードラマ『おみやさん』。
そんな『おみやさん』の、2年ぶりの新作が土曜ワイド劇場で放送決定! 今作では、おみやさんが所轄署から京都府警本部に異動。前シリーズからの時間の流れは継続しながらも、おみやさんの新たな出会いと事件を描いていきます。
『おみやさん』がほかの刑事ドラマと異なる最大の特色は、過去の未解決事件を、古い“捜査資料”から解き明かしていく、という点。捜査資料の全てを記憶している主人公が、現在起きた事件からいち早く過去の迷宮入り事件との共通点を見出し、独自の視点で事件を解決に導いていきます。そして、その奥にある凍りついていた事件関係者の心をも溶かしていく…そんなヒューマンドラマとしての魅力は今作も健在です!

■新パートナーは、貫地谷しほり!かつての師弟コンビ・渡瀬×貫地谷8年ぶり共演!
今作では、府警本部という新たな職場で物語がはじまっていくのに伴い、キャストも一新。
新たにおみやさんとコンビを組むのは、連続テレビ小説『ちりとてちん』(NHK/2007年10月~2008年3月)で渡瀬と共演した、貫地谷しほり。落語家の師匠と弟子を演じたその際、貫地谷を「弟子というよりライバル」と評していた渡瀬。貫地谷は、渡瀬との共演はおよそ8年ぶりだが、信頼の絆で固く結ばれた2人は、今回も絶妙なコンビネーションを発揮します。 そのほか、東ちづる、多岐川裕美、石橋蓮司ら豪華キャストが大集結! 「赤いスカーフ」という共通点をきっかけに、1969年に起きた殺人事件と2016年の現在の殺人事件が徐々に交錯していき、その裏にある母子の愛憎まで浮かび上がる『おみやさん』ならではの世界を、充実の俳優陣がじっくりと紡いでいきます。

あらすじ
京都市内の路地裏でフリーライター・江藤竜三(深水三章)が刺殺される事件が起き、京都府警捜査一課は騒然。そこへ、新設された“刑事企画課資料係”の係長として鳥居勘三郎(渡瀬恒彦)が赴任してきた。当分の間、一課内のスペースに間借りする身となった鳥居は、遺体の上着から半分に裂かれた赤いスカーフが出てきたという捜査情報を漏れ聞いて、引っかかる。

実は、過去に同じように、遺体から半分に裂かれた赤いスカーフが見つかった事件が起きていたのだ。それは1969年、京都市内の山林で、料亭の仲居・足立タエ子(河合美智子)の刺殺死体が発見された未解決事件で、彼女は終戦直後の神戸で進駐軍相手に“夜の女”として生きていた悲しい過去があり、仕事仲間やアメリカ兵の間では“赤いスカーフのリリー”とよばれていたという。

1969年の事件と今回の事件のスカーフは、もしや同じものでは…!? そう考えた鳥居は、自分のお目付け役を命じられた神尾ちず(貫地谷しほり)と共に、元刑事・平松勝己(石橋蓮司)のもとを訪ねる。すでに退職し、僧侶となっていた平松は犯人逮捕に至らなかった罪悪感から、タエ子の遺品をずっと保管してきたという。だが、2つのスカーフを鑑定したところ、まったく別のものであることが判明。捜査一課の面々は、半世紀近くも前の事件にこだわっていた鳥居に呆れ顔を見せる。

そんな中、殺される3日前、江藤が繁華街で名門女子高に通う岡本エリカ(荒川ちか)にしつこくからんでいたという目撃情報が浮上し、鳥居とちずはエリカの母・岡本佐知代(東ちづる)を訪ねる。佐知代は老舗の宿“上鴨旅館”の女将で、多忙のためエリカが最近学校を休みがちなことにも気づいていなかった。鳥居は、秋の草花をふんだんに飾ってある旅館の中で、なぜか紅葉だけが装飾に使われていないことに違和感を覚えるが…!?

その矢先、殺された江藤が、大手ホテルチェーン“ミリアンホテル”の元名誉会長・小笠原歌子(多岐川裕美)と親しかったことがわかる。恐喝の前科もあるならず者の江藤と、“ホテル界の女帝”の異名を持つ歌子の間に何があったのか、鳥居はいぶかしむが…!?

その後、新たな殺人事件が発生! 鳥居が何者かに襲われる事態も起き、事件はさらに複雑に絡み合っていき…!?
★★★

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